JPH0413199B2 - - Google Patents

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JPH0413199B2
JPH0413199B2 JP60269826A JP26982685A JPH0413199B2 JP H0413199 B2 JPH0413199 B2 JP H0413199B2 JP 60269826 A JP60269826 A JP 60269826A JP 26982685 A JP26982685 A JP 26982685A JP H0413199 B2 JPH0413199 B2 JP H0413199B2
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Nobutaka Miura
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、小型船舶、中型船舶等を海上や水上
で浮揚状態に係留、保管する架台に関する。
(ロ) 従来の技術 近年、あらゆるレジヤー指向の活発化とともに
海洋レジヤー産業も益々充実しつつあり小型船舶
も急激に増加の傾向がみられる。
しかし、これら船舶の維持、保管のための対策
等は何ら進展がみられず、マリン基地などの充足
度はきわめて低く、やむなく海上係留のまま保管
されている小型船舶が数多くみられる。この場
合、船が海中にあるため、経時的にやつかいな貝
藻類が付着し、長期間その状態を放置する時は、
ついに走航不能の状態になる事は周知の通りであ
る。
古くから、これらの対策として、定期的に船体
を陸上に揚げ、多大の労力、費用をかけて貝藻類
をかき落とし、毒性の強い防汚塗料の塗装を施し
て当分の間の防汚効果を図り、また貝殻等がその
後付着した場合は、再度上記作業を繰り返すこと
におつて船体の保全を図つている。
しかし、経時的に繰り返されるこれらの対策費
用は、塗り替え前の走航不良による燃料消費量の
増大などを併せ考えると、省資源的にも莫大な損
失と言わざるをえない。
そこで、本出願人は、先に、特開昭60−12392
号公報において、イ)水上に常時浮遊可能な浮体
と、ロ)上面に船体支持部を有する船体支持架台
と、ハ)同浮体より船体支持架台を昇降自在に支
持し、船体支持架台を係留保管位置と進水位置と
にもたらす架台昇降装置とからなる架台昇降式浮
船台を開示した。
(ハ) 発明が解決しようとする課題 しかし、かかる架台昇降式浮船台は未だ以下の
解決すべき課題を有していた。
即ち、かかる架台昇降式浮船台において、船体
支持架台の昇降は、専ら、浮体内に配設した架台
昇降装置によつて索具を上下方向に牽引すること
によつてよつて行われる。
しかして、係留保管動作とともに浮体が水中に
しずみ、浮体内部に海水が侵入し、架台昇降装置
の腐食を促進することになつていた。
また、船体支持架台は浮体に索具やラツク等に
よつて自由揺動状態に吊支されているのみである
ため、その昇降動作が不安定なものとなり、波浪
が高い場合等には、船体支持架台が浮体に衝突
し、浮体を破損したり、ラツクを折損する等の事
故を生じていた。本発明は、上記問題点を解決す
ることができる小型船舶等用架台を提供すること
を目的とする。
(ニ) 問題点を解決するための課題 本発明は、水面上に平行間隔を開けて設置し、
水面上に浮遊可能な浮体からなる一対の長尺の船
舶支持浮体から形成されるフロートと、船舶支持
浮体間に形成した船舶係留空間内に、船舶上架位
置と船舶下架位置との間で、回転・昇降自在に配
設した船舶昇降支持台と、船舶支持浮体の上面に
載置し、船舶昇降支持台を船舶上架位置と船舶下
架位置との間で、回転・昇降可能な駆動機構から
なり、 同船舶昇降支持台を、船舶支持浮体の前後端間
に、それぞれ横架した前後船舶載置用水平部材
と、前後船舶載置用水平部材の両端から上方に伸
延する垂直部材と、前後船舶載置用水平部材の垂
直部材の中途部を、船舶支持浮体の前後内側側面
の上部に、それぞれ、前後方向に回動自在に枢支
する枢支軸とからなるU字状の前後クランク軸
と、前後船舶載置用水平部材間に長手方向に配設
し、その両端を、それぞれ、前後船舶載置用水平
部材に回転自在に載置・係合した連結部材と、同
連結部材の前後端の上面に設けた受座と、前後ク
ランク軸の垂直部材の上端同士を枢支連結する連
結部材とから構成し、さらに、駆動機構を、船舶
支持浮体の上面に取付け、かつ、船舶昇降支持台
の前後両側に設けた枢支軸と連動連結したことを
特徴とする小型船舶用架台に係るものである。
(ホ) 作用及び効果 上記構成としたことにより、本発明は、以下の
効果を奏する。
船舶昇降支持台を、フロートに対して、回転
によつて相対的に昇降させるようにしたので、
駆動機構を船舶支持浮体の上面に載置すること
ができ、浮体からなる船舶支持浮体が水中に没
しても、可及的に駆動機構への浸水を防ぎ、海
水等による腐食を防止することができる。
船舶昇降支持台は、その前後左右の4隅部を
剛性体である垂直部材と枢支軸との組合せから
なる前後クランク軸によつて船舶支持浮体に連
結されているので、小型船舶用架台は全体とし
て十分な剛性を確保することができる。特に、
波浪時において、船舶昇降支持台は船舶支持浮
体と一体的に前後左右方向に移動するので、船
舶昇降支持台と船舶支持浮体との衝突事故を確
実に防止するとができ、船舶昇降支持台と船舶
支持浮体の破損事故を確実に防止することがで
きる。
(ヘ) 実施例 以下、添付図に示す実施例に基づいて、本発明
を具体的に説明する。
第1図に本発明に係る小型船舶等用架台の全体
構成が示されており、同架台は、水面上に平行間
隔を開けて設置し、水面上に浮遊可能な浮体から
なる一対の長尺の船舶支持浮体11,11から形
成されるフロート10と、船舶支持浮体11,1
1間に形成した船舶係留空間A内に、船舶上架位
置と船舶下架位置との間で、回転・昇降自在に配
設した船舶受台16と、船舶支持浮体11,11
の上面に載置し、船舶受台16を船舶上架位置と
船舶下架位置との間で、回転・昇降可能な駆動機
構とから構成されている。
まず、フロート10を形成する各船舶支持用部
材11について説明すると、同部材11は矩形断
面の長尺体として示されており、後述するよう
に、浮体から形成されている。
また船舶支持用部材11,11間には船舶係留
空間Aが形成されており、同空間A内に小型船舶
等Bが第8図に示すように係留される。
次に本発明の要旨をなす、クランク軸を具備す
る船舶昇降支持台Cの構成について説明する。
第1図及び第2図において、12は上記船舶係
留空間A内の前後方位置に配設した2本のクラン
ク軸であり、各クランク軸12は、両船舶支持用
部材11,11間を横架する方向に伸延する船舶
載置用水平部材13と、同水平部材13の両端に
下端を回動自在に連結した一対の垂直部材14,
14と、同垂直部材14,14の上部に連結した
枢支軸15,15とから構成されている。
そして、枢支軸15,15は船舶支持浮体1
1,11の前後部の内側側壁に回動自在に枢支さ
れる。
また、第6図及び第7図に示すように、両クラ
ンク軸12,12の船舶載置用水平部材13,1
3には船舶受台16が載置されている。
本実施例において、かかる船舶受台16は、各
水平部材13,13の上面に取付け、小型船舶等
Bの船底の前後部を保持する受座17,17と、
同受座17,17同士を連結する連結部材18に
よつて構成されている。
なお、第6図及び第7図に示すように、受座1
7は、その底面に一対の脚部19,19を固着し
ており、両脚部19,19間に船舶載置用水平部
材13を挿入可能とすることによつて、クランク
軸12,12に船舶受台16を着脱自在かつ相対
回転自在に取付けることができる。
さらに、2本のクランク軸12,12間には、
第1図に示すように、両者を同期して回動させる
ための連動機構が介設されている。
かかる連動機構は、各クランク軸12,12の
一側垂直部材14,14の上部に傾斜アーム2
0,20を連設し、同傾斜アーム20,20の上
端同士を、連結部材21によつて相互に連結し、
同連結部材21と、クランク軸14,14の傾斜
アーム20,20と、同垂直部材14,14を枢
支する船舶支持浮体11とによつて四節回転連鎖
機構を構成することによつて構成している。
なお、かかる四節回転連鎖機構は、第1図から
明らかなように、上記した船舶受台16の一部を
構成する連結部材18と、各クランク軸12,1
2の垂直部材14,14と、同垂直部材14,1
4を枢支する船舶支持浮体11とによつても形成
することができる。
かかる構成によつて、一側クランク軸12を枢
支軸15,15を回動中心として長手方向に回動
すると、上記四節回転連鎖機構によつて、他側ク
ランク軸12も連動して回動することができる。
なお、上記移動において、クランク軸12が上
下動するとき船舶受台16の受座17は、第7図
に示すように、水平部材13に対して摺動可能な
ので、船舶受台16は、クランク軸12の動きに
順応して水平上下に円滑に移動することができ
る。
従つて、クランク軸12,12の船舶載置用水
平部材13,13に設けた船舶受台16に載置し
た小型船舶等Bを、その水平状態を保持しなが
ら、第2図及び第3図に示す船舶下架位置から第
4図に示す船舶上架位置まで確実に移動すること
ができる。
また、クランク軸12,12の回動方向を逆に
することによつて、小型船舶等Bを上架位置から
下架位置に移動することができる。
ついで、上記クランク軸12,12を船舶上架
位置と船舶下架位置間で回動させる駆動機構につ
いて説明する。
かかる駆動機構としては、各種形態が考えられ
るが、本実施例では、第1図及び第2図に示すよ
うに、一側クランク軸12の一側垂直部材14の
枢支軸15と対応する位置において、上方に凸の
屈曲アーム23を船舶支持浮体11の上面に配設
し、同屈曲アーム23の一端を同船舶支持浮体1
1に枢支するとともに、同屈曲アーム23の他端
を、連結ロツド24によつて、枢支軸15の下方
であつて垂直部材14の側面に突設したブラケツ
ト25の先端と連結し、さらに、屈曲アーム23
の湾曲した懐部分には油圧シリンダ26を配設す
ることによつて構成している。
なお、同油圧シリンダ26には、油圧ホース2
7及び油圧ポンプを介して船舶支持浮体11、或
いは、小型船舶Bに内臓した油圧装置から圧油が
供給される。
かかる構成によつて、油圧シリンダ26を駆動
すると、屈曲アーム23は実線で示す位置から点
線で示す位置まで回転し、同回転によつて、クラ
ンク軸12も実線で示す位置(船舶下架位置)か
ら点線で示す位置(船舶上架位置)まで移動する
ことなる。
また、クランク軸12の駆動機構の他の実施例
を第3図に示す。
これは、クランク軸12の枢支軸15の上部を
なす位置において、船舶支持浮体11に、船上か
ら操作可能な高さに支柱30を設け、同支柱30
に油圧シリンダ31を立設し、逆L字形ロツド3
2の上部水平部を油圧シリンダ31の伸縮ロツド
31aに連結するとともに、同逆L字形ロツド3
2の垂直部の下端を、チエーン33によつて、枢
支軸15の下方であつて垂直部材14の側面に突
設したブラケツト25の先端と連結することによ
つて構成している。
なお、図示しないが、駆動機構としては、以上
の他に、ごく一般的に用いる油圧や電動等による
産業用クレーンを小型化したものを用いることが
できる。
また、第1図に示す実施例におけるその他の構
成要素について説明すると、40は各クランク軸1
2の垂直部材14の下部に設けたストツパ挿入用
孔であり、同ストツパ挿入用孔40は、クランク
軸12が船舶上架位置まで回転すると、船舶支持
用部材11の内側側壁に設けたストツパ挿入用孔
41と整合する。そのため、同整合位置において
両孔40,41にストツパを挿通することによつ
て、クランク軸12及び船舶受台16を安全かつ
確実に上架位置に保持することができ、その後、
必要に応じて、駆動機構の作動を解除することが
できる。
なお、ストツパ挿通孔41を多段式にすれば上
架角度の任意性を得ることもできる(図示せず)。
またクランク軸12の上架位置での固定保持手段
としては、他の周知の手段を用いることができ
る。
ついで、上記構成を有する小型船舶用架台の使
用方法について、特に第4図及び第5図を参照し
て具体的に説明する。
まず、小型船舶Bを上架するには、小型船舶B
の重心位置と、クランク軸12の回動による小型
船舶Bの重心と架台の重心位置の移動をあらかじ
めテストして、最終的な重心合致点を確認し目印
などを付けておき、それにより合致した時点で牽
具等により船を固定する。
次ぎに先述の油圧機構を操作する事により小型
船舶Bの船体を徐々に持ち上げ、クランク軸12
が略水平に上昇した最終時点でストツパをストツ
パ挿入孔40,41に挿入し、油圧駆動を解除す
る事により船体の上架が完了し、船体、浮体を固
定し水上保管の状態となる。
なお、上架作業時の為に船底、荷受部分や浮体
の適当な部分に船体誘導用のステーや牽具等を適
宜つけておくと便利である(図示せず)。
下架進水する場合は、駆動機構を若干入力し、
ストツパをストツパ挿入孔40,41から抜き出
し、上架作業時とは逆にクランク軸12を徐々に
降下させ、船底受座17,17から船底を離れた
時点で小型船舶Bは進水した状態となる。
なお、上架の際は、或る程度フロート10を形
成する船舶支持浮体11,11が沈下し、下架の
際は、同じく上昇するが、船舶架台16の適応荷
重の範囲内で使用する限り水没や急激な傾斜等を
行う事はなくきわめて安全な操作が可能である。
また、船舶支持浮体11,11として浮体を使
用した船舶架台として使用する時は、船の水上保
管目的のみの使用が可能であるが、船の上下架時
を問わず基台上面は常に水面上にあるため、港、
船留り、河川などの岸辺で使用する時は充分な浮
力を持たせた陸上との通路をつけることによつて
余分な面を他船が係留したり、船架台としての目
的の他に桟橋としても兼用することが出来、狭い
水面のスペースをきわめて有効に使用することが
可能である。
このように、本実施例では、船舶昇降支持台C
を、フロート10に対して、回転によつて相対的
に昇降させるようにしたので、駆動機構を船舶支
持浮体11,11の上面に載置することができ、
浮体からなる船舶支持浮体11,11が水中に没
しても、可及的に駆動機構への浸水を防ぎ、海水
等による腐食を防止することができる。
また、船舶昇降支持台Cは、その前後左右の4
隅部を剛性体である垂直部材14,14,14,
14と枢支軸15,15,15,15との組合せ
からなる前後クランク軸12,12によつて船舶
支持浮体11,11に連結されているので、小型
船舶用架台は全体として十分な剛性を確保するこ
とができる。特に、波浪時において、船舶昇降支
持台Cは船舶支持浮体11,11と一体的に前後
左右方向に移動するので、船舶昇降支持台Cと船
舶支持浮体11,11との衝突事故を確実に防止
して、船舶昇降支持台Cと船舶支持浮体11,1
1等の破損事故を確実に防止することができる。
以上本発明を図示の実施例に基づいて説明して
きたが、本発明の各構成要素については、さらに
以下の変容例が考えられる。
(フロート10の構造について) 船舶支持浮体11,11は浮体構造としてお
り、その場合は、材質は金属、F.R.P等とし、
かつ頑丈な完全水密構造とするのが好ましい。
さらに、浮体は、内部を単に空洞とせず、外
殻を薄くして発泡材などを充填する構造とすれ
ば、他物体の衝撃などにより外殻が破損しても
内部に浸水することがないので、沈没などの危
険性がなくきわめて安全かつコスト的にも廉価
に供給し得るものができる。
並設した船舶支持浮体11,11の対応する
一端同士を第8図に示すように横架支持部材5
0によつて連結してコ形形状の構成体とするこ
ともできる。
船舶支持浮体11,11同士を水面下に配設
した横架連結部材によつて連結すれば、さらに
強固な構造とする事ができる。
(駆動機構について) クランク軸12の回動に使用する駆動機構に
おける油圧装置は、手動ないし小能力のモータ
ー油圧駆動とすることができ、きわめて強力、
かつ静かな揚降操作が可能で環境衛生的にも好
ましい操作を行うことができる。即ち、従来こ
の種の機構に必要とされていた原動機、大風
量、風圧を必要とする騒音を伴う高性能の空気
圧縮器等の機器類を必要としない。
クランク軸12の駆動機構としては、油圧に
よらず、牽引用の支柱を新設する等して、傾斜
アーム20、連結部材21、牽具、滑車、ウイ
ンチ等の連係、組み合わせにより牽引してクラ
ンク軸12を回動させる構成とすることもでき
る。
以上の油圧式、ウインチ式の駆動機構は、船
舶が軽荷の場合は、実施例に示すように片側駆
動のみでよいが、重荷の場合は、両方の船舶支
持浮体11に駆動機構を設けるのが好ましい。
またやや大型船で重荷重の場合、駆動機構を両
方の船舶支持浮体11,11の軸受部15,15
にそれぞれ独立に、即ち計4基設けるようにすれ
ば、揚降荷重の1/4の軽荷をそれぞれの駆動機構
が受け持つ様になり小能力の集合油圧制御操作と
することが出来る。この場合は傾斜アーム20、
連結部材21、牽具などの連係具は不要とするこ
とができる。
また、他の実施例としては、第9図に示すよう
に、船舶支持浮体11に支柱42を設け、クラン
ク軸12の両側部に、それぞれ溝車43を設け、
船舶支持用部材11の片方の小支柱44に係止し
た索具45を溝車43を二個経由して支柱42に
設けたチエンブロツク46に連係し、揚降重量の
1/2の軽荷とし、それによる引き、弛みにより、
各クランク軸12にバランス良く、平均的な力の
回動作用を一台の駆動機構によりなさしめ、より
スムースな揚降作用をもたらす構造とすることも
可能である。
なお、チエンブロツク46も、他のウインチ、
クレーン滑車の組合せ、その他の牽引具等出置き
換える事は可能である。
以上の様な場合、可能な範囲でクランク軸垂直
部材14を長くすることにより、その回動角度を
浅くすることができ、牽具45と滑車43とのな
す角の急激な変動によるトラブルをなくし、スム
ーズな牽引・緩みの働きを得ることができるもの
である。
なお、第10図に滑車43の取付状態を示す
が、かかる滑車43の代わり、耐磨耗性、自己潤
滑性の優れたナイロン樹脂等、他の化学物質製品
を非回動状態に取付け、索具45を摺動させるよ
うにすれば、滑車、軸受等が不要となり、耐海水
性、コスト面で極めて有益なものとすることがで
きる。
以上は、比較的軽荷の場合の構造であるが、対
象の船が重荷の場合は、揚降機構を、残る片方の
クランク軸12にも施し、2組の索具を集約して
一基の駆動源とするか、または、それぞれ、独立
した2基の駆動源にして荷重を分散すれば、さら
に無理のない揚降作業が可能となり、かなりの重
量級の船でも、よりスムースに上下架可能とする
ことができるものである。
なお、以上の場合は、傾斜アーム20を不要と
することができる。
(船舶昇降支持台Cの構造について) 船舶昇降支持台Cのの材質としては、木製、
金属製その他材質を問わないが、一般的、平均的
小型船の使用状態からみて、常時、クランク軸1
2が回動することはなく、使用頻度や回動の速度
は共に低く、したがつて摩耗度は低いので、木製
でも充分耐用できるものである。また取り替え、
修理等の際も、金属製より木製の方が対応し易
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る小型船舶等用架台の全体
斜視図、第2図はクランク軸を回動する機構の説
明図、第3図はその変容例の説明図、第4図及び
第5図は上記小型船舶等用架台による上架、下架
作業の説明図、第6図は船舶受台の斜視図、第7
図は第6図−線による断面図、第8図は上記
小型船舶等用架台の使用状態説明図、第9図は他
の実施例の斜視図、第10図はその要部拡大説明
図である。 図中、10……フロート、11……船舶支持浮
体、12……クランク軸、13……船舶載置用水
平部材、14……垂直部材、15……枢支軸、A
……船舶係留空間、B……小型船舶、C……船舶
昇降支持台。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 イ 水面上に平行間隔を開けて設置し、水面
    上に浮遊可能な一対の長尺の船舶支持浮体1
    1,11から形成したフロート10と、 ロ 船舶支持浮体11,11間に形成した船舶係
    留空間A内に、船舶上架位置と船舶下架位置と
    の間で、回転・昇降自在に配設した船舶昇降支
    持台Cと、 ハ 船舶支持浮体11の上面に載置し、船舶昇降
    支持台Cを船舶上架位置と船舶下架位置との間
    で、回転・昇降可能な駆動機構とからなり、 かつ、同船舶昇降支持台Cを、 船舶支持浮体11,11の前後端間に、そ
    れぞれ横架した前後船舶載置用水平部材1
    3,13と、前後船舶載置用水平部材13,
    13の両端から上方に伸延する垂直部材1
    4,14と、前後船舶載置用水平部材13,
    13の垂直部材14,14の中途部を、船舶
    支持浮体11,11の前後内側側面の上部
    に、それぞれ、前後方向に回動自在に枢支す
    る枢支軸15,15とからなるU字状の前後
    クランク軸12と、 前後船舶載置用水平部材13,13間に長
    手方向に配設し、その両端を、それぞれ、前
    後船舶載置用水平部材13,13に回転自在
    に載置・係合した連結部材18と、 同連結部材18の前後端の上面に設けた受
    座17,17と、 前後クランク軸12,12の垂直部材1
    4,14の上端同士を枢支連結する連結部材
    21とから構成し、 さらに、駆動機構を、船舶支持浮体11の上面
    に取付け、かつ、船舶昇降支持台Cの枢支軸15
    と回動連結したことを特徴とする小型船舶用架
    台。 2 フロート10は桟橋を兼用することを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の小型船舶等用架
    台。
JP26982685A 1985-11-29 1985-11-29 小型船舶等用架台 Granted JPS62128896A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26982685A JPS62128896A (ja) 1985-11-29 1985-11-29 小型船舶等用架台

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JP26982685A JPS62128896A (ja) 1985-11-29 1985-11-29 小型船舶等用架台

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Publication Number Publication Date
JPS62128896A JPS62128896A (ja) 1987-06-11
JPH0413199B2 true JPH0413199B2 (ja) 1992-03-06

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ID=17477712

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JP26982685A Granted JPS62128896A (ja) 1985-11-29 1985-11-29 小型船舶等用架台

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JPS58149889A (ja) * 1982-02-27 1983-09-06 Nippon Kokan Kk <Nkk> 海洋構造物の進水装置
JPS6012392A (ja) * 1983-07-01 1985-01-22 Nobutaka Miura 架台昇降式浮船台

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