JPS6012339B2 - 光学活性マンデル酸・フエニルグリシノ−ル塩及びその製造法 - Google Patents
光学活性マンデル酸・フエニルグリシノ−ル塩及びその製造法Info
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- JPS6012339B2 JPS6012339B2 JP9237576A JP9237576A JPS6012339B2 JP S6012339 B2 JPS6012339 B2 JP S6012339B2 JP 9237576 A JP9237576 A JP 9237576A JP 9237576 A JP9237576 A JP 9237576A JP S6012339 B2 JPS6012339 B2 JP S6012339B2
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- mandelic acid
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Description
本発明は光学活性マンデル酸の中間体として有用な新規
光学活性マンデル酸・フヱニルグリシノール塩及びその
製造法に関する。 従来マンデル酸の光学分割に関してはシンコニン(Ch
em、茂て、16、1573)、ブルシン(Chem、
技r、38 813)、キニン、キニジン、モルフイン
(J.Chem.Sの.、7隻965、9斑)などのア
ルカロイドによる方法及び光学活性Q−フェネチルアミ
ン(J.Prakt.Chem.
光学活性マンデル酸・フヱニルグリシノール塩及びその
製造法に関する。 従来マンデル酸の光学分割に関してはシンコニン(Ch
em、茂て、16、1573)、ブルシン(Chem、
技r、38 813)、キニン、キニジン、モルフイン
(J.Chem.Sの.、7隻965、9斑)などのア
ルカロイドによる方法及び光学活性Q−フェネチルアミ
ン(J.Prakt.Chem.
〔0〕84、744;
J.Am.Chem.SM.、55 411(1坊8)
による方法など多くの方法が知られている。 しかし、分割剤として前者のようなアルカロイドを使用
する場合は分割剤が高価であると共に大量に入手し難い
欠点があり、また後者のQーフェネチルアミンを使用す
る場合、分割した目的物の光学純度が低いため再結晶を
繰り返す必要があり、また収率も低いなどの欠点があっ
て双方とも大量生産には適さない。本発明者らは上述の
ような欠点を有しないマンデル酸の分割剤について種々
検討した結果大量に入手できる光学活性フェニルグリシ
ノールを分割剤とし、これをマンデル酸と反応させ、生
成したジアステレオアィソマ一をその溶解度差を利用し
て分割するときは高収率、高純度で目的とする光学活性
マンデル酸・フェニルグリシノール塩が得られることを
見出した。 本発明は以上の知見に基づいて完成されたものである。 本発明のマンデル酸・フェニルグリシノール塩の各種ジ
アステレオアィソマ−の融点、比旋光度、溶解度を示せ
ば表1の如くである。表1 表中、比旋光度はメタノール中濃度1多‐で測定したも
のであり、溶解度は25qoにおけるメチルエチルケト
ン100のこ対する各ジアステレオアィソマ一の夕数を
示す。 本発明の製造法は適当な溶媒中DL−マンデル酸に光学
活性フェニルグリシノールを作用させて、ジアステレオ
アィソマ一を生成させ、その後その溶液を冷却するか、
または必要に応じて濃縮するか、あるいは溶解度を減少
させる溶媒を追加するなどにより鍵溶性のジアステレオ
アィソマ−を選択的に晶折させ、固液を分離させること
によって行われる。 この際光学活性フェニルグリシノールとしてL体を使用
すれば、Lーマンデル酸の塩が、D−体を使用すればD
ーマンデル酸の塩が鍵溶性ジアステレオアィソマ一とし
て晶析してくる。 晶折に際しては特に種を加える必要はないが、晶析をす
みやかにするため灘溶一性ジアステレオアィソマ一の微
豊を種として加えてもよい。 被分割物質であるマンデル酸はD−体及びL−体の等量
混合物であっても、また、いずれか一方の光学活性体が
対掌体に対して等量以上含まれているものでもよい。 使用する溶媒としては磯溶性及び易溶性ジアステレオア
ィソマ‐が室温ないし沸点の間で熔解し冷却、濃縮ある
いは他の溶媒の添加によって灘溶性ジアステレオアィソ
マ一が析出する溶媒であれば特に制限はないが、メチル
エチルケトン、アセトンのようなケトン類、酢酸エチル
、酢酸メチルのようなェステル類が好ましい。 また晶析温度は使用する溶媒の沸点以下であれば特に制
限はないが、0℃ないし50q0の範囲が好ましい。 使用する分割剤の量はDL−マンデル酸に対して0.4
〜1.5当量、好ましくは0.5〜1.0当量使用する
のがよい。 このようにして得られたジアステレオアィソマ一は常法
により例えば稀塩酸および有機溶媒中でよく振蓋し、有
機溶媒層を分離して、水洗し、無水硫酸ナトリウムなど
で脱水し、溶媒を蟹去すると光学活性マンデル酸を回収
することができる。 また塩酸溶液はアルカリを用いてアルカリ性として、有
機溶媒で抽出し、食塩水で洗総し、無水硫酸ナトリウム
などで脱水し、溶媒を留去するとフェニルグリシノール
を回収することができる。このようにして製造した光学
活性マンデル酸のうち○一体はセフアマンドールなどの
8ーラクタム系抗生物質の原料として有用である。なお
本発明に使用する光学活性フェニルグリシノールは8−
ラクタム系抗生物質の原料として有用なD−又はLーフ
ェニルグリシンを直接あるいはそのヱステルを還元する
ことによって、または、dl−フヱニルグリシノールを
大量にかつ極めて安価に入手できる天然型のL−酒石酸
で分割することによって、簡単に製造することができる
。 以下実施例において本発明をより具体的に説明する。実
施例 1 DL−マンデル酸6.16夕(0.0405hol)及
びD−フエニルグリシノール5.55夕(0.0405
hol)をメチルエチルケトン40奴に加熱して溶かし
、室温に戻して、D−マンデル酸・D−フェニルグリシ
/ール塩の徴量を種として加え、そのまま室温で2時間
放置し、析出した結晶を炉取し、少量のメチルエチルケ
トンで洗糠し、乾燥すると光学純度92.4%(〔Q〕
客=一63.00(C=1、メタノール)〕の粗D−マ
ンデル酸・D−フェニルグリシノール塩4.51夕(収
率77.0%)が得られる。 この粗結晶4.41夕をメチルエチルケトン20机とで
再結晶すると光学純度99.0%〔〔Q〕色8=−67
.50(C=1・メタノール)〕のD−マンデル酸・D
−フェニルグリシノール塩3.83夕(再結晶収率86
.8%)が得られる。 融点 137−138q0元素分析(C,ぷ,ぶ04と
して) C% H% N% 実測値 66.20 6.72 4.斑 計算値 66.42 6.62 4.84なお上記のよ
うにして得られたD−マンデル酸・D一フェニルグリシ
ノール塩3.73夕を、N塩酸20の‘と酢酸エチル2
0泌に溶かし酢酸エチル層を食塩水で洗膝し、無水硫酸
ナトリウムで脱水し酢酸エチルを留去すると、光学純度
97.2%〔〔q〕客=−151.6o(C=1、水)
〕のD−マンデル酸1.81夕(Dーマンデル酸・D−
フェニルグリシノール塩からの収率92.2%)が得ら
れる。 また塩酸溶液に洲苛性ソーダ溶液を加えて、アルカリ性
とし、食塩を加えて、酢酸エチル20の【で2回抽出し
、その後酢酸エチル層を合し食塩水で洗練し、無水流酸
ナトリウムで脱水し、酢酸エチルを蟹去すると、Dーフ
ェニルグリシ/−ル1.42夕(回収率80.4%)が
回収される。実施例 2DL−マンデル酸1.06夕(
0.007mol)及びD−フェニルグリシノール0.
96夕(0.007mol)を酢酸エチル200のとに
加熱して溶かし、室温に戻して、Dーマンデル酸・D−
フェニルグリシノール塩の徴量を種として加え、そのま
ま室温で2時間放置し析出した結晶を炉取し、少量の酢
酸エチルで洗液し、乾燥すると、光学純度87.8%〔
(Q〕答=一59.9o(C=1、メタノール)〕の粗
D−マンデル酸・D−フェニルグリシノール塩0.74
#(収.率73.3%)が得られる。 この粗結晶0.64夕を酢酸エチル30の【から再結晶
すると光学純度聡.0%〔〔Q〕も7−66.が C=
1、メタ/ール〕のDーマンデル酸・D−フェニルグリ
シノール塩0.59夕(再結晶収率92.2%)が得ら
れる。 実施例 3 DL−マンデル酸3.32夕(0.0219hol)及
びL−フェニルグリシ/‐ル3,00夕(0.021蝿
ol)をメチルエチルケトン15のZに加熱して溶かし
、室温に戻して、Lーマンデル酸・L−フェニルグリシ
ノール塩の微量を蟹として加え、そのまま室温に1時間
放置し、析出した結晶を炉取し、少量のメチルエチルケ
トンで洗膝し乾燥すると光学純度90.5〔〔Q〕客=
十61.7(C=1、メタノール)〕の粗L−マンデル
酸・L−フェニルグリシノール塩2.47夕(収率78
.2%)が得られる。 この粗結晶2.30夕をメチルエチルケトン24の【か
ら再結晶すると光学純度97.4%〔(Q〕色5=十6
6.4o(C=1、メタノール)〕のL−マンデル酸・
L−フェニルグリシノール塩2.03夕(再結晶収率8
8.3%)が得られる。融点 137一触子○ 元素分析(C,沢,ぶ04として) C% H% N% 実測値 66.63 6総 4.67 計算値 66.42 6.62 4.84実施例 4 DL−マンデル酸6.68夕(0.0438hol)及
びD−フエニルグリシ/−ル3.00夕(0.021靴
ol)をメチルエチルケトン12の‘に加熱溶解し、室
温に戻して、D−マンデル酸・Dフェニルグリシノール
塩の徴量を種として加え、0一5℃で2日間放置し、析
出した結晶を炉取し、少量のメチルエチルケトンで洗練
し、乾燥すると、光学純度84.9%〔〔Q〕宵=−5
7.9o(C=1、メタノール)〕の粗D−マンデル酸
・D−フェニルグリシノール塩4.21夕(収率66.
4%)が得られる。
J.Am.Chem.SM.、55 411(1坊8)
による方法など多くの方法が知られている。 しかし、分割剤として前者のようなアルカロイドを使用
する場合は分割剤が高価であると共に大量に入手し難い
欠点があり、また後者のQーフェネチルアミンを使用す
る場合、分割した目的物の光学純度が低いため再結晶を
繰り返す必要があり、また収率も低いなどの欠点があっ
て双方とも大量生産には適さない。本発明者らは上述の
ような欠点を有しないマンデル酸の分割剤について種々
検討した結果大量に入手できる光学活性フェニルグリシ
ノールを分割剤とし、これをマンデル酸と反応させ、生
成したジアステレオアィソマ一をその溶解度差を利用し
て分割するときは高収率、高純度で目的とする光学活性
マンデル酸・フェニルグリシノール塩が得られることを
見出した。 本発明は以上の知見に基づいて完成されたものである。 本発明のマンデル酸・フェニルグリシノール塩の各種ジ
アステレオアィソマ−の融点、比旋光度、溶解度を示せ
ば表1の如くである。表1 表中、比旋光度はメタノール中濃度1多‐で測定したも
のであり、溶解度は25qoにおけるメチルエチルケト
ン100のこ対する各ジアステレオアィソマ一の夕数を
示す。 本発明の製造法は適当な溶媒中DL−マンデル酸に光学
活性フェニルグリシノールを作用させて、ジアステレオ
アィソマ一を生成させ、その後その溶液を冷却するか、
または必要に応じて濃縮するか、あるいは溶解度を減少
させる溶媒を追加するなどにより鍵溶性のジアステレオ
アィソマ−を選択的に晶折させ、固液を分離させること
によって行われる。 この際光学活性フェニルグリシノールとしてL体を使用
すれば、Lーマンデル酸の塩が、D−体を使用すればD
ーマンデル酸の塩が鍵溶性ジアステレオアィソマ一とし
て晶析してくる。 晶折に際しては特に種を加える必要はないが、晶析をす
みやかにするため灘溶一性ジアステレオアィソマ一の微
豊を種として加えてもよい。 被分割物質であるマンデル酸はD−体及びL−体の等量
混合物であっても、また、いずれか一方の光学活性体が
対掌体に対して等量以上含まれているものでもよい。 使用する溶媒としては磯溶性及び易溶性ジアステレオア
ィソマ‐が室温ないし沸点の間で熔解し冷却、濃縮ある
いは他の溶媒の添加によって灘溶性ジアステレオアィソ
マ一が析出する溶媒であれば特に制限はないが、メチル
エチルケトン、アセトンのようなケトン類、酢酸エチル
、酢酸メチルのようなェステル類が好ましい。 また晶析温度は使用する溶媒の沸点以下であれば特に制
限はないが、0℃ないし50q0の範囲が好ましい。 使用する分割剤の量はDL−マンデル酸に対して0.4
〜1.5当量、好ましくは0.5〜1.0当量使用する
のがよい。 このようにして得られたジアステレオアィソマ一は常法
により例えば稀塩酸および有機溶媒中でよく振蓋し、有
機溶媒層を分離して、水洗し、無水硫酸ナトリウムなど
で脱水し、溶媒を蟹去すると光学活性マンデル酸を回収
することができる。 また塩酸溶液はアルカリを用いてアルカリ性として、有
機溶媒で抽出し、食塩水で洗総し、無水硫酸ナトリウム
などで脱水し、溶媒を留去するとフェニルグリシノール
を回収することができる。このようにして製造した光学
活性マンデル酸のうち○一体はセフアマンドールなどの
8ーラクタム系抗生物質の原料として有用である。なお
本発明に使用する光学活性フェニルグリシノールは8−
ラクタム系抗生物質の原料として有用なD−又はLーフ
ェニルグリシンを直接あるいはそのヱステルを還元する
ことによって、または、dl−フヱニルグリシノールを
大量にかつ極めて安価に入手できる天然型のL−酒石酸
で分割することによって、簡単に製造することができる
。 以下実施例において本発明をより具体的に説明する。実
施例 1 DL−マンデル酸6.16夕(0.0405hol)及
びD−フエニルグリシノール5.55夕(0.0405
hol)をメチルエチルケトン40奴に加熱して溶かし
、室温に戻して、D−マンデル酸・D−フェニルグリシ
/ール塩の徴量を種として加え、そのまま室温で2時間
放置し、析出した結晶を炉取し、少量のメチルエチルケ
トンで洗糠し、乾燥すると光学純度92.4%(〔Q〕
客=一63.00(C=1、メタノール)〕の粗D−マ
ンデル酸・D−フェニルグリシノール塩4.51夕(収
率77.0%)が得られる。 この粗結晶4.41夕をメチルエチルケトン20机とで
再結晶すると光学純度99.0%〔〔Q〕色8=−67
.50(C=1・メタノール)〕のD−マンデル酸・D
−フェニルグリシノール塩3.83夕(再結晶収率86
.8%)が得られる。 融点 137−138q0元素分析(C,ぷ,ぶ04と
して) C% H% N% 実測値 66.20 6.72 4.斑 計算値 66.42 6.62 4.84なお上記のよ
うにして得られたD−マンデル酸・D一フェニルグリシ
ノール塩3.73夕を、N塩酸20の‘と酢酸エチル2
0泌に溶かし酢酸エチル層を食塩水で洗膝し、無水硫酸
ナトリウムで脱水し酢酸エチルを留去すると、光学純度
97.2%〔〔q〕客=−151.6o(C=1、水)
〕のD−マンデル酸1.81夕(Dーマンデル酸・D−
フェニルグリシノール塩からの収率92.2%)が得ら
れる。 また塩酸溶液に洲苛性ソーダ溶液を加えて、アルカリ性
とし、食塩を加えて、酢酸エチル20の【で2回抽出し
、その後酢酸エチル層を合し食塩水で洗練し、無水流酸
ナトリウムで脱水し、酢酸エチルを蟹去すると、Dーフ
ェニルグリシ/−ル1.42夕(回収率80.4%)が
回収される。実施例 2DL−マンデル酸1.06夕(
0.007mol)及びD−フェニルグリシノール0.
96夕(0.007mol)を酢酸エチル200のとに
加熱して溶かし、室温に戻して、Dーマンデル酸・D−
フェニルグリシノール塩の徴量を種として加え、そのま
ま室温で2時間放置し析出した結晶を炉取し、少量の酢
酸エチルで洗液し、乾燥すると、光学純度87.8%〔
(Q〕答=一59.9o(C=1、メタノール)〕の粗
D−マンデル酸・D−フェニルグリシノール塩0.74
#(収.率73.3%)が得られる。 この粗結晶0.64夕を酢酸エチル30の【から再結晶
すると光学純度聡.0%〔〔Q〕も7−66.が C=
1、メタ/ール〕のDーマンデル酸・D−フェニルグリ
シノール塩0.59夕(再結晶収率92.2%)が得ら
れる。 実施例 3 DL−マンデル酸3.32夕(0.0219hol)及
びL−フェニルグリシ/‐ル3,00夕(0.021蝿
ol)をメチルエチルケトン15のZに加熱して溶かし
、室温に戻して、Lーマンデル酸・L−フェニルグリシ
ノール塩の微量を蟹として加え、そのまま室温に1時間
放置し、析出した結晶を炉取し、少量のメチルエチルケ
トンで洗膝し乾燥すると光学純度90.5〔〔Q〕客=
十61.7(C=1、メタノール)〕の粗L−マンデル
酸・L−フェニルグリシノール塩2.47夕(収率78
.2%)が得られる。 この粗結晶2.30夕をメチルエチルケトン24の【か
ら再結晶すると光学純度97.4%〔(Q〕色5=十6
6.4o(C=1、メタノール)〕のL−マンデル酸・
L−フェニルグリシノール塩2.03夕(再結晶収率8
8.3%)が得られる。融点 137一触子○ 元素分析(C,沢,ぶ04として) C% H% N% 実測値 66.63 6総 4.67 計算値 66.42 6.62 4.84実施例 4 DL−マンデル酸6.68夕(0.0438hol)及
びD−フエニルグリシ/−ル3.00夕(0.021靴
ol)をメチルエチルケトン12の‘に加熱溶解し、室
温に戻して、D−マンデル酸・Dフェニルグリシノール
塩の徴量を種として加え、0一5℃で2日間放置し、析
出した結晶を炉取し、少量のメチルエチルケトンで洗練
し、乾燥すると、光学純度84.9%〔〔Q〕宵=−5
7.9o(C=1、メタノール)〕の粗D−マンデル酸
・D−フェニルグリシノール塩4.21夕(収率66.
4%)が得られる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で表わされる光学活性マンデル酸・フエニルグリシノー
ル塩。 2 DL−マンデル酸と光学活性フエニルグリシノール
とを有機溶媒中で反応させ生成したジアステレオアイソ
マーをその溶解度の差を利用して分割することを特徴と
する光学活性マンデル酸・フエニルグリシノール塩の製
造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9237576A JPS6012339B2 (ja) | 1976-08-04 | 1976-08-04 | 光学活性マンデル酸・フエニルグリシノ−ル塩及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9237576A JPS6012339B2 (ja) | 1976-08-04 | 1976-08-04 | 光学活性マンデル酸・フエニルグリシノ−ル塩及びその製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5318529A JPS5318529A (en) | 1978-02-20 |
JPS6012339B2 true JPS6012339B2 (ja) | 1985-04-01 |
Family
ID=14052668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9237576A Expired JPS6012339B2 (ja) | 1976-08-04 | 1976-08-04 | 光学活性マンデル酸・フエニルグリシノ−ル塩及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6012339B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55115846A (en) * | 1979-03-02 | 1980-09-06 | Noyori Gentaro | Optical resolution of dl-mandelic acid |
JPS5817733B2 (ja) * | 1980-03-03 | 1983-04-09 | 野依 源太郎 | Dl−マンデル酸の分割法 |
US7501528B2 (en) * | 2005-03-15 | 2009-03-10 | Hoffmann-La Roche Inc. | Method for preparing enantiomerically pure 4-pyrrolidino phenylbenzyl ether derivatives |
CN105153108A (zh) * | 2015-08-31 | 2015-12-16 | 彭静 | 拆分制备r-3,4-(亚甲二氧基)苦杏仁酸的方法 |
CN105175386A (zh) * | 2015-09-02 | 2015-12-23 | 彭静 | 一种s-3,4-(亚甲二氧基)苦杏仁酸的制备方法 |
CN105153109A (zh) * | 2015-09-02 | 2015-12-16 | 彭静 | 拆分制备s-3,4-(亚甲二氧基)苦杏仁酸的方法 |
-
1976
- 1976-08-04 JP JP9237576A patent/JPS6012339B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5318529A (en) | 1978-02-20 |
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