JPS601230A - 熱可塑性着色樹脂の製造方法 - Google Patents

熱可塑性着色樹脂の製造方法

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JPS601230A
JPS601230A JP11055083A JP11055083A JPS601230A JP S601230 A JPS601230 A JP S601230A JP 11055083 A JP11055083 A JP 11055083A JP 11055083 A JP11055083 A JP 11055083A JP S601230 A JPS601230 A JP S601230A
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JP
Japan
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resin
colorant
solution
solvent
colored
Prior art date
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Pending
Application number
JP11055083A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadao Kumasaka
貞男 熊坂
Satomi Tada
多田 郷見
Shigeo Horikoshi
堀越 成夫
Tamaki Kamanaka
鎌中 環
Hiroshi Taniguchi
浩 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Quality One Corp
Original Assignee
Toyo Rubber Chemical Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyo Rubber Chemical Industrial Co Ltd filed Critical Toyo Rubber Chemical Industrial Co Ltd
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Publication of JPS601230A publication Critical patent/JPS601230A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は熱可塑性着色樹脂の製造方法に関する。
熱可塑性樹脂自体についてみれば、一部の樹脂で薄い飴
色のものがあるが、殆ど総ての樹脂は白色または無色透
明である。従って、現在床゛範に使用されている種々の
熱可塑性着色樹脂は、樹脂中に顔料や染料を混入して製
造されたものである。この着色樹脂を得るために従来性
なわれている製造方法は、着色すべき熱可塑性樹脂をそ
の軟化点以上に加熱し、押出し、ロール、バンバリーミ
キサ−等を用いて所望の顔料や染料を練シ込むものであ
った。
上記従来の製造方法には次のような問題があった。第1
に、顔料、染料等を混練シする作業が煩雑で、長時間を
要することである。第2に、高温に長時間露されること
になるため、樹脂や顔料等に劣化を生じることである。
第3の問題は、分解温度が加工温度よシも低い着色剤は
使用できないから、選択し得る着色剤の範囲が狭くなら
ざるを得ないことである。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、樹脂および
着色剤の劣化を伴うこと力<、また着色剤も自由に選択
できる簡易かつ迅速な熱可塑性着色樹脂の製造方法を提
供するものである。
即ち、本発明は着色すべき熱可塑性樹脂を溶媒中に溶解
して樹脂溶液を調製する工程と、該樹脂溶液中に着色剤
を均一に分散させる工程と、この着色剤が分散された樹
脂溶液から着色剤を含む熱可塑性樹脂を分離する工程と
からなることを特徴とするものである。
本発明が適用される樹脂のfiIi@には凡そ何の制限
もない。即ち、樹脂溶液を調製するための適当な溶媒が
存在する限ル、天然ある込は合成の何れの熱可塑性樹脂
に対しても適用できる。
また使用済みの熱可塑性樹脂製品および発泡体製品や、
これら使用済みの樹脂製品から再生回収された熱可塑性
樹脂を使用して本発明における樹脂溶液を調製してもよ
い。
他方、樹脂溶液を調製するための溶媒としては、樹脂の
劣化今生じない温度で充分な溶解能を有するものであれ
ばどのような溶媒を使用してもよい。しかし作業性の観
点から、常温で上記樹脂に対する充分な溶解性を有する
ものが望ましい。このような望ましい溶媒として、メチ
レンクロライド、トリクロロエタン、トリクロロエチレ
ン、テトラヒドロンラン等の有機溶剤が挙けられる。
本発明における着色剤としては、前記溶媒中に分散し得
るものであればどのような着色剤を用いてもよい。また
、カーボン粉末、二酸化チタン粉末等の分散しにくいも
のは、分散しゃすい形に前処理をしてやる事が必要であ
る。特に、高温での加熱を必要としないから従来使用で
きなかった熱的に不安定な顔料や染料も使用でき、着色
剤の選択範囲は従来よシも拡大される。また、樹脂溶液
中に添加された着色剤は、攪拌等により均一かつ容易に
分散させることができる。
本発明において、着色剤が均一に分散された上記樹脂溶
液から、着色剤を含む樹脂を分離する方法としては、樹
脂の種類および使用した溶媒の種類に応じて次のような
方法を用いることができる。
第1の方法は、樹脂溶液を直接に加熱して溶媒を蒸発さ
せ、所謂ドライアップ法によシ脱溶媒する方法である。
溶媒が除去されれば着色剤を含んで所望の色に着色され
た熱可塑性樹脂組成物が分離残留する。この方法は低沸
点溶媒を用いた場合に適するもので、溶媒の沸点が比較
的高く、溶質の劣化が懸念される場合には減圧下で行な
うのが望ましい。
着色樹脂組成物を分離する第2の方法は、着色剤を均一
に分散させた前記樹脂溶液を、その溶媒に対して非相溶
性かつ溶質に対する溶解能が殆どなく、シかも前記溶媒
よシも比重が軽くかつ分離すべき着色樹脂組成物よシも
比重の重い分離用の液体と混合するものである。こうし
て分離用の液体と樹脂溶液とを混合すると、両者の接触
界面において樹脂溶液から着色樹脂組成物が析出分離さ
れる。分離された着色樹脂組成物は比重の関係から前記
分離用の液体表面上に浮上する一方、溶媒は分離用の液
体下に沈降し、両者は分離用液体を介して完全に分離さ
れる。従って、浮上した熱可塑性着色樹脂組成物は溶媒
中に再溶解することなく完全に回収することができ、ま
た溶媒もこれを抜き出して再使用することができる。な
お、この方法を用いる場合にも前記分離用の液体として
は水が望ましく、水を分離用液体とする場合の溶媒とし
てはメチレンクロライド、四塩化炭素等が望ましい着色
樹脂組成分を分離する第3の方法は、着色剤を均一に分
散させた前記樹脂溶液を、その溶媒に対して相溶性で且
つ溶質に対する溶解能が殆どない分離用の液体と混合す
るものである。
こうして分離用液体と樹脂溶液とを混合すると、溶媒と
分離用液体とが混ざシ合って溶質に対する溶解能が低下
し、着色剤を含む溶質樹脂組成物が析出分離される。こ
うして分離した熱可塑性着色樹脂組成物はp別等によシ
回収でき、また溶媒と分離用液体の混合物からは分別蒸
留によって溶媒と分離用流体を夫々回収することができ
る。この方法は、第1および第2の方法に比較して熱可
塑性着色樹脂組成物の分離速度が速く、効率が良い点で
優れている。なお、この方法でも前記分離用液体として
は水が好的で、水に対する親和性の高いテトラヒドロフ
ラン等を溶媒として用いるのが望ましい。
第4の方法は、前記第2またけ第3の方法で用いた分離
用液体を樹脂溶液溶媒の沸点以上の温度に加温しておき
、該分離用液体中に樹脂溶液を注下するものである。こ
の場合、注下された樹脂溶液中の溶媒は分離用液体との
液−液接触によル加熱されて急激に気化蒸発し、溶質が
析出分離される。その際、分離された着色樹脂は気化し
た溶媒ガスの発泡作用を受けるため、気泡体性状の熱可
塑性着色樹脂組成物が得られる。
上記のようにして着色樹脂組成物を分離した後、必要に
応じて乾燥および通常の成形を施すことによシペレット
状、ビーズ状、気泡状等の着色樹脂が得られる。この着
色樹脂はモールド成型品あるいは発泡体製品等、種々の
樹脂製品の製造に供することができる。
なお、本発明による着色樹脂の製造方法においては、顔
料、染料、等の着色剤と共に、心太に応じて充填材等の
種々の添加剤を樹脂溶液中に混合するようにしてもよい
上述した本発明による着色樹脂の製造方法では、樹脂溶
液中に着色剤を分散させる方法が用いられているため、
従来のように着色剤を樹脂lIZ中に混練シする方法に
比べて着色剤の混入が極めて容易かつ短時間で行なえ−
る。また、従来の製造方法のような高温での加工を必要
としないため、樹脂や着色剤の劣化を生じることがない
また、着色剤の添加も均一になるため着色むらを生じず
、均質な着色樹脂を得ることができる。
以下に本発明の詳細な説明する。
実施例1 溶媒としてメチレンクロライドを用い、スチレン樹脂の
20重量%溶液を調製した。続いて、該スチレン樹脂溶
液100重量部に対して(−スト状の赤色顔料(東洋イ
ンキ製造株式会社製、商品名TV−4050)0.5重
量部を分散させた。
その後、この樹脂溶液から既述した第4の方法により、
熱水中に樹脂溶液を注下して気泡体状の樹脂組成物を析
出分離し、更に乾燥、成形を行なったところ、赤色透明
のスチレン樹脂ペレットが得られた。
実施例2 ペースト状の黄色顔料(大日本インキ化学株式会社製冒
商品名U−6445)を用いた以外は実施例1と同様に
行ない、黄色透明のスチレン樹脂ペレットが得られた。
実施例3 溶媒としてテトラヒドロフランを用い、プリ塩化ビニル
樹脂の15重量%溶液を調製した。
該溶液100重量部に対して(−スト状の青色顔料(東
洋インキ製造株式会社製;商品名TV−7020)を0
.5重量部分散させた後、既述した第3の方法によシ水
を分離用液体として溶質を分離し、これを乾燥して熱プ
レスを行なったところ、青色透明のポリ塩化ビニル樹脂
シートが得られた。
実施例4 青色顔料の代シにペースト状の緑色顔料(東洋インキ製
造株式会社製;商品名TV−5179)および酸化チタ
ンを夫々0.5重量部用いた以外は実施例3と同様に行
ない、薄い緑色不透明なポリ塩化ビニル樹脂シートが得
られた。
実施例5 トリクロロエタンを溶媒として?リカー?ネート樹脂の
20重量%溶液を調整し、該溶液100重量部中に粉末
状の赤色顔料(大日本インキ株式会社製;商品名8YM
ULARRED −3016)を0.5重量部分散した
。続いてこれを実施例1と同様に処理したところ、赤色
のポリカー?ネート樹脂ペレットが得られた。
実施例6 メチレンクロライドを溶媒としてポリメチルメタクリレ
ート樹脂の10重量%溶液をpH1、該溶液100重量
部中に粉末状の緑色顔料(大日本インキ化学株式会社製
;商品名DA I RENGREEN DI −900
g ) 0.5重量部を分散させた。
これを実施例1と同様に処理したところ、緑色のポリメ
チルメタクリレート樹脂ペレットが得られた。
実施例7 メチレンクロライドを溶媒としてABS樹脂の20重量
%溶液を調製し、該溶液中にペースト状の黄色顔料(大
日本インキ化学株式会社製;′商品名U−6445 )
を帆5重量%加えて分散−させた。続いて、既述した第
1の方法によシ溶媒をドライアップしたところ、黄色の
ABS樹脂ペレットが得られた。
以上詳述したように、本発明によれば樹脂および着色剤
の劣化を伴うことなく、また着色剤も自由に選択できる
簡易かつ迅速な着色剤の製造方法を提供できるものであ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 着色すべき熱可塑性樹脂を溶媒中に溶解して樹脂溶液を
    調製する工程と、該樹脂溶液中に着色剤を均一に分散さ
    せ7;工程と、この着色剤が分散された樹脂溶液から着
    色剤を含む樹脂を分離する工程とからなることを特徴と
    する熱可塑性着色樹脂の製造方法。
JP11055083A 1983-06-20 1983-06-20 熱可塑性着色樹脂の製造方法 Pending JPS601230A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0356269A (ja) * 1989-04-20 1991-03-11 Focke & Co Gmbh & Co テイシュペーパー用特製ホイルパック
JPH03133765A (ja) * 1989-06-05 1991-06-06 Focke & Co Gmbh & Co ソフトパック
JPH06315444A (ja) * 1993-03-16 1994-11-15 Focke & Co Gmbh & Co 繰り返し開閉することが可能なプラスチック箔製パック

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JPH03133765A (ja) * 1989-06-05 1991-06-06 Focke & Co Gmbh & Co ソフトパック
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