JPS6012296A - サブマージアーク硬化肉盛溶接用複合ワイヤ - Google Patents

サブマージアーク硬化肉盛溶接用複合ワイヤ

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JPS6012296A
JPS6012296A JP12008983A JP12008983A JPS6012296A JP S6012296 A JPS6012296 A JP S6012296A JP 12008983 A JP12008983 A JP 12008983A JP 12008983 A JP12008983 A JP 12008983A JP S6012296 A JPS6012296 A JP S6012296A
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正 伊藤
Keiichi Sakabe
坂部 恵一
Keiichi Yoshida
啓一 吉田
Makoto Sagae
塞河江 ▲まこと▼
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Sumikin Welding Electrode Ltd
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Sumikin Welding Electrode Ltd
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K35/00Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting
    • B23K35/22Rods, electrodes, materials, or media, for use in soldering, welding, or cutting characterised by the composition or nature of the material
    • B23K35/24Selection of soldering or welding materials proper
    • B23K35/30Selection of soldering or welding materials proper with the principal constituent melting at less than 1550 degrees C
    • B23K35/3053Fe as the principal constituent
    • B23K35/3093Fe as the principal constituent with other elements as next major constituents

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、とくに高温下においてもすぐれた#摩耗性
および耐焼侍性を示す肉盛浴接金属を得ることができる
複合ワイヤに関する。
製鉄をはじめ、その他各方面で使用される種々の機械類
には、とくにすぐれた耐摩耗性が要求てれる部品が数多
い。#J摩耗性は、一般にその硬度の高でに依存するの
は周知のとおシであり、したがって上記摩耗部品として
は、高硬度の確保が、まず第一に必要である。
ところが、このような摩耗部品にしても、機械部品の1
つである以上、ただ単に硬度が高いというだけでは不足
であり、一般部品同様靭性についても良好であることが
必要とでれる。しかしながら一般に鉄系材料において、
硬度と靭性とは互いに相反する性格のものとして位置づ
けられ、その両立は本質的に成り難い。
硬質合金を肉盛溶接するいわゆる硬化肉盛は、とくにこ
のように1種の材料では両立が困難な靭性と耐摩耗性を
同時に確保するのに有効な方法である。つ−!り、部品
の本体を靭性のよい材料でつくり、その所要の表面に硬
化肉盛を施して上記特性の両立を図ることができる。
この他、硬化肉盛は摩耗部位の補修、再生にも適用でれ
るものである。
さて、この硬化肉盛で付与する金属(以下、単に肉盛溶
接金属という)としては、高硬度を要求されるわけでお
るが、肉盛溶接金Rはそのような関係で、成分設計上概
して溶接割れを生じ易いものとなフ勝ちである。従来肉
盛溶接金早として知られるものの中に、低中合金組成で
高硬度を示すものがあるが、この金属の場合にはその成
分、とくにC量の調整によって上記溶接割れを防止する
ことが可能である。すなわち、その低中合金組成の肉盛
溶接金属とは、C含有量は溶接割れ防止の点からもとも
と低く、代シに各種の焼入性向上元素、例えばOr、 
Mo、 W、 Si、 Mn ソ(D他を含み、これら
合金元素の含有により高硬度を示すもの(以下、これを
低中合金肉盛金属と云う)であるが、この低中合金肉盛
金属ではCiをQ、4wt%以下程度におδえてやれば
、溶接割れの防止が可能である。第1図に、B −、、
B wt%Cr −0,5−4,5Wj%MO系の低中
合金肉盛金属におけるC含有量、硬度および溶接割れの
関係を示した。ここに示されるように溶接割れはC含有
量が0.4wt%辺シをこえるとデンドライトに沿って
溶接割れが発生するようになる。なお硬度としても、C
含有MQ、4 W t%まではその増加とともに向上す
る傾向を示すが、C含有量0.4wt%をこえるとこれ
が低下の傾向に転することになる。
例えば、圧延ロール等の硬化肉盛では溶接割れも含めて
溶接欠陥の発生はとくに嫌われるが、上記低中合金肉盛
金属は、とくにこのような場合に有用なもので、突際、
圧延ロールの肉盛金属としての来月化の例がある。
因みに肉盛圧延ロールにおいては、この肉盛金属は低炭
素マルテンサイトとし、必要に応じ焼戻し処理を行なっ
て使用されることになる。
低中合金肉盛金属はこのように、溶接割れを防止できる
点で有意なものと云うことができるが、反面これは、使
用条件が冷間のみならず高温下での使用をも含むような
ときその本来の耐摩耗性を発揮し得ないものである。硬
化肉、盛対象物には、例えば熱間圧延や成形に供される
ロールのように高温下で使用される或いは一時的に加熱
を受ける如きのものが多く6b、したがって高温下で本
来の特性を維持できないことは、実用上きわめて大きな
不利となる。すなわち、例えば圧延ロールに適用しても
、それを熱間圧延に供した場合C含有量の高いアダマイ
ト系、鋳鉄系のロールに比べ耐摩耗性と耐焼付性の点で
かなシ劣る性能しか示さないのが現実である。
上記突状に鑑み本発明者らは、溶接割れの懸念がなくし
かも高温下においてもすぐれた耐摩耗性を示す肉盛溶接
金属の新規開発を意図して鋭意実験、研究を重ね、その
結果、C含有量をQ、3wt%以上と比較的高くし、そ
の上で親炭性の強い■をCfiとのバランスを考慮して
適量(2,5wt%以上)添加することによシ、高硬度
でかつそれを高温下まで維持する熱的安定度の高い肉盛
溶接金属が得られ、しかも溶接割れの発生も回避できる
という貴重な事実を突止めた。
上記KC化と■添加の組合せにより熱的に安定な高硬度
が得られるその理由は次のとおりである。
すなわち、高Cの条件下でVをそれに見合う量添加して
やった場合、■は親戻性が強いため肉盛溶接金属中には
多分のバナジウム炭化物が微細に分散析出する。この炭
化物は熱的に安定でしかも著しく高い硬度を有しておシ
、このため高C化と■添加によフ熱的安定度のよい高硬
度を得ることができるものである。
また、この場合同時に溶接割れ感受性をなくすることか
できるものであるが、このメカニズムの詳細については
いまのところ十分な解明には至っていない。肉盛溶接金
属の溶接割れに関しては、そもそもその発生機構自体、
未だ不明な部分が多く残δれているのが現状である。何
れにしろ■の添加を行えば、cBを高くした場合にも溶
接割れの発生を防止することが可能なのは事実である。
すなわち、第2図は、C〜v系の肉盛溶接金属(サブマ
ージアーク溶接による)におけるC、Viと溶接割れの
関係を示す実験結果の1つでろるが、同図に明らかなよ
うに、0M2.5wt%をこえる程度までの範囲では、
■をC思との間に特定の関係、すなわちQ(wt%)<
0.2X■(wt%)+0.68を満たす範囲(図中ハ
ツチング部分)で添加してやることにより、溶接割れは
防止できるのである。
このような知見を得たことがら、本発明者らは更に詳細
に追跡調査を進め、その結果、下記に示す合金組成が肉
盛溶接今風としてすぐれた来月性を有することを見出し
た・すなわち・その合金組成は、C018〜2,5wt
%、73〜12wt%、5j−1,7wt%以下、Mn
 8 wt%以下を含み、かつC(wt%)<0.2X
V(wt%)+0.68を満たし、更に必要に応じCr
8wt%以下、Mo 4 wt%以下、W8wt%以下
、Ti2.5wt%以下、N’b 2,5 wt%以下
の1種または2種以上およびまたはN’13・;5 w
t先以下、l Co 3.5wt%以下、CuQ、5w
t%以下、A/!、 1.5 wt%以下の1種または
2種以上を含有し、残部はFeおよび不可避的不純物か
らなる組成である。
上記の肉盛溶接金属は、溶接割れの発生がなく、しかも
前記低中金金肉盛金3と同等乃至はこれをしのぐ高硬度
をもち、かつ高温下でもその硬度を維持しすぐれた耐摩
耗性を発揮するものである。
因みに、頭記した従来公知の低中合金肉盛金属は、炭素
や炭化物を積極的に利用することを意図するものではな
い。事実、笑用的にはC量が溶接割れ防止の面から9.
4wt%以下程度に止められるわけであるが、このよう
な低Cでは、他の合金成分をどう工夫したところで、僅
かな炭化物しか確保できず熱的に安定な硬度を得ること
は側底不可能である。上記従来の肉盛溶接金属において
も、■添−加の例があるのは確かであるが、これは肉盛
溶接金属の耐焼戻し軟化抵抗或いは2次硬化をその狙い
としたもので、その添加量も微量に過ぎない。なお、前
記高C下での■添加にも、上記従来と同様の効果は熱論
ある。
すなわち本発明は、上記知見に基くものであり、まず第
1に、熱的安定度が高く高温下においてもすぐれた硬度
を示ししかも溶接割れのない肉盛溶接金属を得るための
複合ワイヤを提供するものである。本発明の複合ワイヤ
は、C008〜5.Q wt%、V3−24wt%、S
i−2,0wt%以下、Mn5.0wt%以下を必須成
分とし、必要に応じこれにOr 11wt%以下、MO
4,5wt%以下、W I Q W’t、%以下、Ti
g、5vt+t%以下、N’b 8,5 wt%以下の
1種または2種以上およびまたはNi 3.5 wt%
以下、CO4,1wt%以下、Cu O,5wt%以下
、At8. Owt%以下の1種または2種以上を含有
せしめた点を特徴とする。
云う迄もなく複合ワイヤとは、第3図(イ)〜に)に示
す如く炭素鋼(通常軟鋼)からなる帯鋼をその長手方向
に沿って成形加工して内腔をもつワイヤ状としたワイヤ
本体(1)に金属粉など種々のフラックス(2)を内包
させてなるもので、そのフラックス成分の調整のし方で
合金元素の含有量、その他を容易に調整できるものであ
る。複合ワイヤは一般に、自動、半自動溶接を行うサブ
マージアーク溶接、セルフシールドアーク溶接、ガスシ
ールドアーク溶接、エレクトロヌラグ溶接に使用される
もので、本発明の複合ワイヤはこれらの溶接法全てをそ
の適用対象とする。肉盛浴接は、例えば圧延ロール等で
はサブマージアーク溶接法が採用δれ、また各種部品等
の補修肉盛や接合には、場合によって上記したような様
々な溶接法が使い分けられている。
本発明の複合ワイヤによれば、上記自動、半自動溶接で
先述した新規組成からなる高性能肉盛浴接金属を得るこ
とができるものである。
本発明の複合ワイヤは、採用する溶接法によっては・そ
の内部に各種のフラックスが混入添加される。サブマー
ジアーク溶接用としては、前記合金成分を得る合金剤以
外にとくに添加が必要なものはないが、ガスシールドア
ーク浴接用としては、アーク安定剤をはじめ、脱酸剤、
スラグ形成剤の添加が必要でアシ、またセルフシールド
アーク溶接用としては、脱酸、脱窒剤およびスラグ形成
剤を含有系せるものでめる。エレクトロンフグ浴接には
、サブマージアーク溶接用と同様のものが使用できる。
それぞれの具体例を下表に示した。
なお、肉盛溶接に限らず一般に溶接では、溶接法、その
他の種々の溶接条件にエフ、得られる溶接金属組成が変
わってくるのは云う迄もない。例えば、サブマージアー
ク溶接法では、散布フラックスの特性によシワイヤ中の
合金元素の溶接金属さの移行効率(合金元素の歩留シ)
が変化し、塩基性ポンド型フラックスではこの歩留りが
かなシ高く保たれるが、酸性型溶融フフツクスではこれ
が低下する。ただし、酸化消耗の小さいNi、Cu等の
合金元素についてはフラックヌの種類によらず安定した
高歩留シを示す。エレクトロンフグ浴接でも使用フラッ
クスによって溶接金属組成は左右δれる。ガヌシールド
溶接の場合には、不活性カースでシールドを行えば、ワ
イヤ成分がほぼそのまま溶接金属に変わる。ただし、酸
化消耗の大きいC,Or等の元素では若干歩留りが低下
する。またワイヤ中のスラグ形成剤でもこの歩留りは変
化する・セルフシールドアーク溶接の場合モ、スラグ形
成剤によって各合金元素の歩留シは影響を受ける。この
ように溶接金属の組成は、ワイヤ成分だけで一元的に決
定でれるものでなく、その他諸々の溶接条件の影響も少
なからずメジ、したがって本発明の複合ワイヤを使用す
るときは、その組成に応じ各種溶接条件を適正に選択し
てやることによシ、つねに目的とする肉盛溶接金属を得
ることができるものである。
なお、突体ワイヤとして、上記本発明に係るワイヤ合金
組成を得ることは、伸線加工上きわめて困難である。ま
た溶接そのものとしても、能率の点から複合ワイヤ使用
の自動、半自動溶接は有利である。本発明は、このよう
なことから、発明の対象を複合ワイヤとしたものである
0 本発明複合ワイヤの各成分限定の理由は、以下のとおシ
である。
C: 0.8wt%未満では、溶接金属中の7次化物の
析出が不十分となって硬度の熱的安定度か悪化し、とく
に高温特性の低下を来たす。他方これが5wt%をこえ
ると、溶接割れの発生を防ぎきれなくなる。C倉として
は更に、溶接金属の硬で性能、溶接割れ防止の面から1
,0〜4.Qwt%が最も望ましい。
’V:3wt%未満では、上記(dLにおいて溶接割れ
の発生が避けられず、他方24wt%をこえる含有は上
記C曾に対し溶接割れ防止の点から、また硬度の特性面
からも不必要であり、経済的不利のみ招来する。なお最
も好ましい範囲としては、4〜20wt%である。溶接
割れ防止に必要な上記7皿はC量と比例する関係にめり
、そのため■とCは溶接割れを防ぐ上で肉盛金属組成に
おいてC(wt%)<0.2XV(wt%)+0.68
を満足する必要がある。またこの条件を満たすときは、
溶接金属の硬度の熱的安定度も良好に維持される。これ
を満たさないと@は、例えC1■がそれぞれ上記の本発
明範囲内であっても、溶接割れは避けられない。
Sl: Siは節税酸成分で、溶接金属の清浄化に寄与
する。ただし、2. Owt%こえての含有は、溶接割
れの発生を来たすから、避けなければならない。このS
lは溶接性によっては必ずしも多くを必要としない。8
1愈としては上記両面から考えて、0.2〜1.6wt
%が最も好ましい。
Mn=これも脱酸作用があり、溶液性への悪影響もない
有効な成分であるが、含有量の増加にっれ溶接割れ発生
の懸念が生じてくるため、5.0wt%をこえる含有は
避けるべきである・Cr、Mo、W、Ti、Nb : 
1種または2種以上を必要に応じ選択使用する成分であ
る。Orは溶接金属中で炭化物形成に寄与し、また溶接
金属の焼入性を改善するとともに高温下での酸化ヌケー
シング防止にも有効である。しかしその量が11wt%
をこえると、溶接割れの防止が難しい。添加する場合そ
の量としては、笑用土1.3〜10wt%の範囲とする
のが最も好ましい。Mo、WもCとの親和力があって溶
接金属中で炭化物を形成し、耐摩耗性、焼戻し軟化抵抗
、耐熱性の向上に効果を発揮する。しかしながらこのM
o。
Wはそれぞれ4.5 wt%、1gwt%をこえると、
溶接割れ発生を惹起するようになる。更にT1゜N’t
)も強親炭性の元素であり、溶接金属中に炭化物をもた
らし、基本的に■と同様の有効性を示す。ただしこれら
の含有量がそれぞれ8.5wt%をこえると溶接作業性
が悪化し、しかも炭化物形成の点からもB、5wt%ご
えの含有は、笑際上不要である。
Ni、Go、Cu、AA :上記向s、必要isiれば
1mtたは2種以上を添加できる。Ni、、’Cuは溶
接金属の耐食性に対し効果のある元素であるが、それぞ
れ3.5wt%以下、0.5 wt%以下に止めないと
、溶接割れが生じるようになる。Coは溶接金属の焼戻
し硬で、高温硬度を安定δせるのに有効であるが、過度
の添加は、溶接金属中の炭化物偏析を助長するこ−とに
なり、また溶接割れを発生することから、3.5wt%
以下に制限すべきである。Atは溶接金属表面で酸化A
7を生成して耐熱性の向上に寄与する。ただしその含有
−景が1.5wt%をこえると、溶接割れが避けられな
くなる。
なお、上記本発明複合ワイヤで得る肉盛溶接金a中(D
 C,V、 Si、 Mnの必須合金成分については、
溶接割れ、その他の溶接欠陥の回避、耐摩耗性および耐
焼付性、その他の高温特性、更にはコヌト等、めらゆる
面から云って、C1,0〜2.2’ wt%、V4−1
0wt%、Si、 C18〜1.4 wt%、Mn0.
6−1.8wt%の範囲の組成が、来月土量も好ましい
・次に本発明の効果を実施例を掲げて説明する。
〔実施例1〕 第1表に示した種々の成分組成をもつ複合ワイヤを使用
し、同表に示す散布フフツクヌを用いて第2表に示す条
件でサブマージアーク溶接法により肉盛溶接を行なった
。第1表の複合ワイヤは〜従来の低中合金肉盛金属を得
るためのもの(従来例)、合金成分が本発明範囲外のも
の(比較例)、そして本発明実施例の3種類を含む。溶
接に採用した第2表の条件は、一般に行なわれる肉盛溶
接条件である。なお肉盛を3Nとしたのは、溶接時の母
材溶は込みを考慮したもので、8層にすればその表層は
ほぼ純粋な溶着金属が得られるからである。
溶接後は直ちに珪藻上の中に入れ冷却した。得られた溶
接金属(第3層目)の溶接割れの状況を浸透試験によフ
調査し、その結果を第1表に示した。またこれらの溶接
金属について組成並びに硬度(常温)を調べたが、その
調査結果の一部を第3表に示す。
第3表に明らかなように、本発明の複合ワイヤ(5)で
は、全て高C(c>o、3wt%)であるにも拘らず溶
接割れが全くなくしかも硬δの点では従来の複合ワイヤ
(C)で得た中金金肉盛金属と同等乃至はこれを上廻る
高性能を示す肉盛浴接金属を得ることができfC9なお
、従来の複合ワイヤ(C)で得た溶接金属において、C
量がQ、 4 wt%をこえるものは何れも第4図(イ
)(す(肉盛浴接金属を(5)で示す)に符号(財)で
示したような溶接割れが認められた。
〔実施例2〕 第5図に示したのは、熱延ダウンコイラのブロッカ−ロ
ール(肉盛金属層を(3)で示す)であるが、この肉盛
ロールを、本発明および従来の複合ワイヤ(ワイヤ径8
.21ff)でロール肉盛を行なって2種類製作した。
肉盛浴接条件は、積層条件が4層盛であること以外は前
出〔実施例1〕と同様の条件である。散布フラックスと
しては、従来の複合ワイヤでは溶融型を、本発明複合ワ
イヤではポンド型をそれぞれ使用した。溶接直後、35
0℃で4時間直後熱の後、徐冷した。焼戻し処理は、従
来の複合ワイヤによるものでは550℃、本発明の複合
ワイヤによるものでは600℃で4時間行ない、しかる
のち肉盛金属の表面を切削加工して平滑化した。図に示
したとおシ肉盛溶接金属N(3)の最終厚みは7.51
31である。
得られた肉盛ロールの何れにも、溶接割れの発生は認め
られなかった。
これらのブロッカ−ロールを熱延ダウンコイラに組込ん
で実際使用に供し、その耐摩耗性と耐焼付性を調査した
。結果を、肉盛溶接金属(表面)の組成、硬度と併せて
第4表に示した。同表中、耐摩耗性を示す摩耗量は、鋼
材10000tあたりの片肉の摩耗量である。焼付の有
無は、約3か月使用後の状態で判断したものである。
第4表の試験結果は、本発明の肉盛ロールが一時的に加
熱を受ける環境下で耐摩耗性並びVC,1T14焼イ」
性の点で従来の中金金肉盛金属を肉盛したロールに比べ
すぐれることを如笑に示している。
第 4 表 〔実施例8〕 第6図は鋼材の成形用肉盛定形ロールを示し、図中(3
)が肉盛溶接金属層で厚で7.5 mである。この第6
図図示の肉盛定形ロールを、第5表に示した種々の複合
ワイヤ(ワイヤ径8.211f)によるロー/l’肉盛
で製作した。溶接条件(散布フラックスは第5表に示す
)および溶接後の処理は前出〔実施例2〕と同様でおる
。得られた肉盛ロールは何れも、溶接割れの無いもので
あった。
上記各肉盛定形ロールを丸ビレット材成形に使用し、そ
の耐摩耗性および耐焼付性を調査し、第6表にその肉盛
溶接金属(表面)の組成、硬度とともに示した。同表中
、摩耗量は、2か月使用後における最大摩耗部位の摩耗
深さ、焼付については、同じく2か月後における焼付の
有無をそれぞれ表わしている。
上記の試験結果からも本発明肉盛ロールが高温下にお諭
てもすぐれた11摩耗性、耐焼付性を発揮することが確
認できる。
以上の説明から明らかなように本発明の複合ワイヤは、
溶接割れがなくかつ高硬度で熱的安定度の高い肉盛溶接
金属を得ることが可能であり、しかもサブマージアーク
溶接をはじめとする自動、半自動溶接の何れに対し適用
しても同様にすぐれた肉盛溶接金属を得ることができ、
したがって本発明の複合ワイヤはとくに使用条件に高温
使用を含むものの硬化肉盛用として利用範囲はきわめて
広い。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来公知の低中合金肉盛金属におけるC含有量
と硬度、溶接割れの関係を示すプロット図、第2図はC
−■系肉盛溶接金属におけるC1■量と溶接割れの関係
を示す一実験結果のフ”ロット図、第3図(イ)〜(に
)は複合ワイヤの種々の構造例を示す断面図、第4図は
従来の複合ワイヤで得た肉盛溶接金属に発生した溶接割
れの状況を示し、(イ)は縦断側面図、(ロ)は平面図
である。第5図、第6図はそれぞれ実施例において製作
した熱延ダウンコイラの肉盛ブロッカ−ロールと鋼材成
形用内盛定形ロールの寸法図である。 図中、l:ワイヤ本体、2:フラックヌ、3:肉盛溶接
金属層 出願人 住金溶接棒株式会社 自発手続補正書 昭和59年8り!1日 特許庁長官 志賀 学 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第120089号 2、発明の名称 肉盛溶接用複合ワイヤ 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 兵庫県尼崎市扶桑町2丁目1番地名 称 住金
溶接工業株式会社 代表者 小 1)尚 輝 (ほか1名)4、代理人 6、補正の対象 明細書の「発明の詳細な説明」の欄 7、補正の内容 (1) 明和書第20頁の第1表−1を別紙の通シ補正
する。 (2〕 明細書第21頁の第1表−■を別紙の通り補正
する。 (3)明細書第21頁の第1表−■を別紙の通シ補正す
る。 (4)明細書第21頁の第3表を別紙の通り補正する。 以 上 第 3 表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1) C0,8〜5.0wt%、V B −24wt
    %、C12、Owl、X以下、Mn 5.9 wt%以
    下を含有することを特徴とする肉盛溶接用複合ワイヤ。 (2J C0,8−5,0Wt5X、V8−24wt%
    、C12,6wtX以下、Mn 5. g wt%以下
    で、Cr11wt%以下、MO4,5W’eX以下、W
    lowt、X以下、Ti 8.5wt、X以下、N’b
     8.5 vvtX 以下のうちいずれか1種または2
    種以上を含有することを特徴とする肉盛溶接用複合ワイ
    ヤ。 (3) C0,8〜5.0WtX、 V8〜24wty
    !6’、C12,0’wt%以下、Mn ’5、g w
    t%以下で、Nj−13’、 5wt%以下、Co4,
    9wtX以下、Cu O,5wt%以下、A73. O
    wt%以下のうちいずれか1種または2種以上を含有す
    ることを特徴とする肉盛浴接用複合ワイヤ。 (4ン CO08〜5.□wt%、 ■ 3〜2−.4
     wt%、 Si、2.0w1X以下、Mn 5.0 
    wt%以下゛で、Cr 11 #t%以下、Mo4,5
    wt%以下、w1gwt%以下、Ti 8゜5wt%以
    下、N1)3.5wt%以下の1種iたは2種以上およ
    びM 3.5wt%以下、Co 4.Owt%以下、O
    uQ、5wt%以下、At8.0w1X以下のlHMま
    たは2種以上を含有することを特徴とする肉盛溶接用複
    合ワイヤ。
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