JPS60118155A - 餅類の製造方法 - Google Patents

餅類の製造方法

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JPS60118155A
JPS60118155A JP58225987A JP22598783A JPS60118155A JP S60118155 A JPS60118155 A JP S60118155A JP 58225987 A JP58225987 A JP 58225987A JP 22598783 A JP22598783 A JP 22598783A JP S60118155 A JPS60118155 A JP S60118155A
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JP
Japan
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emulsion
rice cake
oil
aging
rice
Prior art date
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Pending
Application number
JP58225987A
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English (en)
Inventor
Kazuo Honma
一男 本間
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Kewpie Corp
Original Assignee
QP Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は老化を防止した餅類の製造方法に関し、特にそ
の色調を白色とするように改良したものである。
餅、餅菓子、団子は古へよシその美味ゆえ万人に好まれ
ているが、これらの餅類は一定時間以上保存すると硬化
が進み食するのに不適当な硬さとなる老化の問題がある
。この餅類の老化の問題を解決するため、従来から各種
の試みがなされている。例えば、特開昭55−1355
61号に係る発明では大豆蛋白と油脂との混合物(乳化
物)を餅類の生地にねシこむ方法あるいは特公昭58−
25420号に係る発明では部分加水分解した大豆蛋白
と油脂の混合物(乳化物)を餅類の生地に添加する方法
等が開示されている。これらの発明では、いずれも乳化
物を添加するので、調造時のべたつき防止、保存性の向
上を図ることが可能であるが、シーlIλし特有の色素
を有する大豆蛋白を乳化物の水相として使用するので、
餅類の色調がうす褐色となる欠点がある。つt−L餅類
は白いものであるとの一般常識が消費者にあシ、これに
反する着色された餅類は消費者にとって親しみがなく敬
遠され易いのである。従って、上記発明においては。
乳化物の使用量を制限して着色を抑えることが現実的に
行われ、このため老化防止効果がある程度犠牲とされて
いたのである。しかも、搗きたての熱い餅に上記乳化物
を添加すると、乳化状態が崩れ分離した油脂が流れ出し
てくる不都合があシ、乳化物の添加時期に制約がある。
本発明の目的とするところは、餅類の老化を防止するこ
とができると共にその色調を自然な白色とすることがで
き、しかも乳化物の添加時期の制約がない斜傾の製造方
法を提供することを目的とする。斯かる目的を達成する
本発明の構成は油脂及びカゼインナトリウム水溶液から
なる水中油滴型の乳化物又はその乾燥物を原料の一部と
して添加することを特徴とする。
以下1本発明の詳細な説明する。尚、本発明でいう斜傾
とは、餅のほか餅菓子、団子等のことである。
本発明では、まず油脂及びカゼインナトリウム水溶液か
ら水中油滴型の乳化物を作る。ここで油脂としては1例
えば粗製大豆油、コーン油、綿実油など及びこれらを精
製した各種サラダ油等の食用油脂が使用でき、その使用
量は乳化物の約20%〜30%(重量)が好ましい。使
用量が20%未満であると、老化防止等の効果が発現し
難く、又使用量が30%を越えると、製品が油っぽくな
ったシ、乳化物の乳化状態が悪くなるからである。カゼ
インナトリウムは乳蛋・白の主成分でアシ、その製法と
しては、牛乳を主な原料とし等電点(p)14.5〜4
.6位)にて沈澱したカゼイン(大部分はカゼインカル
シウム)にナトリウムを付加する方法がフ般的である。
又一般に市販されているカゼインナトリウムの使用も可
能である。なお、カゼイン、カゼインカルシウムは水溶
性が不十分なため、乳化物の原料になりにくい。カゼイ
ンナトリウムの使用量については、粉末の割合で乳化物
の約0.5〜15%(重量)程度が好ましい。使用量が
0.5%未満では老化防止の効果等が発現し難く、又使
用量が15%を越えても老化防止の効果等が発現し難い
からである。カゼインナトリウムの使用方法としては、
カゼインナトリウム固型分号約10%程度のカゼインナ
トリウム水溶液として使用するのが一般的で、この時の
水温を40〜70℃位にしておくと溶解し易い。このよ
うなカゼインナトリウム水溶液に上述した油脂を加え、
攪拌して水中油型の乳化物を製造するのであるが、この
際乳化助剤として卵白、ラクトアルブミン、大豆蛋白及
び各種の乳化剤等を本発明の効果を損わない程度に添加
しても良い。得られた乳化物は液状のまま使用してもよ
いし1通常行われるスプレードライ等の方法によシ粉末
化し使用すると取ル扱いに簡便である。
次に、このような乳化物又′はその乾燥物を斜傾の生地
に添加する。乳化物の添加量は、乾燥重量で斜傾の原料
米の約1〜10%が適轟である。添加量が約1%未満で
は老化防止等の効果が発現し難く、又添加量が10%を
越えると製品が油っぽくなってしまうからである。添加
の時期については、原料米を搗いて生地を作った後であ
ればよく、特に限定はない。添加の方法は、生地圧所定
量の乳化物を加え、生地と乳化物が均一にまざる様に手
でこねたシ、機械的に混合すると良い。生地の製造方法
は常法に従えば良い。
上記構成を有する本発明の斜傾の製造方法では乳化物又
はその乾燥物を添加するので、斜傾の老化を防止するこ
とができる。乳化物を添加すると老化を防止することが
できる理由については、α化した澱粉がβ化するのを乳
化wJ’X)i M制するためと考えられる。更に乳化
物の水相原料として使用されるカゼインナトリウムは白
色以外の色素を有しないので、乳化物を添加したことに
よシ斜傾が着色されるととがなくなり。
白色の斜傾を製造することができる。又、同時に乳化物
の使用量の制約もなくなることとなるので、老化を十分
に防止することができる様に乳化物の使用量を増減する
ことができる。一方、本発明で、使用する乳化物は水相
原料であるカゼインナトリウムが熱に対して安定である
という理由で耐熱性があり、このため搗きたての熱い生
地に乳化物を添加しても乳化物が分離し油脂が流れ出す
ことがないなど添加時期に制約がない利点がある。
試験例1 本発明方法によシ製造された餅と乳化物を加えない餅に
ついて老化の程度を測定する試験を行った。本発明に使
用する乳化物は表−IK示す配合で次の様に製造した。
まず、″″二重釜に清水(約100陽)、カゼインナト
リウム及びサラダ油の一部(301w)を次々と投入t
て70℃に加温し、その後50℃以下に温度が下がった
ら、これらをプレミキサに移し、乾白及びサラダ油の残
り(4okf)、清水(約100kg)を投入して攪拌
し、更に乳化機に移して水中油型の乳化物をつ<シ、こ
れをスプレードライの方法によシ粉末化して粉末乳化物
を得た。この粉末乳化物を表−2に示す配合で添加して
実施例1〜7に係る餅を次の様に製造した。即ち、餅米
を常法によ)餅生地とした後、との餅生地に水に溶解し
た乳化物を加え。
手ごねによシ均一となるまで混合した。得られた餅を厚
さ2 cm X長さ22crrI×横中22crn位の
型に整えて試験に供した。尚、乳化物を添加しない比較
例については従前と同様に製造した。
このようにして得られた実施例1〜7及び比較例IK係
る餅について老化の程度を測定したところ1表−3、表
−4に示す結果が荀られた。
但し、測定方法としては1表−5に示す条件のレオメー
タによシ餅の表面下2艷に進入した時の抵抗の変化を測
定したものであシ、この抵抗値が大となればなる#1ど
硬化が進み老化したことが判る。尚1表−3に示す結果
は25℃の温度下で開放して保存した餅について行った
結果であシ、又表−4に示す結果は25℃の温度下でポ
リエチレン製容器に密封して保存した餅について行った
結果である。
表−3 (25℃、開放) 表−4 (25°”Cmポリエチレン製容器に密封)表−31表
子種に示す結果から明らかなように1本実施例1〜7に
係る餅は比較例伝係る餅に比べ、老化の進みぐらいが遅
く、柔さを比較的長く維持することが判る。しかも、こ
の傾向は乳化物の添加量が増加するに伴い顕著になる。
なお、各実施例1〜7の餅の色は白色で外観上の問題は
特になかった。又乳化物の添加量が12.5%の実施例
7の餅は食してみたところ若干油つほい風味が感じられ
た。
試験例2 大豆蛋白質(粉末)を水相とした乳化物を添加した餅に
ついて上記試験例1と同様の老化測定を行った。条件は
、カゼインナトリウムに代えて大豆蛋白質を使用した乳
化物を用いる他は上記試験91と同様であシ、大豆蛋白
質を水相とした乳化物の添加量が1.0X、2.5%、
 、5.0’X。
7.5%、10%であるものをそれぞれ比較例、2.3
,4.5.6とした。測定結果を7(−71表−8に示
す。
表−7 (25℃、開放) 表−8 (25℃、密封) 上記表−7%表−8に示す結果から明らかなように、比
較例2,3,4,5.6に係る餅はそれと対応する実施
例2,3,4,5.6に係る餅に比べ、老化が進んでお
り、しかも大豆蛋白質特有の色素によシうす褐色となっ
てお夕、外観上好ましくないものであり次。
実施例 上新粉400 kf&試験例1に使用した乳化物(粉末
)30kf及び水を原料として団子を製造した。まず、
縦型ミキサに上新粉、乳化物及び水を投入し、全体が均
質になるまで攪拌混合し、次いで半径1.5cmの球型
に成型し1次いで蒸し器を用いて蒸煮を20分間行い団
子を製造した。この団子は色が白く美味そうで、しかも
日持ちが良いなど従来のものにない優れた特長を有して
いた。
以上、実施例に基づいて具体的に説明したように、本発
明によれば斜傾の老化を防止することができると共にそ
の色調を自然な白色とすることができ、しかも乳化物の
添加時期に制約が加わることがない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 油脂及びカゼインナトリウム水溶液からなる水中油滴型
    の乳化物又はその乾燥物を原料の一部として添加するこ
    とを特徴とする餅類の製造方法
JP58225987A 1983-11-30 1983-11-30 餅類の製造方法 Pending JPS60118155A (ja)

Priority Applications (1)

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JP58225987A JPS60118155A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 餅類の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP58225987A JPS60118155A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 餅類の製造方法

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JPS60118155A true JPS60118155A (ja) 1985-06-25

Family

ID=16838015

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JP58225987A Pending JPS60118155A (ja) 1983-11-30 1983-11-30 餅類の製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016116450A (ja) * 2014-12-18 2016-06-30 株式会社ヤヨイサンフーズ 餅様食品およびその製造方法
JP2017163946A (ja) * 2016-03-18 2017-09-21 昭和産業株式会社 わらび餅様食品

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57155959A (en) * 1981-03-23 1982-09-27 Nisshin Oil Mills Ltd:The Preparation of rice cake

Patent Citations (1)

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