JPS601169A - ジアントラキノン−n、n−ジヒドロアジンの製造方法 - Google Patents

ジアントラキノン−n、n−ジヒドロアジンの製造方法

Info

Publication number
JPS601169A
JPS601169A JP10678983A JP10678983A JPS601169A JP S601169 A JPS601169 A JP S601169A JP 10678983 A JP10678983 A JP 10678983A JP 10678983 A JP10678983 A JP 10678983A JP S601169 A JPS601169 A JP S601169A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
aminoanthraquinone
reaction
dimethyl
imidazolidinone
dihydroazine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10678983A
Other languages
English (en)
Inventor
Kimitoshi Kato
加藤 公敏
Hiroshi Aiga
相賀 宏
Tamio Mikota
三小田 民雄
Tsunehiro Sakai
坂井 恒宏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP10678983A priority Critical patent/JPS601169A/ja
Priority to GB08414968A priority patent/GB2146651B/en
Priority to US06/620,398 priority patent/US4628091A/en
Priority to IN435/MAS/84A priority patent/IN161432B/en
Priority to CH2922/84A priority patent/CH661738A5/de
Priority to DE19843422385 priority patent/DE3422385A1/de
Priority to KR1019840003358A priority patent/KR860001908B1/ko
Publication of JPS601169A publication Critical patent/JPS601169A/ja
Priority to IN349/MAS/87A priority patent/IN167327B/en
Priority to IN348/MAS/87A priority patent/IN166958B/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はジアントラキノン−N、N’−ジヒドロアジン
の製造方法に関する。
ジアントラキノン−N、N’−ジヒドロアジンはインダ
ントロンと称さられ(以下ジアントラキノン−N、 N
’−ジヒドロアジンをインダントロンと略する)建染染
料の重要な一つとして古くより知られており、その製造
方法は2−アミノアントラキノンを酸化剤の存在下にカ
リ溶融することにより製造されていた。
(BIO8+987、FIATI 313 )Tしかし
、この反応中v 2−アミノアントラキノンの大半は二
次反応の結果、ヒドロキシアントラキノン類およびイン
ダントロンの異性体などに変化し、目的とするインダン
トロンの収率は一般の工業的反応収率なはるかに下延る
ものである。
一方、1−アミノアントラキノンを原料としてインダン
トロンを製造する試みも古くから数多く行なわれていて
、例えば、特公昭27−2128号公報によると、カリ
ウムフェルレート中での溶朧により70%の収率でイン
ダントロンが得られるとしているが、不純物の混入が多
く、商品価値のあるものにするためには再精製が必要で
、この工程での収率の低下が著しい。
また特開昭51−17222号公報には、ヘキサメチル
ホスホロトリアミド、あるいはピリジン−N−オキシド
やキノリン−N−オキシドのようなリン、窒素元素の有
機誘導体のオキシドの存在下におけるアルカリ性縮合剤
との反応が述べられていて、ここでは1−アミノアント
ラキノンからインダントロンが高収率で得られるとして
いるが、本発明者らの例えばピリジン−N−オキシドを
用いた実施例の追試ではインダントロンの粗状率は70
%前後にすぎず満足すべき結果は得られなかった。しか
もヘキサメチルホスホロトリアミドは工業的適用を許す
ほど安価ではなく、発ガン性の警告も発せられている。
またピリジン−N−オキシドあるいはキノリン−N −
オキシドなども高価で、しかも安定性に欠けるために回
収は相当困難である。
さらに特公昭40−1280号公報では、インダントロ
ンならびにそれらの高環状同族体を、適当な第一級アミ
ンをアルカリ性縮合剤とともに、多量の有機スルホンま
たはスルホキシドの存在で、有利には酸化剤の存在にお
いて80〜140℃の温度で処理することによる製造方
法が提起されている。
しかしこの公報明細書に記載の実施例の追試結果も、や
はりヒドロキシアントラキノンのような副生物が相当量
生成するために、記載された収率に達せず、製品の品質
も十分とはいえなかった。
本発明者らは1−アミノアントラキノンを酸化剤の存在
下アルカリ性縮合剤により縮合反応せしめて、ジアント
ラキノン−N、N’−ジヒドロアジンを製造する方法を
鋭意検討の結果、1.3−ジメチル−2−イミダゾリジ
ノンの存在下で行えば、非常に品質のすぐれたインダン
トロンが高い収率で得られることを見出し本発明に到達
したものである。
本発明方法において使用する1、3−ジメチル−ミノア
ントラキノン1重量部に対し、0.1〜10重量部、好
ましくは0.1〜4.5重量部、さらに好ましくは1.
0〜3.0重量部用いる。1.3−ジメチル−2−イミ
ダゾリジノンの使用量を必要以上に過剰量存在させて行
えば、副生成物が多くなるので好ましくない。本発明方
法ではこの程度の少量の使用量で充分であるが、0.1
重量部比以下では充分な効果は得られない。またその際
他の有機溶媒、例えばピリジン、トルエン、キシレン、
ニトロベンゼン、などと混合して使用することも差支え
ない。
本発明で使用されるアルカリ性縮合剤はアルカリ金属水
酸化物、たとえば、水酸化カリウムあるいは水酸化ナト
リウムなどが用いられるが、水酸化カリウムが最も適し
ている。それらは固体、あるいは水溶液の形で使用され
、アルカリ性縮合剤の使用量は水酸化カリウムとして重
量で1部の1−アミノアントラキノンに対し、0.1〜
10重量部、特に0.2〜2.5重量部が望ましい。
また反応に際しては、反応を円滑に進行させるために空
気または酸素、過酸塩たとえばアルカリ土金属過ホウ酸
塩、硝酸塩、塩素酸塩のような酸化剤を用いるが、酸化
剤としては空気または酸素が取扱いも容易で工業的にも
有利である。
またある場合には、インダントロン製造において通常使
用されているアルカリ金属水酸化物に耐える湿潤剤、た
とえば、ナフタリン−またはアルキルナフタリン−アル
カリ金属スルホネートあるし)【工硫酸化オレイン酸ア
ミドなどを反応媒質中に加えることも有利である。
1−アミノアントラキノンは粉体のまま使用してよいが
水の使用量を調整することにより湿潤炉塊あるいはスラ
リーの形で用いることも可能である。
もちろんスラリーとして用いる場合、アルカリ性縮合剤
の1部または全部を加えておいてもよく、また上記湿潤
剤あるいは界面活性剤を加えて微粒子化させたものを用
いてもよい。
本発明の方法においても、反応した1−アミノアントラ
キノンの微量の一部は副生成物に変換するが、未反応の
1−アミノアントラキノンは生成物染料のインダントロ
ンを分離する操作で得られるろ液から容易に回収するこ
とができて、再使用が可能である良好な品質を保持して
いる。
また1、3−ジメチル−2−イミダゾリジノンはアルカ
リ性で安定であるために、常圧または減圧下に蒸留する
ことにより、または溶剤抽出によって回収することも可
能である。
本発明方法において、反応温度は1.3−ジメチル−2
−イミダゾリジノンの量および溶媒によって変わるが、
一般に80°C〜150 ’Qが適当である。
反応温度が高いと主反応は促進されるが、副反応もまた
進み、回収1−アミノアントラキノンの純度が低下しや
すく、低温度ではその逆の傾向が見られる。次に実施例
により本発明を説明する。
実施例1 1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(用研ファイ
ンケミカル(株)製品)z3syに、1−アミンアント
ラキノン145.7.9を加え、95〜100”Cに加
熱し、毎分300m1の空気を通しながら50%水酸化
カリウム水溶i1i!141.9′f!:3時間で滴下
した。滴下終了より、125〜130−Qで7〜8時間
かけて水の一部を留去させた後、さらに1時間保温して
、反応7終えた。反応液を水6oomgに投入し得ろ、
t′した沈澱をp別、洗浄した。
上記炉塊を水酸化す1−リウム153gを溶解した温水
4900 mlに投入し、60℃でハイドロサルファイ
ド83gを添加して20分間かきまぜた。温度50°C
に下げて、ジアントラキノ>−N、N’7ジヒドロアジ
ンのリューコ誘導体のナトリウム塩を結晶させて、同温
度で濾過した後、炉塊は公知の方法により、空気酸化し
、ジアントラキノン−N、N−ジヒドロアジン130.
O,!i’を得た。収率は使用した1−アミノアントラ
キノンに対して、90%であった。
実施例2 1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン140gに、
50%水酸化カリウム125gを入れ、ナフタリンスル
ホン酸アンモニウムIgを入れ、125〜130℃に加
熱した後、1−アミノアントラキノン31gを添加した
。同温度にかきまぜながら空気を6時間反応媒に通過さ
せて反応を終了させた。
反応液を水tooomgに投入し、濾過、中性まで水洗
した。炉塊を水120Qmlにスラッジし、45%水酸
化ナトリウムsogt、c加え、60℃でハイドロサル
ファイト16g’V添加し同温度で20分力1きまぜた
後、50℃まで冷却して濾過した。炉塊【工公知の方法
により、空気酸化しジアントラキノン−N1N′−ジヒ
ドロアジン251!を得た。収率l工使用した1−アミ
ノアントラキノンに対して81%であった。
実施例3 1.3−ジメチル−2−イミダゾリジノン240gに1
−アミノアン1−ラキノン186gを加えて力ロ熱昇温
し、115〜120℃で毎分300 mlの空気を通し
ながら50%水酸化カリウム水溶液180yを3時間で
滴下した。滴下開始より6〜8時間で水48、!7を留
出させたのちさらに通気下に同温度で1時間かきまぜ反
応を終えた。反応液を水に投入しイ尋られた沈澱な濾過
、分離した。
上記の1/6相当量の炉塊を、水酸化ナトリウム361
Iを水1000.9に溶かした水溶液に投入し、60℃
でハイドロサルファイド15.S’を添加して30分間
かきまぜた。温度を47〜48℃に下げてインダントロ
ンのリューコ誘導体のナトリウム塩を結晶させて同温度
で濾過して可溶性の不純物を除いたのち、公知の方法に
より空気で酸化し純粋なインダントロン2 、a、 1
11を得た。収率は使用した1−アミノアントラキノン
に対し85%であった。
実施例4 ; 1.3−ジメチル−2−イ伊ダシリジノン145.7g
とキシレン51gとの混合溶媒に1−アミノアントラキ
ノン145.75’を加え、95〜100°Cに加熱し
、毎分300m1の空気を通しながら、50%水酸化カ
リウム水溶液141gを3時間で滴下した。
滴下終了後、ついで125〜130℃に昇温し6〜7時
間かけて水の一部は共沸でキシレンと共に留去させ19
反応終了まで留去したキシレンは分液して反応マス中に
もどした。反応終了後、さらに1時間同温で保温して、
キシレンを留去させ反応液を水700m1に投入し得ら
れた沈澱を炉別、洗浄した。
上記p塊は実施例1と同様に処理してジアントラキノン
−N、N’−ジヒドロアジン128.2&を得た。
収率は使用した1−アミノアントラキノンに対して88
.8%であった。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 11−アミノアントラキノンを、高められた温度で酸化
    剤及びアルカリ性縮合剤を用いて縮合反応せしめて、ジ
    アントラキノン−N、 N’−ジヒドロアジンを製造す
    るに当り、反応を1.3−ジメチル−2−イミダゾリジ
    ノンの存在下で行う、ことを特徴とするジアントラキノ
    ン−N、N’−ジヒドロアジンの製造方法。 21.3−ジメチル−2−イミダゾリジノンを、1−ア
    ミノアントラキノン1重量部に対し、1.0〜3.0重
    量部を存在させて行う、特許請求の範囲第1項記載の方
    法。
JP10678983A 1983-06-16 1983-06-16 ジアントラキノン−n、n−ジヒドロアジンの製造方法 Pending JPS601169A (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10678983A JPS601169A (ja) 1983-06-16 1983-06-16 ジアントラキノン−n、n−ジヒドロアジンの製造方法
GB08414968A GB2146651B (en) 1983-06-16 1984-06-12 Process for producing indanthrone and its chlorination product
US06/620,398 US4628091A (en) 1983-06-16 1984-06-13 Process for producing dianthraquinone-N,N'-dihydrazine and its chlorination product
IN435/MAS/84A IN161432B (ja) 1983-06-16 1984-06-14
CH2922/84A CH661738A5 (de) 1983-06-16 1984-06-15 Verfahren zur herstellung von 6,15-dihydro-5,9,14,18-anthrazintetron und chlorierungsprodukten davon.
DE19843422385 DE3422385A1 (de) 1983-06-16 1984-06-15 Verfahren zur herstellung von dianthrachinon-n,n'-dihydrazin und von dessen chlorierungsprodukt
KR1019840003358A KR860001908B1 (ko) 1983-06-16 1984-06-15 디안트라퀴논-n,n'-디히드라진 및 그의 염소화 생성물의 제조방법
IN349/MAS/87A IN167327B (ja) 1983-06-16 1987-05-12
IN348/MAS/87A IN166958B (ja) 1983-06-16 1987-05-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10678983A JPS601169A (ja) 1983-06-16 1983-06-16 ジアントラキノン−n、n−ジヒドロアジンの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS601169A true JPS601169A (ja) 1985-01-07

Family

ID=14442661

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10678983A Pending JPS601169A (ja) 1983-06-16 1983-06-16 ジアントラキノン−n、n−ジヒドロアジンの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS601169A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5749294A (en) * 1980-09-08 1982-03-23 Kanegafuchi Chemical Ind Method of producing continuously electric laminated board
EP0688829A1 (en) 1994-06-20 1995-12-27 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Process for the production of dianthraquinone-N,N'-dihydroazine

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5749294A (en) * 1980-09-08 1982-03-23 Kanegafuchi Chemical Ind Method of producing continuously electric laminated board
JPS6335424B2 (ja) * 1980-09-08 1988-07-14 Kanegafuchi Chemical Ind
EP0688829A1 (en) 1994-06-20 1995-12-27 Mitsui Toatsu Chemicals, Incorporated Process for the production of dianthraquinone-N,N'-dihydroazine

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0860009A (ja) 水性媒質中でのジヒドロキナクリドン類からキナクリドン類の製造方法
JP2930774B2 (ja) キノフタロンの製造方法
JPS601169A (ja) ジアントラキノン−n、n−ジヒドロアジンの製造方法
US4628091A (en) Process for producing dianthraquinone-N,N'-dihydrazine and its chlorination product
JPH0665511A (ja) ジアントラキノン−n,n’−ジヒドロアジン及びその塩素化生成物の製法
US3268532A (en) Process for producing dyestuffs of the anthraquinoneazine series
JPS6225167A (ja) ジアントラキノン−n,n′−ジヒドロアジンの製造方法
US2693469A (en) Manufacture of indanthrene
US1714249A (en) Process of preparing flavanthrone
US4289706A (en) Method for producing 1-nitroanthraquinone
US2360010A (en) Process for the sulphonation of alpha - aminoanthraquinone compounds
JPS627895B2 (ja)
US3923845A (en) Recovery of purified 1-nitroanthraquinone
US2104960A (en) Process for the manufacture of dihydroxy isodibenzanthrone
US4452742A (en) Process for the preparation of 4,4'-diamino-1,1'-dianthrimides
US4139543A (en) Manufacture of 2-amino-3-bromoanthraquinone
JPS587615B2 (ja) ジメトキシアントラキノンルイノ セイゾウホウ
JPH05500813A (ja) アルキル―〔3クロロフェニル〕―スルホンの製造方法
JP3034168B2 (ja) ジアントラキノン−n,n’−ジヒドロアジンの製造方法
JPH059419B2 (ja)
JPH0464549B2 (ja)
JPS6256186B2 (ja)
US2764586A (en) Manufacture of n, n'-dihydroanthraquinone-azine
US1580062A (en) Process of manufacturing vat coloring matters
US722719A (en) Anthracene derivatives and process of making same.