JPS60116418A - ゴム型物製品の多層成形方法 - Google Patents
ゴム型物製品の多層成形方法Info
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- JPS60116418A JPS60116418A JP22641383A JP22641383A JPS60116418A JP S60116418 A JPS60116418 A JP S60116418A JP 22641383 A JP22641383 A JP 22641383A JP 22641383 A JP22641383 A JP 22641383A JP S60116418 A JPS60116418 A JP S60116418A
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- rubber
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/16—Making multilayered or multicoloured articles
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、性質の異なった複数のゴム層よりなる製品
を金型成形するゴム型物製品の多層成形方法に関する。
を金型成形するゴム型物製品の多層成形方法に関する。
従来技術
一般に、物品の外層と内層、あるいは外層、中間層、内
層等の各層がそれぞれ性質の異なった材料より構成され
る多層成形体は、それぞれの各層の性質を適宜選択する
ことにより種々の特性を発揮する。例えば、所要の層の
みを耐久性の良好な又は強度が大な高級な材料とし、他
は普通の材料を使用することによりその物品の性能を低
下させることなくコストを低減させ、あるいは色調の異
なる二つの材料を組合わせてその物品の意匠性を高めた
り等、種々の目的を達成することができるので、多くの
分野において適用されている。そして、このような技術
は一般にゴム押出し製品、樹脂製品の成形分野で良く用
いられている。
層等の各層がそれぞれ性質の異なった材料より構成され
る多層成形体は、それぞれの各層の性質を適宜選択する
ことにより種々の特性を発揮する。例えば、所要の層の
みを耐久性の良好な又は強度が大な高級な材料とし、他
は普通の材料を使用することによりその物品の性能を低
下させることなくコストを低減させ、あるいは色調の異
なる二つの材料を組合わせてその物品の意匠性を高めた
り等、種々の目的を達成することができるので、多くの
分野において適用されている。そして、このような技術
は一般にゴム押出し製品、樹脂製品の成形分野で良く用
いられている。
しかし、これら多層成形技術をゴム型物製品の成形分野
に適用する場合、金型にゴム材料の注入口を複数個設け
、それぞれの注入口より性質の異なった未加硫のゴム材
料を金型内に注入して多層成形を行うことが考えられる
が、この方法では未加硫のゴム材料の流れが複雑なため
各ゴム層の界面が安定せず、したがって、前記界面に形
状精度をもたせることができず、共加硫により均一な製
品を得ることが極めて困難である。そのため、一般には
二種以上のゴム材料より成形されたそれぞれの部分製品
部を加硫したのち、接着剤により接着して一体状の多層
成形品とする必要があり、製造工程は極めて複雑であっ
た。
に適用する場合、金型にゴム材料の注入口を複数個設け
、それぞれの注入口より性質の異なった未加硫のゴム材
料を金型内に注入して多層成形を行うことが考えられる
が、この方法では未加硫のゴム材料の流れが複雑なため
各ゴム層の界面が安定せず、したがって、前記界面に形
状精度をもたせることができず、共加硫により均一な製
品を得ることが極めて困難である。そのため、一般には
二種以上のゴム材料より成形されたそれぞれの部分製品
部を加硫したのち、接着剤により接着して一体状の多層
成形品とする必要があり、製造工程は極めて複雑であっ
た。
発明の目的
この発明は、以上の点にかんがみ、接着剤を必要とせず
、簡単な方法で多層成形を可能とし、しかも均一な境界
面を有するゴム型物製品の多層成形方法を提供すること
を目的とするものである。
、簡単な方法で多層成形を可能とし、しかも均一な境界
面を有するゴム型物製品の多層成形方法を提供すること
を目的とするものである。
発明の構成
この発明の方法は、未加硫のゴム材料を金型内に充填し
て部分製品部を成形し、該部分製品部を予備加硫してそ
の形状を安定させ、次いで、この部分製品部の所定の側
にこれと性質を異にする未加硫のゴム材料による部分製
品部を接して形成させたのち、これらを共加硫して、一
体状の多層のゴム型物製品を成形するゴム型物製品の多
層成形方法である。
て部分製品部を成形し、該部分製品部を予備加硫してそ
の形状を安定させ、次いで、この部分製品部の所定の側
にこれと性質を異にする未加硫のゴム材料による部分製
品部を接して形成させたのち、これらを共加硫して、一
体状の多層のゴム型物製品を成形するゴム型物製品の多
層成形方法である。
実施例
=3−
以下、この発明の方法を、図示の金型装置にょシニ層の
ゴム型物製品を成形する場合を実施例として説明する。
ゴム型物製品を成形する場合を実施例として説明する。
まず、前記の金型装置について説明すると、第1図にお
いて、1は未加硫のゴム材料を金型装置内に注入するだ
めの昇降可能のプランジャーで、該プランジャー1の下
方には部分上型4と、中型2a、下型2bからなる金型
本体2が対向して配設してあり、金型本体2の中央部に
は後記のゴム型物製品14を構成する部分製品部15成
形用の凹部状の模型部3が形成しである。この金型本体
2は部分製品部15成形用の部分上型4が着脱自在に組
合わせ可能とされており、該部分上型4の下部中央には
模型部5が突設しである。部分上型4の上部にはプラン
ジャー1に対応するポット用金型6が設置され、更に、
ポット用金型6の底部には未加硫ゴム材料の注入口が部
分上型4の注入口と合わさるように設けられ、注入ロア
を形成している。そして第1図に示すように、部分上型
4と金型本体2とにより、部分製品部15成形用の 4
− キャビティ8が形成される。まだ、第8図において9は
未加硫のゴム材料の予備加硫や共加硫を行う際、前記ゴ
ム材料の注入口を覆うように金型上に載置されるカバー
プレートである。また、第5図において、lOは部分製
品部16成形用の部分上型で、該部分上型10は前記部
分上型4を離型した後で、かつ、内部に部分製品部15
を残留させた金型本体2上に着脱自在に組合せ可能な構
造とされ、その下部中央には模型部11が突設しである
。また、上部には前記と同様に、別のプランジャーl′
のポット用金型6′が設置でき、更に、ポット用金型6
′の底部には未加硫のゴム材料の注入口が部分上型10
の注入口と合わさるように設けられ、注入口12を形成
している。金型本体2と部分上型10を組合わせると、
前記模型部8内に残留する部分製品部15及び模型部1
1とにより、部分製品部16用のキャビティ13が形成
される。
いて、1は未加硫のゴム材料を金型装置内に注入するだ
めの昇降可能のプランジャーで、該プランジャー1の下
方には部分上型4と、中型2a、下型2bからなる金型
本体2が対向して配設してあり、金型本体2の中央部に
は後記のゴム型物製品14を構成する部分製品部15成
形用の凹部状の模型部3が形成しである。この金型本体
2は部分製品部15成形用の部分上型4が着脱自在に組
合わせ可能とされており、該部分上型4の下部中央には
模型部5が突設しである。部分上型4の上部にはプラン
ジャー1に対応するポット用金型6が設置され、更に、
ポット用金型6の底部には未加硫ゴム材料の注入口が部
分上型4の注入口と合わさるように設けられ、注入ロア
を形成している。そして第1図に示すように、部分上型
4と金型本体2とにより、部分製品部15成形用の 4
− キャビティ8が形成される。まだ、第8図において9は
未加硫のゴム材料の予備加硫や共加硫を行う際、前記ゴ
ム材料の注入口を覆うように金型上に載置されるカバー
プレートである。また、第5図において、lOは部分製
品部16成形用の部分上型で、該部分上型10は前記部
分上型4を離型した後で、かつ、内部に部分製品部15
を残留させた金型本体2上に着脱自在に組合せ可能な構
造とされ、その下部中央には模型部11が突設しである
。また、上部には前記と同様に、別のプランジャーl′
のポット用金型6′が設置でき、更に、ポット用金型6
′の底部には未加硫のゴム材料の注入口が部分上型10
の注入口と合わさるように設けられ、注入口12を形成
している。金型本体2と部分上型10を組合わせると、
前記模型部8内に残留する部分製品部15及び模型部1
1とにより、部分製品部16用のキャビティ13が形成
される。
第8図、第9図は以上の構成の金型装置によシ完成され
た二層のゴム型物製品14を示すもので 5− 1該ゴム型物製品14は金型本体2と部分上型4により
成形された部分製品部15を外層とし、金型本体2、部
分製品部15及び部分上型lOとで成形により形成され
た部分製品部16を内層として、両者の界面17におい
て一体状とした二層の構造となっている。
た二層のゴム型物製品14を示すもので 5− 1該ゴム型物製品14は金型本体2と部分上型4により
成形された部分製品部15を外層とし、金型本体2、部
分製品部15及び部分上型lOとで成形により形成され
た部分製品部16を内層として、両者の界面17におい
て一体状とした二層の構造となっている。
次に、前記金型装置による二層のゴム型物製品14の成
形方法について説明する。
形方法について説明する。
まず、第1図に示すように金型本体2上に部分上型4を
組合せたのち、部分上型4の上部のポット用金型6内に
未加硫のゴム材料(以下未加硫ゴムAという)を所定量
だけ装入してプランジャーlを下降させる。そして第2
図に示すように、未加硫ゴムAは注入ロアよりキャビテ
ィ8内へ注入゛、充填され、部分製品部15となる。次
いで、プランジャー1を上昇させ、かつ、ポット用金型
6を移動させ、第3図に示すように、部分上型4の上面
側に接してカバープレート9を載置し、この状態でキャ
ビティ8内の未加硫ゴムAを予備加硫させ、部分製品部
15の形状を安定させる。この6− 予備加硫は、通常の加硫温度で短時間(通常の約半分以
下の時間)の加硫を行うことにより可能となる。そして
予備加硫が終了したらカバープレート9を除去するとと
もに部分上型4を離型して、第4図に示すように、形状
が安定状態とされた部分製品部15を残留保持させた状
態にする。次に、前記状態の金型本体2に第5図に示す
ように、部分上型10を組合わせてからその上部に設置
したポット用金型6′内に、前記部分製品部15を構成
する未加硫ゴムAとは共加硫は可能であるが、弾性、硬
さ、耐摩耗性、引張り強さ、色調等の性質の異なった未
加硫のゴム材料(以下未加硫ゴムBという)を所定量だ
け装入する。そして前記と同様にプランジャー1′を下
降させると、第6図に示すように、未加硫ゴムBは注入
口12よ多キャビティ13内へ注入、充填される。この
とき、部分製品部15は予備加硫によりその形状が安定
状態にあるから、未加硫ゴムBは部分製品部15の接触
面を変形させることなく充填され、両者の界面17は所
定の形状精度が維持でき、部分製品部16が部分製品部
15の内側に形成される。続いて、前記と同様にプラン
ジャーl′の上昇及びポット用金型6′を移動させてか
ら、部分上型10の上面側に接してカバープレート9を
載置しく第7図参照)、この状態で通常の加硫温度、例
えば160°Cくらいで部分製品部16.17を同時に
加圧、加熱して共加硫する。これにより部分製品部15
を構成する予備加硫された未加硫ゴムA部分と部分製品
部16を構成する未加硫ゴム8部分は同時に加硫され、
両者は界面17においてその形状精度を維持した状態で
一体化されて、部分製品部15を外層、部分製品部16
を内層とする性質の異なった二層よりなるゴム型物製品
14が得られる。
組合せたのち、部分上型4の上部のポット用金型6内に
未加硫のゴム材料(以下未加硫ゴムAという)を所定量
だけ装入してプランジャーlを下降させる。そして第2
図に示すように、未加硫ゴムAは注入ロアよりキャビテ
ィ8内へ注入゛、充填され、部分製品部15となる。次
いで、プランジャー1を上昇させ、かつ、ポット用金型
6を移動させ、第3図に示すように、部分上型4の上面
側に接してカバープレート9を載置し、この状態でキャ
ビティ8内の未加硫ゴムAを予備加硫させ、部分製品部
15の形状を安定させる。この6− 予備加硫は、通常の加硫温度で短時間(通常の約半分以
下の時間)の加硫を行うことにより可能となる。そして
予備加硫が終了したらカバープレート9を除去するとと
もに部分上型4を離型して、第4図に示すように、形状
が安定状態とされた部分製品部15を残留保持させた状
態にする。次に、前記状態の金型本体2に第5図に示す
ように、部分上型10を組合わせてからその上部に設置
したポット用金型6′内に、前記部分製品部15を構成
する未加硫ゴムAとは共加硫は可能であるが、弾性、硬
さ、耐摩耗性、引張り強さ、色調等の性質の異なった未
加硫のゴム材料(以下未加硫ゴムBという)を所定量だ
け装入する。そして前記と同様にプランジャー1′を下
降させると、第6図に示すように、未加硫ゴムBは注入
口12よ多キャビティ13内へ注入、充填される。この
とき、部分製品部15は予備加硫によりその形状が安定
状態にあるから、未加硫ゴムBは部分製品部15の接触
面を変形させることなく充填され、両者の界面17は所
定の形状精度が維持でき、部分製品部16が部分製品部
15の内側に形成される。続いて、前記と同様にプラン
ジャーl′の上昇及びポット用金型6′を移動させてか
ら、部分上型10の上面側に接してカバープレート9を
載置しく第7図参照)、この状態で通常の加硫温度、例
えば160°Cくらいで部分製品部16.17を同時に
加圧、加熱して共加硫する。これにより部分製品部15
を構成する予備加硫された未加硫ゴムA部分と部分製品
部16を構成する未加硫ゴム8部分は同時に加硫され、
両者は界面17においてその形状精度を維持した状態で
一体化されて、部分製品部15を外層、部分製品部16
を内層とする性質の異なった二層よりなるゴム型物製品
14が得られる。
第10図〜14図はこの発明の方法の別の実施例を示す
もので、前記実施例の場合と同様な金型本体2及び部分
上型4のそれぞれの模型部3.5を含む表面全般にテフ
ロンコーティングを施しておく。この金型本体2に部分
上型4を組合せて前記実施例の場合と同様な工程により
、未加硫ゴムAをもって第10図に示すように前記部分
製品部15に相当する部分製品部18を成形し、次いで
プランジャー1、部分上型4を金型本体2上より除去し
て部分製品部18における未加硫ゴムAを前記同様に予
備加硫したのち、第11図に示すように部分製品部18
を金型本体2よシ取出す。
もので、前記実施例の場合と同様な金型本体2及び部分
上型4のそれぞれの模型部3.5を含む表面全般にテフ
ロンコーティングを施しておく。この金型本体2に部分
上型4を組合せて前記実施例の場合と同様な工程により
、未加硫ゴムAをもって第10図に示すように前記部分
製品部15に相当する部分製品部18を成形し、次いで
プランジャー1、部分上型4を金型本体2上より除去し
て部分製品部18における未加硫ゴムAを前記同様に予
備加硫したのち、第11図に示すように部分製品部18
を金型本体2よシ取出す。
一方、第12図は前記実施例における部分製品部16に
相当する部分製品部19成形用の金型装置を示すもので
、第12図において、20は金型本体で中型20&、下
型20bからなる。21は。
相当する部分製品部19成形用の金型装置を示すもので
、第12図において、20は金型本体で中型20&、下
型20bからなる。21は。
金型本体20に組合わされることによシ部分製品部19
を成形可能とする部分上型である。金型本体20の中央
部には部分製品部19成形用の凹部状の模型部22が形
成され、また、部分上型21の下部中央には、同じく模
型部2Bが突設しであるとともに上部にはプランジャー
24のポット用金型25が設置されている。更に、ポッ
ト用金型25の底部には未加硫ゴムBの注入口が部分上
型21の注入口と合わさるように設けられ、注入口26
を形成している。このような金型本体20、9一 部分上型21のそれぞれの模型部22.23を含む表面
全般にテフロンコーティングを施しておいて、前記金型
本体20、部分上型21を組合わせると、それぞれの模
型部22.23によって内部に前記実施例の場合と同様
に部分製品部19用のキャビティが形成される。次に、
ポット用金型25内に未加硫ゴムAとは性質の異なった
未加硫ゴムBを所定量装入してプランジャー24を下降
させると、未加硫ゴムBは注入口26より前記キャビテ
ィ内へ注入、充填され、部分製品部19となる。その後
、前記実施例の場合と同様に予備加硫を行い、部分製品
部19の形状を安定させる。続いて、部分製品部19を
金型本体20内より取出し、そして第14図に示すよう
に、この部分製品部19を前記の部分製品部18と共に
、前記模型部3と同じ模型部27を有し、かつ、中型2
8a、下型28bよシなる所定の製品全体成形用金型2
8内へ組込む。このようにして部分製品部19を部分製
品部18に接して形成させた状態とし、次いで、これら
の上部側に前記模型部28と同様−10− な模型部29を有する所定の製品全体成形用金型80を
組合わせる。この場合、成形金型のキャビティ形成内面
にはテフロンコーティングが施しであるから、注入され
た未加硫ゴムが各模型部表面に粘着するとと々く容易に
取出せる。また各部分製品部18.19の表面は滑らか
で、かつ、予備加硫により形状が安定状態とされている
ので、製品全体成形用金型28内への組込みは正しく、
容易に行われるとともに部分製品部18.19の界面3
1も正しくその形状精度が維持されている。
を成形可能とする部分上型である。金型本体20の中央
部には部分製品部19成形用の凹部状の模型部22が形
成され、また、部分上型21の下部中央には、同じく模
型部2Bが突設しであるとともに上部にはプランジャー
24のポット用金型25が設置されている。更に、ポッ
ト用金型25の底部には未加硫ゴムBの注入口が部分上
型21の注入口と合わさるように設けられ、注入口26
を形成している。このような金型本体20、9一 部分上型21のそれぞれの模型部22.23を含む表面
全般にテフロンコーティングを施しておいて、前記金型
本体20、部分上型21を組合わせると、それぞれの模
型部22.23によって内部に前記実施例の場合と同様
に部分製品部19用のキャビティが形成される。次に、
ポット用金型25内に未加硫ゴムAとは性質の異なった
未加硫ゴムBを所定量装入してプランジャー24を下降
させると、未加硫ゴムBは注入口26より前記キャビテ
ィ内へ注入、充填され、部分製品部19となる。その後
、前記実施例の場合と同様に予備加硫を行い、部分製品
部19の形状を安定させる。続いて、部分製品部19を
金型本体20内より取出し、そして第14図に示すよう
に、この部分製品部19を前記の部分製品部18と共に
、前記模型部3と同じ模型部27を有し、かつ、中型2
8a、下型28bよシなる所定の製品全体成形用金型2
8内へ組込む。このようにして部分製品部19を部分製
品部18に接して形成させた状態とし、次いで、これら
の上部側に前記模型部28と同様−10− な模型部29を有する所定の製品全体成形用金型80を
組合わせる。この場合、成形金型のキャビティ形成内面
にはテフロンコーティングが施しであるから、注入され
た未加硫ゴムが各模型部表面に粘着するとと々く容易に
取出せる。また各部分製品部18.19の表面は滑らか
で、かつ、予備加硫により形状が安定状態とされている
ので、製品全体成形用金型28内への組込みは正しく、
容易に行われるとともに部分製品部18.19の界面3
1も正しくその形状精度が維持されている。
そしてこの状態で例えば160°Cくらいの加硫温度に
より加圧、加熱して共加硫を行うと、予備加硫された未
加硫ゴムA、B部分は同時に加硫され、両者は界面31
においてその形状精度を維持した状態で一体化され、部
分製品部18を外層、部分製品部19を内層とする性質
の異なった二層よりなる前記同様のゴム型物製品32が
得られる。
より加圧、加熱して共加硫を行うと、予備加硫された未
加硫ゴムA、B部分は同時に加硫され、両者は界面31
においてその形状精度を維持した状態で一体化され、部
分製品部18を外層、部分製品部19を内層とする性質
の異なった二層よりなる前記同様のゴム型物製品32が
得られる。
なお、この実施例において各部分製品部18.19はプ
レスによる圧縮成形によって成形してもよい。
レスによる圧縮成形によって成形してもよい。
前記各実施例は二層のゴム型物製品の場合であるが、こ
の発明の方法は三層以上の多層の場合にも適用できるこ
とはもちろんである。例えば、第8図に示す部分製品部
16の内側に更に他の部分製品部を層状に成形して形成
させるには、第7図の状態において、部分製品部16に
部分製品部15の場合と同様な操作で予備加硫を施し、
次いで、部分上型10等を除去したのち前記部分製品部
16の内側その他の部分に所定のキャビティを形成する
別の金型を部分製品部15.16を保持した金型本体2
に組合せ、前記キャビティへ部分製品部15.16を構
成する未加硫ゴムA、Bとは性質の異なる共加硫可能な
別の未加硫ゴムあるい□は未加硫ゴムAを注入、充填し
、部分製品部16等に接して別の所定形状の部分製品部
を成形したのち前記同様に予備加硫を行い、以上の操作
を所定回数繰返して所要の層数のゴム型物製品の層状体
を形成しくただし、最後に成形される部分製品部には予
備加硫を行わない)、次いで、前記各部分製品部15.
16、・・・を共加硫すれば、所定層数の多層のゴム型
物製品を得ることができる。
の発明の方法は三層以上の多層の場合にも適用できるこ
とはもちろんである。例えば、第8図に示す部分製品部
16の内側に更に他の部分製品部を層状に成形して形成
させるには、第7図の状態において、部分製品部16に
部分製品部15の場合と同様な操作で予備加硫を施し、
次いで、部分上型10等を除去したのち前記部分製品部
16の内側その他の部分に所定のキャビティを形成する
別の金型を部分製品部15.16を保持した金型本体2
に組合せ、前記キャビティへ部分製品部15.16を構
成する未加硫ゴムA、Bとは性質の異なる共加硫可能な
別の未加硫ゴムあるい□は未加硫ゴムAを注入、充填し
、部分製品部16等に接して別の所定形状の部分製品部
を成形したのち前記同様に予備加硫を行い、以上の操作
を所定回数繰返して所要の層数のゴム型物製品の層状体
を形成しくただし、最後に成形される部分製品部には予
備加硫を行わない)、次いで、前記各部分製品部15.
16、・・・を共加硫すれば、所定層数の多層のゴム型
物製品を得ることができる。
また、後者の実施例の場合には、部分製品部18.19
を構成する未加硫ゴムA、Bとは性質の異なる共加硫可
能々各種の未加硫ゴムにより、テフロンコーティングを
施した各種の金型装置を使用して所定数の部分製品部を
成形して予備加硫を行い、その後、各金型装置よりそれ
ぞれ部分製品部を取出してこれらを前記同様の方法で所
定の製品全体成形用金型内に組込んで共加硫すれば、所
定層数の多層のゴム型物製品を得ることができる。なお
、各実施例における予備加硫による部分製品部の形状の
安定状態は、部分製品部の界面となる表面に沿っての別
の未加硫ゴムの注入時、あるいは部分製品部の金型装置
への出し入れ、その他、部分製品部同志の組合せ等の場
合に支障を生じない程度の安定状態にあれば十分である
。また、前記各実施例は内側へ層状に連ねた多層構造の
例であるが、外側又は上下に層状とすることもできる。
を構成する未加硫ゴムA、Bとは性質の異なる共加硫可
能々各種の未加硫ゴムにより、テフロンコーティングを
施した各種の金型装置を使用して所定数の部分製品部を
成形して予備加硫を行い、その後、各金型装置よりそれ
ぞれ部分製品部を取出してこれらを前記同様の方法で所
定の製品全体成形用金型内に組込んで共加硫すれば、所
定層数の多層のゴム型物製品を得ることができる。なお
、各実施例における予備加硫による部分製品部の形状の
安定状態は、部分製品部の界面となる表面に沿っての別
の未加硫ゴムの注入時、あるいは部分製品部の金型装置
への出し入れ、その他、部分製品部同志の組合せ等の場
合に支障を生じない程度の安定状態にあれば十分である
。また、前記各実施例は内側へ層状に連ねた多層構造の
例であるが、外側又は上下に層状とすることもできる。
発明の効果
−1Q −
以上の説明より明らかなように、この発明の方法によれ
ば、めんどうな接着工程を必要とせず、界面に形状精度
をもたせた均一な境界面を有する性質の異なったゴム材
料による多層のゴム型物製品の成形が可能となり、例え
ば、所要の層のみを耐久性の良好な又は強度が大な高級
な材料とし、他は普通の材料を使用することによりその
物品の性能を低下させることなくコストを低減させ、あ
るいは色調の異なる二つの材料を組合わせてその物品の
意匠性を高めたり等、種々の特性を有する多層のゴム型
物製品を接着工程なしに簡単に得ることができる。しか
も、このようなゴム型物製品における各層の界面に形状
精度をもたせであるので、常に一定の所望の性質を有す
る多層のゴム型物製品が得られる。
ば、めんどうな接着工程を必要とせず、界面に形状精度
をもたせた均一な境界面を有する性質の異なったゴム材
料による多層のゴム型物製品の成形が可能となり、例え
ば、所要の層のみを耐久性の良好な又は強度が大な高級
な材料とし、他は普通の材料を使用することによりその
物品の性能を低下させることなくコストを低減させ、あ
るいは色調の異なる二つの材料を組合わせてその物品の
意匠性を高めたり等、種々の特性を有する多層のゴム型
物製品を接着工程なしに簡単に得ることができる。しか
も、このようなゴム型物製品における各層の界面に形状
精度をもたせであるので、常に一定の所望の性質を有す
る多層のゴム型物製品が得られる。
図面はこの発明の方法の実施例を示す説明図で、第1図
はこの発明の方法に使用される金型装置の組合せ状態に
おける正面断面図、第2図は第1図の金型装置に未加硫
ゴムを充填して部分製品部−l 4− を成形した状態の正面断面図、第8図は第2図における
部分製品部の予備加硫の状態を示す正面断面図、第4図
は予備加硫終了後、金型本体より部分上型を離型した状
態における正面断面図、第5図は第4図における金型本
体に別の部分上型を組合せた状態を示す正面断面図、第
6図は第5図の金型装置に前記とは性質の異なる未加硫
ゴムを注入して別の部分製品部を接して成形した状態に
おける正面断面図、第7図は第6図における画部分製品
部の共加硫の状態を示す正面断面図、第8図は前記金型
装置により成形されたゴム型物製品の一部切欠正面図、
第9図は同じく一部切欠平面図、第1O図〜14図は別
の実施例の場合を示すもので、第10図は金型装置に未
加硫ゴムを注入して部分製品部を成形した状態における
正面断面図、第11図は第10図の金型装置により成形
された予備加硫後の部分製品部、第12図は第11図の
部分製品部に接して形成される別の部分製品部成形用の
金型装置に前記とは性質の異なった未加硫ゴムを注入し
た状態における正面断面図、第13図は第12図の金型
装置により成形された予備加硫後の部分製品部、第14
図は前記各部分製品部を製品全体成形用金型内に組入れ
た状態を示す正面断面図である。 2.20・・・金型本体、4.21・・・部分上型、1
4.32・・・ゴム型物製品、15、I6.18.19
・・・部分製品部、A、B・・・未加硫ゴム。 特 許 出 願 人 豊田合成株式会社 第10図 第12菌 第13図
はこの発明の方法に使用される金型装置の組合せ状態に
おける正面断面図、第2図は第1図の金型装置に未加硫
ゴムを充填して部分製品部−l 4− を成形した状態の正面断面図、第8図は第2図における
部分製品部の予備加硫の状態を示す正面断面図、第4図
は予備加硫終了後、金型本体より部分上型を離型した状
態における正面断面図、第5図は第4図における金型本
体に別の部分上型を組合せた状態を示す正面断面図、第
6図は第5図の金型装置に前記とは性質の異なる未加硫
ゴムを注入して別の部分製品部を接して成形した状態に
おける正面断面図、第7図は第6図における画部分製品
部の共加硫の状態を示す正面断面図、第8図は前記金型
装置により成形されたゴム型物製品の一部切欠正面図、
第9図は同じく一部切欠平面図、第1O図〜14図は別
の実施例の場合を示すもので、第10図は金型装置に未
加硫ゴムを注入して部分製品部を成形した状態における
正面断面図、第11図は第10図の金型装置により成形
された予備加硫後の部分製品部、第12図は第11図の
部分製品部に接して形成される別の部分製品部成形用の
金型装置に前記とは性質の異なった未加硫ゴムを注入し
た状態における正面断面図、第13図は第12図の金型
装置により成形された予備加硫後の部分製品部、第14
図は前記各部分製品部を製品全体成形用金型内に組入れ
た状態を示す正面断面図である。 2.20・・・金型本体、4.21・・・部分上型、1
4.32・・・ゴム型物製品、15、I6.18.19
・・・部分製品部、A、B・・・未加硫ゴム。 特 許 出 願 人 豊田合成株式会社 第10図 第12菌 第13図
Claims (1)
- 金型にゴム材料を充填して成形を行うゴム型物製品の成
形方法において、未加硫のゴム材料を金型内に充填して
部分製品部を成形させたのち前記部分製品部を予備加硫
してその形状を安定させ、次に、この部分製品部の所定
の側に前記のゴム材料と性質を異にする未加硫のゴム材
料による他の部分製品部を接して形成させ、次いで、各
部分製品部を共加硫して一体状とすることを特徴とする
ゴム型物製品の多層成形方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22641383A JPS60116418A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | ゴム型物製品の多層成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22641383A JPS60116418A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | ゴム型物製品の多層成形方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60116418A true JPS60116418A (ja) | 1985-06-22 |
Family
ID=16844727
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22641383A Pending JPS60116418A (ja) | 1983-11-30 | 1983-11-30 | ゴム型物製品の多層成形方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60116418A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0183553A2 (en) * | 1984-11-29 | 1986-06-04 | Toray Silicone Company Limited | Method for injection molding unitary articles comprising a plurality of cohesively bonded, cured, silicone rubber compositions |
JP2009196115A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Hitachi Cable Ltd | 発泡ゴムの製造方法及びその製造装置 |
TWI511856B (zh) * | 2013-12-20 | 2015-12-11 | Dah Tyan Hydraulic Machine Ind Co Ltd | 多色橡膠射出機 |
-
1983
- 1983-11-30 JP JP22641383A patent/JPS60116418A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0183553A2 (en) * | 1984-11-29 | 1986-06-04 | Toray Silicone Company Limited | Method for injection molding unitary articles comprising a plurality of cohesively bonded, cured, silicone rubber compositions |
JP2009196115A (ja) * | 2008-02-19 | 2009-09-03 | Hitachi Cable Ltd | 発泡ゴムの製造方法及びその製造装置 |
TWI511856B (zh) * | 2013-12-20 | 2015-12-11 | Dah Tyan Hydraulic Machine Ind Co Ltd | 多色橡膠射出機 |
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