JPS60114305A - 中空繊維モジユ−ルの処理方法 - Google Patents

中空繊維モジユ−ルの処理方法

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JPS60114305A
JPS60114305A JP22019483A JP22019483A JPS60114305A JP S60114305 A JPS60114305 A JP S60114305A JP 22019483 A JP22019483 A JP 22019483A JP 22019483 A JP22019483 A JP 22019483A JP S60114305 A JPS60114305 A JP S60114305A
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hollow
amine
hollow fiber
hole
fiber
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Takeshi Yanagimoto
剛 柳本
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Nippon Oil Seal Industry Co Ltd
Nok Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、中空繊維モジュールの処理方法に関する。更
に詳しくは、限外口過モジュールなどとして使用される
中空繊維モジュールの処理方法に関する。
高分子膜を用いた限外口過膜は、主として次の2種類に
分けられる。
(1)高分子重合体を溶剤に溶かし、乾湿式法あるいは
キャスト法によって得られたもの (2)このようにして得られた膜に何らかの後処理を施
し、改質したもの 一般には、前者が殆んどであるが、この膜の耐溶剤性は
、その膜を形成する高分子重合体のそれによって決定付
けられてしまう。つまり、製膜するためには、溶剤に可
溶でなければならないが、製膜後には逆に溶けて欲しく
ないという矛盾がみられ、しかるにこのタイプの膜は乾
湿式法またはキャスト法の溶剤に可溶であることは事実
である。
そこで、耐溶剤性を向上させるために、後者のタイプの
膜が提案されるのである。
本発明者は、一般に耐溶剤性のよい含フツ素高分子重合
体を膜形成材料として選択し、それをアミン類で処理す
ることによりなお一層の耐溶剤性の向上を図った。この
ために、まず乾湿式法などによって含フツ素高分子重合
体製中空繊維を製造し、それをモジュール化するのに備
えてモジュールの長さにそれを切り揃え、アミンまたは
その溶液に浸漬した後それをモジュール化する方法を試
みたが、このような処理方法をとるよりは、中空繊維を
モジュール化した後アミン処理する方法の方がより効率
的であることを見出しだ。
従って、本発明は中空繊維モジュールの処理方法に係り
、中空繊維の処理は、含フツ素高分子重合体製中空繊維
を両端開口部を揃えて束ね、かつ該両端開口部で各繊維
中空部を残して各繊維同士を接着、閉塞させた中空繊維
群を筐体内に該閉塞部を内接するように収容した中空繊
維モジュールをアミンまたはその溶液中に浸漬すること
により行われる。
図面の第1図は、本発明方法で処理される中空繊維モジ
ュールの一態様の中心線断面を実線部分で示したもので
ある。含フツ素高分子重合体製中空繊維1は、紐2,2
′などを用いてその両端開口部3,3′を揃えて束ね(
これは厳密に揃える必要はなく、実質的に揃えられるよ
うに束ねられていればよい)、この両端開口部で各繊維
中空部を残して各繊維同士を接着剤などを用いて接着、
閉塞4.4′させる。このような中空繊維群を筐体5内
に閉塞部(4,4’)を内接するように収容する。
このような状態の中空繊維モジュールを、1級乃至3級
アミン類でアミノ化し、そこに架橋構造を形成せしめる
。中空繊維は、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニ
ル、ポリトリフルオロエチレンなどの含フツ素高分子重
合体から構成されており、これはエチレンジアミン、ト
リエチレンジアミン、1,6−ジアミツヘキサン、p−
フェニレンジアミン、N、N、N’、N’−テトラメチ
ル−1,6−ジアミツヘキサンなどのジアミン、1,2
.3−)リアミノプロパンなどのトリアミンなどのアミ
ン類またはその溶液、一般には水性溶液中に浸漬させる
ことにより容易に反応し、架橋する。
かかる中空繊維モジュールのアミン処理は、通常静置浸
漬方法によって行われるが、この方法では中空繊維の肉
厚部分迄のアミンまたはその溶液の浸透が遅れ、中空繊
維内、外の処理が均一に行なえない場合も存在する。本
発明は、この点での改善をも行なうため更に検討の結果
、中空繊維にその内、外から圧力を加えながら、そこに
アミンまたはその溶液を流すことがより有効な方法であ
ることを見出した。
従って、本発明はまた他の中空繊維モジュールの処理方
法に係り、この中空繊維モジュールの処理方法において
は、含フツ素高分子重合体製中空繊維を両端開口部を揃
えて束ね、かつ該両端開口部で各繊維中空部を残して各
繊維同士を接着、閉塞させた中空繊維群を両端に蓋体を
装着させた筐体内に該閉塞部を内接するように収容し、
一方の蓋体に設けられた孔から他方の蓋体に設けられた
孔に向って中空繊維中空部内を加圧状態のアミンまたは
その溶液を通過させ、前記他方の蓋体の孔から排出され
たアミンまたはその溶液を、筐体の胴部対向位置に設け
られた一方の孔から他方の孔に向って筐体内の中空繊維
の周囲を通過するようにして循環させることが行われる
図面の第2図は、かかる中空繊維モジュールの処理方法
の一態様を概要図として示したものである。アミンまた
はその溶液11は、ポンプ12によって、第1図に示さ
れた中空繊維モジュール13の筐体(5)の両端に0−
リング10 、10’を介して装着させた蓋体6,6′
の一方の蓋体(6)に設けられた孔7から他方の蓋体(
6′)の孔7′に向って中空繊維(1)の中空部内を通
過させ、次いでこのアミンまたはその溶液を背圧弁14
を通過させた後、筐体の胴部8対向位置に設けられた一
方の孔9から他方の孔9′に向って筐体内の中空繊維の
周囲を通過するようにして循環させる。この際、背圧弁
(14)を絞ると、中空繊維中空部を流れるアミンまた
はその溶液は加圧された状態となるので、中空繊維の肉
厚部分へのアミンまたはその溶液の浸透が容易となり、
中空繊維内、外へのアミン処理が均一かつ短時間のうち
に効率よく行なうことができる。
このようにしてアミン処理された中空繊維モジュールは
、次のようにして限外口過に使用される。
口過対象液を、一方の蓋体(6)に設けられた孔(7)
から他方の蓋体(6′)に設けられた孔(7′)に向け
て中空繊維(1)の中空部を通過させる。この際、口過
対象液に数り程度の圧力をかけて操作すると、中空繊維
の肉厚部分を透過した水などの透過液は、透過液出口(
9,9’)から排出される。
限外口過においては、種々のものが対象液とされるので
、その操作を有効に行なう・前提として口過材料たる中
空繊維の耐溶剤性の良好なことが要求されるが、以下の
実施例の結果に示されるように、本発明はかかる要求に
十分こたえ得るものである。
実施例1 ポリフッ化ビニリデン(ペンウォルト社製品カイナー4
60)20重量%、ポリエチレングリコール2重量%お
よびN、N−ジメチルアセトアミド78重量%よりなる
紡糸原液(ドープ液)を用い、乾湿式紡糸法により外径
1.5mg、内径1.0 wnの中空繊維を製造した。
この中空繊維150本を束ね、繊維長30011111
1の第1図に示されるような中空繊維モジュールを作製
した。
この中空繊維モジュールを、エチレンジアミン中に25
℃で所定時間浸漬した。浸漬後のアミン処理効果を調べ
るため、モジュールを構成する個々の中空繊維について
、25℃のアセトン中に1時間浸漬させてその体積膨張
率(ΔV)を膨潤度として測定した。測定結果は、第3
図のグラフに示される。
実施例2 実施例1で作製され、その両端に蓋体を装着させた限外
口過装置を用い、第2図の如くに操作した。このときの
ポンプを経由する液温25℃のエチレンジアミンの流量
は11/分であり、背圧弁により中空繊維中空部内に与
える圧力は0.1¥!とし、このような循環操作を所定
時間性なった。中空繊維のアミン処理効果が、実施例1
と同様にして測定され、その結果を第3図に示した。
限外口過膜として許容される膨潤度としての体積膨張率
は約60〜70%またはそれ以下であり、この値に達す
る迄の浸漬または循環時間がアミンの処理時間として取
扱われる。第3図の結果は、実施例1の浸漬法の場合に
はその処理時間は約3時間弱であり、実施例2の循環法
のそれは約2時間弱となっている。
なお、実施例2の場合に、中空繊維中空部に加えられる
圧力は0.1¥1であったが、一般には約0.05〜1
¥11好ましくは約0.07〜0,2〜の範囲内で用い
られる。これ以下の加圧では背圧効果が十分ではなく、
逆にこれ以上に加圧すると、アミン処理時間の短縮効果
が少なくなるばかりではなく、かえって加圧するだめの
エネルギーの損失面での不利が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明第一の方法で処理される中空繊維モジ
ュールの一態様の中心線断面を実線部分で示したもので
ある。第2図は、本発明第二の方法で処理される中空繊
維モジュールの処理方法の一態様を示す概要図である。 また、第3図は、実施例1〜2で処理された中空繊維モ
ジュールの中空繊維の膨潤度と処理時間との関係を示す
グラフである。 (符号の説明) 1・・・・・・含フツ素高分子重合体製中空繊維3・・
・・・・中空繊維両端開口部 4・・・・・・接着、閉塞部 5・・・・・・筐体 6・・・・・・蓋体 7・・・・・・蓋体に設けられた孔 8・・・・・・筐体の胴部 9・・・・・・胴部に設けられた孔 11・・・・・・アミン液 12・・・・・・ポンプ 13・・・・・・中空繊維モジュール 14・・・・・・背圧弁 代理人 弁理士 吉 1)俊 夫 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、含フツ素高分子重合体製中空繊維を両端開口部を揃
    えて束ね、かつ該両端開口部で各繊維中空部を残して各
    繊維同士を接着、閉塞させた中空繊維群を筐体内に該閉
    塞部を内接するように収容し7?中空繊維モジユールを
    アミンまたはその溶液中に浸漬することを特徴とする中
    空繊維モジュールの処理方法。 2、含フツ素高分子重合体製中空繊維を両端開口部を揃
    えて束ね、かつ該両端開口部で各繊維中空部を残して各
    繊維同士を接着、閉塞させた中空繊維群を両端に蓋体を
    装着させた筐体内に該閉塞部を内接するように収容し、
    一方の蓋体に設けられた孔から他方の蓋体に設けられた
    孔に向って中空繊維中空部内を加圧状態のアミンまたは
    その溶液を通過させ、前記他方の蓋体の孔から排出され
    たアミンまたはその溶液を、筐体の胴部対向位置に設け
    られた一方の孔から他方の孔に向って筐体内の中空繊維
    の周囲を通過するようにして循環させることを特徴とす
    る中空繊維モジュールの処理方法。 3、他方の蓋体の孔から排出されたアミンまたはその溶
    液を絞られた背圧弁を通過させることにより、中空繊維
    中空部内を通過するアミンまたはその溶液を加圧状態と
    する特許請求の範囲第2項記載の中空繊維モジュールの
    処理方法。
JP22019483A 1983-11-22 1983-11-22 中空繊維モジユ−ルの処理方法 Granted JPS60114305A (ja)

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JPH0318488B2 JPH0318488B2 (ja) 1991-03-12

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01224002A (ja) * 1988-03-01 1989-09-07 Yuasa Battery Co Ltd 親水性微孔膜

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01224002A (ja) * 1988-03-01 1989-09-07 Yuasa Battery Co Ltd 親水性微孔膜

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