JPS60113335A

JPS60113335A - 光学ヘッド

Info

Publication number: JPS60113335A
Application number: JP58219707A
Authority: JP
Inventors: Hideo Ando; 秀夫安東
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1983-11-22
Filing date: 1983-11-22
Publication date: 1985-06-19

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の技術分野〕本発明は例えば画像ファイル、静止画ファイルやＣＯＭ
　（コンピューターアウトプットメモリー）等に用いら
れ、集束光により情報記憶媒体の記録層に対し穴を開け
たり、屈折率、反射率等光学的特性を変化させる等局所
的に状態の変化を起こさせて情報の記録を行ない、また
そこから情報の再生を行なうことができる光学ヘッドに
関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

上記種の光学ヘッドとしては、従来、高速に情報の記録
を行なうことができ、この記録と同時にそれを読取り記
録内容を確認する機能を持つものが知られている。

この光学ヘッドでは、第１図に示すように、情報記憶媒
体１の記録層２に対し穴を開けたり、屈折率、反射率等
光学的特性を変化させる等局所的に状態の変化を起こさ
せて情報の記録を行なうため点滅可能な記録用レーザー
ビーム３が情報記憶媒体１の記録層２上に集光され、記
録用集光ビームスポット４を形成する。記録用ビームス
ポット４は溝形状をしたトラッキングガイド５に沿って
移動する。そして、記録用レーザービーム３が点灯した
ところで情報記憶媒体１の記録層４上に局所的な状態変
化が生じ、新たに記録される情報信号ビット６・・・が
形成される。また、記録直後にその記録内容を確認する
だめの読取り用レーザービーム７が集光され、読取す用
集光ビームスポット８を形成する。記録用レーザービー
ム３と読取シ用レーザービーム７は集光するだめ、同一
の対物レンズ９を通過するが、対物レンズ９通過前の平
行光の状態で記録用レーザービーム３の光軸Ｗと読取り
用レーザービーム７の光軸ｒがわずかに傾いているため
、情報記憶媒体１の記録層２上で記録用ｉ光ビームスポ
ット４と読取り用集光ビームスポット８が離れた位置に
存在する。

しかしながら、この光学ヘッドでは、連続して記録を行
なう場合、記録内容の再確認とともにこれから記録しよ
うとするところが本当に目的のところであり、そこに記
録しても問題ないかを事前（記録前）に確認することが
行なわれていない。す寿わち、記録状態を検査すべき読
取り用集光ビームスポット８は進行方向に対し常ニ記録
用集光ビームスポット４の後方に存在している。このた
め、連続的に情報の記録を竹なっている途中で異常を検
出したとしても、その時はすでに誤った記録を行なった
後ということになり、特に以下の状況が生じたときには
重大な問題になる。

（１）連続的記録の途中でトラックがはずれてすでに記
録されている部分へ移った場合、異常を検出する前にす
でに記録されている部分の一部を破壊してしまう。まだ
連続的記録の途中でトラックがはずれてまだ記録されて
いない部分へ移った場合、誤って記録してしまった部分
の前後かなり広い範囲の領域をつぶしてしまう。

（１１）何かの間違いで本来記録すべきでない場所で記
録を開始してしまった場合、記録開始位１ｄの誤りを検
出した時にはすでに記録が始まってさらに、新たに記録
しようとしている部分の状態が悪い（例えば傷や誤って
記録された部分が存在する）ことを検出すると、一度記
録を停止し、読取シ用集光ビームスポット８によって悪
い状態の範囲を確認、記憶した後初めてその部分を除い
たところから記録を開始しなければならない等対処に時
間がかかる。

そこで、近時、上述の問題を解決するために、第２図に
示すように、進行方向に対し記録用集光ビームスポット
４の前方に先行集光ビームスポット（ａ　ｐｒｅ−ｂｅ
ａｍ　５ｐｏｔ　）　１０を形成するようにした光学ヘ
ッドが提案されている。この光学ヘッドでは、情報記憶
媒体１の記録層２上のトラッキングガイド５に沿って少
なくとも３個のビームスポットを略同−線上に配列し、
す力わち、進行方向の前方から順に、少なくとも読取り
を行なうことが可能なビームスポット１０、少なくとも
情報の記録時に用いるビームスポット４、および少なく
とも情報を読取ることが可能なビームスポット８を配列
し、最前の先行ビームスポット１０を用いて、１）その部分にすでに情報の記録がされていないことを
確認するとと。

１１）その部分がごみ、傷等によシもとからエラー率が
高いところではない領域であることを確認すること。

１１１）情報記憶媒体１の作成時にすでにある（原盤作
成時に形成された）、トラッキングガイド５に沿って部
分的に形成された凹凸ピット６の情報を読取ることによ
り情報記憶媒体１上の位置（トラック番号、セクター位
置）を早めに知ること。

１■）記録を行なう前に情報記憶媒体１の記録層２表面
上のどこからどこまでが傷、昔の誤記録等により記録不
適正領域であるかを調査すること。等を行なうようにな
っている。

しかしながら、これら光学ヘッドでは、情報記憶媒体１
で反射し、検出系へ進む光は、読取り用レーザービーム
８、記録用レーザービーム４および先行レーザービーム
１０が重なっている状態になっているため、読取り用レ
ーザービーム８の検出部に記録用レーザービーム４の一
部が込シ込んでしまうという問題がある。

そこで、従来では、読取シ用レーザービーム８の検出部
に記録用レーザービーム４が人らないように読取り用レ
ーザービーム８と記録用レーザービーム４との波長を変
え、ダイクロツクミラーにより分離する方法が知られて
いるが、以下のような現象で記録用レーザービーム４の
混入が生じる場合がある。

■　記録用レーザービーム４がマルチそ−ド発振するた
めにある特定の波長をもった光がグイクロックミラーを
通過してしまう。

■　記録用レーザー素子にばらつきがあり、素子により
発振波長が異なる。

■　グイクロックミラーでも１０（ｌ記録用レーザービ
ーム４を遮光することはできない。

■　記録用レーザービーム４の迷光が発生する。

〔発明の目的〕

本発明は上記事情にもとづいてなされたもので、その目
的とするところは、多重レーザー光のうち特定のレーザ
ー光を他のレーザー光から分離して取出すことができる
ようにした光学へ、ｒ′＆−提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明は、上記目的を達成するために、集束光を用い情
報記憶媒体に対し少なくとも情報の記録および再生を行
なうことが可能であって、合焦点時には少なくとも２個
の集光ビームスポットを上記情報記憶媒体に照射するよ
うにした光学ヘッドにおいて、上記情報記憶媒体に向け
て照射される多重レーザー光を集光する対物レンズと、
合焦点時上記情報記憶媒体で反射し、再び上記対物レン
ズを通過した多重レーザー光の集光面もしくはその近傍
に配置された光抜出部材と、この光抜出部材によシ抜出
された光の進行方向上に配置され多分割された光検出器
とを具備したことを特徴とするものである。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を図面を参照しながら説明する
。第３図および第４図中は記録用レーザー光源であ）、
情報の読取りを行なっているときは消えている。そして
、新たな情報の記録を行なうときは、記録すべき情報を
有した信号が記録用情報信号発生器１２から記録用レー
ザー駆動回路Ｉ３に伝えられ、それに合わせて記録用レ
ーザー光源１１が点滅して記録用レーザービーム１４が
形成される。この記録用レーザー光源１１の裏側から出
た光は記録用レーザー光量モニタ一部１５で受光され、
点灯時の記録用レーザー光量が常に一定になるように記
録用レーザー光量モニタ一部１５の出力が記録用レーザ
ー駆動回路１３に負帰還（フィードバック）される。ま
た、１６は読取多用多重レーザー光源であシ、これから
発生される光量は情報の記録、読取りにかかわらず常に
一定に保たれる。この読取り用多重レーザー光源１６か
らは読取り用レーザービーム１７と先行レーザービム１
８が形成される。読取シ用多重レーザー光源１６の場合
もこれから発光された光の一部が読取り用レーザー光量
モニタ一部１１７で検出され、読取り用レーザー駆動回
路１１８に負帰還（フィードバック）され出力光量の安
定化が図られる。そして、読取り用レーザービーム１７
、先行レーザービーム１８、記録用レーザービーム１４
は多重レーザー光処理部１９で統合され、集光部（対物
レンズ）２０を経て情報記憶媒体２１の記録層２２上に
トラッキングガイド２３・・・に沿って一列に集光され
る。ぞして、トラッキングガイド２３・・・上に順に、
先行ビームスポット２４、記録用ビームスポット２５お
よび読取シ用ビームスポット２６が形成される。また、
情報記憶媒体２１上で反射した光は再び具光部（対物レ
ンズ）２０を通過した後多重レーザー光処理部１９を介
して先行レーザービーム反射光量検出部２７、情報信号
読取９部２８、トラックずれ検出部２９、焦点ぼけ検出
部３０にそれぞれ分配される。但し、情報信号読取り部
２８、トラックずれ検出部２９は同一の光検出器で共用
される場合が多い。−まだ、トラックずれ検出部２９と
焦点ぼけ検出部３０の出力はトラックずれ、焦点ぼけ補
正回路３１を経て集光部（対物レンズ）２０を２軸方向
に動かして補正を行なうトラックずれ、焦点ぼけ補正駆
動回路３２に送られるようになっている。ここで、焦点
ぼけ検出およびトラックずれ検出は１個の集光ビームス
ポット、たとえば読取り用ビームスポット２６を用いて
行なわれる。なお、第４図中３３は情報信号ビットであ
る。

さらに、第５図に示すように、上記読取シ用多重レーザ
ー光源１６は１個の読取シ用レーザー光源３４を備え、
多重レーザー光発生部３５にて多数本のレーザービーム
すなわち、読取シ用レーザービーム１７と先行レーザー
ビーム１８とに分ける。また、上記多重レーザー光処理
部１９はレーザー光合成部３６、アイソレーション部３
７、レーザー光分離部３８に分かれている。多重レーザ
ー光発生部３５にて作られた多重読取り用レーザービー
ム（読取り用レーザービーム１７と先行レーザービーム
１８）と記録用レーザービーム１４はレーザー光合成部
３６により合成され、はぼ類似した光路を通る。

レーザー光合成部３６を通過した多重レーザービームは
偏光ビームスシリツタ−とλ／４板からなるアイソレー
ション部３７を通り、集光部（対物レンズ）２０を経て
情報記憶媒体２ノに到着する。情報記憶媒体２１上で反
射し再び集光部（対物レンズ）２０を通過した多重レー
ザービームはアイソレーション部３７の働きでレーザー
光分離部３８の方向へ向けられる。この多重レーザービ
ームはレーザー光分離部３８にて分離され先行レーザー
ビーム反射光量検出部２１、焦点ぼけ検出部３ｏ１　ト
ラックずれ検出部２９と情報信号読取り部２８とにそれ
ぞれ分割されて送られる。

また、第６図に示すように、記録用レーデ−光源１１に
は定電圧源３９、ダート回路４０゜電流制御回路４１が
直列的に接読されている。

情報の読取りを行なっている時はデート回路４０は閉じ
ており、電流が流れない。情報の記録を行なう時は記録
用情報信号発生器１２の出力に合わせ、ピット形成時の
みダート回路４゜が開く。そして定電圧源３９からダー
ト回路４０、電流制御回路４１を経て記録用レーザー光
源１１に電流が供給される。この供給電流値を電流制御
回路４ノでコントロールすることにより記録用レーザー
光源１１からの断続的な発光量が制御される。情報の記
録を開始した直後は切換え部４２が働き記録用レーザー
光量設定用基準電圧発生部４３からの出力電圧が直接電
流制御回路４１に供給され、その電圧値に差付いた電流
制御が行なわれる。記録用レーザー光源１１の裏側から
断続的に生じるレーザービームは記録用レーザー光量モ
ニタ一部１５で受光される。また、記録用情報信号発生
器１２の信号に同期してサンプルホールド回路４４にて
記録用レーザー光量モニタ一部１５の出力がサンプルホ
ールドされる。そしてこのサンプルホールドされた値と
記録用レーザー光量設定用基準電圧発生器４３で作られ
た他の基準電圧とが差分回路（減算回路）４５にて比較
され、電流制御回路４１に負帰還（フィードバック）さ
れる。

記録開始直後は記録用レーザー光量設楚用基準電圧発生
部４３と電流制御回路４１とかつながっているが、記録
開始してすぐに切換え部４２によって差分回路（減算回
路）４５と電流制置（１回路４１が直接つながるように
切換えられる。

なお、サンプルホールド回路４４のがわりに第７図に示
すようにピーク検出回路４６を用い記録用レーザー光量
モニタ一部１５の出方をサンプルホールドし、記録用レ
ーザー光Ｍ設定用基準電圧発生部４３の基準電圧と比較
するようにしてもよい。また、第６図、第７図では第２
図とは逆に電気信号を実線の矢印で、光路を破線の矢印
で示しである。

次に、上記レーザー光分離部３８部分について説明を加
えると、このレーザー光分離部３８の内部では、情報記
憶媒体２１で反射し、戻ってきた光のうち必要な一部の
みを抜出して各検出器へ投射するようになっている。

すなわち、情報記憶媒体２１で反射し、アイソレーショ
ン部３７で分離され検出系へ進む光は、読取り用レーザ
ービーム１７、記録用レーｆ−ビーム１４および先行レ
ーザービーム１８が重なっている状態となっており、レ
ーザー光分離部３８の内部では上記光が先ずバーフッリ
ズムにより２分割される。そして、分割された一方の光
は、先行レーザービーム１８のミカンとともに、読取り
用レーザービーム１７が抜出され、これによ多焦点ぼけ
検出が行なわれる。

なお、焦点ぼけ検出部３ｏと先行レーザービーム反射光
量検出部２７を１個の検出器に設け、第５図中のブロッ
クＢを形成することも可能である。

まだ、分割された他方の光は、第８図に示すように、読
取り用レーザービーム１７のみが記録用レーザービーム
１４および先行レーザービーム１８から分離されて取り
出され、２分割された光検出器５１上に投光される。そ
して、この２分割光検出器５１により情報信号が読取ら
れるとともにｐｕｓｈ−ｐｕｌｌを用いてトラックずれ
が検出され、この２分割光検出器５１で第５図のブロッ
クＡが形成される。すなわち、平行光状態では読取シ用
レーザービーム１７、記録用レーザービーム１４およヒ
先行レーザービーム１８はそれぞれ重なり合って混在檄
しているが、読取り用レーザービーム１７の光軸ｒと記
録用Ｖ−ｆ−１：’−ム１４の光軸Ｗと先行レーザービ
ーム１８の光軸ｐとが互いにわずかに傾いているので、
光路上に配置された投射レンズ５２によりその集光点も
しくは集光点近傍で上記読取シ用レーザービーム１７、
記録用レーザービーム１４および先行レーザービーム１
８は分離される。この分離される部分（集光点もしくは
その近傍）には光抜出部材５３が配置されており、この
光抜出部材５３により読取り用レーザービーム１７のみ
が取出され、光検出器５ノ上へ投射される。ここで、光
抜出部材５３としてナイフェツジを用いると比較的高精
度のル；４整が答易に行なえる。また、先行し・−ザー
ビーム１８と記録用レーザービーム１４を完全に遮光す
ることができる（なお、第８図中、２５′は光抜出部材
５３に遮光されて形成された記録用集光ビームスポット
、２４′は同じく先行ビームスポットである。）ので、
両者の影響を受けることはなく安定に読取り用レーザー
ビーム１７のみを取出すことができる。

ところで、トラックずれ検出方法としては上述したよう
にｐｕｓｈ−ｐｕｌｌ法があり、これは、合焦点詩集光
ビームスポットが情報記憶媒体２１の記録層２２表面に
あるトラッキングガイド２３を横切るとその集光点に対
するｆａｒ　ｆｉｅｌｄ面上に左右非対称なノ４ターン
が現われることを利用し、トラッキングガイド２３の伸
びる方向を投影した方向と直交する方向に沿って２個の
光検出セル（感知領域）を配列した光検出器をｆａｒ　
ｆｉｅｌｄ面上に置き、各光検出セルからの検出信号の
差を用いてトラックずれを検出する方法である。ここで
、合焦点時検出系方向での集光面では情報記憶媒体２１
の記録層２２表面に対する結像面になるため、トラッキ
ングガイド２３を横切っても左右非対称なＡＩエターμ
現われず、したがって、この位置に光検出器を置いても
トラックずれを検出することができない。

そこで、上記光検出器５ノは、光抜出部材５３によシ抜
出された読取り用レーザービーム１７の進行方向であっ
て、その集光点で読取り用レーザービーム１７の焦点深
度の長さ以上にその集光点より後方に配置され、しかも
、集光ビームスポットの並ぶ方向（なお、情報記憶媒体
２１の記録層２２表面上のトラッキングガイド２３が伸
びている方向を投影した方向と合焦点時に検出方向で各
レーザービームの集光ビームスポットの並ぶ方向は互い
に平行である。）に対し直交する方向に２つの光検出セ
ル５１ａ。

５１ｂが並べられている。そして、この配置によれば、
安定したトラックずれ信号が得られることが実験により
確められている。また、２つの光検出セル６１ｈ、５１
ｂの検出信号を加算することによシ情報信号の読取りを
行なうことができる。

また、光検出器５１および光抜出部材５３の設置方法と
しては、通常、これらを別々に準備し、読取り用レーザ
ービーム１７の光軸ｒに合せて光検出器５１の位置決め
を行なった後、最適位置に光抜出部材５３を設置する方
法が考えられるが、光検出器５１上の読取り用レーザー
ビーム１７のスポットサイズよりも光検出セル５１　ａ
　、　５　’１　ｂの面積の方が充分広い場合には読取
り用レーザービーム１７が光検出セル５１ａ。

５１ｂからはみ出さない限りは光検出セル５１ａ。

５１ｂの中心と読取り用レーザービーム１７の光軸ｒと
がずれていても差支えない。しだがって、光検出器５１
と光抜出部材５３とを予め一体物とし、両者間の位置を
機械的精度で決めるとともに、光抜出部材５３の抜出し
端面５３ｈと光検出器５１上の２つの光検出セル５１ａ
。

５１ｂの並ぶ方向とを平行にする（これによシ必然的に
光抜出部材５３の抜出し端面５Ｊａと合焦点時に多重レ
ーザー光の集光面上に並ぶ各レーザー光の集光ビームス
ポットの並ぶ方向とは直角になっている。）ことにより
、光学ヘッドの組立て調整をより簡単に行なうことがで
きる。

また、この組立て調整は次のように行なう。

先ず、常に別の系を用いて焦点状態を保っておく。そし
て、第８図の状態で光検出器５１と一体化した光抜出部
材５３を左右に動かしながら光検出器５１方向に透過し
た光量を測定することにより光抜出部材５３が存在する
面上でのビームスポットサイズを知ることができる。次
に、光抜出部材５３を第８図において上下方向にずらし
て同様の測定を繰返すことによシ読取り用レーザービー
ム１７の集光点の上下の位置がまる。さらに、読取り用
レーザービーム１７を通過させ、記録用レーザービーム
１４を遮光する適当な位置に光抜出部材５３の左右方向
を決める。最後に、光検出セル５１　ｍ、　、　５　ｌ
　ｂに均等に読取シ用レーザービーム１７が当たるよう
に光検出器５１の奥行き方向の位置を決める。

また、光検出器５１の光検出を行なうチップは、通常、
ＣＡＮタイプのノ４　ツケージに内蔵さへ光の入ってく
る前面にはカバーガラスが取り付けてあり、そのカバー
ガラスの一部を着色したり、テープを貼ったシ、または
ナイフェツジ板を乗せる等カバーガラスの一部に光抜出
部材５３を形成することによシ光抜出部材５３と光検出
器５１とを一体物として構成することができる。

以上の構成によれば、１）ナイフェツジ等の光抜出部材５３で遮光してしまう
ので、読取り用レーザービーム１７を完全に記録用レー
ザービーム１４や先行レーザービーム１８から分離して
取出すことができる。

１１）合焦点時の検出系方向での集光面（結像面）上な
いしはその極近傍面上に光抜出部材５３を配置しである
ので、情報記憶媒体２１の面ぶれやうねり等で情報記憶
媒体２１の記録層２２表面が傾いても光抜出部材５３の
存在する面上で各集光ビームスｙｔ？、）の位置が移動
することがない。つまり、情報記憶媒体２１の記録層２
２表面が傾いても非常に安定に分離することができる。

１ｉＤ１本のレーザービームのみを用いた光学系ではト
ラックずれ検出系としては平行な状態のレーザービーム
を投射レンズを用いて収束性の光に変えた後、トラック
ずれ検出用光検出器で信号を検出しているが、この光学
系に対し本実施例では単に光検出器５１を集光点より後
方にずらし集光面上に光抜出部材５３を付加しただけで
ある。つまり、１本のレーザービームのみを用いた従来
の光学系に対し、はとんど手を加えることなく（非常に
少ない付加部品点数で）容易にレーザービームの分離を
行なうことができる。

１■）光学系の組立て調整が非常に容易にでき、コスト
的にも安価で作ることができる。

い　光抜出部材５３と多分割された光検出器５１とが一
体物で構成されている場合にはより組立て調整が容易に
行なえる。

なお、上記実施例では、２分割された光検出器５１で情
報信号の読取りおよびトラ、りずれ検出を行なうように
したが、本発明はこれに限ることなく、たとえば第９図
に示すように、４分割された光検出器５４で情報信号の
読取シ、トラックずれ検出および焦点はけ検出を行なう
ようにしてもよい。すなわち、それぞれ平行状態で進行
する読取り用レーザービーム１７、記録用レーザービー
ム１４および先行レーザービーム１８は投射レンズ５２
を通過した後回一平面上で集光するが、この平面上に光
抜出部材５３を配置４シ記録用レーザービーム１４と先
行レーザービーム１８を遮光するとともに光抜出部材５
３をその抜出し端面５３！Ｌが略読取り用レーザービー
ム１７の光軸ｒ上にくるように配置する。そして、その
後方に直交する対角線状に４分割された光検出器５４を
配置し、この光検出器５４の中心（４分割された光検出
セル５４ｃ、５４ｔｌ、５４＠、５４１の交点）が読取
シ用レーザービーム１７の光軸ｒ上にくるようにすると
ともに分割線の１本が集光面上で複数ノ集光ビームスポ
ットの並ぶ方向と平行に、他の１本が直角になるように
する。しかして、光検出器５４の光検出セル５４ｃ、５
４ｄ。

５４ｅ、５４ｆから得られる各検出信号のうち（（Ｃ＋
Ｄ）−（Ｅ＋Ｆ））の演算を電気的に行ない焦点ぼけ検
出を行なう。また、（（Ｃ＋Ｆ）−（’Ｄ＋Ｅ））によりトラックずれ検出
を行なう。さらに、４つの検出信号の和（Ｃ＋Ｄ＋Ｅ＋
Ｆ　）により情報信号を読取る。

（なお、この光検出器５４には先行ビーム反射光量検出
部２７の機能は備わっておらず、投射レンズ５２に入射
する前に平行々レーザービームをハーフプリズムで分割
し、先行レーザービーム１８のみを分離して取り出し検
出する。）したがって、必要部品点数も少なく非常に簡
単な系で読取りレーザービーム１７を記録用レーザービ
ーム１４および先行レーザービーム１８から分離できる
ばかりでなく情報信号の読取り、焦点ぼけ検出およびト
ラックずれ検出を行なうことができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、集束光を用い情報
記憶媒体に対し少なくとも情報の記録および再生を行な
うことが可能であって、合焦点時には少なくとも２個の
集光ビームスポットを上記情報記憶媒体に照射するよう
にした光学ヘッドにおいて、上記情報記憶媒体に向けて
照射される多重レーザー光を集光する対物レンズと、合
焦点時上記情報記憶媒体で反射し、再び上記対物レンズ
を通過した多重レーザー光の集光面もしくはその近傍に
配置された光抜出部材と、との光抜出部材によシ抜出さ
れた光の進行方向上に配置され多分割された光検出器と
を具備したから、多重レーザー光のうち特定のレーザー
光を他のレーザー光から分離して取出すことができる等
の優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例を示す説明図、第２図は他の従来例を示
す説明図、第３図は本発明の一実施例を示すブロック図
、第４図は同実施例における情報記憶媒体上に向けられ
るレーザービームの状態を示す斜親図、第５図は第２図
に示される光学ヘッドを部分的に詳細に示すブロック図
、第６図は同実施例における記録用レーザー光源の駆動
系を示すブロック図、第７図は記録用レーザー光源の駆
動系の他の実施例を示すブロック図、第８図は第５図に
示されるレーザー光分離部部分を示す説明図、第９図は
他の実施例を示す説明図である。１７・・・読取り用レーザービーム、１８・・・先行レ
ーザービーム、２ｏ・・・集光部（対物レンズ）、２１
・・・情報記憶媒体、２４・・・先行ビームスポット、
２５・・・記録用ビームスポット、２６・・・読取り用
ビームスポット、５１・・・光検出器、５１ａ。５１ｂ・・・光検出セル、５３・・・光抜出部材、５４
・・・光検出器、５４ｃ、５４ｄ、５４ｅ、５４ｆ・・
・光検出セル。出願人代理人　弁理士　鈴　江　武　彦第６図１１第７図第８図５１ｂ　５３ａ　２５’　２４″

Claims

【特許請求の範囲】

（１）集束光を用い情報記憶媒体に対し少なくとも情報
の記録および再生を行なうことが可能であって、合焦点
時には少なくとも２個の集光ピームスポ、トを上記情報
記憶媒体に照射するようにしたものにおいて、上記情報
記憶媒体に向けて照射される多重レーザー光を集光する
対物レンズと、合焦点時上記情報記憶媒体で反射し、再
び上記対物レンズを通過した多重レーザー光の集光面も
しくはその近傍に配置された光抜出部材と、との光抜出
部材により抜出された光の進行方向上に配置され多分割
された光検出器とを具備したことを特徴とする光学ヘッ
ド。
（２）合焦点時に多重レーザー光の集光面上に並ぶ各レ
ーザー光の集光ビームスポットのうち１個の集光ビーム
スポットのみを光抜出部材により抜出して光検出器上に
投光するようにしたことを特徴とする特許請求の範囲第
１項記載の光学ヘッド。
（３）合焦点時に多重レーザー光の集光面上に並ぶ各レ
ーザー光の集光ビームスポットの並ぶ方向と多分割され
た光検出器上の少なくとも２つ光検出セルの並ぶ方向と
を直交させ、しかも合焦点時に多重レーザー光の集光面
よシ後方で、その集光ビームスポットの焦点深度よυも
離れた位置に光検出器を配置したことを特徴とする特許
請求の範囲第１項記載の光学ヘッド。
（４）光抜出部材としてナイフェツジを用いたことを特
徴とする特許請求の範囲第１゛項または第２項記載の光
学ヘッド。
（５）　光抜出部材の抜出し端面と多分割された光検出
器上の少なくとも２つの光検出セルの並ぶ方向とを平行
にしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光
学ヘッド。
（６）光抜出部材と多分割された光検出器とを一体物で
構成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の
光学ヘッド。
（７）　多分割された光検出器の前面に付いているカバ
ーガラスの一部に光抜出部材を形成したことを特徴とす
る特許請求の範囲第６項記載の光学ヘッド〇
（８）光検出器を少なくとも対角線状に４分割したこと
を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の光学ヘッド。
（９）光検出器上での光検出セルを互いに直交する方向
に４分割し、しかも分割線の１本を集光面上で複数の集
光ビームスポットの並ぶ方向と平行にしたことを特徴と
する特許請求の範囲第９項記載の光学ヘッド。