JPS6011250B2 - 玉軸受の取付け方法 - Google Patents
玉軸受の取付け方法Info
- Publication number
- JPS6011250B2 JPS6011250B2 JP5257677A JP5257677A JPS6011250B2 JP S6011250 B2 JPS6011250 B2 JP S6011250B2 JP 5257677 A JP5257677 A JP 5257677A JP 5257677 A JP5257677 A JP 5257677A JP S6011250 B2 JPS6011250 B2 JP S6011250B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raceway
- circumferential groove
- ball bearing
- convex
- ring
- Prior art date
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- Expired
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- Rolling Contact Bearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、玉軸受の改良に関し、詳しくは、円弧軌道
(1つの中心、1つの半径による半円軌道)をもった軸
受を、装置への取付け状態にあっては、前記円弧軌道が
二次曲線面(放物線、双曲線、楕円などのように、溝底
から溝肩に行くにしたがって次第にその曲率半径が変化
している曲面)に変化させた玉軸受の取付け方法に関す
るものである。
(1つの中心、1つの半径による半円軌道)をもった軸
受を、装置への取付け状態にあっては、前記円弧軌道が
二次曲線面(放物線、双曲線、楕円などのように、溝底
から溝肩に行くにしたがって次第にその曲率半径が変化
している曲面)に変化させた玉軸受の取付け方法に関す
るものである。
従来より軸受負荷容量の増大、回転性能および音響性能
の向上、振動やトルクの減少などを計る手段として玉の
ころがり軌道を二次曲線とすることは、実公昭34−1
7521号公報、特公昭40−7608号公報などによ
って知られているが、前記二次曲線の成形加工がきわめ
てむづかしく実施化の面で問題があった。
の向上、振動やトルクの減少などを計る手段として玉の
ころがり軌道を二次曲線とすることは、実公昭34−1
7521号公報、特公昭40−7608号公報などによ
って知られているが、前記二次曲線の成形加工がきわめ
てむづかしく実施化の面で問題があった。
この発明は、従来の円弧軌道をもった玉軸受の外輪また
は内輪のはめあい面に特定幅の凸筒面あるいは凹周溝を
設け、装置、すなわち藤またはハウジングへの圧着隊合
の際に、前記軌道論をたわみ変形させて取付け、前記円
弧軌道を二次曲線に変化させるようにした玉軸受の取付
け方法を提供するものである。
は内輪のはめあい面に特定幅の凸筒面あるいは凹周溝を
設け、装置、すなわち藤またはハウジングへの圧着隊合
の際に、前記軌道論をたわみ変形させて取付け、前記円
弧軌道を二次曲線に変化させるようにした玉軸受の取付
け方法を提供するものである。
次にこれを第1図ないし第4図に示す代表的な一つの実
施例について説明すると、1は円弧軌道11をもった外
輪、2は円弧軌道21をもった内輪、3は玉、4は回転
軸、5はハウジング、で,は玉3の半径、【2は装置へ
の取付け前における外輪軌道1 1の半径、r3は同じ
く内輪軌道21の半径である。
施例について説明すると、1は円弧軌道11をもった外
輪、2は円弧軌道21をもった内輪、3は玉、4は回転
軸、5はハウジング、で,は玉3の半径、【2は装置へ
の取付け前における外輪軌道1 1の半径、r3は同じ
く内輪軌道21の半径である。
はじめに第1図に示す実施例において、外輪1は、ハウ
ジングに対するはめあい面となる外周面のうち、特に半
径r2による円弧軌道1 1と対応する位置に、前記軌
道1 1の中風,よりも4・さし、幅12をもった凸周
面12が形成されている。
ジングに対するはめあい面となる外周面のうち、特に半
径r2による円弧軌道1 1と対応する位置に、前記軌
道1 1の中風,よりも4・さし、幅12をもった凸周
面12が形成されている。
内輪2は、前記外輪1と同様、藤に対するはめあい面と
なる内周面のうち、特に半蓬けこよる円弧軌道21と対
応する位置に、前記軌道12の幅13よりも小さい中願
4をもつた凸周面22が形成されている。
なる内周面のうち、特に半蓬けこよる円弧軌道21と対
応する位置に、前記軌道12の幅13よりも小さい中願
4をもつた凸周面22が形成されている。
このような軌道輪をもつて形成された第1図に示す軸受
は、例えば第2図のように、前記凸周面を相手部材(ハ
ウジングまたは回転軸)に対するはめあい面とし、かつ
後述するたわみ変形が生じるような比較的強い緒代をも
って圧着隊合される。
は、例えば第2図のように、前記凸周面を相手部材(ハ
ウジングまたは回転軸)に対するはめあい面とし、かつ
後述するたわみ変形が生じるような比較的強い緒代をも
って圧着隊合される。
すると軌道輪は前記はめあい面を支点として弓状にたわ
み変形し、前記円弧軌道11および21は「溝底より溝
肩に行くに従って次第に曲率半径の大きくなったr2′
,r2″,ら…一による二次曲線の曲面状となり、使用
状態にあっては、あらかじめ前記双曲線状の二次曲線の
軌道をもった軸受と全く同様の効果が得られる。第3図
は、前記実施例の凸周面に代り凹周溝とした他の実施例
を示したもので、外輪1の凹周溝13の藩中剛bは、軌
道1 1の中風aとほぼ等しく形成されており、また内
輪の凹周溝23の溝幅ldは、軌道21の幅lcよりも
小さく形成されている。
み変形し、前記円弧軌道11および21は「溝底より溝
肩に行くに従って次第に曲率半径の大きくなったr2′
,r2″,ら…一による二次曲線の曲面状となり、使用
状態にあっては、あらかじめ前記双曲線状の二次曲線の
軌道をもった軸受と全く同様の効果が得られる。第3図
は、前記実施例の凸周面に代り凹周溝とした他の実施例
を示したもので、外輪1の凹周溝13の藩中剛bは、軌
道1 1の中風aとほぼ等しく形成されており、また内
輪の凹周溝23の溝幅ldは、軌道21の幅lcよりも
小さく形成されている。
このように形成された第3図の軸受は、例えば第4図に
示すように、前記凹周面13,23の両側の残りの面を
相手部材(ハウジングまたは回転軸)に対するはめあい
面とし、後述するたわみ変形が生じるような比較的強い
締代をもって圧着隊合される。
示すように、前記凹周面13,23の両側の残りの面を
相手部材(ハウジングまたは回転軸)に対するはめあい
面とし、後述するたわみ変形が生じるような比較的強い
締代をもって圧着隊合される。
すると前記軌道、すなわち、外輪1および内輪2は、前
記はめあい面を支点として弓状にたわみ変形し、円弧軌
道11および12は溝底より肩部に行くに従って次第に
曲率半径の小さくなったr2′,r2″,r2M一によ
る二次曲線をもった曲面状となり、使用状態にあっては
あらかじめ前記二次曲線の軌道をもった軸受と全く同様
の効果が得られる。なお実施例では、凸周面および凹周
溝の幅を軌道幅とほぼ等しいかそれよりも小さい幅とし
たが、前記面幅および溝幅は、求める軌道の変形量、相
手部材に対するはめあい力などにより適宜定めるもので
ある。
記はめあい面を支点として弓状にたわみ変形し、円弧軌
道11および12は溝底より肩部に行くに従って次第に
曲率半径の小さくなったr2′,r2″,r2M一によ
る二次曲線をもった曲面状となり、使用状態にあっては
あらかじめ前記二次曲線の軌道をもった軸受と全く同様
の効果が得られる。なお実施例では、凸周面および凹周
溝の幅を軌道幅とほぼ等しいかそれよりも小さい幅とし
たが、前記面幅および溝幅は、求める軌道の変形量、相
手部材に対するはめあい力などにより適宜定めるもので
ある。
また前記凸筒面または凹周溝も実施例のように、外内輪
の両方に設けたり、いずれかの一方に設けたり、あるい
は一方の軌道論を凸周面とし他方の軌道論を凹周溝とし
た組合せ形式としたりして実施するものである。
の両方に設けたり、いずれかの一方に設けたり、あるい
は一方の軌道論を凸周面とし他方の軌道論を凹周溝とし
た組合せ形式としたりして実施するものである。
以上述べたようにこの発明の玉軸受の取付け方法にあっ
ては、従来のような円弧軌道をもった玉軸受にあって、
外輪または内輪の軌道論のもつ軌道と対応するはめあい
面の一部に凸周面あるいは凹周溝を形成し、相手部材に
対する取付け時の圧着鉄合によって前記軌道論をたわみ
変形させ、取付け状態にあってはあらかじめ溝底から溝
肩に行くにしたがって曲率半径が変化するいわゆる二次
曲線状の軌道をもった玉軸受と同じ作用効果が得られる
。
ては、従来のような円弧軌道をもった玉軸受にあって、
外輪または内輪の軌道論のもつ軌道と対応するはめあい
面の一部に凸周面あるいは凹周溝を形成し、相手部材に
対する取付け時の圧着鉄合によって前記軌道論をたわみ
変形させ、取付け状態にあってはあらかじめ溝底から溝
肩に行くにしたがって曲率半径が変化するいわゆる二次
曲線状の軌道をもった玉軸受と同じ作用効果が得られる
。
従って、加工性、コストなどの面できわめて有効である
ことは勿論のこと加工上問題のあった二次曲線軌道をも
った玉軸受が容易に得られる。
ことは勿論のこと加工上問題のあった二次曲線軌道をも
った玉軸受が容易に得られる。
第1図はこの発明の軸受の取付け前の構造を示す縦断側
面図、第2図は装置に取付けられて完成されたこの発明
の玉軸受装置を示す要部断面図、第3図は他の実施例を
示す第1図相当図、第4図はこの発明の軸受装置を示す
第2図相当図である。 図中、1は外輪、2は内輪、3は玉、4は回転軸、5は
ハウジング、12,22は凸周面、13,23は凹周溝
である。 多′胸 髪J図 拳2′費 多4函
面図、第2図は装置に取付けられて完成されたこの発明
の玉軸受装置を示す要部断面図、第3図は他の実施例を
示す第1図相当図、第4図はこの発明の軸受装置を示す
第2図相当図である。 図中、1は外輪、2は内輪、3は玉、4は回転軸、5は
ハウジング、12,22は凸周面、13,23は凹周溝
である。 多′胸 髪J図 拳2′費 多4函
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 任意の半径をもった円弧軌道を有し、かつ、軸また
はハウジングに対するはめあい面となる周面の少なくと
も一方の周面の軸方向の中央部に適当な幅の凸周面また
は凹周溝をもった軌道輪を有する玉軸受の前記軌道輪の
凸周面または凹周溝の両側面を、軸またはハウジングに
対し強い締代をもって圧着嵌合し、該圧着嵌合によって
前記軌道輪をたわみ変形させ、該変形によって前記軌道
を、溝底より肩部に行くに従って次第に曲率半径が大き
くなるかまたは少さくなった曲面状に形成したことを特
徴とした玉軸受の取付け方法。 2 凸周面または凹周溝の幅を、軌道幅とほぼ等しいか
それよりも小さい幅に形成した特許請求の範囲第1項記
載の玉軸受の取付け方法。 3 凸周溝または凹周溝を、外輪および内輪の両方に形
成した特許請求の範囲第1項記載の玉軸受の取付け方法
。 4 凸周面または凹周溝を、外輪または内輪のいずれか
一方に形成した特許請求の範囲第1項記載の玉軸受の取
付け方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5257677A JPS6011250B2 (ja) | 1977-05-10 | 1977-05-10 | 玉軸受の取付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5257677A JPS6011250B2 (ja) | 1977-05-10 | 1977-05-10 | 玉軸受の取付け方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS53139047A JPS53139047A (en) | 1978-12-05 |
JPS6011250B2 true JPS6011250B2 (ja) | 1985-03-25 |
Family
ID=12918623
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5257677A Expired JPS6011250B2 (ja) | 1977-05-10 | 1977-05-10 | 玉軸受の取付け方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6011250B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0830526B2 (ja) * | 1986-12-26 | 1996-03-27 | 富士重工業株式会社 | 無段変速機のプーリ軸支持装置 |
JPH074925U (ja) * | 1993-06-25 | 1995-01-24 | 泉陽機工株式会社 | 遊戯装置用旋回輪軸受 |
JP3638303B2 (ja) * | 1994-01-31 | 2005-04-13 | 日本精工株式会社 | ハーフトロイダル型無段変速機用スラスト玉軸受 |
JP2007170615A (ja) * | 2005-12-26 | 2007-07-05 | Nsk Ltd | 転がり軸受 |
JP6613845B2 (ja) * | 2015-11-25 | 2019-12-04 | 株式会社ジェイテクト | 転がり軸受 |
JP7319520B2 (ja) | 2019-03-27 | 2023-08-02 | ダイキン工業株式会社 | 軸受構造 |
-
1977
- 1977-05-10 JP JP5257677A patent/JPS6011250B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS53139047A (en) | 1978-12-05 |
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