JPS60110695A - 給油装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は給油ホースの先端に付設したノズルの内蔵弁を
操作して給油を行なう形式の給油装置に関するものであ
る。

この種の給油装置としては、給油所の地上に設置した給
油機ハウジングから導出されたホースの先端のノズルを
非給油時に給油機ハウジングのノズルケースに掛は留め
（すなわち、給油待機時位置におき）、給油時にノズル
をノズルケースから外して給油を行なう地上設置式給油
装置と、給油所の上方（例えば建物の天井）から長いホ
ースを昇降可能に吊り下げその下端にノズルを付設し、
非給油時にはノズルが地上１．８ｍ程度の給油待機時位
置にあるようにホースを上昇させ、給油時にはこの位置
よりホースを給油時位置まで下降させるようにした天井
吊下げ式給油装置とがある。

ところで、給油装置には油を貯油タンクから汲み出すポ
ンプと給油量（および必要に応じて給油金額）を計数表
示する表示器が備えられているが、ノズルを給油待機時
位置から外したとき、または下降させたときポンプが駆
動されるとともに表示′器が瞬時にリセットされ、給油
の進行に応じて給油量（および金額）が表示され、所定
の給油量に達するとノズルの内蔵弁が閉止され、ノズル
を給油待機時位Ｗ＆＝こ戻すとポンプが停止されるよう
になっているのが普通である。

ホースは弾力性があるので、ポンプの作動中にノズルの
内蔵弁を閉じるとポンプからの吐出圧によってホースは
膨張するが、ノズルを給油待機時位置に戻してポンプが
停止させられると、ホース内の圧力は徐々に減少しホー
スは膨張状態から元の状態に復帰する。

ノズルの内蔵弁が閉じられて・ホースがまだ膨張状態に
ある間に（例えば前回給油の直後、またはポンプが運転
されたままのとき）次回の給油を行なう場合は問題はな
いが、ホース（の内圧）が元の状態に復帰した後に次回
の給油を行なうとぎは、ノズルを給油待機時位置から外
すかまたは下降させてから（このときポンプが駆動され
表示器が帰零される）ノズルの内蔵弁を開いて給油を開
始するまでの間にホースが膨張する分（不正計量分）の
油が給油されていないにも拘らず計量表示されることに
なって不都合である。特に天井吊下げ式の給油装置では
長いホースが使用されるので上記不正計量分が多くなり
問題である。

この問題はプリセット給油装置や「丁度停止」給油装置
においても生じる。

プリセット給油装置は予め設定（プリセット）した足の
給油が行なわれたとき給油を自動的に停止させるように
した装置であり、「丁度停止」給油装置は所望の給油量
に達する少し手前で例えばノズルの内蔵弁を操作するな
どして所定の流ｉ（速）変化を生じさせることにより所
望の給油量で過不足なく給油を停止させる装置であるが
、これらの装着において給油停止をポンプを停止させる
ことによって行なうようにした場合、ポンプ停止時には
ノズルの内蔵弁は開いているからホース内圧は直ちに低
下してしまうし、またポンプの２次側（ホース側）の送
油管路に挿設した電磁弁を閉止する構成の場合でもホー
スの内圧の低下はまぬがれないから、次回給油時におい
て不正計量の問題は生じる。

以上の問題を解決するために、本発明は貯油タンクから
ポンプで汲み出された油を流量計で計量しホース先端の
ノズルを介して給油するとともに計量値を表示する表示
器を備え、毎回の給油のための前記ポンプの始動時に前
記表示器の前回給油の表示値が帰零されるように構成さ
れた給油装置をこおいて、前回給油の完了によるポンプ
の停止時から今回給油のためのポンプの始動時までの経
過時間に応じて、または、前回の給油における給油方式
に応じて、表示器の帰零動作時間を可変に構成したこと
を特徴とする。

以下図示実施例を詳細に説明する。

第１図は本発明を実施した天井吊下式給油装置の概略構
成図である。

１は給油所の地下の貯油タンク、２は油汲上げ管、３は
ポンプ、３′はポンプ用モータ、４は流量計、５は流量
計による計測油量に応じた数のパルス（流量パルス）ａ
を発生する流量２２７発信器、６は制御回路、７は給油
量等の表示器、８は送油管、９は給油所建物の天井、１
０はホース、１１はホース昇降装置、１２は給油ノズル
、１３はホースｌＯの昇降、表示器７のリセット　（帰
零）およびポンプ３のオンオフ制御のためのスイッチ１
４（第２図）の操作紐、１５は表示器７の瞬時リセット
スイッチ１６の操作ボタン、Ａはノズ／Ｌ／１２の営業
終了時における位置、Ｂは同給油待機時位置、Ｃは同給
油時位置である。

第２図は制御回路６の詳細を示す。

スイッチ１４はノズ／Ｉ／１２を給油待機時位ＭＢから
給油時位置Ｃへ降下させるべく操作されるとその出力信
号Ｏが低（ロー）レベ／Ｌ／Ｌから高（／Ｓイ）レベＡ
／Ｈとなり、ノズルが位置Ｏにある間はＨのままであり
、給油が完了してノズ／Ｌ７１２を給油時位置○から上
昇させるべく操作されると出力信号Ｃはハイレベ／ｌ／
Ｈからローレベ／Ｌ’Ｌとなり、ノズ／Ｌ／１２が位ｆ
ｉＢにある間はＬｉ２）ままである。

なお、ノズル１２（ホース）の昇降のための駆動モータ
は図示を省略する。

ノズ／Ｌ７１２を給油待機時位置Ｂから下降させるべく
スイッチ１４を操作すると信号ＯがＴ、　−＋　Ｈとな
りモータ制御回路１７がボンデモータ３′　を付勢する
。給油の進行に応じて発生される流量パルスａは計数回
路１８で計数され計数値信号ｅが出力され表示器７がこ
の信号ｅに基づいて給油量および必要に応じて給油金額
等を表示する。

１９は丁度停止回路で、流量パルスａと計数値信号ｅと
を受け、停止信号ｆ　（１個のパルス）を出力する。す
なわち、給油量が所望の給油量に近くなったとき、給油
操作者が例えばノズμ１２の内蔵弁を操作して流量を反
覆変化させると、流ｉパルスａの周期が変化するので、
この変化が予め定めた変化態様と一致した後丁度停止回
路１９が計数値信号ｅにより給油量が端数のない丁度の
値になったことを判定したとき（実際はオーバーフンな
見込んで少し手前で）停止信号ｆを発生しでポンプモー
タ３を停止させる。

プリセット給油を行なう場合は、給油操作前にプリセッ
トキーボード２０により所望給油量をプリセット回路２
１に設定する。設定（プリセット）された給油量は比較
回路２２で計数値信号ｅ（現実の給油りと比較され、両
者が一致すると、比較回路２２は停止信号ｇ、（１個の
パルス）を出方する。

給油方式記憶回路２３は停止信号ｆまたはｇを記憶して
出力信号すを発生する。すなわち給油方式記憶回路２３
は今回の給油が丁度停止方式またはプリセット給油方式
で行なわれたことを記憶して信号すを出力する。この信
号すは連続信号でこの回路２３がリセットされるまで継
続する。

給油が完了してノズル１２を給油時位置０から給油待機
時位置Ｂに上げるべくスイッチ１４を操作すると前述の
ように信号ＣがＨ−＋Ｌとなる。これによりホース昇降
用モータ（図示省略）が付勢されポンプ用モータ３′　
が消勢され、丁度停止回路１９、プリセット回路２１が
リセットされる。

次回給油のためノズ／Ｌ７１２を給油待機時位置Ｂから
下降させるべくスイッチ１４を操作すると、信号ＣがＬ
−）Ｈとなり、ホース昇降用モータが逆転付勢され、ポ
ンプ用モータ３′が付勢される。

信号ＯのＬ−＋Ｈにより、待機時間対応信号発生回路２
４が信号ＣがＬであった時間（モータ３′が消勢されて
いる時間）ｔ（１１こ対応する内容の待機時間対応信号
ｄを発生してこれを帰零信号発生回路２５１こ与える。

帰零信号発生回路２５には、前回の給油が丁度停止給油
かあるいはプリセット給油かｔこよって行なわれていた
ときは給油方式記憶回路２３から信号すも与えられてい
る。帰零信号発生回路２５は信号ｃ　ｆ）　Ｌ　−＋　
Ｈの変化により信号ｄと信号すとを比較して、より長い
帰零状態時間を計数回路１８に要求する方の信号を採用
して、採用した信号の内容に応じた持続時間（帰零状態
時間）の帰零信号りを出力して計数回路１日に与えその
時間の量計数回路１８を帰零状態に置く。従って、この
間ポンプモータ３′　の付勢によりポンプ３が作動を開
始しノズル１２の弁が末だ閉止状態であるにもかかわら
すホース１ｏの膨弦により流量パルスａを計数すること
がないので、不正計量が行なわれることがない。

帰零信号発生回路２５による信号ａとｂの比較が完了す
ると、先の信号ＯのＬ−Ｈが遅延回路２６を介して給油
方式記憶回路２３に与えられこれなりセラＦする。

帰零信号りの内容（帰零状態時間）　ｔｈは、前述の待
機時間対応信号ｄの内容（ポンプモータ３′が消勢され
ている時間）　ｔ（Ｈによって例えば次表の通り選定で
きる。

ｔｄ　１０秒以内　１分以内　１分〜１時間　１時間超
ｔｈ　１秒　２秒　３秒　５秒 すなわち、前回給油完了後、今回給油までの間にポンプ
モータ３′が消勢されている間の時間ｔｄが例えば５分
であれば、今回給油のためポンプが始動してから３秒間
は計数回路１８は帰零状態すなわち計数不能状態におか
れ、その間にホースは膨張な°完了し、ホースの膨らみ
分の油が計量されることはない。

また信号すに対しては時間ｔｈは例えば３秒とする。す
なわち、前回給油が丁度停止方式またはプリセット方式
によって行なわれてから例えば１分以内に次回の給油が
行なわれるとぎは、信号すにより計数回路１８の帰零状
態時間は上の表の２秒ではなく３秒となる。

計数回路１８の帰零状態時間ｔｈが経過するとノズルを
操作して給油を行なう。

なお、ボンデ３を停止させないで次回給油のために表示
器７（計＠回路１Ｂ）を帰零させる場合（連続給油を行
なう場合）はスイッチ１６を操作して瞬時帰零を行なう
ことができる。この場合給油停止直後は既述のようにホ
ースは最大膨張状態にあるので表示器を瞬時帰零させて
次回給油を行なっても問題はない。

なお、本発明は天井吊下式のみならず地上設置式の給油
装ｆｌｆこも適用可能である。

以上のように本発明によれば、給油開始時におけるホー
スの膨張による不正計量を効果的に防止することができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の概略構成図、第２図は制御
回路の一例を示すブロック図である。 ４・・・流量計、 ５・・・流量バルヌ発信器、 ６・・・制御回路、　− １１・・・ホース昇降装置、 １４・轡・ホース昇降スイッチ、 １６・・・瞬時帰零スイッチ、゛ １７・・・ポンプモータ制御回路、 １８・・・計数回路、 １９・・・丁度停止回路、 ２０・・・プリセットキーボード、 ２１・・・プリセット回路、 ２２・・・比較回路、 ２３・・・給油方式記憶回路、 ２４・・・待機時間対応信号発生回路、２５・・・帰零
信号発生回路。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）貯油タンクからポンプで汲み出された油を流量計
   で計量し、ホース先端のノズルを介して給油するととも
   に計量値を表示する表示器を備え、毎回の給油のための
   前記ポンプの始動時ｅこ前記表示器の前回給油の表示値
   が帰零されるように構成された給油装置において、前回
   給油の完了によるポンプの停止時から今回給油のための
   ポンプの始動時までの経過時間、または、前回給油にお
   ける給油方式に応じて前記表示器の帰零状態時間を可変
   に構成したことを特徴とする給油装置。
2. （２）前記給油方式がプリセット給油方式または丁度停
   止給油方式である特許請求の範囲第１項ｔこ記載の給油
   装置。