JPS60110516A - 車高調整装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は車両のフロント側、リヤ側の車高調整について
、調整時間が略々同一となるように流路の径を違えるよ
うにした車高調整装置に関する〇車高調整装置は、自動
車、自動二輪車等の車両に備えられ、懸架装置に設けら
れた気体室に高圧空気を給排することによって車高を任
意に変化させ適切な地上高を保つことを可能にするもの
であるＯ ところで、上記車高調整装置では、車両のフロント側、
リヤ側を別々に車高調整を行うようにしている。このこ
とはフロント側とリヤ側の車体荷重が異なるだめ、当然
のことながらフロント側の気体室とリヤ側の気体室とで
は与えられる内圧が異なるため、別々に調整するように
したものである。

しかし、一般に高圧空気を付与する供給源は共通であり
、直流モータで駆動するコンプレッサを使用すると、低
圧のフロント側は早く設定値となシ、高圧のリヤ側は遅
く設定値となる如く調整時間に不均一が生じる。

マニュアル式で気体室の圧力調整を行い車高調整をする
場合、微調整をしやすい圧力上昇スピード或いは圧力下
降スピードであることが望ましいＯ本発明者は」二記し
た問題に鑑み、これを有効に解決すべく本発明を成した
ものである。

本発明の目的は、車両のフロント押、リヤ側を、共通の
圧力源等に基づいて夫々側々の圧力設定値ど万るように
して別個に車高調整を行う車高調整装置において、フロ
ント側、リヤ側の各調整時間を略々間〜とし、且つ圧力
調整について微調整を行い易い調整スピードにすること
にある。

本発明の特徴は、車両前後の懸架装置内に形成した車高
調整用の各気体室に関し、共通の圧力源又は排気弁によ
って、選択的に高圧空気を給排して車高を調整する車高
調整装置において、車両前後の上記各気体室の夫々に通
じる流路の径を異ならせ、夫々の車高調整時間を所要の
時間に略々一致させるように構成したことにある○ 以下に本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。

第１図は本発明に係る車高調整装置の構成図を示し、第
２図は同調整装置の系統図を示すものである。本実施例
では、自動二輪車用車高調整装置どして構成している。

第１図及び第２図において、１は圧縮空気発生装置で、
大気を圧縮して高圧空気を発生するコンプレッサ２と、
高圧空気内の湿気を除去するドライヤ３とから構成され
る０４，４は車両前部のフロントフォーク、５，５　は
車両後部のりャクソションであり、夫々の内部には軸線
方向の長さを伸縮して車高を変化せしめる気体室（不図
示）が形成されている。上記圧縮空気発生装置１と、フ
ロントフォーク４，４及びリヤクッション５，５の各気
体室とは、空気管６によって接続されるのであるが、空
気管６の途中には、図示される如く前後切換弁たるソレ
ノイドバルブ７．８、排気弁たる大気開放圧リリーフソ
レノイドパルプ９、圧力センサ１０、圧力リミック１１
を備え、更にｋｌ、逆止弁１２を内蔵する制御バルブユ
ニット１３が介設さノしている。

」二記の構成において、コンプレッサ２、ソレノイドバ
ルブ７、８．９＆ま、例えばＣＩ）　Ｕ等で構成された
制御装置１４の指令に基ついて動作せしめられる。すな
わち、ソレノイドバルブ７を開き且つソレノイドバルブ
８を閉じて、コンプレッサ２を作動させると、高圧空気
がフロントフォーク４゜４の各気体室に送給されて車両
前部の車高が高められ、寸だソレノイドバルブ７．８　
を上記と同じ状態に保ってリリーフソレノイドバルブ９
を断続的に開閉させると、フロントフォーク４，４の各
気体室から高圧空気が徐々に抜は車高が低められる。ま
た反対にソレノイドバルブ８を開き且つソレノイドバル
ブ７を閉じてコンプレッサ２又はリリーフソレノイドバ
ルブ９のいずれか一方を動作すればリヤクッション５，
５　の気体室に高圧空気が給排され、車両後部の車高調
整を行うことができる。なお車高調整を行わ々いときに
はソレノイドバルブ７．８は共に閉じ、コンプレッサ２
は停止し且つリリーフソレノイドバルブ９　＆、Ｊ、閉
じた状態にある。

一般に車両の前部と後部とでは、加わる荷重か相違し、
そのために６夕を体室に供給される高圧空気の圧力設定
値も前側と後側とでは相違する。故に車両前後の車高調
整は別々に行われることになり、この前後の選択を行う
ものがソレノイドバルブ７．８である。

上記の如き構成を有する車高調整装置については・更に
・マー−アル・オート選択スイッチ１５、マニュアル式
前後選択スイッチ１６、マニュアル式ｕｐ・中立・ｄｏ
ｗｎ選択スイッチ１７等の操作手段、車高情報を出力す
る車高センサ１８、ブレーキ状態を検出するブレーキセ
ンサ１９、並びにフロントフォークの気体室の内圧をデ
ィジタル表示する表示器２０、リヤクッションの気体室
の内圧をディジタル表示する表示器２１を備える。各操
作手段からの出力信号、及び車高センサ１８、ブレーキ
センサ１９からの出力信号は制御装置１４に人力され、
表示器２０．２１には車高調整時にて圧力センザ１０か
ら得られた圧力データを制御装置１４内で演算処理して
められた圧力値が出力表示される。

上記の如き車高調整装置は、ブレーキセンサ１９から与
えられる信号に基づきブンーキがかかつていないこと雪
その他の諸要件を６１４だした場合に作動可能状態にな
る。車高調整の態様としては、マニュアル・オート選択
スイッチ１５にＪ：ってマニュアル式の車高調整又はオ
ート式の車高調整を行うことができる。マニュアル式の
車高調整の場合には、スイッチ１６でフロント側１、リ
ーヤ側のいずれか一方を選択し、スイッチ１Ｔでｕｐ　
、ｄｏｗｎのいずれかを選択し、表示器２０．２１の圧
力表示の変化を視認しながら一定の圧力制限の下に車高
を自分の好みに合ぜて運転者口から調整することができ
る。一方、オート式の車高調整の場合に（弓１、予め定
められた「ＯＫ」、ｒ　１（ＩＧＨＪ　、＋−ＬＱＷＩ
等の車高センサ１８から出力される車高情報に基づいて
、車高が基準車高に対して変化したどき常に基準車高（
ｒＱｌ（ｊの状態）とするように車高調整か行われる。

この場合には調整対象Ｉ；］：　１，１ヤ（ｔＵＩのみ
であって、運転者自身は車高調整に関与しない０以上に
おいて、フロントノオーク４の気体室に通じる空気管６
ａとりャクソ／ヨン５の気体室に通じる空気管６ｂとの
間において、空気流路としての差異を設けている。すな
わち、マニＪ−アル式の車高調整では、バルブユニット
１３を介し、共通の圧力供給源であるコンプレッサ２又
は排気弁テする大気開放用リ−フソレノイドバルブ９に
よってフロント側、リヤ側のうちいずれか一方の合にお
いて各気体室の圧）Ｊ設定値が相違するにも拘らず、前
後の車高調整時間が、微調整ができるような、略々同一
の時間となるように各空気流路を形成するのである。こ
れを実現するためには、空気管６ａ＋６ｂの径を異なら
せて夫々の調整時間を適切な時間に一致させることもで
きるし、寸だフロント側及びリャイ１１１ｊに係る空気
流路の任意の箇所に径の異なるオリフィスを形成して各
調整時間を適切な時間に一致させるようにすることもで
きる。この場合の調整時間は、運転者が表示器２０゜２
１に表示される各気体室の圧力値を見ながら、スイッチ
１７を使用して車両前後の各気体室の圧力値を調整する
ときに、微調整を行いやすい時間に設定される。

上記実施例では、自動二輪車の車高調整装置について説
明したが、本発明は各種の車高調整装置に適用できるこ
とば勿論である。

以上の説明で明らかなように本発明によれば、車両前後
の車高を、同一の圧力源等を用いて圧力を調整しつつ別
々に調整するようにした車高調整装置において、車両前
後の車高調整時間を、微調整可能な、略々同一時間に設
定し、これにより車両前後の調整時間の不均一をなくシ
、微調整を行うことが可能となる。ｉだ車高調整の時間
を車両に応じて任意に設定することができ、圧力源の能
力に応じて調整時間を適切に設定することができる０

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る車高調整装置の構成図、第２図は
車高、１１７Ｊ整装置の制御系統図である０図面中、２
はコンプレッサ、４はフロントフォーク、５はリヤクッ
ション、７．８はソレノイドバルブ、９は大気開放用Ｉ
Ｊ　リーフソレノイドバルブ、１０は圧力センサ、６，
６ａ、６ｂは空気管、１４は制御装置である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 車両前後の懸架装置内に形成し−た車高調整用の゛各気
   体室に関し、共通の圧力源又は排気弁によって、選択的
   に高圧空気を給排して車高を調整する車高調整装置にお
   いて、車両前後の上記各気体室の夫々に通じる流路の径
   を異ならせ、車高調整時間を略々一致させるようにした
   ことを特徴とする車高調整装置。