JPS60110475A - 感熱記録ヘッド - Google Patents

感熱記録ヘッド

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JPS60110475A
JPS60110475A JP22002683A JP22002683A JPS60110475A JP S60110475 A JPS60110475 A JP S60110475A JP 22002683 A JP22002683 A JP 22002683A JP 22002683 A JP22002683 A JP 22002683A JP S60110475 A JPS60110475 A JP S60110475A
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JP
Japan
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heat generating
temperature
voltage
resistor
generating part
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Application number
JP22002683A
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English (en)
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Akinari Kaneko
金子 明成
Tetsuo Takaku
高久 哲郎
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/315Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material
    • B41J2/32Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads
    • B41J2/35Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by selective application of heat to a heat sensitive printing or impression-transfer material using thermal heads providing current or voltage to the thermal head
    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
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    • B41J2/355Control circuits for heating-element selection
    • B41J2/36Print density control
    • B41J2/365Print density control by compensation for variation in temperature

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  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 1、産業上の利用分野 本発明は、感熱記録ヘッドに関する。
2、従来技術 感熱記録ヘッド(以下、単にヘッドと略す。)は、被記
録紙又は感熱紙等の被記録体に対して直接的に若しくは
インクフィルムを介して当接された状態で、記録用の電
気信号によって発熱部がドツト状に選択加熱され、これ
によって被記録体に画像等を記録できるように構成され
ている。
発熱部は、感熱紙を構成する感熱材料とインクフィルム
を構成するインク材料とにより定まる所定の温度以上に
電気信号により加熱される必要があるが、前記温度以上
に加熱されすぎることは望ましくない。発熱部の温度が
上昇しすぎると、発熱体自体が酸化等により劣化し、そ
の寿命を短かくすると共に発熱部に近接されて設けられ
ている他の部材や発熱部に当接される感熱紙、又はイン
クフィルムに悪影響を与える。特にインクフィルムの場
合、発熱部の温度が余りに高くなると、インクフィルム
のインクのみでなく、インクフィルムのベースまで軟化
若しくは溶融させることになる。一般に用いられている
インクフィルムのインクの溶融温度は、70〜80℃以
上であり、インクを前記温度にするにはフィルムとイン
クの境界面の温度を80〜200℃程度としなければな
らない。従って、フィルムの背後から加える熱は、これ
以上の温度が必要となる。例えば、フィルムベースがP
ET(ポリエチレンテレフタレート)で形成されている
場合、PETの軟化点は、239〜263℃程度であり
、これを超えると、PETが軟化し始めると考えられる
。また、PETは、軟化点にならなくても、高温になる
につれて摩擦が大となり、PETが発熱部に貼付く、い
わゆるスティッキングが発生し、その後の記録をするこ
とが出来なくなる。従って、PETに加わる熱は、その
温度が軟化点以下とするこ羨が望ましく、スティッキン
グを発生させない程度に抑える必要がある。即ち、電気
信号により発熱する発熱部は、インクフィルムのインク
を溶融させるために必要な温度以上にしなければならな
いと共に、スティッキングが発生する温度以下としなけ
ればならず、ある限定された範囲の温度となる。
第1図に示すように、一般に発熱部に印加する電気信号
Sは、パルス電圧Vにより行なわれている。第1図中、
Tは発熱部の温度を表わし、電気信号Sが発熱部に印加
されると発熱部の温度は、コンデンサーの充電特性のよ
うな曲線を画きながら上昇し、電気信号Sが停止される
と、今度はコンデンサーの放電特性のような曲線を画き
ながら下降する。発熱部の温度が、電気信号Sのように
パルス状に変化をせず、前記曲線で変化をするのは、発
熱部の熱特性によるものである。電気信号Sの最初のパ
ルスにより、発熱部の温度は上昇し、インクフィルムの
インクを溶融するために必要な温度mを超え、インクを
融解することにより被記録紙にこのインクによるドツト
が記される。そして、電気信号Sが停止されることによ
り、温度は下がる。しかし、この発熱部に短時間に何回
も電気信号Sが印加されると、発熱部の温度が下がり終
る前に、次の電気信号Sにより温度が上昇し、このとき
の発熱部の最高温度は、前の電気信号Sの時よりも高く
なる。これが繰り返されると、発熱部の温度は、第1図
に示すスティッキングが発生する温度…を超えることに
なる。発熱部は電気信号が印加されたときに、その最高
温度は常に、Tと士の間に示されなければならない。最
高温度がI以下ではインクが溶融しないから、記録紙に
ドツトが形成出来ず、化を超えればスティッキングが発
生する。しかし、同一の発熱部に短時間に何回も電気信
号が印加されると、発熱部の熱特性により、最高温度が
徐々に上昇し、lを超えることになる。 そこで、発熱
部を短時間に何回も電(3) 気信号を印加する場合には、電気信号Sのパルス幅を変
化させたり、あるいはパルスの波形を変化させ、発熱部
に加える電気的エネルギーを徐々に減らし、発熱部の温
度が余り高くならないようにする手段が提案されている
。特開昭56−77172号公報によれば、発熱部に印
加するパルス電圧Vを第2図に示す如く徐々に低下させ
、発熱部に供給する電力を制御し、発熱部が連続的に動
作をするときでも、異常高温になるのを防ぐ手段が示さ
れている。しかしこの手段によると、発熱部の個々にト
ランジスタ、抵抗、コンデンサを用いた制御回路を設け
なければならず、必然的に高価なものとならざるを得な
い。
また、供給電力を制御するのに、特開昭57−2777
0号公報のように、複数の電源電圧を連続して印加し、
1つのパルス電圧を第1の電源による高電圧部分と第2
の電源による低電圧部分との組合せで形成する技術があ
る。しかし、これでは回路構成の複雑化及び装置の大型
化、更には消費電力の増加を回避できない。
(4) 3、発明の目的 本発明は、以上の事を考察し生み出されたものであって
、長寿命でスティッキングが発生しにくい、安価な感熱
記録ヘッドを提供することを目的としている。
4、発明の構成 即ち、本発明は、温度に対応して電気抵抗値が変化する
素子により、発熱部に印加される電圧が制御されること
を特徴とする感熱記録ヘッドに係るものである。
5、実施例 以下、本発明の実施例を図面を使用し、詳細に説明する
まず、第3図につき、本実施例によるヘッドの基本的構
成を説明する。
このヘッド20によれば、共通の基体(例えばアルミニ
ウム基板)1上に、発熱部2を設けた抵抗体板(例えば
アルミナ等のセラミックス板)3と、多数(例えば64
個)のICチップ4を固定したプリント基板(例えばガ
ラス・エポキシ又はセラミソクス板)5とが一定の間隙
6を置いて対向して固定されている。ICチップ4と発
熱部2との電気的接続は、上記間隙6上にてプリント基
板5と抵抗体板3との間に架は渡されたフィルムキャリ
アテープ7によって行なわれている。
この接続方式を第4図〜第6図で詳述する。
発熱部2は、抵抗体板3上に被着された発熱体(例えば
窒化タンタル)N8上に形成されている例えばアルミニ
ウム製の共通の接地電極9と、同発熱体層8上において
接地電極9の長さ方向に多数本配列せしめられている例
えばアルミニウム製の信号電極10との各対向部分11
によって形成されている。一方、ICチップ4は一定個
数毎に、30で示した分離ラインで互いに接合された別
々のプリント基板5上にマウントされ、プリント基板5
−Fに所定パターンに設けられた例えばアルミニウム製
の配線12に対し、Au又はA1等のワイヤ13によっ
てワイヤボンディングされている。なお、上記の各配線
パターンは簡略図示されている。
フィルムキャリアテープ7は、例えばポリイミド基板1
4上に、上記信号電極10及び配線12に対応した本数
(例えば64本)の例えば銅箔層のリード15が接着さ
れたものからなっている。これらのリード15と信号電
極10及び配線12との接続はいわゆるビームリード方
式で行なってよく、リード15の両端部を予め幾分張出
させておき、ここを熱圧着して接続を行なうことができ
る。
なお、上記した各電極又は配線の形成、ICチップのマ
ウント及びワイヤボンディングは、公知の半導体装技術
によって行なえるので、それらの詳細な説明は省略する
。また、図示省略したが、第6図において抵抗体板3上
には更に、S i 02膜及び酸化タンタル膜(耐摩耗
被膜)が順次被着される。
上記の如くに構成されたヘッドは、次に示すように従来
のヘッドにはない優れた作用効果を奏し、極めて有用で
実用価値の高いものである。
まず重要なことは、発熱部2と共にICチップ4を共通
の支持体である基体1上に設けていることであり、これ
よってヘッド構成が著しく簡略化(7) 若しくはコンパクトなものとなる。この場合、特にIC
部は、ICチップ4のマウント及び配線へのワイヤボン
ディングで実装されるが、作動時にICチップ4から発
生する熱は下地の基板5 (更には1)を通して放散さ
れるから、ICの熱破壊を効果的に防止できる。また、
プリント基板5は発熱部2側の抵抗体板3に対し上記間
隙6を置いて分離して対向配置されているので、発熱部
2で生じた熱はプリント基板5側へ殆んど伝達されるこ
とはなく、この点でもIC部を有効に保護することがで
きる。
プリント基板5と抵抗体板3とが上記のように分離して
設けることの他の利点としては、そのように構成するこ
とによって抵抗体板3自体の幅を狭くできる(即ち小幅
で長尺状の抵抗体板にできる)から、発熱体層8を例え
ばスパッタ法で形成する際に抵抗体板3をスパッタ装置
内へ装入し易く、また一度に処理される抵抗体板の個数
も増やせるために量産性が向上することになる。
また、ICチップ4をマウントするプリント基(8) 板5は、第3図及び第5図に示した如く、ICチップの
一定個数毎に別々に設けられていることも重要である。
これは、ICチップのワイヤボンディングとの関連で顕
著な効果がある。一般に知られているように、全自動化
されたワイヤポンディング時の歩留りは、ボンディング
位置のずれ等の要因から0.998 (99,8%)で
あるとされ、ワイヤ数(n)に応じて(0,99B )
”になるものとされている。
従って仮に、上記とは異なって1枚のみのプリント基板
上に多数のICチップをマウントしたとき、例えばワイ
ヤの総本数を300o本とすれば歩留は(0,998>
 #0.0025となることがある。これに対し、本実
施例のようにプリント基板5を幾っかに分けると、プリ
ント基板上のICチップ数(従ってワイヤ本数)を減ら
せるから、各プリント基板5上のICチップ数に応じた
ワイヤーの本数を例えば500本にでき、このためにワ
イヤボンディングの歩留は各プリント基板について夫々
(0,998)−0,3675となる。従って、本実施
例のようにプリント基板を複数(例えば6枚)に分ける
ことにょって、歩留が大幅に向上することになる。
ICチップ4は各プリン1基板5毎にマウントされ、ワ
イヤボンディングされた後に、各プリント基板5が基体
1上に接着等で固定されるが、この際、基体1には必ず
と言ってよい程反りがあり、その表面は全体として平坦
ではない。このため、仮に、1枚のみのプリント基板を
基体1上に固定した場合、両者の密着性が悪く、接着不
良が生じ易い。しかし、本実施例によれば、プリント基
板を分割し、個々に基体1上に固定できるので、上記に
比べて基体1の表面性の影響を緩和し、個々のプリント
基板5の基体1に対する密着性は良くなり、接着強度が
向上する。加えて、各プリント基板5の位置は、その固
定時に独立して決めることができるから、例えばフィル
ムキャリアテープ7上の各リード15に対し各配線12
が可能な限り正確に対応するように各プリント基板5を
位置調整でき、その調整に自由度をもたせることができ
る。
更に、本実施例によれば、上記の如くに位置調整された
プリント基板5上の各配線12と、発熱部2側の信号電
極配線10との間が、上記したフィルムキャリアテープ
7のリード15によってビームリード方式で電気的(及
び機械的)に接続され、かつこの場合にICチップ4の
複数個(図面では例えば2個)に対し1枚のテープ7が
使用されている。1個のICチップ4に対し1枚のテー
プ7を使用してもよいが、上記のように複数のICチッ
プ当り1枚のテープ7を使用すれば、ヘッド全体として
のフィルムキャリアテープの使用枚数を減らせ、この分
かなりのコストダウンを図れることになる。本例のフィ
ルムキャリアテープ7は夫々、ICチップ4を別のプリ
ント基板5上にマウントしたために、配線としてのCu
 リード15のみを所定パターンに設けるだけでよく、
そのパターンは簡略化できる。しかも、ICチップ4を
すべてプリント基板5側に配し、これを配線12、リー
ド15、配線10を介して発熱部2に接続する構造であ
るから、ICチップの実装密度を高めることができ、テ
ープ7では配線本数に応じた数のリードを公知のメタラ
イジング技術で容易かつ正確に形成する(11) ことができる。
第7図は、本発明の他の実施例を示すものである。
この例では、上記のフィルムキャリアテープ7に代えて
、再記IJi112−10の接続にワイヤ16によるワ
イヤボンディングを適用している。この接続方式は、既
存のボンディング技術によって充分に可能である。
なお、第5図においてテープ7上にリード15を形成す
る代りに通常の配線を形成し、これらを上記配線12.
10とワイヤボンディングすることも可能である。また
、ICチップ4は、上記したようにワイヤボンディング
で配線12と接続する以外にも、フリップチップ方式、
TAB方式等のボンディング方法を採用してよいが、こ
の場合にはワイヤレスなのでワイヤの切断、破壊がなく
、接続の信頼性がより向上する。
第8図は、更に他の実施例を示すものである。
この例によれば、上述した例とは異なって、発熱部2と
IC部とを共通の基体21の表、裏に夫々(12) 設けている。このためには、基体21の端部にスルーホ
ール17を形成し、公知のスルーホールメッキ技術等に
よってAJ配線10を基体21の表側から裏側にまで延
設し、この延設部分を上述した配線12に置き換えて使
用することができる。このようにすれば、ヘッドを更に
コンパクト化できると同時に、発熱部とIC部との接続
にワイヤボンディングやフィルムキャリアテープが不要
となるから、信頼性が更に向上する。但、発熱部2の発
熱力月C部へ影響しないように、基体21をサンドイッ
チ構造とし、中間層として一点鎖線で示す如き断熱層(
例えばセラミックス) 18を設けるのが望ましい。 
なお、第8図において、スルーホール17を介しての接
続以外にも、配線10を基体21の側端面上で表から裏
へと延設しても差支えない。
次に、上述した各実施例によるヘッド、例えば第3図〜
第6図に示したヘッドを使用した感熱記録方法及びその
装置を説明する。
第9図の例によれば、第3図〜第6図に示したヘッド2
0をインクフィルム41を介して被記録紙33に当接さ
せた感熱転写タイプの感熱記録装置19において、ケー
ス23内に感熱記録のための各種装置が組込まれている
被記録紙33は、例えばカセット34内に折畳み状態で
収納され、ローラー25を経て熱転写部36へ送られ、
転写後は矢印Aの如く装置外へ排紙される。
インクフィルム41は、供給ローラ42から、ガイドロ
ーラ43、駆動ローラー44を経て熱転写部36へ送ら
れ、更に駆動ローラー45から巻取りローラー46に巻
取られる。なお、インクフィルム41は例えば供給ロー
ラ42とガイドローラー43との間で、熱溶融性インク
(図示せず)が塗布されるように構成されている。
インクフィルム41の移動経路中において、駆動ローラ
ー44の手前位置に熱溶融性インクを塗布したインクフ
ィルム41を検出するためのフォトセンサ(例えば赤外
光センサ)47が配されている。
また被記録紙33の検出用として、圧接ローラー48の
手前位置にフォトセンサ(例えば赤外光センサ)49が
配されている。
熱転写部36には、上述したヘッド2oとプラテンロー
ラー24との組が設けられている。また、被記録紙33
及びインクフィルム41を挟着するための圧接ローラー
48が配されている。なお、図面中の矢印Bは、圧接駆
動機構を有することを示している。
以上のように構成された感熱記録ヘッドにつき注目すべ
き事は、第5図(a)、第5図(b)、第5図(Q)、
第7図、第8図に示す如く、抵抗体板3上の信号電極1
0と、発熱部2との間に、正の温度係数である物質によ
り製造された抵抗rが発熱部と直列に設けられているこ
とである。
以下、この作用効果につき詳細に説明する。
正の温度係数の金属、例えばニッケル(温度係数0.0
062) 、白金(温度係数0.0039) 、鉄−コ
ハルト合金等は、温度が上昇すると抵抗値が大きくなり
、電流が通りにくくなる。同一の値の電圧を信号電極1
0に印加した場合であっても、抵抗rは発熱部2に近接
して設けられているから、発熱部2が高温のときの方が
低温のときよりも、発熱部2に印加される電圧は低くな
る。即ち、抵抗rのLF) 温度差により生じる抵抗値の増加による電圧の降下分だ
け、発熱部2に印加される電圧は低くなるのである。発
熱部2の抵抗をRとし、接地電極9と信号電極10との
間に印加されるパルス電圧をVとすれば、第12図に示
すような等積回路を画くことが出来る。抵抗Rの両端に
印・加される電圧を■にとし、抵抗rの両端に印加され
る電圧をVrとすれば、 V=VR+V計 で表わすことが出来る。
パルス電圧が印加されている間は、電圧■は一定であり
、電圧盲とVrとは、一方が高くなれば他方が低くなる
という相対的な関係になる。抵抗rが温度上昇によりそ
の抵抗値が高くなれば、電圧Vrは上昇し、電圧Wは下
降する。第13図に示す如く、接地電極9と信号電極1
0の間にパルス電圧■を印加するれば、電圧Viは温度
上昇により高くなり、電圧■は、■?が上昇した分だけ
低くなる。電圧VRが低くなれば、抵抗Rに流れる電流
■も少なくなる。そして、発熱部2から発生する熱量は
、IeR(16) で示される如く、流れる電流の2乗に比例するのである
ある温度における抵抗rの抵抗値は、抵抗rが零度のと
きの抵抗値をr。、温度係数をα、温度をTとすれば、 r −r、 (1+αT) で表わすことが出来る。温度係数が5.3 X10+ 
r。
=50Ωの金属タリうムにより抵抗rを製造すれば、温
度が100℃のときと、50℃の時とでは抵抗値が77
Ωと63Ωと異なることになる。接地電極9と信号電極
10との間に印加する電圧を14Vとし、発熱部2の抵
抗Rを350Ωとすれば、100℃のときに流れる電流
■は3.3 xlO(A) 、50℃のときに流れる電
流は3.4 XIO(A)となり、その差は1×10(
A)である。
ヘッド全体で発熱体はたとえばB4で2048個あり、
110x2048= 2 (A)の差となって現れる。
即ちく抵抗rは、発熱部2の温度が高くなったときは発
熱部2に供給する電力を制限し、温度が低いときには余
り制限をせず電力を供給するという役割を果たしている
のである。
第14図に、抵抗rを設けない従来例(破線で示す)と
、実施例による抵抗rを設けたとき(実線で示す)の発
熱部2の温度の比較例を示す。第14図(B)に示すよ
うな同一のパルス電圧Vlを印加した場合、実施例に示
す如く抵抗rが設けられていれば、温度が上昇するに従
い発熱部2に供給される電流は制限されるから、従来例
によるときよりも、発熱部2の最高温度は第14図(A
)の実線に示すように、低く抑えられる。そして、発熱
部2が連続的に動作させられるときに、従来例によると
、パルス電圧Vが印加される度に、発熱部2の最高温度
は上昇していくが、実施例によれば温度が高くなる程、
発熱部2に流れる電流は制限されるから、最高温度がパ
ルス電圧を印加する度に上昇するようなことはない。ま
た、発熱部2に印加されるパルス電圧VRは、パルスの
印加時間中に第13図に示す如く徐々に低くなる。そこ
で、第15図(A)の実線で示すように発熱部2の温度
上昇の立上りを、破線で示す従来例よりも早くするた(
1q) めに、信号電極10と、接地電極9との間に印加するパ
ルス電圧を高くするといった操作も出来る。
この場合、抵抗rが設けられていることにより、発熱部
2に印加される電圧は、第15図(B)に示すように徐
々に低下するから、発熱部2の最高温度は、第15図(
A)に示すように、従来例よりも低く抑えることができ
る。このことにより、発熱部2の最高温度が、発熱体の
劣化やスティッキングを発生するような高温になるのを
防ぐことが可能となる。
しかも、本例によれば、駆動電源■は1つで足り、既述
した如き従来技術に比べ簡単な回路構成にして、発熱部
の温度制御を充分に行なうことができる。
そして、第10図に示す如く、抵抗rを信号電極10と
発熱部2との間に設け、インクフィルムと被記録紙33
とを、この抵抗rに近接させて走行させれば、抵抗rも
ジュール熱により発熱するものであり、インクフィルム
41と被記録IE33とは、この熱により予備加熱され
、その後の記録がスムースに行なわれることになる。
なお、本発明はその技術的思想に基づき更に変形が可能
である。
例えば、前記実施例では抵抗rを信号電極10と発熱部
2との間に設けているが、接地電極9と発熱体N8との
間、ICチップ4と電源との間に設けることでも、前記
したと同様の効果を得ることが出来る。また抵抗rは正
の温度係数の物質だけではなく、炭素等の負の温度係数
のものも使用することが出来る。しかし、この場合、第
16図に示すように、抵抗rは、発熱部2の抵抗Rと並
列に設けなければならない。
6、発明の効果 η 電Wが制御されるようにしたのでこのことにより発熱部
の温度は、ある範囲内で上下し、異常高温になることを
防ぐことが出来る。従って、発熱部は、異常高温による
劣化が少なくなると共に、これに基づく種々の障害を除
去出来る。前記効果は、(ZUJ 複雑な電気回路を設けることなく、温度に対応して電気
抵抗値が変化する素子を設けるだけで得ることが出来る
。即ち、本発明により、長寿命の、故障の少ない、小型
で安価な感熱記録ヘッドの提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は発熱部に印加される電圧と発熱部の温
度の関係を示した従来例である。 第3図から第16図までは本発明の実施例を示すもので
あって、 第3図は感熱記録ヘッドの一部分の概略斜視図、第4図
は第1図の拡大平面図、 第5図(A)は第2図のX−X線拡大断面図、第5図(
B)、第5図(C)は第5図(A)の変形例を示した図
、 第6図は第2図のY−Y線一部拡大断面図、第7図は他
の感熱記録ヘッドの第3図と同様の断面図、 第8図は更に他の感熱記録ヘッドの断面図、第9図は感
熱転写記録装置全体の概略断面図、第10図は第7図の
要部拡大図、 第11図は感熱紙を用いる感熱記録装置全体の概略断面
図、 第12図は発熱部と抵抗rの等価回路図、第13図は発
熱部に印加される電圧Vaと抵抗rにときのパルス電圧
と温度の関係を示した図、第16図は負の温度係数の抵
抗を発熱部に接続したときの図 である。 なお、図面に示された符号において、 1.1−−−−−−一基体 2−−−−−−一発熱部 3−−−一抵抗体板 4−−−−I Cチップ 5−−−−−−−プリント基板 7−−−−−−フイルムキヤリアテープ/’)Q’1 8−−−一発熱体層 9−−−−−一接地電極 10−−−−−−一信号電極 12−−−−−一配線 13、I6−−−−−ワイヤ 15−−−−−−−リード 2o−i−感熱記録ヘッド 24.5t−−−−−−−プラテン 33−・−被記録紙 50’−−−m−記録パターン 51−−−−−一感熱紙 R−・−発熱部の抵抗 r −−−−一抵抗 v−・−接地電極と信号電極との間に印加される電圧 ■^−・−発熱部の抵抗Rの両端の電圧%−−−・−抵
抗rの両端の電圧 である。 代理人 弁理士 逢 坂 宏(他1名)第1図 を 第2図 (Z4) 第3図 0 第41!A 466 第9図 19 / 1B11図 「六]・・ 第10図 jlG7− 第12図 第13図 第14図 第15図 第16図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、温度に対応して電気抵抗値が変化する素子により、
    発熱部に供給される電力が制御されることを特徴とする
    感熱記録ヘッド。
JP22002683A 1983-11-21 1983-11-21 感熱記録ヘッド Pending JPS60110475A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6251465A (ja) * 1985-08-30 1987-03-06 Nec Corp 熱転写プリンタにおけるサ−マルヘツドの駆動方式
EP0718107A2 (en) * 1994-12-20 1996-06-26 Nec Corporation Thermal head apparatus
EP0716927A3 (en) * 1994-12-16 1996-08-28 Nec Corp Thermal head device
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