JPS6010793B2 - 樹脂被覆方法 - Google Patents
樹脂被覆方法Info
- Publication number
- JPS6010793B2 JPS6010793B2 JP9891180A JP9891180A JPS6010793B2 JP S6010793 B2 JPS6010793 B2 JP S6010793B2 JP 9891180 A JP9891180 A JP 9891180A JP 9891180 A JP9891180 A JP 9891180A JP S6010793 B2 JPS6010793 B2 JP S6010793B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- metal material
- aluminum
- fluororesin
- coating method
- resin coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は金属にフッ素樹脂を被覆する方法に関するも
のである。
のである。
周知のとおりフッ素樹脂はプラスチックの中でもとくに
耐熱性、耐食性、電気絶縁性にすぐれたものであるが、
一方では非粘着性という性質を有するがため従来から金
属に対して安定して被覆できる方法が種々研究されて来
ている。
耐熱性、耐食性、電気絶縁性にすぐれたものであるが、
一方では非粘着性という性質を有するがため従来から金
属に対して安定して被覆できる方法が種々研究されて来
ている。
この発明はステンレス鋼等のようにとくにフツ素樹脂が
被覆しにくい金属素材に対して確実なフッ素樹脂層を形
成できる被覆方法を提供しようとするものである。
被覆しにくい金属素材に対して確実なフッ素樹脂層を形
成できる被覆方法を提供しようとするものである。
以下この発明の一実施例について説明する。
最初にステンレス鋼板(以下金属素材という)全体を脱
脂するため加熱する。加熱条件は43000で20分間
である。次にこの金属素材の表面と裏面の所要部分にマ
スキングをしたのち全体にブラスト加工を行なう。
脂するため加熱する。加熱条件は43000で20分間
である。次にこの金属素材の表面と裏面の所要部分にマ
スキングをしたのち全体にブラスト加工を行なう。
このブラスト加工時のアブレシブ(砂又は鋼線等)の大
きさはェメリー6栃蚤程度であり、かつ吹付け圧力は5
.5k9′めである。このブラスト加工により金属素材
の表面には多数の鋭い凹凸部が形成される。次に金属素
材の所要部分をマスキングする。
きさはェメリー6栃蚤程度であり、かつ吹付け圧力は5
.5k9′めである。このブラスト加工により金属素材
の表面には多数の鋭い凹凸部が形成される。次に金属素
材の所要部分をマスキングする。
これは金属素材全体に樹脂被覆を行なうと後の工程で支
障がある場合に必要な工程で、例えば他の都材とスポッ
ト溶接等を行なう場合等ではその部分を予めマスキソグ
しておく。実施例ではマスキング材として2〜3肌厚さ
のウレタンゴムを用いた。次いで金属素材全体にアルミ
ニウムを溶射して塗布する。
障がある場合に必要な工程で、例えば他の都材とスポッ
ト溶接等を行なう場合等ではその部分を予めマスキソグ
しておく。実施例ではマスキング材として2〜3肌厚さ
のウレタンゴムを用いた。次いで金属素材全体にアルミ
ニウムを溶射して塗布する。
実施例では純粋アルミニウムをアーク方式により溶射し
てその膜厚を20〜30叫こき設定した。このような加
工の次にその金属素材のアルミ溶射面に再度ブラスト加
工を行なう。そしてアルミニウムの表面全体を表面あら
さが20〜30一1こなるように平坦化する。そして再
度マスキングを行なう部分を先のウレタンゴムに代えて
アルミニウム板でマスキングする。
てその膜厚を20〜30叫こき設定した。このような加
工の次にその金属素材のアルミ溶射面に再度ブラスト加
工を行なう。そしてアルミニウムの表面全体を表面あら
さが20〜30一1こなるように平坦化する。そして再
度マスキングを行なう部分を先のウレタンゴムに代えて
アルミニウム板でマスキングする。
ここでアルミニウム板を用いたのは後の工程で高温に加
熱するからである。そして一次被覆としてフッ素樹脂粉
末の分散液又は懸濁液を金属素材に塗布する。この時の
膜厚は7〜8仏になるようにする。次いで塗布作業の終
了した金属素材を乾燥させる。さらに乾燥した金属素材
の表面に一次被覆の場合と同様にフッ素樹脂をさらに1
7〜18山の厚さに塗布する。
熱するからである。そして一次被覆としてフッ素樹脂粉
末の分散液又は懸濁液を金属素材に塗布する。この時の
膜厚は7〜8仏になるようにする。次いで塗布作業の終
了した金属素材を乾燥させる。さらに乾燥した金属素材
の表面に一次被覆の場合と同様にフッ素樹脂をさらに1
7〜18山の厚さに塗布する。
(二次被覆)。そして二回の塗布で24〜26仏の厚さ
になったフッ素樹脂を溶融焼結させるため、金属素材を
加熱炉へ入れて42ず0程度で3分間加熱する。以上の
一実施例の説明から明らかなようにこの発明によれば、
金属素材とアルミニウム又はアルミニウム合金及びフッ
素樹脂が相互に緊密に結合される。
になったフッ素樹脂を溶融焼結させるため、金属素材を
加熱炉へ入れて42ず0程度で3分間加熱する。以上の
一実施例の説明から明らかなようにこの発明によれば、
金属素材とアルミニウム又はアルミニウム合金及びフッ
素樹脂が相互に緊密に結合される。
すなわち金属素材の表面に形成された小さな凹凸部にア
ルミニウム又はアルミニウム合金が深く入り込むととも
に、このアルミニウム又はアルミニウム合金の表面にも
この表面に形成された凹凸部によりフッ素樹脂が入り込
み、このため3者相互の粘着性、結合性が増大するもの
である。従ってこのような被覆方法によって金属素材に
強固なフッ素樹脂層が形成されるため、耐食性、耐熱性
、清掃性、耐摩耗性等が要求される例えば厨房器具等に
好適な金属素材が得られるものである。
ルミニウム又はアルミニウム合金が深く入り込むととも
に、このアルミニウム又はアルミニウム合金の表面にも
この表面に形成された凹凸部によりフッ素樹脂が入り込
み、このため3者相互の粘着性、結合性が増大するもの
である。従ってこのような被覆方法によって金属素材に
強固なフッ素樹脂層が形成されるため、耐食性、耐熱性
、清掃性、耐摩耗性等が要求される例えば厨房器具等に
好適な金属素材が得られるものである。
図面はこの発明の被覆方法を示す工程図である。
Claims (1)
- 1 ステンレス鋼等の金属素材にフツ素樹脂被覆を行な
うに際し、予め金属素材の表面を吹付け加工により尖鋭
面とし、次にこの面にアルミニウム又はアルミニウム合
金を溶射し、さらにこのアルミニウム又はアルミニウム
合金の表面をサンドブラスト等の吹付け加工により尖鋭
化してこののちフツ素樹脂を塗布したことを特徴とする
樹脂被覆方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9891180A JPS6010793B2 (ja) | 1980-07-18 | 1980-07-18 | 樹脂被覆方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9891180A JPS6010793B2 (ja) | 1980-07-18 | 1980-07-18 | 樹脂被覆方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5724681A JPS5724681A (en) | 1982-02-09 |
JPS6010793B2 true JPS6010793B2 (ja) | 1985-03-20 |
Family
ID=14232308
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9891180A Expired JPS6010793B2 (ja) | 1980-07-18 | 1980-07-18 | 樹脂被覆方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6010793B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992018574A1 (en) * | 1991-04-19 | 1992-10-29 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Fluororesin-coated article |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5817705A (ja) * | 1981-07-23 | 1983-02-02 | Mazda Motor Corp | 自動車の窓ガラス加熱用導電線を兼ねたアンテナ |
-
1980
- 1980-07-18 JP JP9891180A patent/JPS6010793B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1992018574A1 (en) * | 1991-04-19 | 1992-10-29 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Fluororesin-coated article |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5724681A (en) | 1982-02-09 |
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