JPS60106792A - コンクリ−ト製品の吊り下げ用係止具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明はコンクリート製品の吊り丁げ用係止具、より
詳細にはコンクリート製品を移動させろとき、同コンク
リート製品をクレーン等で吊り下げるためコンクリート
製品内に埋設される吊り下け用係止具に関する。

従来技術 近年、型枠を使用して量産されるＵ字溝等のコンクリー
ト製品は大型化の傾向にある。そのため、これら−のコ
ンクリート製品の運搬、或いは現用において敷設を行な
う場合、同製品に吊り上げ用ワイヤを巻き付けて機械に
より同製品を吊り上げるといった手段かとられていた。

しかし、この手段においては、コンクリート製品の外表
面に前記ワイヤを掛げるための係止部を設けることは実
際上田ｒ、ＩＩ；であるため、運搬、設置等の各作業時
にワイヤがコンクリート製品から外れるという危険性が
あった。

また、コンクリート製品の製造時において、吊り下げ金
具を挿入するための吊り下げ用孔を予め設けておく手段
が提示されたが、この手段においては、コンクリート製
品の吊り下げ時において吊り下げ用孔の一部にのみ過大
な応力が集中し、コンクリート製品の弱点である過大な
引張力が加わって同孔部が破損し易いという欠陥があっ
た。

そこで、本出願人は実願昭５８−６８１７３号において
第１図（ａ）〜（ｄ）に示すような吊り下げ用係止具を
提案した。この係止具は合成樹脂拐ｆｆＧＩ　Ｇこて円
筒状に形成した固定部月２１の外周面上Ｏこ」二下−Ｊ
ｌの断面Ｈ形状をなす移動防止部月２６を突出させたも
のである。同固定部拐２１はコンクリート製品Ｃの製造
時において、その外端開口部がコンクリート製品Ｃの外
側面と同一平面−ヒに露出するように予め埋設され、同
１旧コ部２１ａには長めのボルト３３が螺入されるよう
になっていた。そして、第１図（ｂ）、　（ｃ）に示す
ように固定部月２１から外部に突出したホルト３３の基
端部に対してワイヤＷ等に連結される金具Ｍを係止する
ことによりコンクリ−１−製品Ｃはクレーン等のフック
Ｈから横吊りされるようになっていた。

しかし、この係止具はコンクリート製品Ｃの側板の側面
に埋設して、横吊りされるときには、移動防止部材２６
が優れた抜は止め効果を発揮するものの、移動防止部材
２６が固定部材２１から単に垂直に突出しているにすぎ
ないため、第１図（ｄ）に示すように、コンクリート製
品Ｃの上端部等に埋設して吊下金具３３ａを固定部材２
１内に螺入したのちクレーンから垂直吊りにすると、移
動防止部月２６（二対して応力が集中して、移動防止部
材２６が欠損することがあった。従って、固定１４１５
月２１は吊下金具３３ａを装着した状態でコンクリート
製品Ｃから離脱して、コンクリート製品Ｃが落下する等
、事故の原因となる虞れがあった。

目的 この発明のＩ」的は上述した欠陥を解消し、コンクリー
ト製品を横吊りするときはもとより、垂直吊りにしても
コンクリート製品からＩ！ｉｌｌ　＋悦することかなく
、かつコンクリート製品１ノねこおいて欠損することが
少なく安全Ｇこ使用することかできるコンクリート製品
の吊り下げ用係止具を提供することにある。

構成 この発明は」−記の１」的を達成するために、移動防止
フィンを固定部月の先端Ｉ）旧」部外周縁から固定１２
１５月の後端へと固定部材の長さ方間全体に後端はど高
くなるようなテーパ状をなして延びるようＧこ形成した
ものである。

実施例 以下、この発明の一実施例を第２〜４図に従って詳述す
ると、１は例えはＵ字溝用プロツクＢ等のコンクリート
製品側板Ｓ上端）７１；内に埋設したほぼ円筒状をなす
合成・：６１脂製の固定部拐であって、その先端開ｒ」
ｉｓ＋ｓ　２がブロックＢの側板Ｓの」一端面と同一平
面上に露出するとともに、内周向に（よＩＬｌｌねじ３
が刻設されている。なお、固定ｒ；＋＋４ａ　１の後端
は閉塞されている。

４は固定部４・Ａ１の後端に突設した抜止めフランジ、
５は特に第３図に示ずようＧこ先端１ｊ旧二１部２外縁
から抜止めフランジ４へと後端側はと高くなるようをこ
傾斜しながら連１読して延Ｕ・ろ４個の移動防止フィン
であって、固定部４」１の円周方間Ｇこ４式・て等間隔
を置いて複数個配設されている。なお、移動時ローフイ
ン５は固定）ηＨ１がブロックＢから離脱したり、ブロ
ックＢ内で回動、すれ等によって移動することを防止す
るものである。

６は前記固定部材１に外方から螺入した吊下金具であっ
て、外端部に設けた環状の係止部７と、同係止部７から
突出する丸棒状の雄ねじ部８とからなっている。なお、
第２，４図に示ずように吊１ぐ金具６はその雄ねじ：ｊ
Ｂ　８がブロックＢ内に埋設された固定部材１内に螺入
されると、ブロックＢ外に位１１テする係止部７にはワ
イヤＷ等が通されクレーンのフックＨ等によって吊り下
けられる。

」１記のように構成した吊り下は用係止具を使用してブ
ロックＢを吊り下げたとき、移動防止フィン５は固定Ｆ
１ｒ拐’ＩＪＪこおいて、その長さ方間全体及び抜止め
フラッジ４」二に形成されているので、ブロックＢの自
重、揺れ等の外力による応力が分散されるうえに、移動
防止フィン５は後端側はど高くなるようにテーパ状に形
成されているので、大きな外力が加っても全長で力を受
けて欠損することはなく、固定ｒ’ｘ＋ｓ４Ａ　１がブ
ロックＢから離脱することを防止できる。

また、移動防止フィン５及び固定部材１の抜止めフラン
ジ４はクレーンからブロックＢを吊り下けたとき固定部
材１をこ対して上方への力か加わって、同固定部材１が
外方へずれてブロックＢから抜は出ることを防止してい
る。

さらに、移動防止フィン５はコンクリートで固められて
いるため、固定ｎ１１月１に吊下金具６を強く締めつけ
たとき、固定部材１を二回動力が加わり、固定ｇ＋５４
Ｎ１が回動して位置ずれするようなことが防止される。

なお、」−記の構成において、吊下げ用係止具はブロッ
クＢを垂直吊りする場合に限定して説明したが、固定部
材１を、その開１コ部２がブロックＢの側板Ｓの側面に
露出するように埋設してブロックＢを（黄吊りにするこ
とも１能である。

さて、ここでブロックＢ１個こ固定１りＩＳ４Δ１を埋
設する方法を述べろ。

９は第５図に示すように、ブロックＢの製造過程Ｇこお
いて型枠Ｆの外側をこ配置したボルト状の密閑部拐であ
って、周方間においてほぼ反対方向へ突出する一対の円
柱状ハンドル１０を有する頭部１１と、同頭部１１の内
側面から突出する雄ねじ部１２より成っている。また、
型枠Ｆの側板の所望位置には、型枠Ｆの内側に配置した
前記固定部材１の内径とほぼ同径の連通孔Ａが透設され
、この連通孔Ａを通して密閉部材９の雄ねじ部１２が固
定部材１の雌ねじ３に螺入されるものである。

さて、前記固定部材１をブロックＢ内に埋設するには固
定部材１の開口：ｊｌＩ　２と密閉：？１１４’Ａ’　
９内端とを、型枠Ｆの連通孔Ａを通して互いに合致させ
たのち、固定ｉｙｌ！拐１の移動防止フィン５を回して
両部４：ＡＩ、９な組みつけ、第５図に示すように密閉
部祠９のハンドル１０を強く締めつけ、固定１ｊｌＳ材
１の外端面を型枠Ｆの連孔Ａ周縁部に密着させて、型枠
Ｆ内にセメントを流し込む。固定部材１の外端部は型枠
Ｆに対して気密的に接触しているのでセメントか開１」
部２に漏入するおそれはない。

セメン１−が固まったのら、密閉部月９を固定部材１か
ら螺退させ、外側の型枠Ｆを取り外す。すると、ブロッ
クＢの表面には固定部材１の外端が面一に露出して開１
」シているため吊下金具６の雄ねじｒ；ｌ！　ｓを固定
部材１の雌ねじ３に螺合させれば吊下金具６が固定部材
１に強固に装着される。また、取り外しも吊下金具６の
雄ねじ部８を固定部材１の雌ねじ３から螺退するだけで
よく、着脱作業は非常に簡単である。

第６図はこの発明の別個を示すものである。ずなわち、
この係止具においては固定部材１の開１」部２の外周縁
の４個所を半径方間にやや突出させて突出端２ａとし、
その突出端２ａから固定部材１の後端へと傾斜して延び
るように移動防止フィン５を形成したものである。この
よう（・こ４ｉ’？成すれば、固定部材１に吊下金具６
の回動力が加わったときに、移動防ｌ−フィン５の位置
ずれ防止効果は一層大きなものとなる。

なお、この発明は上記の実施例に拘束されるものではな
く、例えば第７図に示すようＱこ、固定７３１（材１の
抜は止めフランジ４の後方に小径状の円筒形をなす突出
７１Ｓ　１　ａを形成して、製品の外観を整える等、発
明の趣旨から逸脱しない限りＧこおいて任意の変更はｉ
１Ｊ能である。

効果 以上詳述したように、この発明はコンク’）　−１−製
品Ｃ内Ｇこ埋設するためのほぼ円筒状をなす固定部材１
の外周面をこ、同固定部材１がコンクリート製品Ｃから
抜は出すことを防止するための移動防止フィン５を突出
形成するととも昏こ、固定部材１の内周面には雌ねじ３
を螺刻したコンクリート製品の吊り下げ用係止具におい
て、前記移動防止フィン５を固定部材１の先端開口部２
外周縁から固定部月１の後端へと固定部材１の長さ方間
全体に後部はど高くなるテーパ状をなして連続的に延び
るように形成したことによって、コンクリート製品を横
吊りするときはもとより、垂直吊りにしてもコンクリー
ト製品から離脱することがなく、かつコンクリート製品
内において欠損することが少なく、安全に使用し得ると
いう優れた効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図（ａ）〜（ｄ）は本出願人が先に提案した吊下げ
用係止具を示す斜視図、正面図、使用状態を示す正面図
及び別の使用状態を示す正面図、第２図はこの発明の吊
り下げ用係止具の使用状態を示す正面図、第３図は吊り
下げ用係止具の分解斜視図、第４図は第２図の要部拡大
断面図、第５図は固定部材を型枠に装着し、かつブロッ
ク内に埋設した状態を示す断面図、第６図及び第７図は
それぞれこの発明の別個を示す斜視図である。 固定部材１、開口部２、雌ねじ３、抜は止めフランジ４
、移動防止フィン５、コンクリート製品０ 特許出願人　人来院正己 代理人　弁理士恩　１）博　宣 第 ３図 第５図 ６図　第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｌ　コンクリート製品（Ｃ）内に埋設するためのほぼ円
   筒状をなす固定部材（１）の外周面に、同固定部４Ａ（
   ，１）がコンクリート製品（Ｃ）から抜は出すことを防
   止するための移動防止フィン（５）を突出形成するとと
   もに、固定部拐（１）の内周面には雌ねじ（３）を螺刻
   したコンクリート製品の吊り下げ用係止具において、 前記移動防止フィン（５）を固定ｉ’：＋＋４４’　（
   ｉ　）の先端間１１１３Ｉ（（２）外周縁から固定ｊ？
   Ｈ（１）　ノ後端へと固定）ηＥ　（１）の長さ方間全
   体に後部はど高くなるテーバ状をなして連続的に延びる
   ように形成したことを特徴とするコンクリート製品の吊
   り］ζげ用係止具。 ２　前記固定都拐（１）の後端には固定部拐（１）がコ
   ンクリート製品（Ｃ）から抜は出すことを防止するため
   の抜止めフランジ（４）を突設したことを特徴とする特
   許請求の範囲第１項に記載のコンクリート製品の吊り下
   げ用係止具。 ３　前記移動防止フィン（５）は固定ｉ；１（拐（１）
   の円周方向において、複数個が等間隔を置いて配設され
   ていることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の
   コンクリート製品の吊り下げ用係止具。 ４　前記移動防止フィン（５）は、固定部材（１）の開
   １コ都（２）の外周ｉ縁において、半径方間にやや突出
   した突出端（２ａ）から固定部拐（１）の後端へと後端
   側（よと高くなるように傾斜して延びるよう形成したこ
   とを特徴とする’ｌ’、ｙ許請求の範囲第１項をこ記載
   のコンクリート製品の吊り下げ用係止具。