JPS601066B2

JPS601066B2 - 籾摺装置に於ける揺動式選別装置

Info

Publication number: JPS601066B2
Application number: JP8956380A
Authority: JP
Inventors: 守雄日野; 博一牟田
Original assignee: Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Current assignee: Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Priority date: 1980-06-30
Filing date: 1980-06-30
Publication date: 1985-01-11
Also published as: JPS5715882A

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、籾摺装置に於ける揺動式選別装置に係るもの
である。

籾摺装置の籾摺部で籾摺された籾摺物は、摺残しの籾米
と、籾摺された玄米の混合物であるから、選別装置で選
別して、籾米は供給ホッパーに戻して再び籾摺を行ない
、玄米は仕上米として取出して精米機に誘導する。

この場合、選別装置に揺動式選別装置を用いると、そう
でない選別装置に比べて良好に選別できる。

揺動式選別装置とは第１図に示したものであって、平面
形状は四角状を呈する選別板１の一側を供給部２とし、
池側を排出部３とし、排出部３の方が供給部２よりも僅
かに低く傾斜させ、供給部２と排出部３を結ぶ方向に対
する左右側の一側を揺下側４とし、池側を揺上側５とし
、揺下側４の方を橋上側５よりも僅かに低く傾斜させて
設け、孫下側４より髭上側５に向って煩め上方に突き上
げる斜め上下揺動Ｗを行なうようにする。

前記選別板１の板面は、無数の凹凸のあるザラッキ面に
形成されている。前記の構成の選別板１の供給部２と揺
上側５の交点Ｐ付近に混合米を供給すると、比重の関係
で、玄米は揺上側５に沿って分布して排出部３に取出さ
れ、籾米は比重の関係で橋下側４側に沿って分布して排
出部３に取出され、その中間には、分離されない混合米
が分布して排出されるから、排出部３に、仕切板６，７
を取付けると、第１図で、８は仕上米取出口、９は籾米
取出口、１０は混合米取出口となるのである。

以上の揺動式選別装置の板面上の分布は、全面に一様に
分布することが条件であって、もし、全面一様に分布し
ていないと、仕上米取出口８に混合米が混合して取出さ
れることになるので、玄米中に籾米が混入することにな
る。

本発明は、これを防止したものである。

第２図以降について説明すると、１１はバケットエレベ
ーター、１２はその張込口、１３は排出樋で、排出樋１
３は供給タンク１４上に結合される。

供給タンク１４の下部には、一対のゴムロール１５，１
５′が取付けられ、ゴムロール１５，１５′の間で籾摺
りされる。ゴムロール１５，Ｉ５′の下部には風選室１
６が形成され、風選室１６には吸引風車１７が取付けら
れる。風選室１６の側部には、風選された籾摺物が揚穀
するバケットエレベーター１８が設けられる。バケット
ェレべ−ター１８は、第２図では、バケットエレベータ
ー１１と重って設けられている。１９はバケットエレベ
ーター１８の排出樋、２川ま、混合米貯留タンクである
。

該タンク２０の下端はホッパー２１状に形成されていて
、ホツパー２１の下端に噛状の下部流出□２２が形成さ
れている。下部流出口２２には、メインシャッター２３
が取付けられる外、流出量調節装置２４が取付けられる
。該装置２４は、供給量調節板２５と全体供給量調節ボ
ルト２６と徴量調節ボルト２７等から形成されている。
下部流出口２２の側部には突起２８を突出させ、該突起
２８に上下方向のアーム２９の中心を軸着３０し、該ア
ーム２９の上端に前記ボルト２６を取付け、該アーム２
９の下端にボルト２７を取付け、ボルト２７により調節
板２５を押圧する。下部流出口２２の下部には、光源３
１と受光体３２からなる落下物検知装置３３を取付ける
。而して、前記籾摺部の側部には、前記第１図に示した
揺動式選別装置３４を多段状にして取付け、その排出部
３側には仕上米流路３５と混合米流路３６と籾米流路３
７をそれぞれ設け、仕上米流路３６と混合米流路３６の
間に切替弁３８を取付ける。切替弁３８は、軸３９を中
心に回転する構成で、軸３９には、アーム４０を取付け
、ア−ム４０の端部に、ソレノィド４１の作動片４２を
結合する。前記アーム４０‘こは、ソレノイド４１とは
別に、手動操作のハンドル４３を取付ける。前記受光体
３２はＡＭＰを介してソレノィド４１と結合される。第
４図に示した実施例は、受光体３２を揺動式選別装置３
４を駆動させるモーター４４のスイッチ４５と連結した
ものである。

第６図に示した実施例は、前２例の場合と異なり、下部
流出口２２を自動的に拡大させて異物を除去するもので
ある。

前２例の実施例は、異物が詰まったとき、その流路を切
替えるか、又は、モーター４４を停止させるという手段
であったが、第３実施例は、流出口２２を自動的に拡大
させて、詰まった異物を自動的に除去するものである。
第５図の下部流出口２２は、供給量調節板２５に対応す
る壁部が外方に向って開放するように可動壁部４６に形
成され、該壁部４６は軸４７で軸支されて、上端部は外
方に折曲げられて折曲部４８を形成し、折曲部４８にソ
レノィド４９の可動片５０の下端を鞄支し、ソレノィド
４９は固定部に鞄支したものである。又、受光体３２は
ＡＭＰを介してソレノィド４９に連結される。本発明は
以上の構成であるから、バケットエレベーターｉｌの張
込ロー２に籾米を張込むと、前記エレベーター１１内を
上昇してその排出樋１３より供給タンク１４内に流入し
、タンク１４より少しずつこぼれてゴムロール１５，１
５′間に供給され、籾摺物となって風選室１６内に落下
し、軽量な籾穀は吸引風車１７で除去されて、摺残籾米
と籾摺された玄米の混合米がバケットエレベーター１８
内を上昇してその排出樋１９より混合米貯留タンク２川
こ流入して貯留され、下部流出口２２より定量づっ取出
されて選別板１の供給部２に供給され、Ｗ方向の揺動を
受けて、玄米は揺上側５に分布し、籾米は揺下側４に分
布し、その中間に分離されない混合米が分布する。これ
らの分離粒は、それぞれの取出口８，９，１０より取出
されて、それぞれの流路３５，３６，３７より、籾米は
供給タンク１４に戻され、混合米は混合貯留タンク２Ｍ
こ戻されるのであるが、前記のような作業を行なってい
るとき、狭く調節された下部流出口２２が、異物により
閉塞されることがある。そうあると、前記選別板１上に
供給される混合米の量が、急に減少するので、仕上米取
出口８に混合米は揺り上げられて排出され、従って、仕
上米中に、籾米が混入する欠陥が生ずる。然し乍ら、本
発明な、次のような作用で、籾米の混入を防止するもの
である。

即ち、第１実施例の場合は、異物が詰まると、光源３１
よりの光線の全量が受光体３２に照射されるので、これ
がＡＭＰで増幅されてソレノィド４１に伝達され、その
作動片４２を引込めて、アーム４０を実線の位置から仮
線の位置迄回動させる。

従って、仕上米流路３５を流れる穀物は全部混合米流路
３６に流れるように、切換弁３８を自動的に切換えるの
で、前記した欠陥を未然に防止し得る。又、第２の実施
例の場合は、揺動式選別装置３４のモーター４４、スイ
ッチ４５を切るのであり、選別装置３４を止めてしまう
から、前記した欠陥を防止できる。

又、第３の実施例の場合は、徴量調節ボルト２７で調節
される供給量調節板２５と対向する壁部を、可動壁部４
６に形成し、該壁部４６にソレノィド４９を取付け、該
ソレノィド４９はＡＭＰを介して受光体３２と連結して
あるので、供給量調節板２５と可動壁部４６との間に異
物等が詰まったときは、その旨受光体３２が検知したの
ちＡＭＰを介してソレノィド４９に連結し、ソレノィド
４９を作動させて流出口２２を大きく開放するから、詰
まった異物は、忽ち流下させることが出来るので、仕上
米中に籾米を混入させてしまうことがないものである。

本発明は以上の構成作用であるところ、特に籾摺部の近
傍位置に、籾摺物を選別する揺動式選別装置３４を設け
、該選別装置３４の排出部には、籾米取出口９と混合米
取出口１０と仕上米取出口８を設けたものに於いて、前
記選別装置３４の供給部に籾摺物を供給する流出口２２
はソレノィド４９により自動的に拡大閉口する構成とし
、前記流出口２２の下方位置には落下物検知装置３３を
設け、前記ソレノィド４９と該検知装置３３とを連結し
てなる籾摺装置に於ける揺動式選別装置としたから、流
出口２２に異物が詰まって籾摺物である混合米が落下し
なくなったときは、検知装置３３でその旨検知して自動
的に流出口２２が大きく開くので、詰まり異物を落下さ
せて、仕上米中に籾米が混入することを防止する効果を
奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は揺動式選別装置の選別板と仕切板の斜視図、第
２図は全体の側面図、第３図は本発明の第１実施例図、
第４図は本発明の第２実施例図、第５図は本発明の第３
実施例図、第６図は受光体の側面図である。符号の説明１・・・選別板、２・・・供給部、３・・
・排出部、４…揺下側、５・・・揺上側、６，７…仕切
板、８・・・仕上米取出口、９・・・籾米取出口、１０
・・・混合米取出口、１１・・・バケットエレベーター
、１２・・・張込口、１３…排出樋、１４…供給タンク
、１５，１５′…ゴムロール、１６・・・風選室、１７
・・・吸引風車、１８・・・バケットエレベーター、１
９…排出樋、２０・・・混合米貯留タンク、２１…ホッ
パー、２２…下部流出口、２３・・・メインシャッター
、２４・・・流出量調節装置、２５・・・供給量調節板
、２６・・・全体供給量調節ボルト、２７・・・徴量調
節ボルト、２８・・・突起、２９・・・アーム、３０・
・・鞠着、３１・・・光源、３２・・・受光体、３３・
・・落下物検知装置、３４・・・揺動式選別装置、３５
・・・仕上米流路、３６・・・混合米流路、３７・・・
籾米流路、３８・・・切替弁、３９・・・軸、４０・・
・アーム、４１・・・ソレノィド、４２…作動片、４３
・・・ハンドル、４４・・・モーター、４５・・・スイ
ッチ、４６・・・可動壁部、４７・・・軸、４８・・・
折曲部、４９・・・ソレノィド、５０・・・可動片。砦７鰯麓３蜜努，２鰍多４蜜多５鰯第６鰯

Claims

【特許請求の範囲】

１籾摺部の近傍位置に、籾摺物を選別する揺動式選別
装置３４を設け、該選別装置３４の排出部には、籾米取
出口９と混合米取出口１０と仕上米取出口８を設けたも
のに於いて、前記選別装置３４の供給部に籾摺物を供給
する流出口２２はソレノイド４９により自動的に拡大開
口する構成とし、前記流出口２２の下方位置には落下物
検知装置３３を設け、前記ソレノイド４９と該検知装置
３３とを連結してなる籾摺装置に於ける揺動式選別装置
。