JPS60105Y2 - 散気管 - Google Patents
散気管Info
- Publication number
- JPS60105Y2 JPS60105Y2 JP1979024012U JP2401279U JPS60105Y2 JP S60105 Y2 JPS60105 Y2 JP S60105Y2 JP 1979024012 U JP1979024012 U JP 1979024012U JP 2401279 U JP2401279 U JP 2401279U JP S60105 Y2 JPS60105 Y2 JP S60105Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tube
- pipe
- porous
- film
- aeration
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は多孔質のフィルムからなるチューブを設けた散
気管に関するものである。
気管に関するものである。
従来微細空孔を有する多孔質のポリプロピレンフィルム
を使用して滅菌包装や油水分離、アルカリ電池のセパレ
ーター、センサー類のプロテクター等に使用することが
提案されている。
を使用して滅菌包装や油水分離、アルカリ電池のセパレ
ーター、センサー類のプロテクター等に使用することが
提案されている。
またこのフィルムを使って水中へ散気するような装置の
製造も試みられているが、このフィルムは一方向への強
度が極端に低いため水圧のかかる大きい装置を製造する
ことは不可能である。
製造も試みられているが、このフィルムは一方向への強
度が極端に低いため水圧のかかる大きい装置を製造する
ことは不可能である。
一方活性汚泥処理用として樹脂を焼結して製造した多孔
質パイプが散気管として使用されているが、孔径が大き
いために微生物が孔の中に入って目詰りを起したり、空
気の送気を止めると水が通るために逆流したりする欠点
があった。
質パイプが散気管として使用されているが、孔径が大き
いために微生物が孔の中に入って目詰りを起したり、空
気の送気を止めると水が通るために逆流したりする欠点
があった。
本考案者らは、微細空孔を有する多孔質のフィルムを使
用して効率よくしかもコンパクト化された散気用装置を
製造することを種々検討したところ、次のようなことで
所期の目的を遠戚しうることを見出したものである。
用して効率よくしかもコンパクト化された散気用装置を
製造することを種々検討したところ、次のようなことで
所期の目的を遠戚しうることを見出したものである。
即ち本考案の要旨とするところは、疎水性であって壁面
に連続した微細空孔を有する多孔質チューブからなり、
該チューブの内側もしくは外側の少(とも一方に、気体
が透過するに充分な開放口を側面に有する補強パイプを
設けてなる散気管にある。
に連続した微細空孔を有する多孔質チューブからなり、
該チューブの内側もしくは外側の少(とも一方に、気体
が透過するに充分な開放口を側面に有する補強パイプを
設けてなる散気管にある。
疎水性であって、壁面に連続した微細空孔を有する多孔
質チューブとは、米国特許第3558764号明細書等
に記載されているような方法によって得られるポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリメチレンスルフィド、ポリ
フッ化ビニリデン、四フッ化エチレンー六フッ化プロピ
レン、またはエチレン−四フッ化エチレン共重合体など
のフィルムであり、これらのフィルムの端部を熱融着又
は接着剤で貼布せしめることによってチューブ化したも
のである。
質チューブとは、米国特許第3558764号明細書等
に記載されているような方法によって得られるポリプロ
ピレン、ポリエチレン、ポリメチレンスルフィド、ポリ
フッ化ビニリデン、四フッ化エチレンー六フッ化プロピ
レン、またはエチレン−四フッ化エチレン共重合体など
のフィルムであり、これらのフィルムの端部を熱融着又
は接着剤で貼布せしめることによってチューブ化したも
のである。
薄い多孔質フィルムからチューブ状のものを得る場合、
フィルムを不織布や織物地にあらかじめ熱融着した補強
フィルムなどを用いることも出来る。
フィルムを不織布や織物地にあらかじめ熱融着した補強
フィルムなどを用いることも出来る。
さらに円環状スリットよりポリマーを溶融押出して成形
加工する方法によっても直接チューブ状フィルムを得る
ことも可能である。
加工する方法によっても直接チューブ状フィルムを得る
ことも可能である。
このチューブは壁面に50〜5000Aの平均細孔径を
有する多数の微細空孔が連続して存在する多孔質のフィ
ルムからなり、水の透過を防ぎつつ空気や酸素を通し又
バクテリアの透過を防ぐことが可能である。
有する多数の微細空孔が連続して存在する多孔質のフィ
ルムからなり、水の透過を防ぎつつ空気や酸素を通し又
バクテリアの透過を防ぐことが可能である。
チューブの直径は目的に応じて適切に選択されるが、コ
ンパクトな装置を考えた場合、数量〜数cmの範囲が望
ましい。
ンパクトな装置を考えた場合、数量〜数cmの範囲が望
ましい。
フィルムの厚みは数十μ〜数百μの範囲が機械的強度と
気体透過性のバランスから望ましい。
気体透過性のバランスから望ましい。
補強パイプは塩化ビニル、ポリエステルとうの加工し易
く、低順な樹脂からつくられたものあるいはステンレス
等の網からつくられたものなどであり多孔質チューブを
支持する機能をもつものであればどのようなものてもよ
い。
く、低順な樹脂からつくられたものあるいはステンレス
等の網からつくられたものなどであり多孔質チューブを
支持する機能をもつものであればどのようなものてもよ
い。
補強パイプが樹脂からつくられる場合は気体が透過する
のに充分な穴とか溝とかの開放口になる部分を設けてお
くことが必要である。
のに充分な穴とか溝とかの開放口になる部分を設けてお
くことが必要である。
以下本考案の実施態様を図面によって説明すると次のよ
うである。
うである。
第1図イは本考案の散気管の側面断面図、口は断面図で
あり、補強パイプ1と3の間に微細空孔を有する多孔質
チューブ2が設けられている。
あり、補強パイプ1と3の間に微細空孔を有する多孔質
チューブ2が設けられている。
例えは内部から外部に向って散気するに際しては、散気
管の一端を封鎖して一端より、もしくは両端より送気し
てやればよい。
管の一端を封鎖して一端より、もしくは両端より送気し
てやればよい。
第2図は本考案の散気管を実際の汚水の処理用に使用し
た場合を示し、4は散気管をモジュールに組立てたもの
である。
た場合を示し、4は散気管をモジュールに組立てたもの
である。
第2図に示した例はパイプの内部から外部へ気体を散気
する場合であるが、目的によってはパイプ内部に液体を
流し、外部より空気等の気体を加圧して、パイプ内部の
液体に気体を散気させることも可能である。
する場合であるが、目的によってはパイプ内部に液体を
流し、外部より空気等の気体を加圧して、パイプ内部の
液体に気体を散気させることも可能である。
さらに補強フィルムから得られたチューブを用いる場合
、補強パイプはチューブの両側には必ずしも必要でなく
、チューブの内側あるいは外側に設けるだけで、休転中
のチューブの水圧による偏平化を防止出来る。
、補強パイプはチューブの両側には必ずしも必要でなく
、チューブの内側あるいは外側に設けるだけで、休転中
のチューブの水圧による偏平化を防止出来る。
本考案の散気管は上記したようなパイプ構造をとること
により、従来の平膜に対して装置の大きさに比較して表
面積を大きくとることが出来ること及び補強パイプによ
り強度が著しく向上していることより大容量の空気とか
液体の処理が可能となるものである。
により、従来の平膜に対して装置の大きさに比較して表
面積を大きくとることが出来ること及び補強パイプによ
り強度が著しく向上していることより大容量の空気とか
液体の処理が可能となるものである。
特に活性汚泥処理用に使用した場合、微細孔の孔径が小
さいために微生物が目詰りするということがなく又水も
通らないため、例えば運転途中で空気を送気することを
やめても水が散気管中に逆流してきて支障をきたすとい
うこともないので、効率のよい運転が可能である。
さいために微生物が目詰りするということがなく又水も
通らないため、例えば運転途中で空気を送気することを
やめても水が散気管中に逆流してきて支障をきたすとい
うこともないので、効率のよい運転が可能である。
第1図イは本考案の側面断面図、口は断面図、第2図は
一応用例を示すものである。 1・・・・・・補強パイプ、2・・・・・・多孔質チュ
ーブ、3・・・・・・補強パイプ、4・・・・・・散気
管を組込んだモジュール、5・・・・・・汚水。
一応用例を示すものである。 1・・・・・・補強パイプ、2・・・・・・多孔質チュ
ーブ、3・・・・・・補強パイプ、4・・・・・・散気
管を組込んだモジュール、5・・・・・・汚水。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 疎水性であって、壁面に連続した微細空孔を有する
多孔質チューブからなり、該チューブの内側もしくは外
側の少くとも一方に、気体が透過するに充分な開放口を
側面に有する補強パイプを設けてなる散気管。 2 多孔質チューブが、壁面に平均50〜5000Aの
孔径を有する連続した微細空孔を有するものである実用
新案登録請求の範囲第1項記載の散気管。 3 多孔質チューブが、ポリエチレン、ポリプロピレン
、ポリメチレンスルフィド、ポリフッ化ビニリデン、四
フッ化エチレンー六フッ化プロピレン、エチレン−四フ
ッ化エチレン共重合体である実用新案登録請求の範囲第
1項記載の散気管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979024012U JPS60105Y2 (ja) | 1979-02-26 | 1979-02-26 | 散気管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979024012U JPS60105Y2 (ja) | 1979-02-26 | 1979-02-26 | 散気管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55122828U JPS55122828U (ja) | 1980-09-01 |
JPS60105Y2 true JPS60105Y2 (ja) | 1985-01-05 |
Family
ID=28861685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979024012U Expired JPS60105Y2 (ja) | 1979-02-26 | 1979-02-26 | 散気管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60105Y2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5951748A (ja) * | 1982-09-16 | 1984-03-26 | Morinaga Milk Ind Co Ltd | 微細な気泡を含有する食品の連続的製造法およびその装置 |
JPH0120986Y2 (ja) * | 1985-03-01 | 1989-06-23 | ||
JP5818590B2 (ja) * | 2011-09-09 | 2015-11-18 | 株式会社東芝 | 微細気泡形成装置 |
JP2020175343A (ja) * | 2019-04-19 | 2020-10-29 | 株式会社超微細科学研究所 | エアレータ |
-
1979
- 1979-02-26 JP JP1979024012U patent/JPS60105Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55122828U (ja) | 1980-09-01 |
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