JPS60105961A - 鋼材中のりん偏析検出法 - Google Patents

鋼材中のりん偏析検出法

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JPS60105961A
JPS60105961A JP58213497A JP21349783A JPS60105961A JP S60105961 A JPS60105961 A JP S60105961A JP 58213497 A JP58213497 A JP 58213497A JP 21349783 A JP21349783 A JP 21349783A JP S60105961 A JPS60105961 A JP S60105961A
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泰治 松村
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針間矢 宣一
Giichi Jinno
神野 義一
Hidenari Kitaoka
北岡 英就
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連続鋳造鋼片、大型鋼塊等のりんの分布状態を
迅速かつ簡易に検出するりん偏析部検出性に関するもの
である。
従来、大型鋼塊の偏析部の判定は、サルファプリント試
験法によって行われている。この方法は、大型銅塊より
切断され、研暦された被検面に硫酸水溶液に浸した印画
紙を貼付し、サルファーイX11析部より発生する硫化
水素を印画紙上に検知する方法であり、生産ラインにお
いて非常に普及している、しかし、近年、耐水素誘起割
れ鋼など低硫化処理あるいはCa処理を施した鋼が実用
化され、また高純鋼製造技術や連鋳偏析対策が進歩した
ため、従来のサルファプリント法では、凝固偏析部を検
出することができないのが実状である。
一方、サルファプリントによらず、成分元素偏析を調べ
る装置として、マイクロアナライザーがある。マイクロ
アナライザーはEPMAと同様に電子線を照射し、発生
する特性X線夕検出することにより、大型鋼塊の断面を
二次元的に定量評価できる。しかし、この方法は高価な
装置を使用すること、被検面は11000程度のエメリ
ー紙で仕上げる必要のあること、−試料の測定に一時間
以上必要とすること、測定試料の形状に制限があること
、断面積が極めて広い試料には適用できないことなど、
現場的生産プロセスには十分な即応性が得られない。
本発明は、Ca添加鋼や低硫化の飴析をサルファプリン
ト並みのfiii便さで迅速かつ広範囲の面積にわたり
検出し、記録かつ保存できる新規な偏析検出法を提供し
ようとするもので、サルファの代りに凝固偏析の大きい
りんを検出対象成分とし、りん偏析部位より発生するホ
スフィンを試験紙上に黒点として検出するものである。
なお、りんを検出対象成分とする方法としては、193
2年にM、 N1essnerがPプリント法を報告し
ている。即ち、この方法は下記の表1に示すB液を食潰
させたろ紙を被検面に3〜5分間密着させ、次に被検面
より剥離したろ紙をA液に3〜4分間つけ、印画像を得
るものである。しかし、この方法では、印画像が不鮮明
で感度が低(、このため通常の実用鋼では、Pの偏析部
を全く検出できないし、剥離後溶液に浸漬するなど手間
のかかる欠点があった。
表1 あり、感度が極めて高く、かつ鮮明な印画像が得られ、
印画操作も容易であり、現場の生産プロセスの管理に十
分適用可□能なP偏析検出法・を提供しようとするもの
である。
すなわち、本発明は、鋼材中のりん偏析を検出するに際
し、鋼材試片被検面を金属腐食用試薬に接触せしめ、前
記被検面に重合組の塩溶液を含む以下、本発明の内容を
更に詳細に説明する。
りんP)はサルファ(sl、ボロン(Bjに次ぎ凝固偏
析率が大きく、最終凝固部に著しく濃化する。一方、り
ん含有率の増加は鋼の腐食速度を増加させる、このため
、いわゆる試験片の凝固偏析部は、腐食液中で優先的に
溶解するものと考えられる。
本発明者等の一人は、鋼試片をアルコールを溶媒とした
′@、解液中で陽極電解すると、鋼中で固溶状態にある
りんは、地鉄の溶解て褌い、りんを含むオキソ酸となり
、溶出した鉄イオンと反応してFe−P−0−H系化合
物を形成することを報告した(特a DrA 58 1
19853号参照)。本発明ハとノFe−P−0−H系
化合物を利用して鋼中のりん偏析状態を検知しようとす
るものである。このFe−P−0−H系化合物はアルコ
ールに極めて離溶であり、その生成と同時に鋼試片のり
ん溶出部位にただちに沈積する。これをアルコールを用
いて静かに洗浄し、ドライヤーで風乾して空気中に暴露
すると、りん偏析部に沈積したFe−P−0−i−1系
化合物は自動的に酸化’41元反応をおこして分解し、
ホスフィンを発生する、本発明の基本原理をよ、このホ
スフィンを検知するところにあるが、このホスフィンは
次式に示すように低酸化数のメーキソ酸カニ分解するこ
とにより得られると考えられる。
このため、固溶りんは地鉄の溶解に伴〜・、低酸化数の
オキソ酸になることが接作であり、腐食液(D i6 
INにアルコールを用いることにより実現できる。また
、この化合物の形成量は腐食液の@類に大きく依存し、
この形成量は腐食液の酸濃度の高いもの、Feイオンと
の錯形成剤を含まないもの、また含んでも錯形成能の小
さいもの程多い。なお、上述の金属腐食用試薬とは、通
常の金属組織観察用の試薬で、塩酸、硫酸などの鉱酸、
ピクリン酸、サリチル酸などの有機酵、塩化銅、塩化鉄
、塩化錫などの塩類のうちいずれか1種又は1種以上を
含有し、溶媒としては、アルコール又は含水アルコール
を用いた金属腐食用試薬を意味する。
このようにりん偏析部位よりホスフィンを発生させ、そ
の被検面全域に硝酸銀溶液を含ませた試験紙を貼付する
と、銀イオンはホスフィンの還元作用により全域銀とし
て析出し、試験紙上に黒点が現出し、これによりりん偏
析部位が検出できる。
なお、使用可能なのは硝酸銀のみならず、塩化金、塩化
銅、臭化銀、沃化銀などの重合組の塩溶液で良い。
本発明に用いる試験紙は、木製、合成樹脂製等のシート
状物体が良(、望ましくは表面に硫酸バリウムを塗布し
たバライタ紙が良(、これに含ませる重金属塩(発色試
薬)の儂度は0.1〜80チが良い。これがo、tel
)未満ではプリントされたものの変色点かにじみ、りん
偏析部の検出が不可能となり、また80%lこえるとシ
ート状物体上に重金属塩が沈澱変色し、使用不可能とな
る。この試験紙を被検面に数分間貼り付けることにより
、鮮明なプリント結果が得られる。
なお、プリント後の試験紙は、20〜30wt/vチの
チオ硫酸す) IJウム水溶液に約5分間浸漬した後、
流水を用いて水洗し、保存する。
次に、本発明を実施例につき具体的に説明する。
普通炭素鋼(PO,02%含有)の連鋳々片凝固偏析部
の切断面をエメリーペーパー+ 24 (+で研磨し、
被検面の汚れをエタノールを浸潤させた脱脂綿でよくふ
きとった。これを表2に示す条件下で腐食、プリントし
、呈色状態を割前した。その結果を24車の異なる鋼片
について写真1a*2aに示す。
表2 りんプリント条件 写真1b、写真2bは前記2種の異なる鋼片についての
マイクロアナライザーにょる2分布の測定結果である。
各試片の被検面のりん分布はマイクロアナライザーによ
る測定結果とよく対応しており、本発明法は凝固偏析部
の検出に十分有効であることがわかる。
上記実施例から明らかなように、本発明法によれば、腐
食時間2分、プリント時間1分と極めて旬時間にりん偏
析部位を判別することが可能であり、またサルファプリ
ントのように暗室で行うという煩しさがない。さらに、
りんの検出にはなんら装置を必要とぜず、鋼材の寸法、
形状上の制限もなく、実作業現場で簡易に実施すること
ができ、雫めて実用的かつ効果的である。なお、本発明
によれば、母材含有率30 ppmのりんも十分検出で
きた。
【図面の簡単な説明】
第1a図および第2a図は本発明法にょる連鋳々片凝固
偏析部のりんプリント写真、第1b図および第2b図は
第1a図および第2a図の6111定BIB位に対応す
るマイクロアナライザー写真である。 ■゛−系先系内7市−ロー三μ÷発) l ・IV件の表示 昭和58イ目し′?願第213497号2 発明の名称 鋼材中のりん偏JJr検出〃。 3 、 ?lli Ll二を−する名 −・IV件との関係 特語出磨1人 住 所 兵庫県神戸市中央ト8北本町通1−1.11a
t28号名 称 (125)川崎製鉄株式会4 4、代理人 〒101 電話258〜186BイI 所
 東京都千代田区神[11須[11町21’k16番2
号判1[、ilセントラルブラヂ1102号11発 6、補41により増加する発明の数 なし7、補正の対
象 明細−;の[発明の訂lAl1な説明」および1図面の
簡単な説す1」8、補正の1内容 (1)明却1書第1頁第i 1 、1.4 、16行、
第20、第9行の「鋼塊」を「鋼塊−1に訂正する。 (2)同第2!′J−第6.7行、第8頁:sx2行お
よび慴13へ・144i、第9¥f第32行の[マイク
ロアナライザーjを「マクロアナライザー・」に1.−
劃する。 手続補正書(11釦 昭和59年3月17日 特許庁長官 若 杉 和 夫 殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第213497号 2、発明の名称 鋼材中のりん偏析検出法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 兵庫県神戸市中央区北本町通1丁目1番28号
名 称 (125)川崎製鉄株式会社 4、代理人 〒1oITli話864−4498住 所
 東京都千代田区岩木町3丁目2番2号自 発 6、補正により増加する発明の数 なし7、補正の対象 図面の第1b図および第2b図 8、補正の内容 別紙の通り 第 1 図 (b) 第 2 図 (b) 手続補正書 昭和59年4月111J 1、事件の表示 昭和58年特許願第213497号 2、発明の名称 鋼材中のりん偏析検出法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 兵庫県神戸市中央区北本町通1丁目1番28号
名 称 (125)川崎製鉄株式会社 4、代理人 〒101 電話864−4498住 所 
東京都千代田区岩木町3丁目2番2号明細書の「図面の
簡単な説明」の柵および「図面」7、補正の内容 別紙の通り t、補正の内容 (1)明細書の第9頁「4、図面の簡単な説明」の欄を
以下の通り補圧する。 「49図面の簡1′11な説明 図面は全て図面代用写真で、金属組織を転写した写真で
あり、第1a図および第2a図は本発明法にょる連鋳々
片凝固偏析部のりんプリント写ユ′L、第1b図および
第2b図は第1a図および第2a図の測定部位に対応す
るマイクロアナライザー写真である。」(2)図面代用
写真は昭和59年3月17日付の手続補正書にて、出願
時のカラー写真に代えて」黒写真を提出してあります。 手糸光ネ市正書(自発) 昭和59年7月13目 1、事件の表示 昭和58年特設願第213497号 2、発明の名称 鋼材中のりん偏析検出法 3、補正をする者 219件との関係 特許出願人 任 所 共Jfi県神戸市中央区北本町通1丁IJ 1
番28号名 称 (125)川崎製鉄株式会社 4、代理人 〒101電話864−4498住 所 東
京都千代1■区岩本町3丁目2番2号千代田岩本ビル 
4階 (全文訂正) 明 細 書 ■1発明の名称 鋼材中のりん偏析検出法 2、特許請求の範囲 鋼材中のりん偏析を検出するに際し、鋼材試片被検面を
金属腐食用試薬に接触せしめ、前記被検面に重金属の塩
溶液を含む試験紙を貼伺し、りん偏析部位を変色点とし
て検知することを特徴とする鋼材中のりん偏析検出法。 3、発明の詳細な説明 本発明は連続tJf造鋼片、大型鋼塊等のりんの分、/
ii状yルを迅速かつ簡易に検出するりん偏析部検出7
人に関するものである。 υr来、大型鋼塊の偏析部の判定は、サルファプリント
試験法によって行われている。この方法は1犬型鋼塊よ
り切断され、研磨された被検面に硫酸水溶液に浸した印
画紙を貼伺し、サルファー偏析部より発生ずる硫化水素
を印画紙上に検知する方法であり、生1//(ラインに
おいて非常に普及している。しかし、近年、削水素誘起
割れ鋼など低硫化処理あるいはCa処理を施した鋼が実
用化され、また高純鋼製造技術や連鋳偏析対策が進歩し
たため、従来のサルファプリントv:では、凝固偏析部
を検出することができないのが実状である。 一方、サルファプリントにょらず、成分元木偏析を調べ
る装置として、マクロアナライザーがある。マクロアナ
ライザーはEPMAと同様に電子線を照則し、発生ずる
特性X線を検出することにより、大、Ii2鋼魂鋼塊i
Miを二次元的に定量計(+IIiできる。しかし、こ
の方法は高価な装置を使用すること、被検面は#100
0程度のエメリー紙で(−1上げる心安のあること、−
試料の測定に−IH+i間以上必要どすること、測定試
料の形状に制限があること、断面積が極めて広い試料に
は適用できないことなと、現場的生It、プロセスには
十分な即jイ4、+1が111られない。 本発明は、Ca添加鋼や低硫化の偏析をヅルファプリン
ト並みの簡便さで迅速かつ広範囲の+(+口JILにわ
たり検出し、記録かつ保存できる新規な偏析検出法を提
供しようとするもので、サルファの変りに凝固偏析の大
きいりんを検出対象成分とし、りん偏析部位を試験紙上
に黒点として検出するものである。 なお、りんを検出対象成分とする方法としては、193
2イ1にM、 N1essnerがPプリンと法を報告
している。即ぢ、この方法は下記の表1に示すB液を含
債させたろ紙を被検面に3〜5分間密着させ、次に被検
面より剥離したろ紙をA液に3〜4分間つけ、印画像を
得るものである。しかし、この方法では、印画像が不鮮
明で感度が低く、このため通゛畠の実用鋼では、Pの偏
析部を全く検出できないし、剥離後溶液に浸漬するなど
手間のかかる欠点があった。 表1 4j、H化crt−・錫飽和溶液 5 cc明l」ん 
少昂 モリブデン酸アンモン 5g B液 水 100 cc 硝酸(比重1.2) 35 cc 本発明は、従来のPプリント法に代わるものであり、感
度が極めて高く、かつ鮮明な印画像が1iIられ、印画
操作も容易であり、現場の生産プロセスの管理に十分適
用可能なP偏析検出法を提供しようとするものである。 すなわち、本発明は、鋼材中のりん偏析を検出するに際
し、鋼材紙片被検面を金属腐食用試薬に接触せしめ、前
記被検面に重金属の塩溶液を含む試験紙を貼(=J’ 
L、りん偏析部位を変色点として検知することを特徴と
する鋼材中のりん偏析検出法を提供する。 以下、本発明の内容を更に詳細に説明する。 りん(P)はサルファ(S)、ポロン(B)に次ぎ凝固
偏析率が大きく、最終凝固部に著しく濃化する。一方、
りん含有率の増加は鋼の腐食速度を増加させる。このた
め、いわゆる試験片の凝固偏析部は、腐食液中で優先的
に溶解するものと考えられる。 本発明者等の一人は、鋼試片をアルコールを溶媒とした
電解液中で陽極電解すると、鋼中で固溶状態にあるりん
は、地鉄の溶解に伴い、りんを含むオキソ酸となり、溶
出した鉄イオンと反応してFe−P−0−1を系化合物
を形成することを報告した(特願昭58−119115
3号参照)。本発明はこのFe−P −0−H系化合物
を利用して鋼中のりん偏析状51’、を検知しようとす
るものである。このFe−P−0−H系化合物はアルコ
ールに極めて難溶であり、その生成と同時に鋼試片のり
ん溶出部位にただちに沈積する。これをアルコールを用
いて静かに洗浄し、ドライヤーで風乾して空気中に暴露
すると、りん偏析部に沈積したFe=F’−0−H系化
合物は自動的に酸化還元反応をおこして分解し、ホスフ
ィンを発生する。本発明の基本原理は、このホスフィン
を検知するところにあるが、このホスフィンは次式に示
すように低酸化数のオキソ酸か分解することにより得ら
れると考えられる。 OHOH 1 このため、固溶りんは地鉄の溶解に伴い、低酸化数のオ
キソ酸になることが要件であり、腐食液の溶媒にアルコ
ールを用いることにより実現できる。また、この化合物
の形成量は腐食液の種類に大きく依存し、この形成量は
腐食液の酸濃度の高いもの、Feイオンとの錯形成剤を
含まないもの。 また含んでも錯形成能の小さいもの程多い。なお、上述
の金属腐食用試薬とは、通常の金属組織観察用の試薬で
、塩酸、硫酸などの鉱酸、ピクリン醇、サリチル酸等の
有機酸、塩化銅、塩化鉄、■!!化錫などの塩類のうち
いずれか1種又は1種以上を含有し、溶媒としては、ア
ルコール又は含水アルコールを用いた金属腐食用試薬を
、0、味する。 このようにりん偏析部位よりホスフィンを発生させ、こ
のように腐食させた後の被検面全域に硝酪銀溶液を含ま
せた試験紙を貼付すると、銀イオンはホスフィンの還元
作用により金属銀として析出し、試験紙上に黒点が現出
し、これによりりん偏析部位が検出できる。この現象は
AgNO3の低濃度側で起きるもので、AgNO3が高
濃度となると直接Agが還元される。 なお、使用可能なのは硝酸銀のみならず、塩化金、塩化
銅、臭化銀、沃化銀などの重金属の塩溶液で良い。 本発明に用いる試験紙は、木製、合成樹脂製等のシート
状物体が良く、望ましくは表面に硫酸/(リウムを塗布
したバライタ紙が良く、これに含ませる重金属塩(発色
試薬)の濃度は0.1〜80 wt%が良い。これが0
.1%未満ではプリントされたものの変色点かにしみ、
りん偏析部の検出が不可能となり、また80%をこえる
とシート状物体上に重金属塩が沈V変色し、使用不可能
となる。この試験紙を被検面に数分間貼り付けることに
より、鮮明なプリンI・結果が得られる。 なお、プリント後の試験紙は、20〜30wt%のチオ
硫酸すI・リウム水溶液に約5分間浸漬した後、流水を
用いて水洗し、保存する。 次に、本発明を実施例につき具体的に説明する。 昔通炭素網CP0.02%含有)の連鋳々片凝固偏析部
の切断面をエメリーペーパー#240で研磨し、被検面
の汚れをエタノールを浸潤させた脱脂面で、よくふきと
った。これを表2に示す条件下で腐食、プリントし、呈
色状態を調査した。その結果を2種の異なる後編につい
て第1図、第2図に示す。 表2 りんプリント条件 第1b図および第2b図は前記2種の異なる後編につい
てのマクロアナライザーにょる2分布のXll+定結果
である。各試片の被検面のりん分布はマクロアナライザ
ーによる測定結果とよく対応しており、本発明法は凝固
偏析部の検出に十分有効であることがわかる。本発明法
にょるりんプリントである第1a図およびilb図とマ
クロアナライザー測定結果の第1b図および第2b図は
それぞれミラーイメージとなっている。 」二足実施例から明らかなように、本発明法によれば、
腐食時間2分、プリント昨間1分と極めて短時間にりん
偏析部位を判別することが可能であり、またサルファプ
リントのように暗室で行うという煩しさがない。さらに
、りんの検出にはなんら装置を必要とせず、鋼材の寸法
、形状」二の制限もなく、実作業現場で簡易に実施する
ことができ、極めて実用的かつ効果的である。なお、本
発明によれば、141材含有率30ppmのりんち十分
検出できた。 4、図面の簡単な説明 図面は全て図面代用写真で、金属組織を転写した写真で
ある。 第1a図および第2a図は本発明法による連鋳々片凝固
偏析部のりんプリント写真、第1b図および第2b図は
第1a図および第2a図の測定部位に対応するマクロア
ナライザー写真である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 鋼材中のりん偏析を検出するに際し、鋼材試片被検面を
    金属腐食用試薬に接触せしめ、前記被検面に重金属の塩
    溶液を含む試験紙を貼付し、りん偏析部位を変色点とし
    て検知することを特徴とする鋼材中のりん偏析検出法。
JP58213497A 1983-11-14 1983-11-14 鋼材中のりん偏析検出法 Granted JPS60105961A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58213497A JPS60105961A (ja) 1983-11-14 1983-11-14 鋼材中のりん偏析検出法
EP84113694A EP0142164B1 (en) 1983-11-14 1984-11-13 Method for detecting phosphorus in metallic material
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