JPS60105746A - 採光壁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、採光板の支持構成か極めて簡単で強固にでき
、しかも施工が簡易且つ迅速にでき、雨仕舞の良好な採
光壁に関する。

従来より、住宅、工場１体育館等の構造物の内部に光を
取入れる採光窓を壁に取付けるには、雨仕舞を良好にす
るため等から枠組、覆板等にて複雑な構成をなしていた
。又、開閉できない採光部を有する採光壁でも、雨仕舞
を考慮したものでは、部材数が多く、施工が面倒となり
、ひいては施工費が割高となる等の欠点があった。

そこで発明者は、前記欠点を解消すべく鋭意。

研究を重ねた結果、本発明を、鉄骨構造物の壁部の中間
適所の胴縁から上側を開口し、該胴縁上にＬ形横杆の底
部を固着し、下部壁取合水切材の折返し係止縁と採光板
支持杆の折返し係止縁とを前記り形横杆の立上り部に係
止し、断面ハント形の通し金具を前記り形横杆及びこの
上側位置の胴縁に横方向に適宜の間隔をおいて垂設固着
し、該隣接する通し金具間と前記採光板支持杆のＵ字状
部箇所内とに、外周面にガスケットを嵌合した採光板を
嵌め、その側部ガスケット箇所をジヨイントカバーにて
覆いつつ水密的に取付けたことにより、採光板の支持構
成が極めて簡単で強固にでき、し　。

かも施工が簡易且つ迅速にでき、雨仕舞も良好にでき前
記欠点等を解消し、その目的を達成したものである。

以下、図面の実施例に基づき本発明を説明する。

１は胴縁で、鉄骨構造物の壁部２箇所の柱にピース等を
介して上下方向に適宜な間隔をおいて複数設けられてい
る。その壁部２の高さの中間適所の胴縁１　（第２図に
おいて最下段）から上側が開口されている。第１図乃至
第３図に示すように屋根Ｒの直下付近にも少しの高さの
壁部２が設けられることが多い。該壁部２は、実施例で
は山形部が連続した金属製の壁板２ａにて構成されてい
る。

３は金属製の長尺なＬ形横杆で、立上り部３ａと底部３
ｂとから形成され、このＬ形横杆３の底部３ｂが前記中
間適所の胴縁１上にドリルビス等にて固着されている。

４は金属製の長尺な下部壁取合水切材で、緩傾斜状部４
ａの一側より垂下状部４ｂが形成され、その緩傾斜状部
４ａの他側より垂直状部４Ｃと該上端より折返し係止縁
４ｄが一体形成されている。５は長平方向に適宜の長さ
く後述する採光板８の幅に相当している）の金属製の採
光板支持材であって、底部５ａの一例に前側立上り部５
ｂが、他側に後倒立上り部５ｃが形成され、該後倒立上
り部５ｃの上端より折返し係止縁５ｄが一体形成されて
いる。その底部５ａ前倒立上り部５ｂ後側立上り部５Ｃ
とでＵ字状部として形成されている。前記下部壁取合水
切材４の折返し係止縁４ｄがまず前記り、形横杆３の立
上り部３ａに係止され、次いで採光板支持材５の折返し
係止縁５ｄが立上り部３ａ箇所に係止される。

６は長手方向に適宜の長さの通し金具であって、門形部
６ａの両側下端より外方に取付部６ｂ、６ｂが形成され
、断面ハント形に形成されている。

この通し金具６が、前記壁部２の開口箇所のＬ形横杆３
及び複数の胴縁１，１．・・・・・・の外側に、水平方
向に適宜の間隔（後述の採光板８の幅に略相当する）を
おいて垂設固着されている。即ち、その通し金具６の下
端の取付部６ｂ、６ｂが下部壁取合水切材４の垂直状部
４０箇所から前記り形横杆３の立上り部３ａにドリルビ
ス、リベット等で固着され、さらに適所の胴縁１にも固
着されている。その通し金具６の中間適所の門形部６ａ
の両側に仮止め用板片７，７がスポット溶接等にて固着
されている（第１図、第７図参照）。８は透明状のガラ
ス、合成樹脂製の採光板で、適宜の幅又は高さに形成さ
れ、この内部に金属製の網体が設けられることもある。

この高さは、前記通し金具６の長平方向の長さに略相当
している。９は硬質の合成ゴム又は合成樹脂製の断面コ
字状のガスケットであって、前記採光板８の外周面に嵌
合されている。そのガスケット９は上部ガスケット９ａ
と側部ガスケット９ｂ、９ｂと下部ガスケット９Ｃとに
分割され、該下部ガスケツ）９Ｃの溝部は、上方にゆく
に従って開いて前記採光板８の下端を嵌合した後にコー
キングポケットが設けられるように形成され、その下部
ガスケット９ｃの一側辺には下面から切り欠き９ｄが形
成されている。そのガスケット９付の採光板８が、隣接
する通し金具６．６間に嵌められつ＼その下部ガスケッ
ト９Ｃの切り欠き９ｄが前記採光板支持材５の前側立上
り部５ｂに嵌合され、その通し金具６に設けた仮止め用
板片７が第７図の矢印方向に屈曲されて仮止めされる。

このようにして幅方向（水平方向）にガスケット９付の
採光板８が第１図に示すように複数併設される場合が多
く、このときには、第５図、第７図に示すように長手方
向に適宜の長さの金属製のジヨイントカバー１０にて隣
接する採光板８．８のジヨイント部を覆うようにして、
そのジヨイントカバー１０が通し金具６に取付ビス又は
ドリルビス等の固着具１１にて固着され、これらが順次
繰返されて、幅方向に連続的に葺成される。このとき、
側部ガスケット９ｂとジヨイントカバー１０との間にク
ッション材１２が介在される。該クッション材１２は片
面離罫紙付で予め側部ガスケット９ｂの表面に貼着され
る。

又、ガスケット９付の採光板８が一枚又は複数併設され
て、この採光板８の側部が壁材２ａの側部に水密的に取
付られることもある。かかる場合には、第６図に示すよ
うに通し金具６の一側（同図において右側）に壁材２ａ
の側部端が配設され、他側（同図において左＋１！！　
）にガス炉・ノド９付の採光板８が嵌められてこのジヨ
イント箇所がジヨイントカバー１０にて覆われつつ固着
されている。

このジヨイントカバー１０の側部と採光板８との間にも
必要に応してクッション材１２が介在されている。

図中１３は上部カバーで、前記ガス炉・ノド９付の採光
板８の上部ガスケツ）９３箇所の前面、上面及び後面等
を覆うように設けられている。１４は長平方向に長尺な
上部壁取合水切材で、緩傾斜部１’４　ａの前端に垂下
状部１４ｂが、その後端に垂直状部１４　Ｃが形成され
、この垂直状部１４ｃの上端より折返し係止縁１．４　
ｄが一体形成されている。該折返し係止縁１４ｄが上部
箇所（前記採光板８の上端位置）のｌ１ｌｉｉｌ縁１上
に固着したＬ形横杆３に係止され、その壁材２ａと■７
形横杆３との間に設けられている。その上部壁取合水切
材１４の下側には、前記ガスケット９付の採光板８が設
けられている。実施例では、第１図乃至第３図に示すよ
うにその上部壁取合水切材１４の緩傾斜部１４ａ及び垂
下状部１４ｂ内にガスケット９付の採光板８の上端が覆
われでいる。１５はコーキング剤で、前記下部ガスケツ
）・９ｃと採光板８の下部との間のコーキングポケット
内に必要に応じて充填される。１６は中間支持ガスケッ
ト、１７は補強杆で、最上位置の胴縁１の適所と軒梁と
の間に設けられる。又、前記通し金具６の門形部６ａの
取付ビスによる固着具１１を止める位置に、第５図、第
６図に示すようにバリ筒部を形成しつＸバーリング加工
をしてその通し金具６全体を薄材に構成することもある
。

次に作用効果について説明する。

本発明においては、鉄骨構造物の壁部２の中間適所のｌ
Ｉｌ」縁１から上側を開口し、該胴縁１上にＬ形横杆３
の底部３ｂを固着し、下部壁取合水切材４の折返し係止
縁４ｄと採光板支持杆５の折返し係止縁５ｄとを前記Ｉ
、形横杆３の立上り部３ａに係止し、断面ハツト形の通
し金具６を前記り形横杆３及びこの上側位置の胴縁１に
横方向に適宜の間隔をおいて垂設固着し、該隣接する通
し金具６゜６間と前記採光板支持杆５のＵ字状９Ｂ箇所
内とυこ、外周面にガス炉・ノド９を嵌合した採光板８
を嵌め、その＋１ｌ１１部ガスヶ・７１〜９ｂ箇所をジ
ヨイントカッ〈−１０にて覆いつつ水密的に取付けたこ
とＧこより、第１に採光板８の支持構成が極めて簡単で
強固しこでき、第２に施工が極めて簡易且つ迅速※こで
き、ひいては安価に施工でき、第３６と雨（士舞の勝れ
た採光壁を提供できる等の作用効果を奏する。

該作用効果を詳述すると、本発明の採光壁ｔ′！、、鉄
骨構造物の壁部２の中間適所の既設又４ま新規の胴縁１
，１．・・・・・・に適宜の間隔Ｇこ通し金具６を耳又
付け、これにガス炉・ノド９付の採光板８を嵌めこみ、
ジヨイント部をジヨイントカッ＜−１０４こて覆いつつ
これを取付けるのみで簡象Ｇこ施工でき、’Ｑ５材数も
少なく通し金臭６とガス炉・７ｌ−９（寸の採光板８及
びジヨイントカバー１０等のみであり、特に、既設等の
胴縁１，１．・・・があれむボ、ｈ雀工も現場にて一般
の壁板を取付けるが如く（可等の１支４１ｉを要するこ
となく簡易且つ迅速Ｇこ採光板８を取イ寸ゐすることが
でき、極めて格安の採光壁を１是（共できる。

又、本発明では、鉄骨構造物の壁部２の中間適所の胴縁
１から上側を開口し、該胴縁１上にＬ形横杆３の底部３
ｂを固着し、下部壁取合水切材４の折返し係止縁４ｄと
採光板支持杆５の折返し係止縁５ｄとを前記り形横杆３
の立上り部３ａに係止できるようにしたので、胴縁１の
付近に新たな胴Ｉｔ　１等を設けるａ・要もないし、そ
の胴縁１に１−形横杆３を固着することで、１１１．１
縁１自体を強固できるし、往々にして胴縁１が長平方向
に僅かに蛇行するうよになっていてもそのＬ形横杆３の
添設にてその１１４１縁１の蛇行を矯正できるし、その
Ｌ形横杆３の存在にて、その立上り部３ａに採光板８箇
所の下側の下部壁取合水切材４の折返し係止縁４ｄや採
光板支持材５の折返し係止縁５ｄを係止することのみで
取付が完了でき、ビス等の固着具を一切必要とせずに簡
単な取付ができ、この採光板支持材５にて採光板８の＠
市を支えるようにでき、強度的に強固で安定し、且つ簡
易な構成の採光板８の取付構造を提供できる所に本発明
の大きな特長がある。

又、本発明では、通し金具６を断面ハツト形にしたこと
で、断面係数が大きく強固となるし、その両側の取付部
６ｂ、６ｂがこれ自体を取付けるための辺にできると共
にその取付部６ｂがガスケット９付の採光板８の支持部
材となり、風圧荷重が大きく加わる壁部であっても、ガ
スケント９付の採光板８をその強度に十分に耐え得るよ
うな取付ができる。

さらに、採光壁を構造物の壁部の上側位置の全体又は一
部に開閉不能に取付けると、採光効率が謄れ、太陽熱エ
ネルギーを極めて有効に利用できる。

又、採光壁は、隣接する通し金具６．６間と前記採光板
支持杆５のＵ字状部箇所的とに、外周面にガスケット９
を嵌合した採光板８を嵌め、ジヨイントカバー１０を取
付けて、ガスケット９付の採光板８を取付支持を完了す
ることで、同時にそのジヨイント部を水密的に施工でき
、内部に雨水が浸入しにくく雨仕舞（水密性）の腓れた
構成にできる。

なお、仮止め用板片７を通し金具６に設けておけば、施
工途中の仮止めが簡単にできると共に、割れやすいガラ
ス等の採光板８の取扱いも良好で且つ安全な作業ができ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の斜視図、第２図は第１図の縦断側面図
、第３図は第２図の要部拡大断面図、第４図は本発明の
要部斜視図、第５図、第６図は横方向の接続箇所の横断
面図、第７図は本発明の要部斜視図である。 ｌ・・・・・・胴縁、　２・・・・・・壁部、３・・・
・・・Ｌ形横杆、３ａ・・・・・・立上り部、３ｂ・・
・・・・底部、４・・・・・・下部壁取合水切材、４ｄ
、５ｄ・・・・・・折返し係止縁、５・・・・・・採光
板支持杆、　６・・・・・・通し金具、８・・・・・・
採光板、　９・・・・・・ガスケット、９ｂ・・・・・
・側部ガスケット、 １０・・・・・・ジヨイントカバー。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （ｌ］　鉄骨構造物の壁部の中間適所の胴縁から上側を
   開口し、該胴縁上にＬ形横杆の底部を固着し、下部壁取
   合水切材の折返し係止縁と採光板支持杆の折返し係止縁
   とを前記り形横杆の立上り部に係止し、断面ハント形の
   通し金具を前記り形横杆及びこの上側位置の胴縁に横方
   向に適宜の間隔をおいて垂設固着し、該隣接する通し金
   具間と前記採光板支持杆のＵ字状部箇所内とに、外周面
   にガスケットを嵌合した採光板を嵌め、その側部ガスケ
   ット箇所をジヨイントカバーにて覆いつつ水密的に取付
   けたことを特徴とした採光壁。