JPS6010140Y2 - 留守番電話装置 - Google Patents

留守番電話装置

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JPS6010140Y2
JPS6010140Y2 JP8581583U JP8581583U JPS6010140Y2 JP S6010140 Y2 JPS6010140 Y2 JP S6010140Y2 JP 8581583 U JP8581583 U JP 8581583U JP 8581583 U JP8581583 U JP 8581583U JP S6010140 Y2 JPS6010140 Y2 JP S6010140Y2
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control signal
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光雄 小塙
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橋本コ−ポレイシヨン株式会社
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野と従来技術 本考案は、発呼者からの着信に応じて応答用語を再生し
、送出し終えた時点で、発呼者からの受信用語を録音す
るための受信用テープを走行させる留守番電話装置に関
する。
留守番電話装置は、発呼者からの着信に応じて応答用テ
ープが再生されて応答し、該チーブから応答用語を送出
し終わった時点で受信用テープがスタートして発呼者か
らの受信用語を規定時間、上記受信用テープに録音し、
ここで待機状態に復旧して次の着信を待ち受ける。
ところで、上記応答用テープは、通常使用される応答用
語の内容に対して充分な録音時間を有するようなテープ
長で出荷されている。
従って、上記録音時間は30から6秒程度が最も多い。
しかし、使用者にとっては個々の応答用語の録音時間は
まちまちであって、例えば柘秒で充分だとしたら、その
後の無録音部分は上記の例でいうと、15秒から3形程
もあって、従来の装置では応答用テープが一周して始動
位置に戻ってから受信用テープがスタートして顧客から
の伝言信号を録音するような構成になっているので、上
述の例では、応答用語の再生が終了してから1鍬から3
峨の空白時間(何も聞こえない時間)が経過した後でピ
ーというビープトーンを発振して発呼者に対して装置が
録音状態に入ることを伝えると同時に受信用テープがス
タートするので、上記の空白時間があることは不自然で
あるのみならず、発呼者に対して不親切であり、また、
この空白時間が長すぎると、装置の故障かと錯覚を与え
るおそれもある。
それで、使用者は、上記の空白時間を少くするために応
答用テープの全録音時間にほぼ収まるような応答用語の
選択に苦労している状態である。
しかし、応答用語を上記全録音時間に完全に一致させる
ことは難しいので、前記ビープトーンは不可欠なものと
なっている(詳細は後述されるが、本考案によると、こ
のビープトーンは省略することもできる)。
それに対して、応答用語の内容に適合するようにテープ
長を変えることが考えられるが、テープ長を短くするこ
とはテープに適度の余裕が無くなって固く張りすぎたり
、または、たゆみ過ぎて安定な走行ができなくなる。
従って、応答用テープの全録音時間は3咀以上は欲しい
ところである。
以上が従来の装置の欠点であった。
それを解決する一手段として、発呼者からの着信がある
と、応答用テープと受信用テープを同時にスタートさせ
ることによって、応答用語の再生が終了した時点から発
呼者の伝言信号を録音しようとするものである。
しかし、このような方法は、顧客側から見れば有利であ
るが、使用側にとっては、受信用テープに録音されてい
る個々の通話内容の間には応答用語も録音されているた
めに、その分だけ、聴取に時間をロスすることと、受信
用テープの全部を顧客からの伝言信号用として使用でき
ない等の不利な点もある。
その他の手段としては、次のようなものもある。
すなわち、応答用テープを2トラツクに分割して一方の
トラックに応答用語を、他方のトラックに制御信号を録
音する、または、同一トラック上に応答用語と分離でき
る特定周波数の制御信号を録音しておき、再生時におい
て、上記制御信号を検出することによって、応答用語の
再生が終了した同時点で受信用テープをスタートさせよ
うとするものである。
このような方式は公知であるが、前者は、個々のトラッ
クに対して独立した増幅回路を必要とすることと、2ト
ラツクを必要とすることはヘッドにステレオ用を使用し
、該ヘッドを上下することにより4つの内容の異なる応
答用語を録音することが難しくなるので不利である。
また、後者は、応答用語を入力する人の声によって周波
数帯域が異なるため、応答用語から制御信号を分離する
ためには、メカニカルフィルタのような高度のフィルタ
を必要とするために前者と共に経済性に問題があった。
考案の目的 本考案の目的は、上記従来技術の有する欠点を改善し、
1トラツクでしかも安価で簡単なフィルタを使用して、
応答用テープに録音した制御信号により、受信用テープ
を走行させる留守番電話装置を提供することにある。
さらに、本考案の目的は、応答用語によって誤動作をお
こすことなく、確実に制御信号によってのみ、受信用テ
ープを走行させる安価なフィルタを使用した留守番電話
装置を提供することにある。
考案の構成と作用 応答用語を録音する際、マイクから入力され、応答用テ
ープに録音される応答用語の特定帯域の周波数成分をカ
ットするCR型のような簡単な第1のフィルタを設け、
該第1のフィルタを使用して電話の伝送特性外の周波数
成分を緩やかに減衰させながら応答用テープに録音する
電話の伝送特性は、300から3KHzといわれるが、
これ以外の周波数成分を含む応答用語を録音しても電話
回線を介しては伝送されないため、応答用語には問題は
生じない。
そして、応答用語の録音が終了したら、その録音内容の
終端位置の直後に制御信号として上記伝送特性外の例え
ば6KHzを約1秒間またはそれ以上の適宜の時間にわ
たって録音する制御用信号の発生手段を設ける。
さらに、上記制御用信号の周波数帯域のみをパスさせる
第2のCR型ラフイルター設け、応答用語の再生の終り
で発生する上記制御用信号を通過させ、該制御用信号に
より駆動する受信用テープの駆動手段を設けたもので、
安価で簡単なフィルタを使用しても、応答用テープに録
音された応答用語は、その録音時すでに制御用信号の周
波数帯域が減衰させられているから、応答用語によって
受信用テープの駆動手段を動作させることなく、確実に
制御用信号によって上記駆動手段は動作するものである
実施例 以下、本考案の一実施例について図面と共に説明する。
第1図は、模型的に画いであるが、応答用テープT−1
の磁化の分布を示し、aが応答用語、bが応答用語の直
後に録音されている制御信号で、実施例では6KHzが
1秒間以上録音され、Cは無録音部分、導電?1fEN
はエンドレステープで構成されているT−1の停止位置
(スタート位置と同じ)を決定する。
第2図は、留守番電話装置からの抜粋であるが、同一の
切替スイッチに組み込まれている6つのトランスファ接
点群51.S2.S3.Sl。
S5.S6を押して、下側にロックさせると応答用テー
プT−1の録音状態になり、図示の位置の上側に戻すと
、顧客からの着信に応じて応答用テープT−1が再生し
、その再生が終了して6K R2の制御信号を検出する
とリレーY2が動作して受信テープ(図示せず)がスタ
ートする。
本考案のために付加された部品は、第1のフィルターと
してローパスフィルタLPFと、第2のフィルタとして
バイパスフィルタHPFと、トランジスタQ2からダイ
オードD5に至る各部品である。
その中で抵抗R8とコンデンサC5とで積分回路を、ト
ランジスタQ3で積分回路の短絡回路を、ゼナーダイオ
ードZDで弁別回路を、トランジスタQ4とQ5とリレ
ーY2とでリレー回路を構成している。
まず、前記の81からS6に至る接点群が下側にロック
している応答用テープT−1の録音時について説明する
従って接点2と3,5と6,8と9,11と12.14
と15.17と18とが短絡している。
従って56を介して電源十BをプリアンプAMP−2、
メインアンプAMP−3、直流モータMに供給する。
直流モータMによってキャプスタンCAPが回転する。
ここで、押ボタンS7を短時間押すと、抵抗R1を介し
てトランジスタQ1にバイアスが流れてトランジスタQ
1をONにして負荷のリレーY1を動作させる。
リレーYlは、YIAとYIBとの2つの接点を有する
が、今回有効な接点YIAによってリレーY1は自己保
持する。
同時に、プランジャー5D−1も動作してピンチローラ
PINを吸引し、応答用テープT−1を矢印の方向に走
行させる。
S5を介して直流消去ヘッドEH−1と高周波バイアス
発信回路O3Cに電源十Bを供給する。
応答用語はマイクMICに向って加えられ、Slと接点
Y2Aを経てアンプAMP−2で増幅された後ローパス
フィルタLPFに入る。
このローパスフィルタLPFは、実施例ではCR型で、
高域が一3dB減衰する点を約3KHzに設定し、それ
以上の高域は、オクターブ当り一12dB減衰するので
、制御信号の区H2は約−12dB減衰する。
以上のように、応答用語の3KHz以上の高域成分は緩
やかに減衰することになる。
これは、前述したように、3KHz以上の高域は電話回
線を介しては伝送されないので問題はない。
以上のように、ローパスフィルタLPFを通過した応答
用語は、さらに、アンプAMP−3で増幅された後、ハ
イインピーダンスの出力端子27から抵抗R3とR4の
定電流回路とスイッチS4とを経て録再ヘッドRPH−
iに達して応答用テープT−1に録音される。
応答用語には1今不在中ですからお客さまの御用件を留
守番電話装置が録音いたしますヨのような意味を含んで
いるが、最後に1では、御用件を録音いたしますからお
話しくだささいヨという内容を録音しておく。
その後、直ちに押ボタンS8を、詳細は後述されるが、
1秒間以上の適宜な時間押す。
端子25は、出力トランジスタのコレクタに、端子24
はその前段のトランジスタに接続しており、コンデンサ
C3を適当に選ぶことによって6KHzを発振し、応答
用語と同じ経路で応答用テープT−1に録音されて後述
の制御信号とする。
上記の制御信号が録音された後は、無録音状態で応答用
テープT−1は走行を続け、−周すると、導電箔SEN
が電極CPを短絡することによってリレーY3を動作せ
しめ、実施例では、コンデンサーC2の効果によって該
リレーを約1秒間保持する。
従って、その接点Y3Aが約1秒間開いていることによ
り、リレーY1を復旧させようとするが、リレーY1は
コンデンサC1の効果によって約1秒間保持するので導
電箔SENが電極cpを通過した図示の位置で応答用テ
ープT−1は停止する。
以上で、応答用テープT−1の録音時の説明を終了し、
次にSlからS6に至るスイッチ群を図示のような上側
に戻し、発呼者からの着信に応じて応答用テープT−1
が応答し、応答用語の再生終了後にリレーY2 (図示
されていないが、このとき受信用テープがスタートする
)が動作するまでの過程を説明する。
ピックアップコイルPU−1は、顧客からの呼出信号が
着信したときにベルフラックスを拾い、増幅器AMP−
1で増幅された後に、ダイオードDI、D2で整流トラ
ンジスタQ1をONにする。
したがって、前述から明らかなように、リレーYlは動
作状態に保持する。
同時にリレーY1の接点YIBが閉じることによって、
プランジャ5D−I、が動作して受話器(図示せず)を
持ち上げることによって通話状態になり、かつ、リレー
Y2、トランジスタQ2.Q3等の回路へ電源十Bを供
給する。
また、上記プランジャ5D−I、に連動するマイクロス
イッチMSが閉じることによって、直流モータM1アン
プAMP−2、AMP−3等へ電源十Bを供給する。
ここで、前述から明らかのように、応答用テープT−1
がスタートする。
応答用語は、録再ヘッドRPH−1によって再生され、
接点S4.Sl、Y2Aを経てアンプAMP−2とAM
P3とで増幅され(ローパスフィルタLPFは接点S2
によって分離)、その出力は端子26から接点S3、接
点Y2Gを経てスピーカSPにて拡声される。
スピーカSPは受話器に結合しているために再生された
応答用語は顧客へ伝送される。
一方、応答用語の一部は、バイパスフィルタHPFに加
えられる。
このバイパスフィルタHPFは前記ローパスフィルタL
PFと同様にCR型の簡単なもので、低域が一〇旧に減
衰する点を5KHzに設定し、それ以下の周波数はオク
ターブ当たり一12dBの割りで緩やかに減衰する。
前述のように、この場合に再生されている応答用語の3
KHzの高域成分は、録音時においてLPFによって緩
やかに減衰されているだけなので、子音を含むことによ
って、高域成分の強い言葉の高域は減衰しきれずにバイ
パスフィルタHPFをもれてくるおそれがある。
バイパスフィルタHPFは、制御信号の6KHzのみを
通過させれば理想的であるが、そのためには、メカニカ
ルフィルタのような高価なフィルタが必要で不経済であ
るのみならず、制御信号を録音する発振回路の周波数安
定度も大きな問題である。
しかし、前述のように、応答用語の録音時において、高
域成分をいくらかでも押えておけば、再生された応答用
語の高域成分のあるレベル以上のピーク部分がHPFに
加わるが、音声の特性としてそのエネルギーの主成分は
低域にあり、したがつて、上記の高域成分は持続時間が
短いので、瞬間現われては消滅し、これを繰り返す。
したがって、上述のように、バイパスフィルタHPFを
もれてきた高域成分がトランジスタQ2のエミッタより
ダイオードD3.D4で整流された出力はパルス性の信
号となる。
なお、コンデンサC4は、入力波形に追従できるように
luFと小容量である。
短絡回路を構成しているトランジスタQ3は、入力が印
加されない状態では、抵抗R7によって飽和状態にバイ
アスが加えられているために、コレクターエミッタ間を
導通して低抵抗値を示し、したがって、積分回路のコン
デンサC5(実施例では47uF’ )は短絡しており
、その端子電圧はほぼOVである。
これが上述のようなパルス性の信号(負の電圧)が抵抗
R6を介してトランジスタQ3のベースに加わると、抵
抗R7によるバイアスを打ち消してトランジスタQ3を
OFFにし、抵抗R8を通してコンデンサC5への充電
を開始する。
しかし、上記パルス性の信号(そのパルス幅は観測によ
るとO0彬以下であった)は瞬間的に消滅するので、ト
ランジスタQ3はONに戻り、コンデンサC5を短絡し
てその充電電圧を急速にほぼOVに放電する。
したがって、応答用語が再生されているかぎり、上述を
繰り返すことになってコンデンサC5の充電電圧は次段
の弁別回路を動作させ得る規定値に達することができず
、これによって、積分回路の時定数を小さくしても(こ
の効果については前述されているように応答用語の再生
が終了した直後に受信用テープをスタートさせることが
できるから)応答用語の再生途中にて受信用テープが誤
スタートしてしまうという事故を防止できるのである。
次に、前述のように、応答用語の直後に録音されている
6KH2の制御信号が再生されると、上述より明らかの
ように、バイパスフィルタHPFを通過してトランジス
タQ3をOFFに維持せしめ、コンデンサC5の充電を
開始する。
コンデンサC5の端子電圧はOVから徐々に上昇し続け
、実施では、上記制御信号の再生が開始した時点から約
0.□□□後に規定値の約6vに達し、ここで、ゼナー
ダイオードZDにて弁別動作させ、ダイオードD5を介
してトランジスタQ4にベース電流を流すのでトランジ
スタQ4とQ5がONになって負荷のリレーY2を動作
せしめる。
公知の回路なので図示されていないが、リレーY2の接
点によって受信用テープ(図示せず)をスタートさせ、
発呼者からの受信用語を録音する。
リレーY2の接点Y2AからY2Dが図示されているが
、本考案に直接関係がないので詳細は省略するが、上述
のように、受信用テープがスタートすると同時にコンデ
ンサC6の放電電流によって、例えば、30秒間リレー
Y2を保持し、その間発呼者からの受信用語を録音する
ことになる。
応答用テープT−1は、その間に応答用テープT−1の
録音時に説明したように、スタート位置に戻って停止す
る。
そして、リレーY2が復旧すると、本装置は待機状態に
復旧し、次の着信を待ち受ける。
以上が、本考案の一実施例の説明である。
ところで、前記の制御信号を検出してから受信用テープ
がスタートするまでの時間を0.鍬とした理由は、前述
のようにバイパスフィルタHPFをもれてくる応答用語
に含む高域成分の持続時間は約0.2秒以下(瞬間、瞬
間に現われるが)であることに対して余裕をもたせたこ
とと、応答用語内容によって受信用テープがスタートす
ることを発呼者に伝えてから発呼者が用件を話すまでの
時間は観察によると、早い人で約1秒後、遅い人で約3
秒後であったが、これに対して余裕をもたせて発呼者か
らの受信用語の最初の言葉が欠除しないように考慮した
からである。
しかし、上記の最初の言葉は挨拶のような重要でない内
容が多いために、受信用テープがスタートするまでの時
間は2秒程度まで延ばすこともできる。
もちろん、短い方が有利であるが、上述のように考える
と、積分回路の時定数をある程度大にすることができ、
したがって、HPFをもれてくる高域成分によって積分
回路の充電電圧が受信用テープをスタートさせる規定値
に達し難くなるので、前記短絡回路は、本図に示すトラ
ンジスタ回路によらずに抵抗で代用もできる。
いずれにせよ、短絡回路がなくてはバイパスフィルタH
PFをもれてくる高域成分によって積分回路の充電電圧
が徐々に高まって、ついには受信用テープを誤スタート
させてしまうおそれがある。
また、実施例では、ローパスフィルタLPF、バイパス
フィルタHPF共にCR型を使用したが、トランジスタ
1石使用したNF型、または圧型も使用できる。
バイパスフィルタHPFにLC型の共振特性を利用する
と、頭の特性はシャープであるが、スソ特性は緩やかな
ので、同じく応答用語の高域成分はもれてくる。
フィルタの特性次第では、制御信号の周波数を実施例の
ような高域に代って電話の伝送特性外の300H2以下
の低域に選定することもできる。
また、受信用テープがスタートしたことを顧客に伝える
ビープトーン回路(周波数はIKHz前後)を備えた装
置が普及しており、したがって、本装置のようにビープ
トーン回路を内蔵していなと、顧客の中には戸惑う者も
あると考えられるが、それに対しては、制御信号に重ね
てビープトーンを録音するか、制御信号を検出したとき
にビープトーン回路を発振させることによって解決でき
る。
さらに、フィルタを使用せずにテープの磁気飽和点を利
用してもよい。
これは、応答用テープに応答用語を録音する際に当然の
ことながら、適正レベル(AGC回路等により)で録音
する。
応答用語の録音が終了したら直ちに押ボタン等によって
制御信号として任意の周波数をテープの磁気飽和点に達
する程度の強レベルで適当な時間にわたって録音する。
再生時において、基準レベルと磁気飽和点におけるレベ
ル差は10dB以上あるが、これを前述のHPFに代っ
てシュミット回路等によって制御信号を検出しようとす
るものである。
しかし、応答用語の再生レベルは、基準レベルを上下す
るので、応答用語のピーク部分は瞬間上記シュミット回
路のような弁別回路を通過することもある。
しかし、このピーク部分は瞬間現われては消滅するので
、前述のように、短絡回路を用いて前記の積分回路の充
電電圧を急速に放電すれば、前述から明らかのように、
瞬間、瞬間現われるピーク部分では積分回路の充電電圧
は規定値に達することができす、したがって、応答用語
の再生途中で受信用テープの誤スタートを防止できるの
である。
それから、強レベルの制御信号の検出を開始すると、上
記の弁別回路を通して積分回路の充電電圧が漸増して規
定値に達すると、前述のように、受信用テープをスター
トさせることができるのである。
考案の効果 以上述べたように、本考案は、安価で簡単な構造のフィ
ルタを使用して、応答用語と制御用信号を分離し、受信
用テープを応答用語の終りに録音された上記制御用信号
で走行させるようにしたから、受信用テープの無駄がな
く、かつ経済性のある留守番電話装置を得ることができ
るものである。
さらに、応答用テープには第1のCR型ラフイルターよ
って電話の伝達特性内の周波数からなる応答用語と、伝
送特性外の周波数からなる制御用信号が録音されること
となり、該応答用テープを再生したとき、上記伝送特性
外の制御用信号の周波数帯域のみをパスさせる第2のC
R型ラフイルター検出される信号は応答用語から生じる
信号が微小で制御用信号のみが確実に検出されるから、
受信用テープは応答用語の再生中に誤って走行すること
はなく確実に制御用信号によってのみ走行されることと
なる。
その上、第2のCR型ラフイルター出力は短絡回路と弁
別回路を介して受信用テープを駆動させる駆動手段に出
力されるから応答用語から生じた微小な信号は、該短絡
回路及び弁別回路によって弁別排除され制御用信号のみ
が上記駆動手段に入力され確実に制御用信号で受信用テ
ープを走行させることができる。
また、応答用語と制御用信号の周波数帯域を分離し、か
つ、短絡回路及び弁別回路によって制御用信号を検出す
るようにしたから、応答用語を応答用テープに録音する
とき使用するフィルター及び制御用信号を検出するため
のフィルターは安価であまり精度のよくないCR型のフ
ィルターでよく装置全体を安価に製造することができる
また、応答用テープに録音される応答用語は電話の伝送
特性内の周波数帯域で録音されているから再生された応
答用語は、それを聞いた発呼者に異和感を与えることも
ない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の一実施例の応答用テープの磁化分布
を示す図。 第2図は、本考案の一実施例の留守番電話装置の回路要
部図である。 T−1・・・・・・応答用テープ、LPF・・・・・田
−パスフィルタ、HPF・・・・・・バイパスフィルタ
、S1〜S6・・・・・・接点、MIC・・・・・・マ
イク、5D−1・・・・・・プランジャ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 電話に自動的に応答して応答用テープを走行させ、応答
    用語を送出後、受信用テープを駆動させ受信用語を録音
    するようにした留守番電話装置において、上記応答用テ
    ープに応答用語を録音する状態へ切替スイッチを切替え
    たとき上記切替スイッチにより録音回路中に挿入される
    電話の伝送特性外の周波数をカットする第1のCR型ラ
    フイルター、上記応答用語の終りに録音する上記伝送特
    性外中の周波数の制御用信号の発生手段と、応答用語の
    終りで再生される上記制御用信号の周波数帯域のみをパ
    スさせる第2のCR型ラフイルター、該第2のCR型ラ
    フイルター出力によりコンデンサの両端の短絡を阻止し
    上記コンデンサを充電させる短絡回路と、該短絡回路の
    コンデンサの一定充電電圧を検出する弁別回路と、該弁
    別回路の出力により上記受信用テープを駆動させる駆動
    手段とからなることを特徴とする留守番電話装置。
JP8581583U 1983-06-07 1983-06-07 留守番電話装置 Expired JPS6010140Y2 (ja)

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