JPS6010090Y2 - マイクロ波集積回路用サ−キュレ−タ - Google Patents
マイクロ波集積回路用サ−キュレ−タInfo
- Publication number
- JPS6010090Y2 JPS6010090Y2 JP8095380U JP8095380U JPS6010090Y2 JP S6010090 Y2 JPS6010090 Y2 JP S6010090Y2 JP 8095380 U JP8095380 U JP 8095380U JP 8095380 U JP8095380 U JP 8095380U JP S6010090 Y2 JPS6010090 Y2 JP S6010090Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- circulator
- input
- line
- junction part
- microwave integrated
- Prior art date
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- Non-Reversible Transmitting Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はマイクロ波集積回路(以下MICと称する)に
用いられるサーキュレータに関する。
用いられるサーキュレータに関する。
一般に、サーキュレータは入力および出力の方向が多端
子の間で循環的に定まった回路であり、例えば、1つの
アンテナを送信用および受信用に共用するための送受分
波回路あるいはフィルタと組合せてチャンネル分波器等
に広く用いられている。
子の間で循環的に定まった回路であり、例えば、1つの
アンテナを送信用および受信用に共用するための送受分
波回路あるいはフィルタと組合せてチャンネル分波器等
に広く用いられている。
特に、最近におけるマイクロ波集積回路(以下MICと
称する)の普及にともない、MIC用のサーキュレータ
は小型であるとともに、低コストであることが要求され
ている。
称する)の普及にともない、MIC用のサーキュレータ
は小型であるとともに、低コストであることが要求され
ている。
従来、MIC用のサーキュレータとしては例えば第1図
に示されるものが知られている。
に示されるものが知られている。
第1図に示されるサーキュレータは、フェライトで作ら
れたサーキュレータ基板1上に、例えば金(Au)等を
蒸着してサーキュレータ・パターン3を形威し、サーキ
ュレータ基板1の該パターン3と反対側の面に円柱形の
マグネット5を取り付けたものである。
れたサーキュレータ基板1上に、例えば金(Au)等を
蒸着してサーキュレータ・パターン3を形威し、サーキ
ュレータ基板1の該パターン3と反対側の面に円柱形の
マグネット5を取り付けたものである。
サーキュレータ・パターン3は、円形のいわゆるジャン
クション部7、該ジャンクション部7に接続された3つ
の整合回路9−1.9−2.9−3およびそれぞれの整
合回路に接続された入出力端子11−1.11−2.1
1−3からなる。
クション部7、該ジャンクション部7に接続された3つ
の整合回路9−1.9−2.9−3およびそれぞれの整
合回路に接続された入出力端子11−1.11−2.1
1−3からなる。
ジャンクション部7は、フェライトの基板1にマグネッ
ト5によって印加される磁界の作用により周知のサーキ
ュレータ作用が行なわれる部分である。
ト5によって印加される磁界の作用により周知のサーキ
ュレータ作用が行なわれる部分である。
各々の入出力整合回路9−1.9−2.9−3はそれぞ
れ伝送線路幅をせまくして構成されたインダクタ部分お
よび伝送線路幅を広くして例えば裏面(基板1のマグネ
ットの付けられた面)に付された導電膜(地導体)との
間に構成された容量からなる。
れ伝送線路幅をせまくして構成されたインダクタ部分お
よび伝送線路幅を広くして例えば裏面(基板1のマグネ
ットの付けられた面)に付された導電膜(地導体)との
間に構成された容量からなる。
入出力端子11−1.11−2.11−3にはそれぞれ
マイクロ・ストリップ・ライン等の伝送線路あるいは他
の回路が直接接続される。
マイクロ・ストリップ・ライン等の伝送線路あるいは他
の回路が直接接続される。
第1図に示されるサーキュレータにおいては、信号は例
えば矢印mの方向にのみ伝送され、端子11−1から力
された信号は端子11−2に伝送されるが端子11−3
には伝送されず、端子11−2から入力された信号は端
子11−3に伝送されるが端子11−1には伝送されず
、そして端子11−3から入力された信号は端子11−
1に伝送されるが端子11−2には伝送されない。
えば矢印mの方向にのみ伝送され、端子11−1から力
された信号は端子11−2に伝送されるが端子11−3
には伝送されず、端子11−2から入力された信号は端
子11−3に伝送されるが端子11−1には伝送されず
、そして端子11−3から入力された信号は端子11−
1に伝送されるが端子11−2には伝送されない。
茎た、第1図のサーキュレータは、フェライト基板上に
薄膜あるいは厚膜処理により全面的に金等の導電膜を形
威した後、エツチング処理によりサーキュレータ・パタ
ーン3を形威し、その後このフェライト基板を個々の大
きさに切断することによって製作される。
薄膜あるいは厚膜処理により全面的に金等の導電膜を形
威した後、エツチング処理によりサーキュレータ・パタ
ーン3を形威し、その後このフェライト基板を個々の大
きさに切断することによって製作される。
しかしながら、前述の従来形のサーキュレータにおいて
は、該フェライト基板はマイクロ波帯において使用可能
なものでなければならないためかなり高価な材料を使用
する必要があり、そのためサーキュレータの材料コスト
が高くなるという不都合があり、またサーキュレータ・
パターンをエツチング等の方法で形成する必要があるた
め該サーキュレータ用基板の製造コストが高くなるとい
う不都合があった。
は、該フェライト基板はマイクロ波帯において使用可能
なものでなければならないためかなり高価な材料を使用
する必要があり、そのためサーキュレータの材料コスト
が高くなるという不都合があり、またサーキュレータ・
パターンをエツチング等の方法で形成する必要があるた
め該サーキュレータ用基板の製造コストが高くなるとい
う不都合があった。
本考案の目的は、前述の従来形における問題点にかんが
み、MIC用サーキュレータにいて、ジャンクション部
分を全面に導電膜を設けた角型のフェライト基板により
構成するという構想にもとづき、材料コストおよび製造
コストを低下させかつ量産効果を向上させることにある
。
み、MIC用サーキュレータにいて、ジャンクション部
分を全面に導電膜を設けた角型のフェライト基板により
構成するという構想にもとづき、材料コストおよび製造
コストを低下させかつ量産効果を向上させることにある
。
本考案は、ジャンクション部分が角型でかつパターン面
全面を導体膜としたフェライト基板により構成され、入
出力整合回路は該ジャンクション部分と接続される他回
路側に設けたことを特徴とする。
全面を導体膜としたフェライト基板により構成され、入
出力整合回路は該ジャンクション部分と接続される他回
路側に設けたことを特徴とする。
以下図面により本考案の実施例を説明する。
第2図に示されるサーキュレータは、ジャンクション部
分を構成し、パターン面全面が導電膜にされた角型のフ
ェライト基板21、該フェライト基板のパターン面と反
対側の面に取り付けられた円柱状マグネット23、外部
マイクロ・ストリップ・ライン25−1.25−2.2
5−3、これらの外部マイクロ・ストリップ・ライン上
に形成された入出力整合回路27−1.27−2.27
−3、および、これらの入出力整合回路の各々と前記ジ
ャンクション部分とを接続するための接続リード29−
1.29−2.29−3等を具備する。
分を構成し、パターン面全面が導電膜にされた角型のフ
ェライト基板21、該フェライト基板のパターン面と反
対側の面に取り付けられた円柱状マグネット23、外部
マイクロ・ストリップ・ライン25−1.25−2.2
5−3、これらの外部マイクロ・ストリップ・ライン上
に形成された入出力整合回路27−1.27−2.27
−3、および、これらの入出力整合回路の各々と前記ジ
ャンクション部分とを接続するための接続リード29−
1.29−2.29−3等を具備する。
これらの接続リード29−1.29−2.29−3は例
えば金(Au)製のリボン状導体により構成され、熱圧
着によりジャンクション部およヒ外部マイクロ・ストリ
ップ・ラインに接続される。
えば金(Au)製のリボン状導体により構成され、熱圧
着によりジャンクション部およヒ外部マイクロ・ストリ
ップ・ラインに接続される。
また、各々の接続リード29−1.29−2.29−3
とジャンクション部との接続点はマグネット23の中心
に関して1200の角度をなす位置が選択される。
とジャンクション部との接続点はマグネット23の中心
に関して1200の角度をなす位置が選択される。
各々の入出力整合回路27−1.27−2.27−3は
例えばマイクロ・ストリップ・ライン上の伝送用導体の
幅を広くした地導体との間に容量を形成したもの、ある
いは該伝送用導体の幅を狭くしてインダクタを形成した
もの等が用いられる。
例えばマイクロ・ストリップ・ライン上の伝送用導体の
幅を広くした地導体との間に容量を形成したもの、ある
いは該伝送用導体の幅を狭くしてインダクタを形成した
もの等が用いられる。
また、ジャンクション部分はフェライト基板上全面に薄
膜または厚膜技術により導体膜(Au等)を形成した後
所定の大きさの角型に切断するのみでよく、以後のエツ
チング処理等は不要である。
膜または厚膜技術により導体膜(Au等)を形成した後
所定の大きさの角型に切断するのみでよく、以後のエツ
チング処理等は不要である。
該ジャンクション部分の大きさは使用周波数によって異
なるが、第1図の従来形のサーキュレータのサーキュレ
ータ基板に比して、入出力整合回路がないため、かなり
小形にすることができる。
なるが、第1図の従来形のサーキュレータのサーキュレ
ータ基板に比して、入出力整合回路がないため、かなり
小形にすることができる。
第2図のサーキュレータにおいて信号は例えば矢印nの
方向にのみ伝送され、マイクロ・ストリップ・ライン2
5−1から入力された信号はライン25−2に伝送され
るがライン25−3には伝送されず、ライン25−2か
ら入力された信号はライン25−3に伝送されるがライ
ン25−1には伝送されず、そしてライン25−3から
入力された信号はライン25−1に伝送されるがライン
25−2には伝送されない。
方向にのみ伝送され、マイクロ・ストリップ・ライン2
5−1から入力された信号はライン25−2に伝送され
るがライン25−3には伝送されず、ライン25−2か
ら入力された信号はライン25−3に伝送されるがライ
ン25−1には伝送されず、そしてライン25−3から
入力された信号はライン25−1に伝送されるがライン
25−2には伝送されない。
なお、この伝送方向はマグネット25の極性を逆にする
ことによって反転することが可能である。
ことによって反転することが可能である。
また、本発明のサーキュレータにおいてはジャンクショ
ン部が角型のフェライト基板および該基板上に全面的に
形成された導体膜からなるが、サーキュレータとしての
動作は第1図の従来形のものと変りないことは明らかで
あり、実験的にも動作が確認されている。
ン部が角型のフェライト基板および該基板上に全面的に
形成された導体膜からなるが、サーキュレータとしての
動作は第1図の従来形のものと変りないことは明らかで
あり、実験的にも動作が確認されている。
なお、上述においてはジャンクション部分に接続される
外部回路としてはマイクロ・ストリップ・ラインが用い
られているが、これは特にマイクロ・ストリップ・ライ
ンに限定されるものでないことは明らかであり、例えば
周知のトリプレート形ストリップ・ラインあるいは他の
回路でもよい。
外部回路としてはマイクロ・ストリップ・ラインが用い
られているが、これは特にマイクロ・ストリップ・ライ
ンに限定されるものでないことは明らかであり、例えば
周知のトリプレート形ストリップ・ラインあるいは他の
回路でもよい。
このように、本考案によればサーキュレータに用いるフ
ェライト基板がより小さく、かつ、エツチング処理等を
要しないので、サーキュレータの材料コストおよび製造
コストを低下させることができる。
ェライト基板がより小さく、かつ、エツチング処理等を
要しないので、サーキュレータの材料コストおよび製造
コストを低下させることができる。
第1図aおよび第1図すは、それぞれ従来形のサーキュ
レータを示す平面図および側面図、そして第2図は、本
考案の一実施例に係るサーキュレータを示す平面図であ
る。 1・・・・・・サーキュレータ基板、3・・・・・・サ
ーキュレ−タ・パターン、 ンクション部分、 出力整合回路、1 ・・・接続端子、21 5・・・・・・マグネット、7・・・・・・ジャ9−1
.9−2.9−3・・・・・・入 1−1.11−2.11−3・・・ ・・・・・・ジャンクション部分、23 ・・・・・・マグネット、25−1.25−2.25−
3・・・・・・マイクロ・ストリップ・ライン、27−
1゜27−2.27−3・・・・・・入出力整合回路、
29−1.29−2.29−3・・・・・・接続リード
。
レータを示す平面図および側面図、そして第2図は、本
考案の一実施例に係るサーキュレータを示す平面図であ
る。 1・・・・・・サーキュレータ基板、3・・・・・・サ
ーキュレ−タ・パターン、 ンクション部分、 出力整合回路、1 ・・・接続端子、21 5・・・・・・マグネット、7・・・・・・ジャ9−1
.9−2.9−3・・・・・・入 1−1.11−2.11−3・・・ ・・・・・・ジャンクション部分、23 ・・・・・・マグネット、25−1.25−2.25−
3・・・・・・マイクロ・ストリップ・ライン、27−
1゜27−2.27−3・・・・・・入出力整合回路、
29−1.29−2.29−3・・・・・・接続リード
。
Claims (1)
- ジャンクション部分が角型でかつパターン面全面を導体
膜としたフェライト基板により構成され、入出力整合回
路は該ジャンクション部分と接続される他回路側に設け
たことを特徴とするマイクロ波集積回路用サーキュレー
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8095380U JPS6010090Y2 (ja) | 1980-06-12 | 1980-06-12 | マイクロ波集積回路用サ−キュレ−タ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8095380U JPS6010090Y2 (ja) | 1980-06-12 | 1980-06-12 | マイクロ波集積回路用サ−キュレ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS577205U JPS577205U (ja) | 1982-01-14 |
JPS6010090Y2 true JPS6010090Y2 (ja) | 1985-04-08 |
Family
ID=29443368
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8095380U Expired JPS6010090Y2 (ja) | 1980-06-12 | 1980-06-12 | マイクロ波集積回路用サ−キュレ−タ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6010090Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5942608U (ja) * | 1982-09-10 | 1984-03-19 | 日本電気株式会社 | Micサ−キユレ−タ |
JPH08125411A (ja) * | 1994-10-25 | 1996-05-17 | Nec Corp | Micアイソレータ接続回路 |
-
1980
- 1980-06-12 JP JP8095380U patent/JPS6010090Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS577205U (ja) | 1982-01-14 |
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