JPH089921Y2 - バイアスネットワーク - Google Patents

バイアスネットワーク

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JPH089921Y2
JPH089921Y2 JP997289U JP997289U JPH089921Y2 JP H089921 Y2 JPH089921 Y2 JP H089921Y2 JP 997289 U JP997289 U JP 997289U JP 997289 U JP997289 U JP 997289U JP H089921 Y2 JPH089921 Y2 JP H089921Y2
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JP
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signal
insulator
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center conductor
input
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惣一郎 椿山
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高周波信号線路のインピーダンスを整合さ
せ、直流大電流を印加できるバイアスネットワークに関
する。
〔従来の技術〕
従来の高周波信号に直流信号を重畳するバイアスネッ
トワークは、第3図の部分断面による正面図に示され
る。端子31,32の間の高周波信号の伝送に、中心導体1
を含む同軸線路が用いられ、端子4から供給される直流
信号が一方の端子31にのみ出力されるように、中心導体
1の端子32側の規定の位置に絶縁体2が挟まれている。
直流信号は、直流入力端子4から直流入力線5を介して
中心導体1へ印加される。
〔考案が解決しようとする課題〕
このような従来のバイアスネットワークは、高周波伝
送線路のインピーダンスに比べて直流線路のインピーダ
ンスを高くするため、極力細い導線を直流入力線5に用
いている。例えば、高周波半導体素子の高周波特性を測
定する時に、1A以上の直流電流を必要とする場合、直流
入力端子4から印加できる電流容量が小さいため、この
入力端子4を複数個備えたバイアスネットワークがあ
る。しかし、外形寸法の制限や直流入力点の増加によ
り、高周波信号へ及ぼす悪影響が増加する欠点がある。
本考案の目的は、このような欠点を除き、直流入力線
5に直流大電流を印加できるようにしたバイアスネット
ワークを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本考案によれば、高周波信号を伝送する中心導体に高
周波信号の入出力端子を接続し、この中心導体に直流信
号を印加する直流入力線を接続したバイアスネットワー
クにおいて、中心導体から所定の距離にある直流入力線
の個所と中心導体に設けられた突出部を有する絶縁体の
個所に高周波信号の反射を少なくすることができるイン
ピーダンスを整合する整合回路を付加すると共に、直流
入力線を太くしたバイアスネットワークを得る。
〔実施例〕
次に、本考案を図面により詳細に説明する。
第1図は本考案の原理を示す断面図である。端子31,3
2の間の高周波伝送路に中心導体1の途中に絶縁体2を
挟んだ同軸線路を用いており高周波信号は端子31から入
力され、中心導体1を通り端子32へ出力される。一方、
直流信号は直流入力端子4から直流入力線5を介して中
心導体1へ印加されるが、直流信号を端子32のみに出力
するため中心導体1に絶縁体2を設けている。
この場合、直流入力線5に高周波特性のすぐれた円筒
状の絶縁体6を挿入して、中心導体1と絶縁体6との間
の距離Lを調整することにより、中心導体1と直流入力
線5とのインピーダンスの整合がとられるようになって
いる。
本考案の一実施例を示す第2図では、中心導体1に設
けられている絶縁体2の突出部の長さL0を調整すること
によって前記と同様のインピーダンスの整合がとられる
ようになっている。すなわち、従来の直流入力線5に比
べて太い径の導線を用いる場合において絶縁体6を設け
たり絶縁体2の長さ変えたりすることで高周波回路の整
合がとれるようにして高周波信号への悪影響を除いてリ
ターンロスが20dB以上とれるようになっている。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、高周波信号へ
の悪影響を除くように、直流入力線路または高周波信号
線路に整合回路を付加してインピーダンスの整合を行
い、高周波信号線路のリターンロスが20dB以上の性能を
もっているので、直流大電流を必要とする高周波部分に
対して、規定の高周波及び直流信号を印加することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の原理を部分断面で示した正面図、第2
図は本考案の一実施例を示しており、第1図のA部分の
B−B線の部分断面図、第3図は、従来のバイアスネッ
トワークの一例を示す部分断面の正面図である。 1……同軸線路中心導体、2,6……絶縁体、31,32……高
周波信号入出力端子、4……直流入力端子、5……直流
入力線、L……絶縁体6と中心導体1の距離、L0……中
心導体1に設けられた絶縁体2の長さ、L1,L2……信号
分離点と絶縁体7の距離。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】高周波信号を伝送する中心導体の両端に前
    記高周波信号の入出力端子を接続し、前記中心導体に直
    流信号を印加する直流入力線を接続したバイアスネット
    ワークにおいて、前記直流入力線に挿入された円筒形の
    第1の絶縁体と、前記中心導体の信号方向に対し突出す
    るように前記中心導体の中に設けられた第2の絶縁体と
    を有し、前記中心導体と前記直流入力線との接続点と前
    記第1の絶縁体との距離及び前記第2の絶縁体の前記信
    号伝送方向に対し突出した部分の長さの調整によりイン
    ピーダンス整合が成されていることを特徴とするバイア
    スネットワーク。
JP997289U 1989-01-30 1989-01-30 バイアスネットワーク Expired - Lifetime JPH089921Y2 (ja)

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JPH02101604U JPH02101604U (ja) 1990-08-13
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