JPS6010049B2 - オルガノポリシロキサンフオ−ムの製造方法 - Google Patents

オルガノポリシロキサンフオ−ムの製造方法

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JPS6010049B2
JPS6010049B2 JP1393681A JP1393681A JPS6010049B2 JP S6010049 B2 JPS6010049 B2 JP S6010049B2 JP 1393681 A JP1393681 A JP 1393681A JP 1393681 A JP1393681 A JP 1393681A JP S6010049 B2 JPS6010049 B2 JP S6010049B2
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JP
Japan
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foam
organopolysiloxane
solvent
silicone rubber
composite
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JP1393681A
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紀二良 鈴木
克己 堀向
諭 田村
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Shin Etsu Chemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は高多孔性かつ高クッション性フオーム、ならび
にこれらに導電性を付与してなる導電性オルガノポリシ
ロキサンフオームの製造方法に関するものである。
従来、シリコーンゴム等のシリコーン素材に充てん剤、
加硫剤を配合してなるシリコーンゴム組成物、ならびに
上記組成物にカーボンブラック等の導電性付与剤を配合
してなる導電性シリコーンゴム組成物は公知である。
この前者のシリコーンゴム組成物は各種の緩衝材、弾性
材等として、また後者の導電性シリコーンゴム組成物は
電子機器等におけるコネクター要素あるいはその他導電
性部材として広く応用されている。しかし、本発明が目
的とするような高多孔質性(高通気性)、高クッション
性のシリコーンフオーム(スポンジ状物)は得がたく、
特に上記導電性シリコーンゴム組成物については加硫剤
の加硫機構がカーボンブラックにより阻害されるため、
加硫と共に発泡化させる工程が再現性に乏しく、良好な
スポンジ状体を得ることが困難であるという問題点があ
る。
他方また、導電性付与剤として金属粉(Cu、Ni、A
I、Ag等)を使用してなる導電性シリコ−ンゴム組成
物については、該金属粉のシリコーンゴムへの親和性が
低いために長時間使用していると金属粒子がシリコーン
ゴムマトリツクスからボロボロと剥離する結果接続機器
とのりークをひきおこし、これを回避しようとする場合
には加硫剤の量を必要以上に多く添加しなければならず
、したがってこの配合によるシリコーンコンパウンドは
可塑度が高くなるので、このものの発泡剤による発泡化
が困難である。
すなわち、発泡倍率が高くならないため、得られる発泡
体はスポンジ硬度計(Cタイプ)による硬度が80以上
と硬く、この硬度が20〜50であるようなやわらかい
スポンジはなかなか得られない。本発明はこのような問
題点を回避すべ〈、鋭意研究を重ねた結果、新しい方法
により高多孔質性、高クッション性(必要に応じて導電
性)のオルガノポリシロキサンフオームを製造すること
に成功したもので、これは{ィ)加熱易分解性または溶
剤溶解性プラスチック部材からなる運通気泡構造体の内
外表面に、導電性付与剤が必要に応じ配合された硬化性
オルガノポリシロキサン系液状組成物を含浸させ、つい
で硬化させることにより複合気泡構造体を得る工程、【
口)上記工程で得られた複合気泡構造体を加熱処理また
は溶剤浸債処理することにより複合気泡構造体中のプラ
スチック部材を除去する工程、からなるオルガノポリシ
ロキサンフオームの製造方法に関する。
この本発明方法によれば前記した困難性をともなうこと
なく、やわらかいシリコーンフオーム(必要に応じ導電
性とされたシリコンフオーム)を容易に得ることができ
るという利点が与えられる。以下本発明を詳細に説明す
る。
本発明の方法に使用されるプラスチック部材からなる蓮
通気泡構造体(プラスチックフオーム)は、後にこれが
加熱分解または溶剤抽出によって除去されるものである
ので、加熱易分解性または溶剤溶解性のプラスチックか
ら作成されたものであることが必要とされる。
なお、このようなプラスチックフオームとしてはつぎの
ものが例示される。まず加熱易分解性のプラスチックフ
オームとしては硬化被膜を作るオルガノポリシロキサン
が分解ならびに劣化しない温度および時間内で分解消失
するようなもの、具体的には30000以下好ましくは
25000以下の温度で加熱分解するものが望ましく、
これにはポリェーテル製軟質ポリウレタンフオーム、ポ
リスチレン、ABS樹脂、ポリヱチレン、ポリプロピレ
ン「エチレンープロピレン共重合体、ポリメチルメタク
リレート、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ピニル、塩化ビニ
ル−酢酸ビニル共重合体、ポリ酢酸ビニルなどのプラス
チック製フオームが例示される。
他方L溶剤溶解性プラスチックフオームとしてはつぎの
ものが例示される。
(1} ポリスチレンフオーム 溶剤:メチルエチルケトン、ベンゼン、トルヱン、塩化
メチレン等‘2)ポリエチレンフオーム 溶剤:ベンゼン、四塩化炭素、テルベン、ケロシン等‘
3’セルロースアセテート 溶剤:ァセトン、酢酸エチル、メチレンクロラィド等■
ポリ塩化ピニル 溶剤さ〆チレンクロラィド、THF等 ‘5} 軟質ポリウレタンフオーム 溶剤:メチルエチルケトン、アセトン等 (6) ポリビニルアルコール 溶剤:水、熱水等 【7)ボリカーボネートフオーム 溶剤:メチレンクロラィド等 上記した各種プラスチックフオームは、それ自体従釆公
知の方法により容易に製造されるものであり、蓮通した
セル構造のセル密度は広い範囲で調節されるので、本発
明が目的とするオルガノポリシロキサンフオームの種類
に応じ、適当な密度のものを選択使用すればよい。
一方、本発明に使用される硬化性オルガノボリシロキサ
ン系液状組成物としては、線状構造のジオルガノポリシ
ロキサンを主体としたもの、あるいはワニス構造のオル
ガノボリシロキサンを主体としたものなどいずれのもの
であってもよいが、硬化によりシリコーンゴム弾性体と
なるいわゆるシリコーンゴム組成物であることが望まし
い。
たとえばジメチルポリシロキサン、ジメチルビニルポリ
シロキサン、ジメチルビニルフエニルポリシロキサン、
yートリフロロプロピルメチルビニルポリシロキサン等
のポリシロキサンと共に、シリカ微粉末等の無機質充て
ん剤、顔料、加硫剤、触媒などを配合した組成物で、R
TV、LTV、または加熱力0硫タイプのいずれのもの
であってもよい。なお、導電性のオルガノポリシロキサ
ンフオ−ムを得るために使用される導電性付与剤として
は従来公知のアセチレンブラック、ケッチェンブラック
(アクゾ社製)、黒鉛、あるいは銅、ニッケル「アルミ
ニウム、銀等各種外表面に金属層を設けたガラスビーズ
、導電性粉粒体の1種もしくは2種以上があげられる。
硬化性オルガノポリシロキサン系液状組成物は前記した
プラスチック部材からなる蓮通気泡構造体を含浸被覆す
るために使用されることから、25℃における粘度が1
0万センチポィズ特には10000センチポイズ以下で
あるように調節されていることが望ましく、このために
は適宜溶剤でうすめられてし、てもよい。
しかし、この場合の溶剤は前記連通気泡構造体を容易に
溶かす溶剤であってはならない。もし容易に溶かすもの
であると含浸被覆操作の際に該運通気泡構造体の形がく
ずれてしまうおそれがある。プラスチック部材からなる
運通気泡構造体の内外表面を、硬化性オルガノポリシロ
キサン系液状組成物で含浸被覆する方法は、このオルガ
ノポリシロキサン系液状組成物中に該蓮通気泡構造体を
浸潰し、充分に含浸させた後引き上げ、余分なものはロ
ールでいまり取るという方法、あるし・はうす物のフオ
ーム(蓮通気泡構造体)であれば両面に該液状組成物を
ロールコータ、ナイフコータ等により充分に塗布する(
塗布により内部にも充分に含浸される)という方法によ
り、蓮通気泡構造体の内外表面に所望する量(厚さ)の
オルガノポリシロキサン系物質を形成する。
しかる後、これを常温もしくは加熱下に乾燥硬化させる
ことにより目的とする複合気泡構造体が得られる。この
加熱硬化が採用される場合その温度は蓮通気泡構造体の
部材であるプラスチックの分解温度以下であることが必
要とされる。つぎに本発明の方法は、上記のようにして
得た複合気泡構造体を、その骨組をなしているプラスチ
ック構造体が易分解性の部村からなる場合は加熱するこ
とにより、またそれが溶剤易溶解性のものである場合に
は溶剤抽出を行うことにより、複合気泡構造体中の骨組
をなしているプラスチック部材を除去する。
この加熱分解または溶剤抽出のいずれの方法による場合
もそれらはオルガノポリシロキサンの硬化膜層を透過し
取除かれ、オルガノポリシロキサンフオーム(導電性付
与剤が配合されている場合には導電性のオルガノポリシ
ロキサンフオーム)が得られる。このものはシリコーン
材料からなるので、耐熱性、通気性、耐候性、耐久性、
耐薬品性にすぐれており、また弾性にすぐれたシリコー
ンスポンジであるので、例えば代用ガーゼ、感圧スイッ
チ、電波吸収材、医療用低周波治療用パット、IC関係
、医療手術時等の帯電防止用部材等各種分野に使用でき
る。
つぎに具体的実施例をあげる。
実施例 1 耐熱用液状シリコーンゴム コンバウンドKEI901
(信越化学社製、低温キュァー型)10の重量部アセチ
レンブラック(30仏) 45重量部上記配合
組成物をニーダ−中にて均一に混合し、これをトルェン
5の重量%溶液とした。
つぎにこの溶液を、平均セル径0.5脚、厚み10側、
たて30仇舷、よこ30仇肋のポリスチレンフオ−ムに
含浸させ、これを金網上に乗せ50qoの減圧乾燥炉中
で溶剤除去後、100℃で1時間加熱し硬化反応させた
。上記硬化成形品(複合気泡構造体)を25000で7
幼時間加熱処理し、骨格のポリスチレンフオームを熱分
解除去した。
この結果、弾力性に富んだ感触のよい導電性シリコーン
ゴムスポンジが得られ、このものはスポンジ硬度計(C
タイプ)による硬度35、密度0.35タ′嫌を有する
ものであった。実施例 2 前例と同様にして得た硬化成形品(複合気泡構造体)を
、8そのメチルエチルケトン中に2独特間室温で浸潰し
た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 (イ) 加熱易分解性または溶剤溶解性プラスチツ
    ク部材からなる連通気泡構造体の内外表面に、硬化性オ
    ルガノポリシロキサン系液状組成物を含浸させ、ついで
    硬化させることにより複合気泡構造体を得る工程、(ロ
    ) 上記工程で得られた複合気泡構造体を加熱処理また
    は溶剤浸漬処理することにより複合気泡構造体中のプラ
    スチツク部材を除去する工程、からなるオルガノポリシ
    ロキサンフオームの製造方法。
JP1393681A 1981-02-02 1981-02-02 オルガノポリシロキサンフオ−ムの製造方法 Expired JPS6010049B2 (ja)

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JPS63213533A (ja) * 1988-02-04 1988-09-06 Agency Of Ind Science & Technol 気体分離膜の製造方法
JP2841088B2 (ja) * 1989-11-07 1998-12-24 株式会社シーゲル シリコーンゲル製緩衝防振材とその製造方法

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