JPS5998501A - 高温用サーミスター - Google Patents

高温用サーミスター

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JPS5998501A
JPS5998501A JP20790082A JP20790082A JPS5998501A JP S5998501 A JPS5998501 A JP S5998501A JP 20790082 A JP20790082 A JP 20790082A JP 20790082 A JP20790082 A JP 20790082A JP S5998501 A JPS5998501 A JP S5998501A
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JP
Japan
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thermistor
thermistor element
coating layer
high temperature
temperature
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JP20790082A
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English (en)
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JPH0220121B2 (ja
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高見 昭雄
松浦 利孝
田中 一寿
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Nippon Tokushu Togyo KK
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Nippon Tokushu Togyo KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はガスの影響を受けにくい高温用サーミスターと
その製造法に関するものである。
最近内燃機関の排気ガスL化装置用触媒の過熱防止装置
や排気ガスの酸素センサーの温度補償に高温用サーミス
ターが用いられ、300〜1000℃で用いる高温用サ
ーミスターには安定化ZrO2を主体とする組成物があ
ったが、1650℃上の高温焼成を必要とし、又雰囲気
中の酸素分圧によって抵抗値が変り易い問題があった。
又M(An、c 、 cry、 Fe Z) 20aの
一般式をもつスピネル系もZ「02と共に高温焼成を必
要とし、高温焼成により埋め込まれた電極の白金線が脆
弱化しそのため直径0.5n+m以上の太い電極線を必
要としサーミスター素子を高価にする難があった。
=  2 − これらの欠点−を改良し、1600℃以下で焼成でき、
従って電極線の脆弱化が少なく0.4mmφ以下の細い
電極線が使え、耐久性良く温度係数の安定したサーミス
ターを得るため、本出願人は先にCr zOa−V20
q −Ti 02の三成分から成る高温用サーミスター
組成物を出願した(特願昭54−110932号、特開
昭56−37269号)。しかしながらこの組成物を使
用したサーミスターは、燃焼に供せられる燃料混合気の
空燃比が過l(リッチ)状態の時発生するカーボンが該
素子の表面に付着すると、1対の電極以外に表面のカー
ボン躾も電極として作用し、見掛けの電極面積の増加に
伴いサーミスター抵抗が低下するという問題点を有して
いた。
またチタニアを主成分とする高温用サーミスターも知ら
れている。このチタニアは600℃前後の高温に達する
と、チタニア自体が酸素に対して活性をもつに至り抵抗
変化に狂いを生じるという欠点があった。そこで特開昭
56−84541号、55−158548号、55−1
62046号で−3− はチタニア表面にガラス層を設けることを提案している
。このチタニア表面のガラス層はガラスが排ガスを遮断
し、チタニアの感ガスによる抵抗変化を阻止する。この
結果チタニアは高温サーミスターどして利用できる。し
かしガラスとチタニアとの熱膨張係数の不一致により、
熱衝撃によりガラスにクラックが発生しやづ゛い。又ガ
ラスが高温で流動し、サーミスターの抵抗変化が大きく
なってしまうという問題点を有している。
そこで本発明者らは上記問題点のない高温用サーミスタ
ーにつき鋭意検討の結果、サーミスター素子の表面に固
有抵抗の高い絶縁被膜を施すことにより上記従来の問題
点を一挙に解消できることを見い出し本発明を完成した
。すなわち本発明の要旨は、内部に1対の電極線を埋設
したサーミスター素子の表面に該サーミスター素子を構
成する材料よりも固有抵抗の高い多孔質被膜層を設けた
ことを特徴とする高温用サーミスターと、サーミスター
素子を構成する材料に、1対の電極線を埋設し、成形後
得られた成形体表面に、多−4一 孔質被膜層を設け、しかる後に焼成することを特徴とす
る高温用サーミスターの製造法にある。
次に本発明について図面を用いて詳細に説明するに、第
1図は本発明の高温用サーミスターで用いるサーミスタ
ー素子の1実施例を示すものであり、1はサーミスター
素子であり、安定化ジルコニウム(Zr 02 ) 、
M (Aiz 、 cry、 Fe Z)204の一般
式を有するスピネル系等を使用することもできるが、特
開昭56−37269号で本出願人が開示した次の組成
物か、ら成っていることが好ましい。
すなわちその組成物は、(X)Cr20B−(Y)V2
 O5(Z)Ti 02F表わされる第2図の三成分系
組成図において、 X−99,5Y=0.5  Z=O(7)点AX−70
Y=30   Z=O(7)点BX−0,5Y=30 
  Z=69.5の点C X=0.5   Y=0.5  Z=99.0の点り 一  5 − を結ぶ線分によって形成された四角形Δ、81C。
Dの面積内の組成又は該組成の100重量部と、A立2
0B、St 02、Ca o、 Ba o、M(I O
及びMnO2の中から選ばれた1種以上が20重量部以
下とよりなる高温用サーミスター組成物である。
2はサーミスター素子1に先端が埋設されている電極線
であり、サーミスター素子1の表面には該サーミスター
素子1を構成する材料よりも固有抵抗の高い多孔質被膜
層3が設けられている。この被膜層3を構成する被膜材
の固有抵抗の高さ稈度は、表面付着のカーボンによる電
流の表面リークを遮断さえすれば効果がある。通常はサ
ーミスター素子1を構成する材料の固有抵抗の100倍
以上が好ましく、1000倍以上がより好ましい。
このような固有抵抗を有している具体的な材料としては
、アルミナ、シリカ、フォルステライト、スピネル等の
セラミックが好ましく、このうちでもアルミナは固有抵
抗、耐熱性が高く、多くのサーミスター素子1を構成す
る材料との熱膨張特性−6− とも類似しており被膜材として優れている。その厚みは
5μ以上あれば表面のカーボンの影響を除外できる。5
00μ以上では下地のサーミスター素子1との熱膨張の
不一致による被膜のクラックが発生しやすい。最大被膜
厚みは、被膜層3の多孔性に依存するが、アルミナの場
合、10〜400μで気孔率10〜40%の多孔膜が良
い結果を得ることができる。アルミナ以外の他の材料で
も前記表面リークを層外する膜でさえあれば同様な範囲
が好ましいと考えられる。
サーミスター素子1に多孔質被膜@3を設けるには例え
ば次のようにして行なう。
まずサーミスター素子1を構成する材料の粉末を金型に
入れ、N極線2を粉末中に埋設し、それらを共に所定形
状にプレスして成形する。次に被膜材を水に水散させて
スラリー状として、このスラリー中に19られた成形体
をディップすることによって、成形体表面に被膜材をコ
ーティングする。
この場合被膜厚さはディップ回数によって調節すること
ができる。このディップ法によらずともブー  7 − ラズマ溶剣法、スプレー法、ベイン]〜法、蒸着法によ
って被膜層を設けても良い。次に電気炉等を用いて13
50〜1450℃で1〜2時間焼結するとサーミスター
素子1と被膜層3とが同時に焼成できる。
このようにして被膜層3が設けられたサーミスター素子
1は、例えば第3図のように耐熱セメント等の接着剤4
ににリアルミナ等の碍管5に接合され、該碍管5は主体
金具6に取り付けられ、碍管5の反対端より電極線が外
部に導出されて高温用サーミスターとされる。
上述のように本発明の高温用サーミスターは、素子表面
に固有抵抗の高い多孔質被膜層を設けたものである。そ
のため空燃比が過濃状態の時発生するカーボンが付着し
ても表面リークを遮断するので電極として作用せず見掛
けの電極面積の増加とならない。さらには素子表面にガ
ラス層を設けたサーミスターと異なり、素子を構成する
材料と被膜層との熱膨張係数がそれ程相違せず、熱衝撃
によりクラックが発生しにくい。また高温に晒さ−8− れてもガラス層のように流動することもない。
本発明の高温用サーミスターの製造法は、素子と多孔質
被膜層どを同時に焼結するものである。
従ってサーミスターを焼成後、あらためて被膜層をコー
トするような繁雑な工程は不要であり、また被膜層とサ
ーミスター母材は同時に焼結が進むので互いに強固に接
合し、使用中被膜層が剥離することがない。
以下に本発明を実験例により更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を超えない限り以下の実験例により限定
されるものではない。
実施例 Cr2011 80%(重量%、以下同じ)、TiO2
15%、V2O55%からなるサーミスター組成物を金
型に入れ、0.3φPR線と共に第1図のような形状に
粉末プレスする。
プレス成形体の表面を、Al2O892%、ホウケイ酸
ガラス 8%、ポリビニルアルコール3%を水に分散さ
せたスラリー中に浸し、表面にアルミナ被膜層を付与す
る。被膜厚みは、ディツー  9 − プ回数で制御した。
サーミスター素子及びそれにアルミナ被膜層を付与した
ものを、電気炉にて1400’CI時間にて焼成した。
1部のサーミスター素子は比較の為、焼成後表面に他の
絶縁層を被覆した。
サーミスター素子は第3図のように碍管に固定し、20
00CCエンジンの排気管中にて空燃比A/F=11.
400℃、10時間にて素子表面にカーボン堆積物を沈
着させた。
各試料のサーミスター素子の抵抗値を230’C±2℃
にて測定した結果を第1表に示す。
なお、被膜層を設けないサーミスター素子の固有抵抗は
約1 X 10’Q −cmであった。
−10− 第1表 (注) *1 : (T>  被19付は後の外観*2:(n)
  サーミスター素子を500℃に加熱し、水中投下後
、表面の被膜層の外観*3: プラズマ溶射法にて被覆
した。
*4: 成分: アルミナ−リン酸アルミニウムセメン
ト*5:  IWF#7583 − 11 − 第1表の結果より被膜層が設けられていない試料1はカ
ーボン坩積物が沈着すると抵抗値が大幅に下がってしま
い、また試料8のように被膜層がガラス層であると被膜
層にクラックが発生し易いことが判った。また被lI!
i1層を設けるのに被膜材をサーミスター素子の焼成後
に被覆すると、被膜層が剥離し易くなることが判った。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の高温用サーミスターで用いるサーミス
ター素子の実施例を示す断面図、第2図は本発明の高温
用サーミスターで使用することのできるサーミスター組
成物の1例を示す組成図、1・・・サーミスター素子 2・・・電極線 3・・・被膜層 代理人 弁理士 定立 勉 ほか1名 −12− 第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内部に1対の電極線を埋設したサーミスター素子の
    表面に、該サーミスター素子を構成する材料よりも固有
    抵抗の高い多孔質被膜層を設けたことを特徴とする高調
    用ザーミスター。 2 サーミスター素子を構成する材料が、Cr2011
    −Ti 02−V2O3を特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の高温用サーミスター。 3 多孔質被膜層が、多孔質アルミナを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載の高温用サーミスター。 4 サーミスター素子を構成する材料に、1対の電極線
    を埋設し、成形後得られた成形体表面に、多孔質被膜層
    を設け、しかる後に焼成することを特徴とする高温用サ
    ーミスターの製造法。 5 サーミスター素子を構成する材料が、Cr20a 
    −Ti 02−V205を特徴とする特許−1− 請求の範囲第4項記載の高温用サーミスターの製造法。 6 多孔質被膜層が、アルミナを特徴とする特許請求の
    範囲第4項記載の高温用サーミスターの製造法。
JP20790082A 1982-11-27 1982-11-27 高温用サーミスター Granted JPS5998501A (ja)

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JPS5998501A true JPS5998501A (ja) 1984-06-06
JPH0220121B2 JPH0220121B2 (ja) 1990-05-08

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60185353U (ja) * 1984-05-17 1985-12-09 三洋電機株式会社 プリント基板

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5638042A (en) * 1979-09-06 1981-04-13 Konishiroku Photo Ind Co Ltd Color photographic image forming method

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JPH0220121B2 (ja) 1990-05-08

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