JPS5996329A - ア−スアンカ− - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、宅地等の造成地において擁壁補強工法に使用
されるアースアンカーに関するものである。

近年、宅地の造成化が進むに伴って、擁壁の事故が増加
する傾向にある。このような事故の主なものは、転倒、
はらみ、移動等があげられ、かかる事故の場合は、擁壁
を貫通して多数のアースアンカーを打ち込み、これら各
アースアンカー同士を互いに連結することが一般に行わ
れている。このようなアースアンカーによる工法は、削
孔へ引張材を挿入した後セメントミルクを注入して、引
張材外周部にアンカ一体を形成させるものであるが、か
かる従来工法においては、削孔・引張材の挿入・セメン
トミルクの注入といった３段階の作業が必要で、作業時
間が長（なる欠点がある。本発明は、このような欠点を
改良し、これらの作業を同時に行うことのできるアース
アンカーを提供することを目的きしてなされたものであ
る。

以下、本発明の構成を図示の実施例に基づいて説明する
と、第１図及び第２図は、本発明アースアンカーの構造
を示しており、図において、（１１は、鋼管製の中空引
張材本体であって、この引張材本体（１）の先端には、
その外周にナンド（２）を備えた接続ニップル（３）が
、該先端より突出して固着されている。（４）は、断面
長方形の台座を示しており、この台座（４）の後端には
、凹欠部（５）が形成されている。

そして、その凹欠部（５）には、その内周に雌ネジ（６
）を形成した短尺な継手パイプ（７）が、その一端を挿
入して固着されているが、第２図で示すように、台座（
４）の長辺の長さｚｌはこの継手パイプ（７）の内径よ
り大であるが、同じくこの台座（４）の短辺の長さｊｌ
！２は、継手パイプ（７）の内径よりも小さく、そのた
め、継手パイプ（７）の内径部がこの短辺β２方向に突
出して隙間が形成され、本実施例では、この隙間がセメ
ントミルクの出口穴（８）とされるとともに、継手パイ
プ（７）の後端側を前記接続ニップル（３）へ螺着して
引張材本体（１）・＼取り付けられ、出口穴（８）と引
張材本体中空部（１ａ）とが、接続ニップルを介して連
通されている。

なお、上記において、継手パイプ（７）と引張材本体（
１）を一体に形成して、その先端を台座（４）の凹欠部
（５）へ挿入固着しても良い。すなわち、本実施例で、
継手パイプ（７）と引張材本体（１）が包括されて引張
材（９）となる。

更に、（１０）は、その先端を先細形状とした中空状の
抗体であり、その外周に螺旋羽根（１１）が形成される
とともに、後端部が前記台座（４）の先端へ固着し前方
に突出している。そして、この抗体（１０）の後部部丙
径も、台座（４）の短辺１２の長さより大とされ、これ
によって、該後端部にセメントミルクの入り口（１２）
が形成されるとともに、該入り口（１２）が継手パイプ
（７）の出口穴（８）に対向して連通している。（１３
）　　（１３）・・・が、抗体（）の先端部近傍におい
て、該抗体（１０）の内外を貫通して形成した複数個出
口であ、前記入り口より入ったセメントミルクが、この
出口（１３）部よ杭体（１０）外周方向へ向けて流出す
るようになっている。第４図及び第５図は、上記本発明
アースアンカー（１４）によるアンカ一体の形成方法を
示している。図において、（２１）は、擁壁であって、
この擁壁（２１）を見通してアースアンカーを抗体（１
０）側より地中へ挿入し、外部より回転させつつ埋め込
むと、台座（４）の後部に引張材（９）より大径の削孔
（２３）が形成されるが、このような埋め込みと同時に
引張材本体（１１の外端より中空部内へセメントミルク
（２４）を注入すると先端出口穴（８）より流出したセ
メントミルクが引張材（９）外周部へ充填される。ま、
上記出口穴（８）より出たセメントミルク（２４）はそ
の一部が抗体（１０）の入口（１２）側へ入り、該抗体
（１０）外周の出口（１３）より噴出する。

このようにして、引張材（１１）を所定深さまで埋め込
み、セメントミルク（２４）の噴返しがあった時点で注
入を停止し、該セメントミルク（２４）を固化させて、
第５図の如く、引張材（９）外周にアンカ一体（２５）
を形成する。第５図のく２６）は、互いに接続される引
張材本体（１１（１１の一方に予め固着した接続パイプ
で、必要のある場合、他方の引張材（９）本体端部を該
接続パイプ（２６）へ挿入して溶接する。

本発明は、以上の構成であり、このように本発明の工法
及びアースアンカーによれば、削孔・アースアンカーの
挿入・セメントミルクの注入が同時に行われるため、作
業時間を短縮して能率のよい施工を行うことができる。

また、本発明では、引張材の外周をセメントミルクで被
覆しながら地中へ挿入することになるから、引張材が地
盤へ直接せず腐蝕の可能性が減少し、耐久性が良好とな
る。

特に、本発明の第１の発明では、台座先端に螺旋羽根を
備えた抗体を設けているから、埋め込み時の回転によっ
て、この抗体が自民へ食い込むから、挿入が容易であく
とともに、定着後は、この抗体の螺旋羽根が引抜き抵抗
力を発生するため引抜き耐力が増大し、更に、本発明の
第２の発明によれば、この抗体部分より流出したセメン
トミルクが地盤へ浸透して強化するとともに、該杭体部
分にもセメントミルクで被覆したアンカ一体が形成され
て、より引抜き耐力が増大する効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明アースアンカーの分解斜視図、第２図
は、同じく縦断面図、第３図は、第１図のＡ−Ａ線断面
図、第４図及び第５図は、施工方法を示す縦断面図であ
る。 （１）−引張材本体、（ｌａ）　−中空部、＋４１一台
座、（８）−出口穴、（１０）　−杭体、（１１）　−
蝮旋羽根、（１２）　−入り口、（１３）　−出口、（
１４）　−アースアンカー、（２３）・−・削孔、（２
４）　−セメントミルク、　（２５）　−アンカ一体。 特許　出願人　積木ハウス　株式会社 代理人弁理士　樽　　本　　久　　幸

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、中空部引張材の先端に、その断面の最長部が引張材
   断面の最長部分より大きい台座を固着し、かつ、同じく
   引張材先端部に該引張材中空部内に注入したセメントミ
   ルクを流出させる出口穴を設けるとともに、更に、この
   台座より前方に突出してその外周に螺旋羽根を備えた抗
   体を設けたことを特徴とするアースアンカー。 ２、地中引張材の先端に、その断面の最長部が引張材断
   面の最長部分より大きい台座を固着し、かつ、同じく引
   張材先端部に該引張材中空部内に注入したセメントミル
   クを流出させる出口穴を設けるとともに、更に、この台
   座より突出してその外周に螺旋羽根を備えた中空状の抗
   体を設け、この抗体には、前記引張材の出口へ連通して
   該引張材より流出したセメントミルクの一部又は全部を
   受は入れる入り口と、この入り口より入ったセメントミ
   ルクを外周側へ流出させる出口とを設けたことを特徴と
   するアースアンカー。