JPS5996048A - ブレ−キ倍力装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はブレーキ倍力装置に関し、特に複数のマスター
シリンダを備えたブレーキ倍力装置に関する。

マスターシリンダを複数個設けたブレーキ倍力装置は既
に種々の構成のものが公知であるが、従来のこの種のブ
レーキ倍力装置はいずれもマスターシリンダの末端部を
ブレーキ倍力装置のフロント側のシェルに連結していた
。そのためシェルにブレーキ作用時の反力を受けるだけ
の１ｉＩｌ！ｌ性が要求されるので全体の重量が大きく
なっていた。

本発明はこのような点に鑑み、マスターシリンダのハウ
ジング末端部をパワーピストンに気密を保って貫通させ
、かつそのハウジングをブレーキペダル側のシェルに連
結することによりシェルのＮＮ化を図って全体の重量を
低減できるようにしたものである。

以下図示実流例について本発明を説明すると、第１図に
おいて、（１）はフロントシェル（１ａ）とりヤシエル
［ｌｂ）とから成るシェル、（２）はこのシェル内に摺
動自在に配設したパワーピストン、（３）はこのパワー
ピストン（２）の軸部に一体に成形した筒状のバルブボ
ディで、上記シェル（１）内はパワーピストン（２）と
ダイアフラム（４）とによって前方の定圧室（５）と後
方の変圧室（６）とに区画している。この定圧室（５）
内には図示しない負圧導入口を介して常時負圧を導入し
ている。

上記バルブボディ（３）内には入力軸（７）によって作
動される弁ｆｉｅｆ　８　）を配設してあり、・この弁
機構（８）は従来周知の弁機構と同様に、入力軸（７）
に枢支連結した弁プランジャ（９）の弁ｉ［９ａ）が弁
体（ｌＯ）に着座し、かつその弁体（１’０）がバルブ
ボディ（３）に形成した弁ＪＨ３ａ）から離座している
状態では、上記変圧室（５）内に導入されている負圧を
バルブボディ（３）に形成した通路（１１）、上記弁１
（３ａ）と弁体（１ｏ）との間隙およびバルブボディ（
３）に形成した通路（１２）を介して変圧室（６）内に
導入させている。この状態ではパワーピストン（２）前
後に流体圧力差は発生せず、パワーピストン（２）はリ
ターンスプリン：１７：（１３）によって非作動位置に
保持される。

他方、入力軸（７）の前進により上記弁体（１ｏ）が弁
座（３ａ）に着座して上記定圧室ｆ５）と変圧室（６）
間の連通を遮断し、かつ弁体（１ｏ）と弁座（９ａ）と
が離座した状態では、大気がフィルタ（１４）　、上記
弁体（ｌＯ）と弁座（９ａ）との間隙および通路（１２
）を介して変圧室（６）内に導入されるので上記パワー
ピストン（２）前後に圧力差が発生し、パワーピストン
（２）はリターンスプリング（工３）に抗して前進され
るようになる。

上記バルブボディ（３）の先端軸部には出方軸（１５）
の基部を摺動可能に嵌合してあり、その基部に形成した
凹部内にリアクションディスク自６）をる、そして上記
出力軸（１５）の先端球状部にイコライザｔ】７）の中
８球状凹部１１７ａ　）を係合させるとともに、このイ
コライザ（１７）の両端部をそれぞれ上記定圧室（５）
内において一対のマスターシリンダ〔２０）に連動させ
ている。

上記一対のマスターシリンダ（２ｏ）はパワーピストン
（２）の軸線に対してその両側対称位置に平行に配設し
てあり、各マスターシリンダ（２ｏ）のハウジング（２
１）はそれぞれ上記パワーピストン（２）およびリヤシ
ェル（Ｉｂ）を貫通させてブレーキペダル（図示せず）
側の外部に突出させている。そして各ハウジング（２１
）の末端側開口にはその開口を閉鎖して上記ハウジング
（２１）の一部を構成する閉鎖部材（２２）を螺着し、
この閉鎖部訝’ｆ　２２）に一体に形成したボルト（２
３）により上記ハウジング（２１）を車体（２４）に連
結固定している。上記パワーピストン（２）とハウジン
グ（２１）の先端部との間にはベローズ（２５）を設け
てハウジング（２１）に対するパワーピストン（２）の
進退動を許容しつつ両者間の気密を保持するようにし、
またリヤシェル（ｌｂ）とハウジング（２１）との間に
もシール部尉（２りを設けている。

上記マスターシリンダ（２０）のハウジング（２１）内
にはシール部材（２９）により液密を保ってピストン（
３０）を摺動自在に嵌合し、このピストン（３０）に連
結した作動杆（３１）をハウジング（２１）の先端から
液密並びに気密を保って上記定圧室（５）内に突出させ
るとともに、その突出端に取付けた金具（３２）を介し
てこの作動杆【３１）を上記イコライザ（１７）に連動
させている。上記ピストン（３０）の直径はその前方の
圧力室ｆ　３３）の内径よりも小径に設定して両者間に
所要の間隔をもたせてあり、その圧力Ｍ（３３）の末端
側に出力ボート（３４）を穿設している。また、図示し
ないリザーバに連通ずる入力ボート（３５）は、リター
ンスプリング（３６）によってピストン（３０）が非作
動位置に保持されたときに、ピストン（３０）の段部の
スリット（図示せず）を介しシール部材（３７）を越え
て上記圧力ＭＸ（３３）に連通ずるようになっている。

以上の構成において、ブレーキペダルが踏込まれて入力
軸（７）が前進されると前述したように大気が変圧室（
６）内に導入され、パワーピストン（２）がリターンス
プリング（１３）に抗して前進される。これによりマス
ターシリンダ（２０）の作動杆（３１）も出力軸（１５
）、イコライザ（１７）および金具（３２）を介して前
進され、作動杆（３１）の前進によって入力ボート（３
５）と出力ボート（３４）との連通が遮断され圧力ｆｆ
ｉ［３３）内にブレーキ液圧が発生する。

そしてこのとき、マスターシリンダ（２０）のハウジン
グ（２１）に加わる作用力は車体取付用ボルト（２３）
によって受けられシェル（１）に伝わることがないので
、そのシェル（１）の肉厚を薄くシて！Ｊｌ化を図るこ
とができる。また本実施例ではマスターシリンダ（２０
）をブレーキ倍力装置の全長内にオーバーラツプさせて
配置しているので、全長を短くすることができるという
利点もある。

第２図は本発明の他の実施例を示したもので、本実施例
ではマスターシリンダ（１２０）のハウジング（１２１
）を完全にシェル（１０１）およびパワーピストン（１
０２）に貫通させ、かつマスターシリンダ１１２０）の
ピストンＢａｏ）をイコライザ１１１７）より前方に配
設して両者を連動させている。その他の構成は上述の実
施例と基本的に異なるところはなく、第１図と同−又は
相当部分のうちの主要部には、第１図と同一の符号に１
００を加えた符号を付して示している。

なお、第１図に示す実施例において、上記圧力室（３３
）と図示しないホイールシリンダとのブレーキ配管は定
圧室（５）内およびフロントシェル（１ａ）を貫通させ
て行なってもよい、また第２図において、マスターシリ
ンダｊ１２０）のハウジング（１２１）はストッパリン
グ（１４０）によってリヤシェル（１０１ｂ）に固定し
ているが、車体への取付用ボルト（１２３）を螺設した
場合には、単にハウジング１１２１）を気密を保ってリ
ヤシェル［１０１ｂ）に貫通させるだけでもよい、また
これとは逆に、ハウジング（１２１）をリヤシェル［１
０１ｂ）に固定した場合には、上記ボルト（１２３）を
商略してハウジング１１２１　）とは別体の車体取付用
ボルトを設けてもよい、同様に、第１図の実施例の場合
でもリヤシェル（１ｂ）に別体の車体取付用ボルトを設
けることが可能である。

以上のように、本発明ではマスターシリンダのハウジン
グをパワーピストンに気密を保って貫通させ、かつその
ハウジングをブレーキペダル側のシェルに連結したもの
であるから、従来に比してシェルの薄肉化を図って重量
を低減させることができ、また全長の短縮化が可能とな
るという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す半断面図、第２図は他
の実施例の半断面図である。 （１）、（１０ス）・・シェル （２）、［１０２）・・パワーピストン（７）、（１０
７）・・入力軸　（８）、（１０８）・・弁機構（１５
）、［１１５）・・出力軸 （２０）、（１２０）・・マスターシリンダ（２１）、
（１２１）・・ハウジング （２５）、（１２５）・・ベローズ （３０）、［１３０）・・ピストン ２

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シェル内に摺動自在に配設したパワーピストンと、入力
   軸の進退動に応じて作動され上記パワーピストン前後に
   流体圧力差を発生させる弁機構と、上記パワーピストン
   の推力を受ける出力軸と、この出力軸に連動してそれぞ
   れ作動される複数のマスターシリンダとを備え、上記マ
   スタルシリンダのハウジングをパワーピストンに気密を
   保って貫通させ、かつそのハウジングをブレーキペダル
   側のシェルに連結したことを特徴とするブレーキ倍力装
   置。