JPS599472B2 - マンコンベヤの踏段への固定台 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はエスカレーター成いは電動道路などのマンコン
ベヤの踏段上に、作業用具，測定器などを設置して作業
を行なうに際し、前記作業用具などの踏段への固定、又
は着脱を容易に行ない得る固定台に関するものである。

エスカレーターにおいては、第１図に示すように例えば
スカートガード２への滑り剤の塗布や、踏段１とスカー
トガード２間の間隙量測定などのように、踏段１に作業
用具や測定器を設置して行なう作業が多い。

しかし、踏段１はエスカレーターの上，下部乗場で．（
’Ｌ板３の内部へ入って行く構造になっているため、踏
段１上で作業用具や測定器などを使用する作業に際して
は、従来はエスカレーターを停止させて行なう方法、又
は運転状態で使用するものは、乗場に接近すると前記作
業用具などを持ち上げてくし板３部分を乗り越えるとい
う方法が一般的であり、踏段１の所定の位置に前記作業
用具などを固定した状態で、かつ運転しながら使用する
ことは困難であった。

本発明は上記の問題を解消するもので、マンコンベヤの
踏段１に作業用具や測定器などを設置するに際し、容易
に固定および着脱が行い得る固定台を提供することを目
的とするものである。

本発明は、進行方向に沿ったクリート溝を複数備エた踏
段を有するマンコンベアにおいて、前記踏段のクリート
溝に嵌合し、かつ溝方向の端部な固定部のくし板部に乗
上げる円弧状としたクリート溝ガイドを備えたベースか
らなる固定台としたものである。

以下に本発明の一実施例を第２図乃至第４図によって説
明する。

固定台シはベース６に２個のクリ一ト溝ガイド７を取り
付けたものである。

前記クリート溝ガイド７は、断面がくさび形に加工して
あり、かつ適当な長さを持たせてあるので、踏段１のク
リート溝４に固定台旦をセットした場合、踏段１の進行
方向と直角に、かつクリート溝４のピッチの製作寸法公
差をカバーして、左右方向にガタのない状態に容易に固
定することができる。

また、クリート溝ガイド７下而の端部に十分なＲ加工を
施し、エスカレーターの運転状態で使用して、クリート
溝ガイド７がエスカレータ一端部に設けられたくし板３
に達した場合に、クシ板３に衝突することなく乗り上げ
るようにしたので、エスカレーターや固定台５に搭載し
た作業用具，測定器などを損傷させるおそれはない。

前記実施例では、ベース６に１枚の板状のものを用いた
例を説明したが、固定台旦に搭載する物の形状，機能に
応じて、第４図に示す如く棒状のものを用いてもよい。

さらに作業用具，測定器などの底部をベース６と見做し
て、クリート溝ガイド７を直接前記作業用具などの底部
に取り付ける方法もあり、同様の効果が得られることは
明白である。

以上説明したとおり、本発明によれば、エスカレーター
や電動道路の踏段１に作業用具や測定器などを設置して
行なう作業が容易になり、作業性及び安全性の向上に効
果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はエスカレーターの乗場附近を示す概略断面図、
第２図，第３図はクリート溝ガイドの機能を示す断面図
、第４図は固定台のその他の実施例を示す斜視図である
。 ５・・・・・・固定台、６・・・・・・ベース、７・・
・・・・クリート溝ガイド。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 進行方向に沿ったクリート溝を複数備えた踏段を有
   スるマンコンベアにおいて、前記踏段のクリート溝に嵌
   合し、かつ溝方向の端部を固定部のくし板部に乗り上げ
   る円弧状としたクリート溝ガイドを備えたベースからな
   るマンコンベヤの踏段への固定台。