JPS5994547A - 鍛造品成形バリ取り方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、鍛造品のパリ取シを容易にした鍛造品成形パ
リ取シ方法に関する。

従来、鍛造（冷間、熱間、温間および焼結鍛造を含む。

）によシ得た鍛造品のパリを除去するためには、鍛造後
グラインダー等でパリを削る方法が確実であったが、こ
の方法では時間がかかつていた。そこで短時間でパリ取
シを行う方法として例えば２枚の相対するシャー刃をも
ったシャーによる方法があるが、この方法では通常パリ
が薄肉のため切断時にシャー刃に押されてその進行方向
に倒れてしまい、切断できないことがしばしば起きてい
た。また、ジャーによるパリ取シではパリの根元ぎシぎ
シの箇所を切断しなくてはならず、シャー刃の位置調整
がむづかしかった。

本発明は上記問題を解決するためのものであシ、シャー
によるパリ取ｐ方法でのパリ倒れを防止し、パリ取シを
容易かつ迅速に行うことができる鍛造品成形パリ取り方
法を提供することを目的とする。

本発明は、鍛造品のパリにつながる部分をパリよシ厚肉
させた形状に鍛造用素材を鍛造し、得られた鍛造品のパ
リにつながる部分をシャー刃で切断することを特徴とす
る鍛造品成形パリ取り方法である。

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図に本発明方法の実施に用いられる密閉据込鍛造用
型１を示す。この型１は鍛造用素材をコンロッドに成形
するためのものであシ、第１図に示すように鍛造時に鍛
造品に相応する空間Ａｉ郭定するように設けら１Ｎｆｃ
ダイス２、上ノ４ンチ３および下バンチ４から構成され
ている。

この型１においては、上パンチ３、下パンチ４とダイス
２との間に、第２図に示した鍛造品５両端部から上下に
延びる薄肉状のパリ６の形成を、上バンチ３および下パ
ンチ４の移動方向と同一方向に許容するクリアランス７
を有している。さらにこの型１においては、上パンチ３
および下バンチ４の対向面のそれぞれの両角部が、第２
図に示した鍛造品５のパリ６につながる部分８を勾配を
もたせて厚肉させた形状に形成できるように、この部分
８の外形形状に合わせた形状の勾配部３ａおよび４ａに
面取シされている。

次に、上記鍛造用型１を用いて行われる本発明方法の第
１実施例を述べる。

まず焼結した鍛造用素材（図示略）を型開き状態のダイ
ス２に入れたのち、第１図に示すように上パンチ３およ
び下パンチ４で据え込む。

このとき素材の両端部が上パンチ３の勾配部３ａおよび
下パンチ４の勾配部４ａさらにクリアランス７の形状に
沿って流れる。このようにして第２図の鍛造品５が得ら
れる。

ついで第３図に示すように間隔および位置を調整しｆｃ
２枚の相対するシャー刃９，９′を、図中矢印方向に進
行させ、鍛造品５のパリ６につながる部分８を切断する
。このようにしてノ（り取りを行った鍛造品５は、第６
図に示すように厚肉の部分８が残った形状となシ、特に
鍛造品５がコンロッドである場合にこの厚肉の部分８が
そのままコンロッドのリブとしての役割を果す。

また本発明方法において、上型と下型とを用いて鍛造品
のパリを素材の圧縮方向に対して直角外側方向に発生さ
せる場合は、パリにつながる部分全厚肉にさせるため、
この部分に相応する上型寂よび下型の型割面を面取りし
たものを用いる。

例えば第５図に示すように鍛造時に鍛造品に相応する空
間Ｂを郭定する上型１０と下型１１において、上型１０
の型割面１０ａおよび下型１１の型置り面１１ａで形成
されるクリアランス１２に沿って）くＩＪ　を発生させ
る場合、上型１０および上屋１１の角部をテーバ状に面
取シしてそれぞれ勾自己部１０ｂおよびｌｌｂとする。

従ってこの上型１０、下型１１ヲ用いて据込鍛造を行え
ば、鍛造品のパリにつながる部分は、上型１０の勾配部
１０ｂ１下型１１の勾配部１１ｂの形状に沿ってテーパ
状の厚肉部として形成される。

以上説明したような本発明方法によれば、次の効果を奏
する。

（１）鍛造品のパリにつながる厚肉部分を切断するだけ
で容易にパリ取りか行え、従来シャーによるパリ切断時
に生じることがあったパリ倒れを排除し、パリの切断残
シを無くすことができる。従って従来パリの切断残りに
よシバリが脱落し、機械的トラブルになること全防止す
ることができる。

（２）　　パリにつながる任意の所望位置で切断するこ
ともでき、シャー刃の位置調整を容易にさせることかで
きる。

（３）　　パリの硬度は非常に高く、パリの取シ残しが
あると機械加工する場合刃具寿命が悪い。本発明によシ
バリ切断残りがなくなると、刃具寿命の向上につながる
。

（４）パリ取シして残った鍛造品の厚肉部分が機械加工
されずにそのまま製品の外観となる場合は、パリの取シ
残しがなく製品の美感を損ねない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例に用いられる鍛造用型を示
す縦断面図、 第２図は第１図の型を用いて得た鍛造品を示す縦断面図
、 第３図は第２図のもののパリを切断する状態を示す図、 第４図はパリを切断した鍛造品を示す縦断面図、第５図
は本発明の第２実施例に用いられる型を示す縦断面図で
ある。 １・・・型　　　　　　　２・・・ダイス３・・・上ハ
ンチ　　　　４・・・下ハンチ５・・・鍛造品　　　　
６・・・バリ ア・・・クリアランス　８・・・パリにつながる部分（
ほか１名） 牙１図 第５図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）鍛造品のパリにつながる部分をパリより厚肉させ
   た形状に鍛造用素材を鍛造し、得られた鍛造品のパリに
   つながる部分をシャー刃で切断することを特徴とする鍛
   造品成形パリ取シ方法。