JPS599318B2 - シ−トの定寸切断制御方法 - Google Patents

シ−トの定寸切断制御方法

Info

Publication number
JPS599318B2
JPS599318B2 JP654379A JP654379A JPS599318B2 JP S599318 B2 JPS599318 B2 JP S599318B2 JP 654379 A JP654379 A JP 654379A JP 654379 A JP654379 A JP 654379A JP S599318 B2 JPS599318 B2 JP S599318B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speed
cutter
rotary cutter
length
cutting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP654379A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55101397A (en
Inventor
肇 駒山
博光 鈴木
一博 河野
正人 曾我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yaskawa Electric Corp
Original Assignee
Yaskawa Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yaskawa Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Yaskawa Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP654379A priority Critical patent/JPS599318B2/ja
Publication of JPS55101397A publication Critical patent/JPS55101397A/ja
Publication of JPS599318B2 publication Critical patent/JPS599318B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は連続的に送られてくる段ボール紙や、紙等のシ
ートをロータリカッタ切断装置で定寸切断する場合の制
御方法、即ち、ロールの1回転毎にシートを切断する機
構を持つたロータリカッタの回転速度を切断長に応じて
加減速制御し、切断時のロータリカッタの刃先速度をラ
イン速度に同期させてシートを所定の長さに切断するた
めの制御方法に関するものである。
従来、この種の定寸切断装置としては、切替無駄時間の
ない有循環電流方式の可逆サイリ名タレオナード装置を
用いるのが常識であつた。
しかし、段ボール紙用などのシートを切断するトルク補
償、同調トルク補償の不要な定寸切断装置にはあまりに
も大がかりな構成で高価な従来装置は使い切れなかつた
そこで本発明は、構成が簡単なるにも拘らず、従来の有
循環電流方式と比べて遜色のない定寸切断を行うことが
可能な無循環方式の制御方法を提案しようとするもので
ある。
先ず、本発明にか\る制御方式の原理について述べる。
第1図は原理説明図を示すもので、今、こ\でシートの
切断長をL、ライン速度をVl、ロータリカツタの1回
転時間をTcとすれば、次式が成立する。
TcL =FVl−Dt・・・・・・(1) L ライン速度が一定ならばTe−一である。
Vl 一方Tc時間にカツタは1回転するので、カツタ速度c
の時間積分はカツタ周長Lcに等しい。
即ち、Tc Lc−πDc=FVc−Dt・・・・・・(2)となる
ただしDcはカツタの直径である。シートの切断長Lが
カツタ周長Lcと等しい場合は稀で、短い場合と長い場
合とがある。カツタ周長よりも短いもの(L−πDc<
O)を切断する時は、本発明では、第1図のようにπD
c−Lと同値の面積を持つ速度パターンをライン速度l
に上乗せしてカツタ速度cの制御を行う。
また逆に、カツタ周長よりも長いもの(L−7d)c〉
O)を切断する時は、L−πDcと同値の面積を持つ速
度パターンをライン速度Vlから差引くようにしてカツ
タ速度Cの制御を行うものである。
そして、この速度パターンの上乗せ完了後に残長演算回
路を作動させて切断精度の向上を計るようにしたもので
ある。即ち、(1)式−(2)式より次の(3)式が得
られることからTctc 〔LjLc〕−CJ′ Vl−Dt−FVc−Dt〕=
0・・・・・・(3)12L −Lcを設定して1,2をパルス計数によつて求め、そ
の差が零になるようにカツタ速度cを制御するものであ
る。
第2図は本発明の一実施例である定寸切断制御装置のプ
ロツク図で、1はシート2の計測用ロール、3は減速機
20を介してモータMで駆動されるロータリカツタ、P
GLはライン速度計測用ロール1と連動し、ライン速度
に比例したラインパルスを発生するパルス発生器、4は
下死点検出器、4/は回転刃がシートを切断してシート
から抜け出た角度位置にあることを検知して短尺モード
のときは加速開始信号Accを送出し、長尺モードのと
きは減速開始信号Dccを送出する加速(又は減速)開
始信号発生器、5はラインパルス発生器PGLからのパ
ルス信号を波形整形するパルス補正回路、5′はモータ
Mと連動するカツタパルス発生器PGCのパルス信号を
波形整形するパルス補正回路、6は波形整形されたライ
ンパルスのパルス列[F]を・一定周期でサンプリング
して速度量Mへ変換するF/V変換回路である。
7は切断開始点から刃が完全にシートから抜け出る位置
までの間、カツタ刃の切れ味を良くするため、ライン速
度に比例した比例分補正量と、運転中シート切断などに
よりライン速度指令信号がなくなり、刃物がかみ込み同
調区間内に停止すると、紙の再通しが出来なくなるので
これを逃がすための固定分補正量とを付加するカツタ速
度補正回路である。
下死点検出器4からの信号によりセツトされると、前記
比例分補正量と固定分補正量が加算器15に出力される
。8は後述の速度関数発生器、9はモータMを所定の回
転数に制御するために加減算器17の出力と位置誤差を
補正するための残長速度指令VLd/を加減算したカツ
タ速度指令と実際の検出速度(速度検出器TGの出力)
との差(加減算器18の出力)、即ち速度偏差信号に応
じて正逆の電流をモータMに供給する可逆サイリスタ制
御装置(パワー変換装置)、10は切断長設定器、11
はカツタロール周長設定器、12は補正値COの設定値
、13はL−Lcの定数を計算する加減算カウンタ、1
4は加減算カウンタ13の出力値(L−Lc)をプリセ
ツトし、ラインパルス△Aを減算し、カツタパルスΔB
を加算するプリセツトカウンタ、15は加算器、16は
加減算カウンタ、17及び18は2入力以上の信号を加
算又は減算出来る加減算器、19はゲート、I〜は夫々
D/A変換回路である。
な卦ゲート19は3つの部分191,192.193か
らなり、それぞれ次の役割をもつ。
1)ライン運転でゲート192を開いて加算器15の出
力VLCをD/A変換器に送出し、D/A変換器の出力
をVi′とし、運転停止でゲート192を閉じる。
i1)加速開始信号発生器41の出力信号(短尺時は加
速開始信号Accとして、長尺時は減速開始信号Dcc
として使用する)が出たときゲート193を開いて速度
関数発生器8の出力信号VscをD/A変換器に送出し
、D/A変換器の出力を上乗せ速度指令Vc/とし、こ
のc/が加減速後零に達した時点にてゲート193を閉
じる。
111)上乗せ速度指令Vclの加減速完了後、即ち第
4図の4点から下死点検出器4の検出信号が送出するま
での間、ゲート191を開いてプリセツトカウンタ14
の残長指令信号LdをD/A変換器1に送出し、D/A
変換器1の出力を残長速度指令Ld/とする。
本発明装置のカツタ速度Vcの制御、即ちモータMの速
度制御は、前述の原理に基づきライン速度指令V′5と
上乗せ速度指令Vclと残長速度指令Ld′の3つの演
算指令により行なわれる。
ライン速度指令l/は切断時にカツタ刃先をライン速度
Vlに同調させる為のもので、パルス補正回路5により
補正したラインパルス発生器PGLによるラインパルス
△A//F/V変換回路6で一定周期でサンプリングし
、更に切断開始点から刃が完全にシート2から抜け出る
位置まで速度をカツタ角度補正回路1の出力信号で補正
したもの(VLc)をD/A変換回路でアナログ信号に
変換して得られる。また上乗せ速度指令Vc′は後述の
速度関数発生器8の出力をゲート19、D/A変換器を
通して発生され、その速度関数発生器出力Vscは設定
切断長Lとロータリカツタの周長Lcとの差の絶対値1
L−Lclと同値の面積を持つ前述の速度パターンに対
応するもので、ライン速度指令e′に上乗せされる。
また、残長速度指令′ぱプリセツトカウンタ14から送
出される残長指令信号VLdをD/A)変換回路1でア
ナログ信号に変換して得られ、残長指令信号VLdは次
のような手順で作られる。
先ず加減算カウンタ13に卦いて設定器10.11によ
り与えられる切断長Lと周長LcからL−Lcの計算が
行なわれて、その演算結果が下死点検出器4にて得られ
る信号が入力した時即ち切断サイクルの初期時にプリセ
ツトカウンタ14にセツトされる。一方ラインパルス発
生器PGLとカツタパルス発生器PGCの発生パルスを
それぞれパルス補正回路5,5/で波形整形して1パル
ス当りの長さを規準化したラインパルス△Aとカツタパ
ルス△Bを加減算カウンタ16にて一Σ△A+Σ△Bが
演算され、その結果がL−Lcがプリセツトされたプリ
セツトカウンタ14に入力される。
そしてプリセツトカウンタ14に卦いて、(L一Lc−
Σ△A+Σ△B)の演算がなされ、残長指令信号Ldと
なり、この残長指令信号VLdがゲート191を通つた
のち、D/A変換されて残長速度指令Ld′として出力
される。
この残長速度指令VLd/は、上乗せ速度指令c/によ
る加減速完了後、ライン速度変動その他で前期間中に発
生した位置誤差(残長1d=L−Lc−Σ△A+Σ△B
)を零にするため、D−A変換されてライン速度指令V
2/にフイードバツクされる。
即ちLdが正の時は減算され、負の時は加算される。ま
た下死点検出器4からの信号により、速度関数発生器8
の減速点検出力ウンタ31(後述)はりセツトされ、次
の切断サイクルの初期化が行なわれる。
速度関数発生器出力を上乗せしたカツタ速度指令には設
定切断長Lとライン速度2に応じて第4図に示すような
1一4の4つの速度パターンがある。
図中の[F],8の記号は、可逆サイリスタ制御装置9
の正逆サイリスタの動作モードを表わす。即ち[F]が
正側サイリスタ動作モード、8が逆側サイリスタ動作モ
ードである。また図中の矢印の動きがカツタ速度Vcを
示す。
各速度パターンの判別は、ロータリカツタの周長より長
尺か短尺の判定に加えて、差長Ld=1L−LclとV
2MAX 三角形の面積?を比較し、 α (但しαは加速度、上限値VMAXは短尺モード(L−
Lc<O)のときは(カツタ最高速度VCMAX−ライ
ン速度Vl)とし、長尺モード(L−Lc〉0)のとき
はライン速度Vlとする。
)となることから判別出来る。この判別は速度パターン
判別回路46に卦いて行なわれるもので、長尺卦よび短
尺の判定は、加減算カウンタ13゛の出力L−Lcと設
定器39にセツトされた零設定値を比較器CO4にて比
較することにより出来る。
即ち1)L−Lc〉0のときは長尺信号 Ji)L−Lc<Oのときは短尺信号 を発生し、符号変換器47に卦いて、これら長尺・短尺
信号に応じて上乗せ速度指令Vc′の符号を変え、長尺
のとき負、短尺のとき正とする。
一方加減算カウンタ13の出力L−Lcは絶対値回路4
0にて絶対値がとられ、残長Ld−1L−LcIとなり
演算器41にてを演算し、その結果と比較器CO5にて
設定器38にセツトされた零設定値とを比較することに
よりの判別信号を出力する。
上述の長尺・短尺卦よび台形モード・三角モードの各信
号とそれぞれアンド回路42〜45により図の如く了ン
ドをとることにより次の4っの速度パターンの判別信号
が得られる。
速度パタン:1長尺・台形パターン 2短尺・台形パターン 3長尺・三角パターン 4短尺・三角パターン 上限値ゃは次のようにして逐次演算される。
即ち、F/変換器6の出力から得られるライン速度Vl
が逐時演算器36に設定され、また演算器35に卦いて
はCMAX−2が逐時演算される。そして前記比較器C
O4の出力が長尺信号(L−Lc〉0)のときアンドゲ
ート33が開となり、オアゲート34を経て設定器22
に上限値1としてライン速度Vlがセツトされる。
また比較器CO4の出力が短尺信号(L−Lcく0)の
ときは、アンドゲート32が開となりオアゲート34を
経て設定器22に上限値嘔としてVCM&X−2がセツ
トされる。
電流切替無駄時間のあるモータ制御装置では、加減速完
了時(第4図4点)での位置誤差が有循環方式に比べて
大きくなり、切断に至るまでの残長フイードバツク制御
時間内にこの位置誤差を所要精度内に押え切れない。
そこで本発明装置では、この位置誤差を十分小さくし、
これによつて無循環サイリスタ方式でも切断サイクル時
間内に有循環方式と同等の切断精度が得られるよう速度
関数発生器8に後従の制御遅れ補償回路を付加している
上記の加減速完了時点(第4図8点)に卦ける位置誤差
については、速度パターン毎に次に示すような3種類(
a−c)の位置誤差がある。
即ちa)[F]→8,[F]→[F]に電流を切替える
際の電流切替無駄時間のあるモータ制御装置に基因する
位置誤差Sdb) 1次の遅れ系に見られる傾斜入力の
場合のモータ遅れ、即ち定常速度偏差ε7に起因する位
置誤差Sgv(この大きさは、ライン速度Vlに比例し
、第5図のような指数関数カーブを描く)c)その他人
力損失分などの制御オフセツトに基因する位置誤差があ
る。
之等位置誤差中、aとcは固定分と見做せる。
またbはカツカ駆動モータMの加速期間中の積算時間に
比例した量として表わせる。そしてこの位置誤差の大き
さは次のように各速度パターン毎に異なる。周知のよう
に、モータには慣性があるため、モータの速度は速度指
令に対して1次の遅れ系となる。
この場合、時間と共に変わる傾斜入力指令に対しては一
定の速度遅れε7を持つて追従することになる。5点に
至るまでの位置誤差は減速点検出力ウンタ31に卦いて
ラインパルス△AとカツタパルスΔBの実際値をとり込
んで卦り、傾斜入力指令に対する速度遅れは考慮しなく
てよい。
従つて、第4図の4点から4点にいたる間は前記実際値
をとり込まないのでこの速度遅れε7による位置誤差が
生じることになる。
この位置誤差Sε7は第4図の各図に卦ける斜線部分の
面積となる。
9は(ライン速度2−5点でのカツタ速度)である。
Sεv=TOxv こ\で、加速度αのとき速度遅れがε9であるから、こ
の時間遅れT。
はとなる。
従つて位置誤差はということになり、1の長尺台形パタ
ーンの場合は、9=lであるから、位置誤差Sε9はラ
イン速度Vlに比例する。
また実際のカツタ速度c〃は、ライン速度に対しカツタ
速度指令cより小さいので、所定切断長Lより長く切れ
る。
(c〃一c−εv)。即ち位置誤差Sε7は4となる。
次に2の短尺台形パターンのときは、 7=l−CMAXであるから、位置誤差Sε7となる。
したがって、台形パターンの場合は、ライン速度がきま
れば、Lに無関係な一定値となる。
このときの実際のカツタ速度C〃はライン速度に対しカ
ツタ速度指令cより大きいので、所定切断長Lより短く
切れる。(Vc〃=Vc+εv)。即ち位置誤差Sε7
はeとなる。次に、3の長尺三角パターンのときは、等
加減速度αによつてL−Lcなる面積を作るため、ライ
ン速度とカツタ速度の頂点(6点)との差を、とすると
L−Lclv222 α 4点に卦ける位置誤差Sε7 は 故に長尺三角パターン上にあるときはSε7ぱ切断長L
に対し指数関数(F1関数)に比例したものとなり、位
置誤差は1となる。
また4の短尺三角パターンのときは、同様にしてLc−
Lなる面積を作るためライン速度とカツタ速度の頂点(
6点)との差を、とすると、ノ故に短尺三角形パターン
上にあるときは位置誤差S6vは切断長Lに対し指数関
数に比例したものとなり位置誤差はeとなる。
ライン速度が40.80,120m7minの場合の切
断長Lに対する位置誤差を示すと第5図に示す通りであ
る。
次に速度関数発生器8の詳細について説明する。
第3図はその詳細を示すもので、加速開始信号発生器4
′から加速開始信号Accが入力すると、セツト信号と
してフリツプ・フロツプFFlに与えられてそれをセツ
トし、アンドゲート25に出力が送出されてアンドゲー
ト25を開く。そのため、設定器21により加速定数α
をプリセツトされた倍率器23によりα倍となつた内部
発振器24の発生パルス(FO=α・Fi)がアンドゲ
ート25を通つて積分カウンタRCに入力し、積分カウ
ンタRCから加速中の上乗せ速度指令c′となる出力S
cが送出される。な卦、積分カウンタRCはADD入力
パルスが入力した場合、1パルス毎に前カウント値に1
パルスを積算し、SUB入力パルスが入力した時は1パ
ルス毎に前カウント値から1パルスを減算する機能を持
つたもので、入力パルスがない場合は前カウント値をそ
のまま維持するものである。
そうして積分カウンタRCの内容が設定値22によつて
設定した上限値VMAXに達すると比較回路COlより
出力が送出されそれがアンドゲートG4及びオアゲート
G5を経てフリツプ・フロツプFFlにりセツト信号と
して与えられ、フリップ・フロツプFFlをりセツトす
る。従つてアンドゲート25が閉じる。そして、積分カ
ウンタRCの内容が上限値。に維持される。そうして、
減速点開始信号DACがフリツプ・フロツプFFlとF
F2に減速開始点検出回路Hから与えられると(与え方
は後述)アンドゲート257が開き、積分カウンタRC
は減算を開始する。
カウンタ値がOになると、比較回路CO2からりセツト
信号がアンドゲート27を通してフリツプ・フロツプF
F2,に与えられ、アンドゲート25/を閉じる。そし
て積分カウンタRCの内容がOに維持される。こ\でフ
リツプフロツプFF2の出力がオンからオフに変化した
時点をとらえて減速完了信号DECを発生し、ゲート1
93を閉じ、ゲート191,を開く。即ち、第4図に示
した速度パターンに見合う上乗せ用速度信号が積分カウ
ンタRCから送出されることになる。
本速度関数発生器8では減速(又は加速)切替点の制御
遅れを補償するために、固定分(前述のa).c)の位
置誤差)に見合う補正値COを設定器12により演算回
路13′に切断長L及び周長Lcと共に与えて、プリセ
ツト値L−Lcから差引き、他方制御遅れ補正値の設定
器28、パルス発生装置29及び倍率器30によつて作
られる位置誤差比例分(前述のb)の位置誤差に対応す
る)に見合う補正パルス△Cを加速期間中開いているア
ンドゲートG3を経て減速点検出力ウンタ31に与えて
減速点検出力ウンタ31のカウンタ値に加算し、カウン
タの現在内容1−Σ△A+Σ△B+Σ△CIとプリセツ
ト値1L−Lc一COIとが一致したときに減速点開始
信号DACを比較回路CO3から出すようにして、速度
関数発生器出力の減速開始点を位置誤差の大きさに見合
う分だけ早めることによつて加減速完了時点での位置誤
差を小さく補正するようにしてある。
一方加速中フリツプ・フロツプFFlからの出力信号に
よりアンドゲートGl.G2が開くため、減速点検出力
ウンタ31は(△B−△A)パルスを2倍計数[5、積
分カウンタRCの出力信号、即ち速度関数発生器8の出
力信号Vscが上限値1を越える場合はアンドゲートG
l,G2が閉じ(△B−△A)パルスを1倍計数する。
このような方法を採つたのは次の利点があるからである
。この装置では等加減速度αで運転しているため、カツ
タが加速期間中に移動する距離と減速期間中に移動する
距離は同じである。
従つて加速時に2倍計数し、減速時の移動距離も同時に
カウントすることにより速度関数発生器の減速開始点で
ある第4図に卦ける6点を見つけることが出来、等加減
速度αを有するL−Lcなる位置面積に対しライン速度
に応じた任意の台形または三角パターンが容易に得られ
る。
また、E己の他に計算値によるパターンでなく加速時に
測長した実際のカツタの移動距離を使用しているため精
度良く減速開始点6点を検出することができる利点があ
る。
な卦加速期間中、減速点検出力ウンタ31と演算回路1
37の比較回路CO3に卦いて、補正パルス△Cを減速
点検出力ウンタ31へ加算入力せずに逆に演算回路13
/に減算入力して比較させても原理的には同じである。
また補正量として4つの速度パターンに共通な定数C。
とそれぞれの速度パターンに固有な定数C1〜C4を独
立に持たせるようにすれば位置誤差を一層小さく.する
ことが出来る。更に第5図に示した切断長と位置誤差の
実測カーブを関数テーブル化すれば各速度パターンの境
界条件付近での連続的な補正も可能となる。
以上実施例装置に関して詳細に説明したが、更に理解を
容易にするため、第6図に長尺台形パターンのときの1
サイクル運転時の各カウンタのパルス数変化を示す。第
6図にふ・いて1はカツタ速度Vcの1サイクルの変化
の様子を示し、2はプリセツトカウンタ14内のパルス
数の変化の様子を示すものである。
3は減速点検出力ウンタ31内のパルス数の変化の様子
を示すもので、L−Lcと、l−ΣΔA+ΣΔBlのカ
ウント数が一致した時点(P点)で減速点開始信号DA
Cを出力する。
ただし、制御遅れ補正パルスΔC=0、固定分補正値C
。=0として考えている。また4は減速点開始信号DA
Cを示し、5は積分カウンタRCの出力Scの変化を示
すものである。
な卦積分カウンタRCは減速点開始信号DACにより減
算を開始する。第r図は短尺三角パターンのときの1サ
イクル運転時の各カウンタのパルス数変化を示す。
第7図に卦いて、1はカツタ速度Vcの1サイクルの変
化の様子を示し、2はプリセツトカウンタ14内のパル
ス数の変化の様子を示すものである。3は減速点検出力
ウンタ31内のパルス数の変化の様子を示すもので:L
−Lclと(−Σ△A+Σ△B)のカウント数が一致し
た時点(P点)で減速点開始信号DACを出力する。
ただし、制御遅れ補正パルス△C=0、固定分補正値C
。−Oとして考えている。また4は減速点開始信号DA
Cを示し、5は積分カウンタRCの出力Scの変化を示
すものである。
な卦積分カウンタRCが減速点開始信号DACにより減
算を開始するのは第6図の場合と同じである。他のパタ
ーンについては同様にしてパルス数の変化を示すことが
できるので、ここでは省略する。
さらに、切断の1サイクルの運転の様子をフローチヤー
ト的に示す。1)ライン運転開始により、ゲート192
が開となる。
2)シートの流れ量に応じてメジャリングロール1が回
転し、ラインパルス発生器PGLによりラインパルス△
Aが送出される。
3) F/V変換器6の出力がカツタ角度補正回路7の
出力と加算器15で加算されてLCとなり、ゲート19
2を通してD/A変換器からライン速度指令V′5が発
生する。
4)このVl7に従つて、可逆サイリスタ制御装置9よ
りモータへ必要な電流が流れモータが回転する。
そしてカツタは、任意の位置から回転し始め、最初の下
死点検出位置にくる。
ここで、下死点検出器4からの信号によりプリセツトカ
ウンタ14卦よび減速点検出力ウンタ31はりセツトさ
れ、次の切断サイクルの初期化が行われる。そして、切
断長Lを設定器10へセツトし、速度パターン判定回路
46にて速度パターンの判別を行なう。な卦、周長Lc
の設定器11、固定分補正値COの設定器12、加速定
数αの設定器21、制御遅れ補正値Cの設定器28、零
値の設定器26,38,39卦よびカツタ最高速度VC
MAXの設定器31への設定は、イニシヤルセツトとし
てライン運転開始前に行なわれている。
さらにカツタが回転し、加速開始点の位置にくると、加
速開始信号発生器47より加速開始信号Acc(又は減
速開始信号Dcc)が発生される。
5)これにより速度関数発生器8が動作を開始し、演算
器35,36へライン速度が設定演算され、前述の長尺
・短尺の判別に従つてカツタ上乗せ速度の上限値1とし
てVlまたはCMAXveのいずれかが、設定器22へ
セツトされる。
そして比較器COl,CO2,CO3の逐次比較がなさ
れ、設定切断長Lと周長Lcの差の絶対値1L−LcI
に対応した出力Scが積分カウンタRCから送出され、
ゲート193を経てD/A変換器より上乗せ速度指令V
c/として出力される。一方、速度パターン判別回路4
6により判別された短尺あるいは長尺信号に従い、符号
変換器47に卦いて上乗せ速度指令Vc′を短尺のとき
は正(1)、長尺のときは負(ト)として、加減算器1
7で上乗せ速度指令c′をライン速度指令l′に重畳す
る。
この加減算器17の出力に応じて、短尺のときカツタは
一定加速して行き、長尺のときカツタは一定減速して行
く(第4図参照)。
6)この加速中、カツタの回転角に応じて送られるカツ
タパルス△Bからラインパルス△Aを引いたパルス(Δ
B−△A)を2倍計数することにより減速中の分まで同
時に計数して卦く。
7)ただし一定加速された上乗せ速度指令Vscが上限
値VMAXに固定された場合は、1倍計数とする。
8)減速点検出力ウンタ31の内容1−Σ△A+ΣΔB
+Σ△CIが演算回路13′の内容1L−Lc−COl
と等しくなつた時点(第4図の5点)が上乗せ速度指令
Vc′の減速開始点となり、この5点からカツタ速度が
ライン速度に一致するまで短尺のとき一定減速度を有す
る減速指令(加減算器17の出力)を出し、長尺のとき
一定加速度を有する加速指令(加減算器117の出力)
を出す。
9)カツタ速度がライン速度に一致した時点で加減速完
了となる(第4図の4点)。
加減算器17の出力は、ライン速度指令Vl′のみにな
る。こうすることによつて、切断のための位置誤差を十
分小さくして卦ける。10)加減速完了時点から切断開
始点までの間、前期間中に生じた位置誤差を零にするた
めに残長演算回路(L−Lc−Σ△A+Σ△B)により
得られる残長速度指令VLd/をカツタ速度指令(加減
算器17の出力)にフィードバツクする。
切断開始点ここでは下死点検出器4の動作時点をさし、
次切断サイクルのスタート点となる。11)切断開始か
ら切断終了(加速開始信号発生器4′の動作時点)まで
の間、カツタ角度補正の入つたVLCに対応したライン
速度指令Ve′に従つてカツタは回転し、シート速度と
カツタ速度が同期して動きシートが定寸に切断される。
下死点検出器の位置(1、カツタナィフが1回転してシ
ートを切断する角度位置の直前の十分近い点に設定して
卦く。従来、ロータリカツタの駆動装置として、生産性
の向上を目指す点から、カツタの切断能力曲線を如何に
上げ、切断精度を高めるかに努力し、最近では1サイク
ル数百m・式の内に位置決め精度±0.5關以内という
同期型位置決め制御を要求されるようになつたため、駆
動側サイリスタから回生側サイリスタの切替時間も問題
とされるように有循環方式の可逆サイリスタレオナード
装置を使用せざるを得なかつた。
ところが、この場合、装置が複雑であるばかりでなく外
部に直流リアクトルを追加するなど装置が大きくなるた
め、コストと設置面積などの点で難点があつた。
ところが、本発明によれば無循環電流方式を採ることが
可能となり、コストと据付面積の点で著しく改善され、
高精度ロータリカツタ制御装置の導入が容易となり工業
上貢献するところ極めて大である。
そして、本発明によると、駆動モータの加減速度を任意
に設定出来るので、切断時間に余裕がある場合には加減
速レートαを下げることにより、モータの過負荷耐量の
軽減や電力消費量のミニマム制御などを行い得る効果が
あり、実用上シートの定寸切断制御方法として好適なも
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の基本原理説明図、第2図は本発明の一
実施例のプロツク図、第3図は実施例の速度関数発生器
の詳細プロツク図、第4図は各種速度パターンを示す図
、第5図は各ライン速度に於ける位置誤差線図、第6図
は長尺台形パターンのときの1サイクル運転時の各カウ
ンタのパルス数変化を示す図、第7図は短尺三角パター
ンのときの1サイクル運転時の各カウンタのパルス数変
化を示す図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ロータリカッタの回転速度をシート切断長に応じて
    加減速制御し、切断時の前記ロータリカッタの刃先速度
    をシートライン速度に同期させて前記シートを所定の長
    さに切断するロータリカッタ切断装置において、シート
    切断長設定値Lとロータリカッタ周長Lcとの差の絶対
    値|L−Lc|に等しい等加減速度αを有する速度積分
    値を演算する制御遅れ補償回路付速度関数発生器と、残
    長演算回路とを設け、前記シートの流れ量に応じたライ
    ン速度指令信号によつて前記ロータリカッタを回転させ
    、該ロータリカッタの加速又は減速開始と共に動作を開
    始する前記速度関数発生器の出力信号を前記ライン速度
    指令信号に重畳すると共に、前記シートの切断長がロー
    タリカッタ周長より短尺の場合(以下短尺の場合という
    )は前記ロータリカッタの一定加速度での加速中に、ま
    た前記シートの切断長がロータリカッタ周長より長尺の
    場合(以下長尺の場合という)は前記ロータリタツタの
    一定減速度での減速中に、前記速度関数発生器において
    前記ロータリカッタの回転角に応じたカッタパルス数と
    ラインパルス数との差を2倍計数し、さらに短尺の場合
    は前記ロータリカッタの速度がカッタ最高速度に達して
    一定速度で回転するとき、長尺の場合は零速度で停止す
    るときは1倍計数し、前記パルス数の差の絶対値が前記
    差の絶対値|L−Lc|に等しくなつた時点で短尺の場
    合は前記ロータリカッタを一定減速度で減速し、長尺の
    場合は一定加速度で加速し、前記ロータリカッタの刃先
    速度が前記シートライン速度に一致してからシート切断
    開始までのあいだに前記残長演算回路から送出される残
    長速度指令を前記ライン速度指令信号に重畳することを
    特徴とするシートの定寸切断制御方法。
JP654379A 1979-01-25 1979-01-25 シ−トの定寸切断制御方法 Expired JPS599318B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP654379A JPS599318B2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25 シ−トの定寸切断制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP654379A JPS599318B2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25 シ−トの定寸切断制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55101397A JPS55101397A (en) 1980-08-02
JPS599318B2 true JPS599318B2 (ja) 1984-03-01

Family

ID=11641247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP654379A Expired JPS599318B2 (ja) 1979-01-25 1979-01-25 シ−トの定寸切断制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS599318B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0557699U (ja) * 1991-12-27 1993-07-30 株式会社タカラ 時 計

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3387842B2 (ja) * 1999-01-11 2003-03-17 株式会社安川電機 電子カム方式ロータリカッタ制御方法および電子カム曲線生成方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0557699U (ja) * 1991-12-27 1993-07-30 株式会社タカラ 時 計

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55101397A (en) 1980-08-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100635660B1 (ko) 전자캠방식 로터리커터 제어방법 및 전자캠곡선 생성방법
US4227137A (en) Digital tach and slip signal motor control
US4497229A (en) Rotary knife control
US4015183A (en) Rotary cutter drive control with electro-hydraulic pulse motor
JPH0655037B2 (ja) サーボモータの速度制御方法
US3562619A (en) A control system for selectively positioning an output member
JPS599318B2 (ja) シ−トの定寸切断制御方法
EP0001565A1 (de) Schaltungsanordnung für den elektrischen Direktantrieb einer rotierenden Trennvorrichtung
JPS6314363B2 (ja)
KR880000419B1 (ko) 수치제어 시스템의 스위치류 장착위치 조정방법 및 장치
JPS5868111A (ja) バツクラツシユ補正方式
JPS5993296A (ja) 連続シ−ト材料を所定長に切断する方法
JPS6211370B2 (ja)
US4104723A (en) Method of controlling web cutting
CN113238588B (zh) 一种摆臂同步控制方法与摆闸
JPH04101798A (ja) シート定寸切断制御方法
JPH09183589A (ja) クレーンの振れ止め・位置決め制御方法
US5231340A (en) Servomotor control method
JPS5815280B2 (ja) ロ−タリ−カツタ−
JPS6052919B2 (ja) ロ−タリ−カツタ−の制御装置
JPS5923196B2 (ja) デイジタルサ−ボ方式
JP3779590B2 (ja) 走間切断機のトルクブースト方法および装置
JP2001162586A (ja) ロータリーカッタの制御装置
JPH0692593A (ja) クレーンの振れ止め・位置決め制御装置及び制御方法
JPS5991514A (ja) 主軸定位置停止制御方法及び装置