JPS5993025A - ジクロロフルオロアセチルクロリドの製造法 - Google Patents
ジクロロフルオロアセチルクロリドの製造法Info
- Publication number
- JPS5993025A JPS5993025A JP19977282A JP19977282A JPS5993025A JP S5993025 A JPS5993025 A JP S5993025A JP 19977282 A JP19977282 A JP 19977282A JP 19977282 A JP19977282 A JP 19977282A JP S5993025 A JPS5993025 A JP S5993025A
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- Japan
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- acetate
- chloride
- dichlorofluoroacetyl
- monofluoromethyl
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- Pending
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、ジクロロフルオロアセチルクロリドの新規製
造方法に関する。さらに詳細には、モノフルオロメチル
アセテートから塩素化反応、次いで活性炭触媒での分解
反応によってジクロロフルオロアセチルクロリドを製造
し、副生ずるカルボニルジクロリドも有効に利用する方
法に関する。
造方法に関する。さらに詳細には、モノフルオロメチル
アセテートから塩素化反応、次いで活性炭触媒での分解
反応によってジクロロフルオロアセチルクロリドを製造
し、副生ずるカルボニルジクロリドも有効に利用する方
法に関する。
ジクロロフルオロアセチルクロリドおよびカルボニルジ
クロリドは、染料、農薬および医薬中間体の合成JIp
料として有用な化合物である。
クロリドは、染料、農薬および医薬中間体の合成JIp
料として有用な化合物である。
従来、ジクロロフルオロアセチルクロリドの製造法とし
ては、無水トリクロロ酢酸と三フッ化アンチモンおよび
臭素とを95℃で8時間反応する方法が、パイルシュタ
イン有機化学全書、■巻206頁(Be11. l、
206 ) に開示されている。
ては、無水トリクロロ酢酸と三フッ化アンチモンおよび
臭素とを95℃で8時間反応する方法が、パイルシュタ
イン有機化学全書、■巻206頁(Be11. l、
206 ) に開示されている。
しかし、この方法ではジクロロフルオロアセチルクロリ
ドの他に、ジクロロフルオロアセチルクロリドや、更に
過剰にフッ素化された副反応生成物が生成する。この反
応混合物から目的物のみを単離し精製することは非常に
困難で、収率の低下をまねく。また過剰の臭素を反応に
用いるため、後処理が複雑となるばかりでなく原価病と
なる。
ドの他に、ジクロロフルオロアセチルクロリドや、更に
過剰にフッ素化された副反応生成物が生成する。この反
応混合物から目的物のみを単離し精製することは非常に
困難で、収率の低下をまねく。また過剰の臭素を反応に
用いるため、後処理が複雑となるばかりでなく原価病と
なる。
このように工業的製法とし【は有利でない。
また、C0A、Vol、 64 578h (1966
)には、フルオロトリクロロエチレンとSO3とを反応
させctcOcct280□F 、!: L、次いで1
60〜180℃で加熱処理してジクロロフルオロアセチ
ルクロリドを得る方法が知られている。
)には、フルオロトリクロロエチレンとSO3とを反応
させctcOcct280□F 、!: L、次いで1
60〜180℃で加熱処理してジクロロフルオロアセチ
ルクロリドを得る方法が知られている。
この方法では、目的物の収率が57.5%と低く、反応
は高温のため装箭材質として採用できるものが高価で工
業的にはこの方法の実施は不可能である。
は高温のため装箭材質として採用できるものが高価で工
業的にはこの方法の実施は不可能である。
本発明者等は、上述のような問題を克服すべく鋭意検討
の結果、モノフルオロメチルアセテートを塩素化し、次
いで活性炭触媒で分解処理することにより、高純度、高
収率でジクロロフルオロアセチルクロリドを製造するこ
とができ、副生ずるカルボニルジクロリドも有効に利用
し得る工業的に容易に実施可能な極めて有利な方法を見
い出し、本発明を完成した。
の結果、モノフルオロメチルアセテートを塩素化し、次
いで活性炭触媒で分解処理することにより、高純度、高
収率でジクロロフルオロアセチルクロリドを製造するこ
とができ、副生ずるカルボニルジクロリドも有効に利用
し得る工業的に容易に実施可能な極めて有利な方法を見
い出し、本発明を完成した。
すなわち、本発明は、モノフルオロメチルアセテートを
塩素と反応させ、次いで得られたジクロアセチルクロリ
ドの製造方法である。
塩素と反応させ、次いで得られたジクロアセチルクロリ
ドの製造方法である。
本発明方法は、モノフルオロアセテートを紫外線照射下
に、または三塩化リン、オキシ塩化リンのような公知の
塩素ラジカル発生触媒の存在下に、塩素ガスを導入し反
応させる第1工程と、次いで得うれたジクロロフルオロ
トリクロロメチルアセテートを活性炭存在下、加温して
反応させる第2工程からなる。この反応を反応式で示す
と次のようになる。
に、または三塩化リン、オキシ塩化リンのような公知の
塩素ラジカル発生触媒の存在下に、塩素ガスを導入し反
応させる第1工程と、次いで得うれたジクロロフルオロ
トリクロロメチルアセテートを活性炭存在下、加温して
反応させる第2工程からなる。この反応を反応式で示す
と次のようになる。
本反応において、モノフルオロメチルアセテートの塩素
化は、二硫化炭素および四塩化炭素のような通常の塩素
化に用いられる溶媒を使用して実施することも出来るが
、好ましくは無溶媒下で反応させる。反応温度は60〜
150℃で行なうことができ、好ましくは70〜110
℃で行う。塩素の導入速度は、反応温度および反応の規
模等によって異なるが、通常、原料のモノフルオロメチ
ルアセテート1モルに対して5〜0.5モル/時間であ
る。塩素化−は原料の持つ水素原子を完全に塩素置換す
ることが高純度、高収率でジクロロフルオロアセチルク
ロリドを得るための条件である。
化は、二硫化炭素および四塩化炭素のような通常の塩素
化に用いられる溶媒を使用して実施することも出来るが
、好ましくは無溶媒下で反応させる。反応温度は60〜
150℃で行なうことができ、好ましくは70〜110
℃で行う。塩素の導入速度は、反応温度および反応の規
模等によって異なるが、通常、原料のモノフルオロメチ
ルアセテート1モルに対して5〜0.5モル/時間であ
る。塩素化−は原料の持つ水素原子を完全に塩素置換す
ることが高純度、高収率でジクロロフルオロアセチルク
ロリドを得るための条件である。
次いで、得られたジクロロフルオロトリクロロメチルア
セテ−t゛は、活性炭触媒と接触させることによって分
解反応させる。この反応の開始と共に、カルボニルジク
ロリドガスの発生が見られる。
セテ−t゛は、活性炭触媒と接触させることによって分
解反応させる。この反応の開始と共に、カルボニルジク
ロリドガスの発生が見られる。
このガスはそのまま、周知のごとき種々の有用なホスゲ
ン化反応に、また冷却凝縮して液化ガスとして有効に利
用することができる。したがって、目的のジクロロフル
オロアセチルクロリドの製造原価の低減に役立ち工業的
意義は極めて高い。
ン化反応に、また冷却凝縮して液化ガスとして有効に利
用することができる。したがって、目的のジクロロフル
オロアセチルクロリドの製造原価の低減に役立ち工業的
意義は極めて高い。
反応温度は150℃以下、好ましくは30〜100℃で
ある。
ある。
活性炭の使用量は、触媒量程度を用い、通常はジクロロ
フルオロトリクロロメチルアセテート100fに対して
0.5〜50fを、好ましくは05〜10Fを用いる。
フルオロトリクロロメチルアセテート100fに対して
0.5〜50fを、好ましくは05〜10Fを用いる。
触媒寿命は半永久的に近く反復使用できる。
単一操作の場合、後処理は反応液の沢過により活性炭を
e別後、r液を蒸留することによって目的のジクロロフ
ルオロアセチルクロリドを得ることができる。
e別後、r液を蒸留することによって目的のジクロロフ
ルオロアセチルクロリドを得ることができる。
連続的に実施するには、例えば、ジクロロフルオロアセ
チルクロリドの沸点(約70〜75℃)以上の反応温度
で、活性炭を仕込んだ反応釜に第1工程で得られた該ジ
クロロフルオロトリクロロメチルアセテートを連続的に
性別し、生成したジクロロフルオロアセチルクロリドは
反応釜に備えられた凝縮器から連続的に取出すことによ
って効率よく製造することができる。
チルクロリドの沸点(約70〜75℃)以上の反応温度
で、活性炭を仕込んだ反応釜に第1工程で得られた該ジ
クロロフルオロトリクロロメチルアセテートを連続的に
性別し、生成したジクロロフルオロアセチルクロリドは
反応釜に備えられた凝縮器から連続的に取出すことによ
って効率よく製造することができる。
上記のように、本発明によれば極めて容易K。
かつ高収率で高純度のジクロロフルオロアセチルクロリ
ドを廉価に製造することができる。
ドを廉価に製造することができる。
以下、実施例をあげて本発明の詳細な説明する。
実施例−1
92,0部のモノフルオロメチルアセテートを、塩素導
入管を付した2oomのガラス製反応管に仕込み、紫外
線照射下に80〜110℃で塩素ガスを、0.71 F
/分の速度で10時間導入した。
入管を付した2oomのガラス製反応管に仕込み、紫外
線照射下に80〜110℃で塩素ガスを、0.71 F
/分の速度で10時間導入した。
導入終了後反応−物は同温度を保って1時間窒素通気を
行い溶解している塩酸ガスおよび塩素ガスを除去し、2
649のジクロロフルオロトリクロロメチルアセテート
を得た(反応物はN M、R分析忙よって確認した。)
。
行い溶解している塩酸ガスおよび塩素ガスを除去し、2
649のジクロロフルオロトリクロロメチルアセテート
を得た(反応物はN M、R分析忙よって確認した。)
。
次いでこの反応物を粒状活性炭50部を仕込んだ500
d4ツロフラスコ中に40〜50℃を保って約6時間を
要し添加した。添加終了後、同温度を保って2時間かき
まぜ、冷却後、反応物を濾過し、r残の活性炭をエーテ
ルで洗浄した洗液と母液とを合わせ蒸留してジクロロフ
ルオロアセチルクロリド132.3部を得た。
d4ツロフラスコ中に40〜50℃を保って約6時間を
要し添加した。添加終了後、同温度を保って2時間かき
まぜ、冷却後、反応物を濾過し、r残の活性炭をエーテ
ルで洗浄した洗液と母液とを合わせ蒸留してジクロロフ
ルオロアセチルクロリド132.3部を得た。
b、p、 65〜69℃ 純度99.5% 収率80
%(対CFH2CO2CH3)、マタ、別ニコノ反応テ
生成したカルボニルジクロリドは83部であった実施例
2 実施例1と同様にして得たジクロロフルオロトリクロロ
メチルアセテートを、10部の粒状活性炭を仕込み、8
5〜95℃を保持した100−のフラスコ中に0.85
部/分の速度で連続江別させた、ガス状となって発生し
た反応生成物をコールドトランプにキャッチし、GC分
析の結果、ジクロロフルオロアセチルクロリドを0.4
67部/分、カルボニルジクロリド0.280部/分を
得た。
%(対CFH2CO2CH3)、マタ、別ニコノ反応テ
生成したカルボニルジクロリドは83部であった実施例
2 実施例1と同様にして得たジクロロフルオロトリクロロ
メチルアセテートを、10部の粒状活性炭を仕込み、8
5〜95℃を保持した100−のフラスコ中に0.85
部/分の速度で連続江別させた、ガス状となって発生し
た反応生成物をコールドトランプにキャッチし、GC分
析の結果、ジクロロフルオロアセチルクロリドを0.4
67部/分、カルボニルジクロリド0.280部/分を
得た。
ジクロロフルオロアセチルクロリドの収率は90%(対
cFCt2COOCct3)に相当する。
cFCt2COOCct3)に相当する。
保土谷化学工朶株式会社
Claims (1)
- モノフルオロメチルアセテートを塩素と反応させ、次い
で得られたジクロロフルオロトリクロロメチルアセテー
トを活性炭の存在下に分解反応させることを特徴とする
ジクロロフルオロアセチルクロリドの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19977282A JPS5993025A (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | ジクロロフルオロアセチルクロリドの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19977282A JPS5993025A (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | ジクロロフルオロアセチルクロリドの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5993025A true JPS5993025A (ja) | 1984-05-29 |
Family
ID=16413353
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19977282A Pending JPS5993025A (ja) | 1982-11-16 | 1982-11-16 | ジクロロフルオロアセチルクロリドの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5993025A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002526385A (ja) * | 1998-07-06 | 2002-08-20 | ゾルファイ フルーオル ウント デリヴァーテ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 弗化物の少ない有機化合物の製法 |
-
1982
- 1982-11-16 JP JP19977282A patent/JPS5993025A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002526385A (ja) * | 1998-07-06 | 2002-08-20 | ゾルファイ フルーオル ウント デリヴァーテ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング | 弗化物の少ない有機化合物の製法 |
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