JPS5993007A - 除草剤組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は置換フェニルスルホニルウレア誘導体とチオー
ルカーバメイト誘導体とを有効成分とする除草剤組成物
に関するものである。

更に詳しくは、下記の一般式（１）で表わされる置換フ
ェニルスルホニルウレア誘導体（以下で化合物Ａと称す
る。）の１種以上と （式中、Ｘはフェニル基またはフェノキシ基、およびＲ
２はメチル基またはメトキシ基を示す。）Ｓ−（α、α
−ジメチルベンジル）−ｔ　−ヒヘリシン力ルポチオエ
ート（以下で化合物Ｂと称する）を有効成分として含有
することを特徴とする除草剤組成物に関するもので、各
々の単剤施用では期待できない顕著な相乗効果をもたら
す新規な除草剤組成物を提供するものである。

本発明の有効成分の１種である化合物Ａは、特開昭５７
−１２３１６８号に開示された除草剤であり、従来の除
草剤より低薬量でしかも殺草スペクトラムの広い除草剤
と記載されている。しかしながら、本発明者らは、化合
物Ａの性能把握試験を行ったところ、２．５〜ｌ０ＩＦ
／１０ａ　　使用した場合、ノビエ、コナギの１年生雑
草や多年生のホタルイに効果が劣ること、またイネに対
する安全性もそれほど卓越した選択性を示さないことを
確認した。４１ｊに、ノビエに対する防除効果が著しく
劣っていることがわかった。

また、本発明のもう一方の有効成分である化合物Ｂは、
本発明者等によって特公昭５７−３６１６７号に開示さ
れた、新規なチオールカーバメート系の除草剤であり、
１年生のノビエに対して１．５〜２葉期程度に生育が進
んだ段階で使用しても卓越した殺ヒエ効果を有し、移植
イネ及び直まきイネに対しても卓越した選択性を示すこ
とが公式圃場試験で確認されている。しかしながら、こ
の化合物Ｂは、コアギ、キカシグサなどの１年生広葉雑
草及びホタルイ、ミズガヤツリ、ウリカワなどの多年生
雑草に対しては、使用条件によって、かならずしも満足
出来る除草効果が認められない場合があることがわかっ
た。

本発明者等は、化合物Ｂの強力な殺ヒエ能力を生かした
適期幅の広い新規な除草剤を開発すべく多数の組合せ試
験を行ったところ、場合によっては拮抗作用を示す組合
せや、加算的な効果にとどまる組合せがあった中で、化
合物Ａと化合物Ｂを混合してなる除草剤組成物が、ノビ
エ、コナギ、アゼナ、キカシグサなどの１年生狭葉及び
広葉雑草をはじめ多年生のホタルイ、ミズガヤツリ、ウ
リカワなどに至るまで強力な殺草力を発揮することを見
い出しだ。これらの結果は化合物Ａまたは化合物Ｂの本
来有する殺草力を十分に発揮するにとどまらず、府に両
割にとって弱点であるコナギ、ホタルイに対しては、各
有効成分単独使用の効果からは全く予期しえない顕著な
相乗効果を発現し、はぼ完全に両雑草を防除することが
できる・また、イネに対しては化合物Ａが根部の伸長阻
害を惹起し、それに伴い地上部の生育抑制及び分けつ抑
制等の薬害を発現するのに対し、化合物Ｂを混合するこ
とによって、その薬害が明らかに消失するという予想外
の作用が認められた。史に本発明の除草組成物は、雑草
の発芽始期から生育期までの広い適期中を持つものであ
る。

このように本発明の除草組成物は、多種の雑草に対して
の顕著な除草効果、イネに対する高い選択性に伴う安全
性および施用適期中の広い極めて秀れた特徴を有するも
のである。

本発明に係る一般弐ｍで示される化合物Ａの具体例を述
べると以下の通りである。

一般式 ％式％） 本発明除草組成物の活性成分の混合割合は、化合物Ａに
対して化合物Ｂが重量部で１〜１００゜好ましくは２．
５〜８０、特に好ましくは４〜６０の割合が適当であり
、この範囲で優れた相乗効果が認められる。この混合割
合は施用する方法、目的、時間、場所および雑草の発生
状況によって適当に選択することが出来る。まだ、本発
明の除草剤組成物は前記の混合割合の活性成分を０．０
５〜１００重量部、好ましくは帆１〜９５重量部、特に
好ましくは１〜６０重量部を含有することが必要であり
、活性成分以外に担体、補助剤として例えば界面活性剤
、結合剤、崩壊改良剤、展着剤、固着剤、安定剤などを
適量配合することもできる〇担体としては、クレー、タ
ルク、ベントナイト、カオリン、硅ノウ土、ンリカ、デ
ンプン、床屋、フェノール樹脂、尿素樹Ｊ］口などの固
体担体、あるいはベンゼン、キシレン、トルエン、ケロ
シン、アルコール類、ケトン類、・・ロゲン化炭化水素
類、ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムア？ドなど
の液体担体か使用される。

このような成分を含有した本発明の除草剤組成物は通常
の農薬で用いられる粒剤、乳剤、水和剤などに製剤して
使用することができる。更に必要ならば他の農薬たとえ
ば、殺虫剤、殺菌剤、殺ダニ剤、除草剤、植物生長調節
Ａｌｌ　ｔたは肥料等を混合して使用することもできる
。

このような本発明除草剤を施用する際はその有効成分と
して、１０アール婆り、１０〜１００゜１、好ましくは
２５〜５００２、！１４に好１しくは５０〜４００７が
使用される。

次に本発明を実施例および試験例によって、更に詳細に
説明するが、本発明は、これら実施例および試、験例の
みに限定されるものではない。なお実施例中“部”とあ
るのは゛重ｌＢ部″を示す。

実施例１（粒剤） 化合物Ａ−５１部 化合物Ｂ　　　　　　　　　　　　　ｌｏ部イベントナ
イト　　　　　　　　　　　　５部クレー　　　　　　
　　　　　　８２部ドテシルベンゼンスルホン酸ソーダ
　　　　　　　　２　ｇｌ（を混合粉砕して造粒機を用
いて粒剤とする。

実施例２（＃１．剤） 化合物Ａ　−６０，５′Ｆ′ｔ１ 化合物Ｂ　　　　　　　　　　　　　７　　部ベントナ
イト　　　　　　　　　　　７．５部クレー　　　　　
　　　　　　８３　部ドデシルベンゼンスルホン酸ソー
ダ　　　　　　２　　部を混合粉砕して造粒機を用いて
粒剤とする。

実施例３（粒剤） 化合物Ａ−２，０，５部を用いるほかは実施例２と同様
な組成で粒剤を得る。

実施例４（乳剤） 化合物Ａ−１２部 化合物Ｂ　　　　　　　　　　　　　２０部キシレン　
　　　　　　　　　　　２０部シクロヘキサノン　　　
　　　　　４５部ポリオキシエチレンノニルフェニルエ
ーテル　　　　　１３部を均一に混合溶解して乳剤とす
る。

実施例５（乳剤） 化合物Ａ−６１．５部 化合物Ｂ　　　　　　　　　　　　３０　　部キシレン
　　　　　　　　　　　２５　部シクロヘキザノン　　
　　　　　３０　部ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテル　　　１３．５部を均一に混合溶解して乳剤と
する。

試験例１　雑草の発芽始期処理 １１５．０００アールのワグネルポットに水田止具をつ
めて、ノビエ、コナギ、ホタルイ種子を一定量ずつまき
、ウリカワ、ミズガヤツリの塊茎を３個ずつ移植し、さ
らに２葉期の水稲を２本／′株宛２ケ所移植後２ｃｍの
湛水条件とした。ポットを温室内におき、各雑草の発芽
始期（ポット作成３日後）に化合物Ａを２％、化合物Ｂ
を２０％含有する乳剤を実施例４に準じて調製し、次表
に示すような薬剤１ｔ（ｒ／１０ａ）になるようにピペ
ットで滴下処理した。薬剤処理３０日後に除草効果とイ
ネに対する薬害を下記の基準に従って判定した。なお試
験は一区２ボット制で行い、その平均値を求め、その結
果を表１に示した。

除草効果の判定基準（無処理区に対する残草率％）５：
　　　　　　　１％未満 ４：　　１％以上２０％未満 ３：　２０％以上４０％未満 ２：　４０％以上６０％未満 に　６０％以上８０％未満 Ｏ：　８０％以上 薬害の判定基準（無雑軍区に対する薬害率）−二　　　
　０％ ±　：　　０％越え１０％未満 ＋　：　１０％以上２０％　〃 −１−１−：２０％〃　４０％　〃 ＋＋＋：　４０％〃　１０％　〃 ×　：　６０％〃　８０％　〃 Ｘ′８０％〃枯死 試験例１と同じく作成したポットの各雑草の生育期（ポ
ット作成してから１５日後、ノビエ２．５葉、コナギ１
．ｓ　ｉ、ホタルイ２葉、ウリカワ本葉２葉、ミズガヤ
ツリ２〜３葉期）に試験例１と同じく調製した薬剤を次
表に示すような薬量になるように処理した。薬剤処理し
てから３０日後に除草効果とイネに対する薬害を試験ｆ
ｌＪ１の２す準に従って判定しその結果を表２に示す。

（以下余白） 表１　雑草の発芽始期処理 表２、雑草の生育期処理

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １）一般式 （式中、Ｘはフェニル基またはフェノキシ基、Ｒ１およ
   びＲ２はメチル基またはメトキシ基を示す。）Ｓ−（α
   、α−ジメチルベンジル）−１−ピペリ−）ンカル・ボ
   チオエー＝トを有効成分として含有するととを特徴とす
   る除草剤組成物。