JPS599217B2 - 排気ガス浄化用触媒およびその製法 - Google Patents

排気ガス浄化用触媒およびその製法

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JPS599217B2
JPS599217B2 JP53084023A JP8402378A JPS599217B2 JP S599217 B2 JPS599217 B2 JP S599217B2 JP 53084023 A JP53084023 A JP 53084023A JP 8402378 A JP8402378 A JP 8402378A JP S599217 B2 JPS599217 B2 JP S599217B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明の排気ガス浄化用触媒およびその製法に関するも
のである。
詳しく述べると、排気ガス中に含まれる有害成分である
炭化水素、一酸化炭素および窒素酸化物を除去するため
の触媒およびその製法に関するものであり、さらに詳し
く述べると、内燃機関が空気対燃料比の当量点近辺で運
転される際、安定して、排ガス中の炭化水素、一酸化炭
素および窒素酸化物を同時に実質的に無害化しうる排気
ガス浄化用触媒およびその製法に関するものである。
゛内燃機関の排気ガス中の炭化水素HC、一
酸化炭素COおよび窒素酸化物NOx3成分を1個の触
媒コンバーターで同時に除去するための触媒、いわゆる
三元触媒は53年規制対策車の一部に装着されてすでに
市販されている。
この三元触媒コンバーターを装備したエンジンは化学量
論的な空気対燃料比A/F近辺で運転されたとき、上記
3成分を最も効果的に浄化した排ガスを形成するとされ
る。
しかしながら実際に市街や郊外で運転されたときは、加
・減速等を含むいわゆる非定常モードであり、このため
エンジン状態の刻々の変化から起る設定空燃比A/Fか
らのずれをすみやかに補正する機構、すなわちフィード
バック機構(またはクローズドルーブ機構)が必要であ
り、具体的なシステムとして電子制御燃料噴射装置また
は優れたペンチュリータ化器を用い、加えて排気管内に
設置された酸素センサーからの信号にょり空燃比を補正
する制御機構を装備する必要がある。
しかしながら、このようなA/Fフィードバック機構が
装備されてもなおその制御応答時間との関係からエンジ
ンのA/Fは化学量論的A/F平衡値を中心としてかな
りの振幅で周期的な変動を避けえないことも衆知のこと
である。
そして、しばしばこのような変動の振幅が太きいために
三元触媒としての性能である、3成分の同時除去が高水
準たとえば80係以上であるようなA/Fの範囲(ウイ
ンドウと呼ばれる)が静的なガス組成の時にくらべて著
しくせまくなるかまたは存在しなくなるような事態すら
発生することも事実である。
このような事態に対処するために、レニウムなどのよう
なガス中の過剰酸素を一時的に吸収結合する能力の高い
金属を配合した触媒を使用してA/Fの燃料F過剰側に
作動範囲を広げる工夫が提案されているが、これら添加
金属が揮発性を有する酸化物を形成するとか、排ガス中
に含まれる硫黄分などでの被毒に弱いとか、あるいは3
成分ともに高い水準で浄化能を示すA/F範囲(ウィン
ドウ)が実用的に満足できるだけの広さを持てなくなる
などの問題点が指摘されている。
本発明は、このような周期的A/Fの変動下で安定して
高い3Fi!lj分の浄化性能を示す触媒組成物および
その製造方法を提供することを目的とする。
よりくわしくは、現在最も3元触媒として評価を受けて
いるロジウムRhおよび白金Ptを主たる活性成分とす
る触媒において周期的なA/F変動幅が現実の走行モー
ド下に2いてもウィンドウ幅をせばめることなく高い3
成分の浄化水準を維持しうる改良された触媒組成物およ
びその製造方法を提供するものである。
本発明の他の目的は資源的に制約の大きい高価なRh使
用量を可及的に少量化しつつなお高水準の3成分浄化能
を示すRh−Pt系触媒組成物を提供することにある。
本発明は鉄Feおよび/またはセリウムCe1リンP1
ロジウムRhおよび白金Ptを必須の触媒活性成分と
し、さらに希望により白金とともにパラジウムPdを加
えたものを基本的構成元素とする触媒で、具体的には、
主としてアルミナを成分とする担体上に完成触媒1l当
りそれぞれ元素に換算してFeをO〜2(1、好ましく
は1〜15g、CeをO〜20g、好ましくは1〜15
g(ただしFe+Ceはゼロでない)の範囲、0.00
5 〜0.:l、好ましくは0.01〜0.2gの範囲
のRh,0.05 〜:ll好ましくは0. 1〜2.
OIの範囲のpt,o〜1.2g、好ましくはO〜0
,8gの範囲のPdおよび0.01〜0.5g、好まし
くは0.02〜0.3gの範囲のPを、それぞれの元素
化合物の形で単独にもしくは混合して担持せしめさらに
焼成してなる触媒組成物である。
とくに、本発明の触媒においてRh使用量はPt量の2
0重量係以下、とくに10重量%ないしそれ以下で十分
な効果を挙げうる長所が見出された。
上記の如く、本発明の触媒は規定されるのであるが、本
発明の触媒を構成する各元素の役割はまだ完全に解明し
つくされている訳ではない。
本発明者らはしかし、次の事実を知見している。
すなわち、Ce,Feは反応ガス中の酸素に対してその
吸着貯蔵能を発揮し、触媒反応に直接関与するA/F変
動幅を小さくする作用と共に三元触媒反応に最も好まし
い化学当量的近辺のA/Fに調節する作用を発揮し、加
えて、水性ガス反応、スチームリフオーミング反応を助
長する働きを示している。
また、このような化学反応を促進すると共に、これら担
持された金属の酸化物が以降の段階で担持する貴金属の
相持パターンを好ましく調節する作用を発揮し、とくに
少量のRhをできるだけ有効に担体の表層に担持させる
のに効果を発揮する。
また本発明の触媒においてFeおよび/またはCeを各
々20gを越えて担持することはその作用効果が飽和し
てしまうだけでなく逆に触媒表面の細孔を塞いだり、触
媒重量を重くしたり(これは触媒の暖気性が損われる原
因となる)して好ましくはない。
PtあるいはPtおよびPdとPとは混合液を用いて同
時に担持せしめるとよく、Pの作用としての、排ガス中
のNO還元時のアンモニアNH3の副生を抑制すると共
にPt,Pd担持F−をRhと重複担持しないように’
t−{. h担持層より奥深く浸透して分離形成させる
有利さがある。
なお、Pの添加量に比例してPi,Pdの浸透度は深X
なるのでRhの担持看を考慮しつつ最適Pの添加量を選
定する必要がある。
すなわち、高価な貴金属を上述したような量で効果的に
担持させるために、Pは0.01〜0.5g、好ましく
は0.02〜0. 3 g(完成触媒1l当りの元素量
で)が添加使用され担持処理される。
これより少なくても多くても貴金属の担持パターンに好
影響を与えないからであり、このことは後述の比較例に
よって明らかにされている。
これらの触媒を構成する基本元素の他に、たとえばCe
以外の稀十類元素、たとえばランタン(La)、プラセ
オデイミウム(Pr )、ネオジミウム(Nd)、ガ下
リニウム(Gd)をCeと共に、ニッケル(Ni)、コ
バルト(Co)、クロム(Cr )やカルシウム(Ca
)、バリウム(Ba)等のアルカリ十類金属元素をFe
と共に用いることも可能である。
本発明において用いられる担体としては、アルミナを主
成分とするものが好ましいが、ほかにシリカアルミナ、
シリカ、マグネシア、ジルコニア、チタニアなど耐熱性
があり、かつ担体として十分な強度を与えるものの共存
も差支えない。
またその形状としては、球状、円筒状あるいは異形断面
状などのべレソト状のものが用いられる。
また、あらかじめFeやCe成分を含有して成型された
アルミナ担体を用いることも可能である。
本発明において用いられる触媒原料は後述の活性化処理
により、各触媒成分が酸化物または原子状に活性化され
うる化合物の中からえらばれ、通常水溶液を形成しうる
無機塩、有機塩、金属酸またはその塩であれはよい。
特に好ましい出発原料としてはFeについては硝酸第2
鉄、硫酸第1鉄アンモニウム、Ceについては硝酸第1
セリウム、硝酸第2セリウムアンモニウム、あるいはC
eとさらに数種の希土類元素を含有して市販されている
、いわゆる混合希十品の塩化物など、PについてはlJ
7酸、IJン酸アンモニウム、Rh,Pt ,Pdにつ
いてはそれぞれの金属の塩化物、硝酸塩、塩化金属酸お
よび各種錯塩、たとえばジニトロジアミノ錯塩の硝酸酸
性溶液があげられる。
本発明の触媒は、以下の如くにして調製される。
■〕担体上にFe,Ceを各々単独にもしくは同時に担
持させる(これを第1段担持操作とする)。
すなわち、所定量のFe ,Ceの化合物通常は上述し
たような塩を水に溶解せしめて水溶液とし、個々の水溶
液にあるいはそれらの混合水溶液に担体を浸漬しそのま
ま濃縮含浸担持させて所定量のFe,Ceを担持させる
ことができる。
またFe,Ceをそれぞれ含む、あるいは所定の比率で
Fe ,Ce成分を含む水溶液(上記化合物を溶解せし
めたもの)中に担体を浸漬したのち、担体を引き上げて
乾燥し、所定量のFe,Ceを単独あるいは一定比率の
量担持させてもよい。
これらの相持処理担体を80〜150℃で1〜10時間
乾燥後、300〜1100℃でさらに1〜10時間空気
中で焼成して、Fe,Ceの酸化物の担持担体(第1段
担持担体とする)かえられる。
上述した第1段担持操作でえられた第1段担持担体に、
まずRhのみを担持処理せしめる。
すなわち、Rh含有水溶液(上述化合物を溶解したもの
)に第1段担持担体を含浸し所定量のRhを濃縮含浸担
持または浸漬引上げ担持し担体上に固定担持する。
Rhを固定担持させるには、80〜200℃、好ましく
は120〜200℃で、1〜5時間乾燥するだけでもよ
く、また活性化処理までしておいてもよい。
活性化処理としては、空気中で150〜600℃、好ま
しくは300〜500℃で1〜10時間焼成する酸化的
焼成または、水素気流中(水素を窒素ガスなどの不活性
ガスに含有せしめたもの)で150〜600゜C1好ま
しくは250〜500℃で1〜10時間還元する還元的
焼成さらにはホルマリン、ヒドラジンなどの還元剤の存
在下液相での還元処理、すなイつち湿式還元(通常は1
0分〜5時間で行なわれる)のうちから適宜選択採用さ
れる。
ついでRh担持処理後の担持担体はPtおよびPまたは
Pt,PdおよびPを含有する水溶液中に含浸せしめら
れる。
Rh担持操作におけると同様にして所定量のPt,Pd
およびPを担持せしめたのち、Rh担持後におけると同
様の活性化処理に供し完成触媒をえる。
■〕上記1〕の方法において、PtおよびPまたはPi
,PdおよびPの担持操作を第1段相持とともに行なっ
て、Fe,Ce,Pt,Pd,Pなどの担持固定を行な
い、ついでRhを担持せしめる。
この■〕の方法で触媒をえる際に、米国特許第3953
369号明細書に開示された、ジニトロジアミノ白金の
硝酸酸性溶液を白金原料として使用すると、完成触媒に
おける白金の相持が触媒の有効層に濃度も高く実施でき
るので、有利である。
以上説明した本発明触媒の調製方法において、Ce,F
e,Rh,Pt,Pd,P各成分含浸担**持に際して
ポリオキシエチレン系非イオン界面活性剤の使用は、本
発明の触媒調製に対して非常に有用である。
ポリオキシエチレン系非イオン界面活性剤を存在させる
ことにより適度の泡立ちが生じ、触媒成分水溶液と担体
粒子と調製容器器壁との相互接触が円滑になり、均一な
再現性のある担持結果を果せるし、また界面活性剤の持
つ低浸透性のゆえに触媒表面および表層への有効な分散
担持が行なわれ、最小の担持量で希望する水準の性能を
有する触媒をえることができる。
とくに触媒を大量に調製する場合はこれらの長所が有利
に発揮される。
本発明の方法で用いられる界面活性剤として挙げられる
ものは以下の通りである。
ポリエチレングリコールHO(C2H40)nH(n=
11〜900)、ポリオキシエチレングリコールアルキ
ルエーテルRO(C2Il−{40)nH(Rは炭素数
6〜30のアルキル基でありn=3〜30)、「プルロ
ニツク」型、すなわちポリオキシエチレン−ポリオキシ
プロピレンーポリオキシエチレングリコールHO(C2
H40)a(C3H60)b( C2H4 0 ) (
H ( a , b , cは1以上でありa+b+
c=2 0 〜4 0 0 )一般式で表わされる「テ
トロニツク型含窒素非イオン界面活性剤(x1〜X4、
y,〜y4は1以上であり、X1+X2+x3+x4+
y1+y2+y3+y4−20〜800)、ポリエキシ
エチレンアルキルアリルエーテルR′一(}0(C2H
40) nH(R’は炭素数6〜12のアルキル基でn
=3〜30)、ホリオキシエチレンアルキルエステルR
−COO( C2 H4 0 ) nHまたはR C
0 0 ( C 2 H4 0) n−1−CH2C
H,COO−R(Rは炭素数6〜24のアルキル基であ
りn=3〜30)、ポリオキシエチレンアルキルアミン
R−N■{(C2H40)n(Rは炭素数6〜30のア
ルキル基でありn,n1およびn2は3〜30)、ポリ
オキシエチレン(Rは炭素数6〜30のアルキル基であ
りn,n1およびn2は3〜30)、ポリオキシエチレ
ンソルビクンの脂肪酸エステル (Rは炭素数6〜24のアルキル基でありnは3〜30
) これらポリオキシエチレン系非イオン界面活性剤のうち
好ましいのは平均分子量500以上、とくにi,ooo
以上のものである。
平均分子量が500より小さいと浸透性が大きくなり、
触媒成分(特に貴金属成分)が担体内部にまで均一に担
持分布するようになり、相持量を増加させる必要が生ず
るからである。
この界面括性剤は担体1l当り0,05〜50g1好ま
しくは0.1〜20g用いられ、触媒成分水溶液中に加
えた場合は0.0 0 5〜10重量係、好ましくは0
.01〜5重量係の範囲で用いられる。
次に本発明の活性評価テスト方法について説明する。
前述の如き、周期的なA/F変動巾を伴う条件下でも高
い3成分同時浄化性能を示し、耐久性にすぐれた3元触
媒を評価する方法としては燃料噴射型エンジンを用いた
空燃比振動方式が有効である。
空燃比振動法(A/FPERTURBATIONMET
HOD)とは、燃料噴射型エンジンのコントロールユニ
ットに外部より発振器(FUNCTIONGENERA
TOR)により作られた正弦波型の直流電圧を導入し、
たとえば1秒周期(1.0Hz)でA/Fを±1. O
A/F単位(たとえば13.5〜15.5)で強制的
に振動させる方法である。
本実験では排気量1.8lの4気筒EFIエンジンを用
い電気動力計をつないでこれを実際的な標準負荷(ロー
ドロード)をかけた定常運転(CRUIS−ING)下
で排気ガスをステンレス製のマルチ反応器(複数触媒を
同時にテストできるもの)に導いて、その反応器の前と
後のガスを分析しCO,NO,HCの転化率を決定した
空燃比振動法の時はガス組成の周期的変動を平均化して
測定するため、分析計にガスを導く前にかんしょう器(
RESERVOIR)を設けた。
分析計はCO,NoはNDIR方式、HCはFID10
2は燃料電池型を使用し、空燃比決定法はエルテインゲ
(ELTINGE)法(SAE680114)を用いた
新製品の触媒活性を測定後、エンジンの回転を上げ10
秒周期でA/Fを±1.OA/Fの振幅で変化させ10
0時間定常走行耐久を行った。
耐久後の触媒を再び新品時と同様の方法で活性評価を行
った。
以下に本発明の触媒につき実施例をあげて説明するが、
これらは本発明を限定するものでないことは申すまでも
ない。
実施例 1 硝酸弟2鉄( F e (N O3)3・9H20 )
3. 6 g、硝酸第1セリウム( C e ( NO
3)3 .6 H20 :]1.55gを55ccの水
に溶解し、さらに0.05gのプルロニツク型非イオン
界面活性剤〔平均分子量11,000の酸化プロピレン
PO.酸化エチレンEOのブ田ノク共重合体で全分子中
のEOが80重量係である〕を滴加、溶解した。
市販の球状活性アルミナ担体(BET表面積85rrt
/g、平均粒径3朋のもの)100ccをこの溶液に加
えて十分に混合含浸せしめ湯浴上濃縮乾固担持せしめ1
50℃で2時間乾燥後、550゜Cで3時間空気中で焼
成した。
次いで、塩化ロジウム(RhCl3・3H20)0.0
13,9を上記と同じ界面活性剤0.05gを含む55
ccの水溶液中に浸漬して濃縮乾固担持せしめ150℃
で2時間乾燥したあと500℃で3時間空気中で焼成し
た。
ついで塩化白金酸(H2PtCl6・6H20 ) 0
.1 3 3 g、塩化パラジウム(PdC12)0.
033,985%リン酸0.019.@および上記と同
じ界面活性&10.05gを含む55ccの水溶液中に
浸漬して濃縮乾固担持せしめ150℃で2時間乾燥した
あと水素10%含有窒素気流中で300℃で3時間焼成
活性化した。
完成触媒における各触媒成分の比率(原子重量比)およ
び相持量(担体1lについての原子重量をダラムで表わ
す)はFe:Ce:P:Pt:Pd:Rh=5 : 5
: 0.05 : 0.5 : 0.2 : 0.0
5であった。
実施例 2 硝酸第2鉄〔Fe(NO3)3・9H20〕3.629
1硝酸第1セリウム(Ce(NO3)3・6H20’:
]1.55g、ジニトロジアミノ白金( P t (N
H3 )2(NO2)20.082gを含む硝酸酸性溶
液、塩化パラジウム〔Pd−C12〕0033g、85
%リン酸( H3PO4) 0.0 1 9 .9およ
び0.02Elの実施例1と同様のプルロニツク型非イ
オン界面活性剤を含む55ccに実施例1と同様の担俸
100ccを浸漬して濃縮乾固担持せしめ、180℃で
2時間乾燥したあと550゜Cで3時間空気中で焼成し
た。
次いで塩化ロジウム〔RhC13・3H20〕0.01
:lおよび上記界面活性剤0.05.9を含む55cc
の水溶液中に浸漬して濃縮乾固担持せしめ150℃2時
間乾燥後水素10%含有窒素気流中で300℃で3時間
焼成活性化して実施例1と同一組成の完成触媒をえた。
実施例 3 実施例1において、Rh成分担持後500℃焼成を行わ
ず180℃で3時間乾燥するのみであった以外は実施例
1と全く同様の方法で調整し実施例1と同一組成の完成
触媒をえた。
実施例 4 実施例1において、白金、パラジウム、リン担持後水素
含有窒素ガス中で300℃、3時間還元焼成する代りに
空気中で450℃、3時間焼成することにより、実施例
1と同じ組成の触媒を調製した。
実施例 5 実施例1において使用,する担体を市販球状担体を使用
せずに市販円柱状(シリンダー状)アルミナ粒状担体(
表面積105m/5’、平均直径3mm、平均長さ5m
m)100ccを用い、触媒成分担持のための溶液を5
7ccに変化させた以外は全て実施例1と同じ手法、原
料を用いて実施例1と同じ組成の触媒を調製した。
実施例 6 実施例1において、硝酸第2鉄を用いるかわりに硫酸m
1鉄アンモニウム(モール塩)〔FeSO4・(NH4
)2804・6H20,13.51.9を用いて実施例
1と同じ組成の完成触媒をえた。
実施例 7 実施例1において、硝酸第1セリウムを用いる代リに硝
酸第2セリウムアンモニウム( C e ( NOs
)4・2 NH4NO3) 1.9 6 .Fを用いて
実施例1と同じ組成の完成触媒をえた。
実施例 8 実施例1において、硝酸第2鉄1,45g、硝酸第1セ
リウム0.62gを用いた以外は実施例1と同量の原料
化合物を用いて実施例1と全く同様の方法で調製し、下
記の組成の完成触媒をえた。
Fe:Ce:P:Pt:Pd:Rh=2:2:0.0
5 : 0.5 : 0.2 : 0.0 5実施例
9 実施例1において、硝酸第2鉄7.23g、硝酸第1セ
リウム3.1gを用いた以外は実施例1と同量の原料化
合物を用いて実施例1吉全く同様な方法で調製し、下記
の組成の完成触媒をえた。
Fe :Ce :P:Pt :Pd :Rh=10:1
0:o.o 5: 0.5 : Oz : 0.0 5
実施例 10 実施例2において85%リン酸を0.008g用いた以
外は実施例2と同量の原料化合物を用いて実施例2と同
様の方法で調製し、下記の組成の完成触媒をえた。
Fe:Ce:P:Pt:Pd:Rh=5:5:0.0
2 : 0.5 : 0.2 : 0.0 5実施例
11 実施例1において、塩化白金酸にかえジニトロジアミノ
白金0.082gを含む硝酸酸性溶液を用い、また85
%リン酸0.114gを用いた以外は実施例lと同量の
原料化合物を用いて実施例1と同方法で調製し、下記の
組成の完成触媒をえた。
Fe:Ce:P:Pt:Pd:Rh=5:5:0.3
: 0.5 : 0.2 : 0.0 5実
施例 12 実施例2において、ジニトロジアミノ白金0.246.
9を含む硝酸酸性溶液、塩化パラジウム0.091を用
いた以外は実施例2と同量の原料化合物を用い、実施例
2と同様の方法で触媒を調製し、下記の組成の完成触媒
をえた。
Fe:Ce:P:Pt:Pd:Rh=5:5:0.0
5 : 1.5 : 0.6 : 0.0 5実施例
13 実施例1表同様の方法により、貴金属成分の相持量を変
化させ、下記の組成の完成触媒をえた。
Fe:Ce:P:Pt:Pd:Rh=5:5:0.05
: 0.5 : O : 0.05実施例
14 実施例5の調整法において、界面活性剤をプルロニツク
型にかえてテトロニツク型非イオン界面活性剤(平均分
子量9.000のPOおよびEOのブ爾ツク共重合体で
全分子中のEOが70重量係のもの)0.1gを使用し
て実施例1と同一組成の触媒をえた。
実施例 15 実施例2において、硝酸第2鉄を添加せず、塩化ロジウ
ムを0.026gを用いた以外は実施例2と同量の原料
化合物を用いて実施例2と同様の方法で調製し、下記の
組成の完成触媒をえた。
Ce : P: Pt : Pd : Rh=5 :0
.05 :0.5 : 0.2 : 0.1実
施例 16 実施例1の調製法において、界面活性剤を全く使用しな
いで調製し、実施例1と同一組成の完成触媒をえた。
比較例 1〜4 実施例1の方法に準じて、本発明の触媒を構成する各成
分の1部を含まないかあるいは本発明の最適範囲をはず
れた組成の触媒を調製した。
それぞれの完成触媒の元素担持比率は次のとおりである
比較例I Fe:Ce:P:Pt:Pd:Rh一0:
0:0.05:0.5 : 0.2 : 0.05比較
例2 Fe:Ce:P:Pt:Pd:Rh一0:O:
0:0.5:0.2:0.05 比較例3 Fe :Ce :P:P t : Pd
: Rh一5:5:0:0.5 二 〇.2 :
0.0 5比較例4 Fe:Ce:P:Pt :
pa :Rh一5:5:2:0.5:0.2:0.05 実施例 17 実施例1〜16および比較例1〜4の触媒を前述のエン
ジンによる空燃比振動法に基づき評価した。
エンジンは4気筒1.800cc燃料噴射型エンジンを
使用し実際的な標準負荷をかけた定常運転下、A/Fを
1秒周期で±1. O A/F単位強制的に振動させ、
NO,CO,HCの転化率を測定した。
ここに触媒層入口温度は550°Cであり、空間速度S
Vは60,OOOhr ”であった。
新品時の触媒活性を測定後エンジンの回転を上げ、A/
F振動を10秒周期として100時間の耐久走行を行い
、耐久後の触媒を再び新品時と同一条件で活性評価を行
った。
新品時並びに100時間耐久走行後の触媒につきエルテ
イング(Eltinge)法により求めた平均A/Fに
対するNO,CO,HC各成分の浄化率は表1および表
2に示すとおりであった。
これらから明らかな如く、本発明の実施例の触媒は当量
点( A/F= 1 4.6 4 )近辺における各成
分の浄化率は高く、80係3成分同時除去ウインドウ(
3成分がそろって80%以上除去できるA/Fl1]を
A/Fユニットで表示したもの)が広い。
また、CO−NOクロスオーバーポイント(平均A/F
に対するCO浄化率曲線とNO浄化率曲線の交差する点
でCOおよびNOx浄化率が同じであるところの浄化率
をいう)は極めて高いものであった(参考のため図1〜
6を示し、表1〜2の数値のうち実施例1〜2、比較例
1〜4をグラフに示しておく。
)。また、100時間耐久走行後も、十分その高性能を
持続しており80%3成分同時除去ウインドウ巾および
Co−NOクロスオーバーポイント・は高水準にあった
一方、比較例1〜4の触媒はCOあるいはNOの浄化率
が低いため、3成分同時除去80チウインドウ巾がせま
<Co−Noクロスオーバーポイントが低い。
また、新品時かなりの高水準を示すものも耐久走行後の
低下がいちじるしい。
【図面の簡単な説明】
図1−1は実施例1の触媒の新品時の3成分浄化率をグ
ラフに示し、図1−2は実施例1の触媒の100時間耐
久後の3成分浄化率をグラフ化したものである。 以下同様に図2−1、図2−2は実施例2の触媒に対応
するグラフであり、図3−1、図3−2、図4−1、図
4−2、図5−1、図5−2、図6−1、図6−2はそ
れぞれ比較例1,2,3および4の各触媒についての対
応するグラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 主としてアルミナよりなる多孔質担体上に、完成触
    媒1l当りそれぞれ元素に換算して鉄FeをO〜20g
    1セリウムCeを0〜20g(ただしFe十Ceはゼ゛
    口ではない)の範囲、0.005〜0.3gの範囲のロ
    ジウムRh,0.05〜3gの範囲の白金Pt1 0〜
    1.2gの範囲のパラジウムPdおよび0.01〜0.
    5gの範囲のリンPをそれぞれ酸化物または元素の状態
    で担持してなる炭化水素、一酸化炭素および窒素酸化物
    を同時に浄化する排気ガス浄化用触媒。 2 Feが0〜15g、Ccが1〜15g、Rhが0.
    01〜0.2g、Ptが0.1〜2.0g、Pdが0〜
    0.8gさらにPが0.02〜0.3gの範囲である特
    許請求の範囲1記載の触媒。 3 主としてアルミナよりなる多孔質担体上に、完成触
    媒14当りそれぞれ元素に換算してFeを0〜20g、
    Ceを0〜20g(ただしFe+Ceはゼロではない)
    の範囲、0.005〜0.3gの範囲のRh1 0.0
    5〜3gの範囲のPt.0〜1,2gの範囲のPdおよ
    び0.01〜0.!lの範囲のPをそれぞれ酸化物また
    は元素の状態で担持してなる炭化水素、一酸化炭素およ
    び窒素酸化物を同時に浄化する排気ガス浄化用触媒を調
    製するに際し第1段担持操作として、Feおよび/また
    はCeを担持固定せしめ、ついでRhを相持固定せしめ
    たのち、PiおよびPまたはPt,PdおよびPを追加
    担持せしめてなることを特徴とする上記触媒の製法。 4 主としてアルミナよりなる多孔質担体上に、完成触
    媒1l当りそれぞれ元素に換算してFeを0〜20g、
    Ceを0〜20g(ただしFe+Ceはゼロではない)
    の範囲、0.005〜0.3gの範囲のRh.0.05
    〜3g範囲のPi,O〜1.2gの範囲のPdおよび0
    .01〜0.5gの範囲のPをそれぞれ酸化物または元
    素の状態で担持してなる炭化水素、一酸化炭素および窒
    素酸化物を同時に浄化する排気ガス浄化用触媒を調製す
    るに際し、第1段担持操作として、Feおよび/または
    CeとPtおよびPまたはPt,PおよびPdとを同時
    に相持固定せしめ、ついでRhを追加担持せしめてなる
    ことを特徴とする上記触媒の製法。
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