JPS599139Y2 - 超音波燃料霧化装置 - Google Patents

超音波燃料霧化装置

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JPS599139Y2
JPS599139Y2 JP8609178U JP8609178U JPS599139Y2 JP S599139 Y2 JPS599139 Y2 JP S599139Y2 JP 8609178 U JP8609178 U JP 8609178U JP 8609178 U JP8609178 U JP 8609178U JP S599139 Y2 JPS599139 Y2 JP S599139Y2
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JP
Japan
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ultrasonic
liquid
diaphragm
atomization
tank
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Expired
Application number
JP8609178U
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English (en)
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JPS553175U (ja
Inventor
広夫 天野
Original Assignee
シャープ株式会社
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Publication date
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  • Pressure-Spray And Ultrasonic-Wave- Spray Burners (AREA)
  • Special Spraying Apparatus (AREA)
  • Apparatuses For Generation Of Mechanical Vibrations (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は超音波振動子を利用して灯油などの液体を霧化
する超音波霧化装置に関するもので、その目的は液体の
霧化量を効率良く増加させることにある。
まず従来例について超音波燃料霧化装置を一例として第
1図を参照して説明する。
第1図は超音波燃料霧化装置の断面図であって、底部に
超音波振動子2を取着した超音波作用槽1に連設したフ
ランジ状張出部3と半球面状のダイヤフラム4を周辺底
部5に接着した霧化槽6をOリング7及び8を介してビ
ス等9によって締着されている。
上記超音波作用槽1の側面には、規定量の水やエチレン
グリコールと水との混合物等を用いた結合液体10を注
入する注入孔11が設けられ、注入後はねじ12とシー
ル板13とによって密閉されている。
上記ダイヤフラム4の中央膨出先端部14は上記結合液
体10に深さHだけ浸漬し、残りの膨出根本部15と上
記結合液体10の上面との空間は空気室16を形或して
いる。
上記結合液10を注入した超音波作用槽1はシール材1
3等によって気密されているので、ダイヤフラム4の中
央膨出先端部14の結合液体10に浸漬する深さHは超
音波振動子2を作動させて使用する場合においても変化
することはない。
このような従来装置においては、結合液体10に浸漬さ
れた部分のダイヤフラム4を通して超音波が伝達される
従って、結合液体10の液面を高くダイヤフラム4との
接触面積を多くするのが一般的である。
ところが、本考案者の研究によると結合液体10の深漬
深さHを浅くしていくとかえって霧化量が増大すること
がわかった。
これは超音波が結合液体10中に比べて空気中は伝播し
にくい性質があるため結合液体10中に浸漬したダイヤ
フラム4の膨出部に集中し、その密度が高くなるためと
考えられる。
本考案はこのような発見に基づいて威されたもので、結
合液体の液面を従来と変えるだけで霧化効率を向上させ
るものである。
以下第1図,第2図,第3図を用いて実施例を詳細に説
明する。
上記発見に基づいて考えると結合液体の液面がダイヤフ
ラムの中央膨出先端部とほぼ同一の状態にするのが最も
効率的である。
第1図において先端部14を通過する水平線を液面とし
た場合がこれに相当する。
Dは運転中に噴水により生じた結合液体接触面の直径で
あって第1区では約16mmである。
ところが、ダイヤフラム4の中央膨出先端部1lが結合
液体10に浸漬する深さHがl〜2mm程埃以下になる
と結合液体10の表面張力の作用により、ダイヤフラム
4の接触部17の液面が上昇することと、半球面状のダ
イヤフラム4の先端部であるため、結合液10のダイヤ
フラム4への接触面の直径Dは上記深さHを浅くしても
小さくならないので実際には霧化量の増加は飽和してお
り、H=2〜3mmでもH=Oでもほとんど変らない。
このため本考案は、上記液面位置を限界と考えたが、念
のために結合液体10の液面を第3図の如く中央膨出先
端部14よりも低位に設定し、この間に隙間hを設けた
処第2図の如き、予想に反した結果が得られた。
第2図は発振周波数1.705MHz、外径20mmの
超音波振動子と厚さ0.15mm、半径15mmのポリ
カーボネイト製の半球面状のダイヤフラム4を使用した
ときの中央膨出先端部14と結合液体10との隙間hと
灯油の霧化量との関係を示した霧化量特性図である。
尚、この場合に使用した超音波作用槽1の内径は4Qm
m、フランジ状張出部3の上記超音波作用槽1の底部か
らの高さは39mmである。
この特性図がら明らかなように液面と先端部14が接触
している状態と、隙間hが6mmの状態とでは霧化量が
ほとんど同じ力になっており、h=3mmの時には、h
=oに比して25%増加している。
この第2図の結果を生したのが、第3図の装置である。
第3図において、第1図と同じ機能を有する個所には同
一番号を付して説明を省略する。
第3図ではダイヤフラム4の中央膨出先端部14と結合
液体10の液面との隙間を3mmに設定した場合を示し
ている。
次にその動作を説明すると、超音波振動子2から発する
超音波エネルギーは結合液体10を噴き上げダイヤフラ
ム4に接触させる。
その結果、超音波エネルギーはダイヤフラム4の中央部
に集中して通過し、灯油中に伝播されるので灯油は烈し
くキャビテーションを引き起こし、霧化槽6内に烈しく
吹き上げ霧化する。
そして超音波振動が結合液体内に比べて空気中には伝播
しにくい性質により超音波エネルギーはダイヤフラム4
の接触面に集中し、霧化槽6に伝播する超音波エネルギ
ー密度が高くなって霧化量が増加する。
尚、この場合のダイヤフラム4の接触面の直径dは約l
Qmmである。
以上に説明したように本考案によれば、底部に半球面状
のダイヤフラムを設け灯油などの液体を所定の容積貯溜
した霧化槽と、底部に超音波振動子を取付けた超音波作
用槽とを上記ダイヤフラムを介して連設し、上記超音波
作用槽に水などの結合液体を注入してこの結合液体を媒
体として超音波振動を伝播せしめ、上記霧化槽内の液体
を霧化させる超音波霧化装置において、上記超音波振動
子の停止時に上記超音波作用槽内の結合液体の液面と上
記ダイヤフラムの中央膨出先部とほぼ同一若しくはこれ
より低位に設定し、上記超音波振動子の駆動時には上記
結合液体が上記中央膨出先端部に充分接触するようにし
たから、従来に比して結合液体の液面を少し変えるだけ
で、霧化量を大幅に増加することが可能であり、比較的
出力の小さな超音波振動子を用いることができるので小
形で安価な霧化装置を提供することができる実用価値の
高いものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は超音波燃料霧化装置の断面図、第2図は霧化量
特性図、第3図は本考案の一実施例を示す超音波燃料霧
化装置の断面図であって、1は超音波作用槽、2は超音
波振動子、4はダイヤフラム、5は霧化槽、10は結合
液体、14は中央膨出先端部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 底部に半球面状のダイヤフラムを設け灯油などの液体を
    所定の容積貯油した霧化槽と、底部に超音波振動子を取
    付けた超音波作用槽とを上記ダイヤフラムを介して連結
    し、上記超音波作用槽に水などの結合液体を注入してこ
    の結合液体を媒体として超音波振動を伝播せしめ、上記
    霧化槽内の液体を霧化させる超音波霧化装置において、
    上記超音波振動子の停止時に上記超音波作用槽内の結合
    液体の液面を、上記ダイヤフラムの中央膨出先端部とほ
    ぼ同一若しくはこれより低位に設定し、上記超音波振動
    子の駆動時には上記結合液体が上記中央膨出先端部に充
    分接触するようにしたことを特徴とする超音波霧化装置
JP8609178U 1978-06-21 1978-06-21 超音波燃料霧化装置 Expired JPS599139Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS553175U JPS553175U (ja) 1980-01-10
JPS599139Y2 true JPS599139Y2 (ja) 1984-03-22

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ID=29010350

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