JPS5991124A - エマルジヨン組成物 - Google Patents

エマルジヨン組成物

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JPS5991124A
JPS5991124A JP20156482A JP20156482A JPS5991124A JP S5991124 A JPS5991124 A JP S5991124A JP 20156482 A JP20156482 A JP 20156482A JP 20156482 A JP20156482 A JP 20156482A JP S5991124 A JPS5991124 A JP S5991124A
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JP
Japan
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emulsion
vinyl acetate
pva
polyvinyl alcohol
acetate resin
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JP20156482A
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JPH0350772B2 (ja
Inventor
Yoshiaki Ito
義明 伊藤
Kiichi Maruhashi
丸橋 基一
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Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Nippon Synthetic Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はアセトアセチル化ポリビニルアルコール(以下
AA化PVAと略記する)を保護コロイドとするエマル
ジョンに特定の薬剤を添加することによって、長期保存
安定性が著しく改善されたエマルジョン組成物を提供す
るものである。
AA化PVAを保護コロイドとする酢酸ビニル系樹脂エ
マルジョンは低温安定性、凍結融解安定性に優れ、また
皮膜の耐水性も良好な特色を有し接着剤、塗料等に広く
使用されている。
しかしながら、該エマルジョンは長期間にわたって放置
、貯蔵すると増粘する傾向があり、その放置安定性の改
善が必要である。
しかるに本発明者等はAA化PVAを保饅コロイドとす
る酢酸ビニル系エマルジョンにβ−ジケトン類、β−ケ
ト酸エステル類、マロン酸類、酸性亜硫酸塩類の少なく
とも一種を配合することによって、長期保存安定性の極
めてすぐれた酢酸ビニル系樹脂エマルジョン組成物が得
られることを見出し本発明を完成するに到った。
本発明におけるAA化PVAの製造方法は特に限定され
るものではなく、任意の方法で製造されるが好ましくは
PVAとジケテンとを反応して得られる。例えばPVA
を酢酸溶媒中に分散させておき、これにジグテンを添加
する方法、PvAをジメチルホルムアミド、まだはジオ
キサンなどの溶媒にあらかじめ溶解しておき、これにジ
ケテンを添加する方法である。またPVAにジグテンガ
スまたは液状ジケテンを直接々触させてAA化PVAを
得る方法も採り得る。AA化PVAを得る際に用いられ
るPVAは特に限定されないが、保護コロイド性の点か
ら、残存酢酸基0.1〜15モル%、平均重合度500
〜2600、平均ケン化度85〜99モ、ル%の範囲が
好捷しい。
AA化PVAのAA化度は0.05〜20モル%より好
ましくは0.05〜15モル%の範囲が適当である。A
A化度が0.05モル%未満のAA化PVAではエマル
ジョンの耐水性への寄与が少なく好ましくないし、一方
AA化度が20モル%を越えたAA化PVAでは、分散
系が破壊されて均質な乳濁状態が得られないか、又は得
られたエマルジョンは種々の安定性が劣り、実用上の製
品として好ましくない。
本発明にいうAA化PVAを保護コロイドとする酢酸ビ
ニル系樹脂エマルジョンとはポリ酢酸ビニルエマルジョ
ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体エマルジョン、酢酸
ビニル−アクリル酸エステル共重合体エマルジョン、酢
酸ビニル−メタクリル酸エステル共重合体エマルジョン
等、樹脂中に酢酸ビニル成分を含有するものを言う。
該エマルジョンを得るには、AA化PVAを保護コロイ
ドとして、酢酸ビニル単量体を単独で、又は他の重合可
能な単量体を共存させて乳化重合する方法、PVA 、
セルロース類、界面活性剤等の存在下で乳化重合した酢
酸ビニル系樹脂エマルジョンにAA化PVAを後添加す
る方法等、任意の方法が実施される。実用的にはAA化
PVAを保護コロイドとして前記単量体を乳化重合する
方法が好ましい。重合に際しては通常の乳化重合に用い
られる乳化重合触媒を使用する。特にレドックス触媒が
好ましい。
またノニオン界面活性剤、アニオン界面活性剤もAA化
PVAと併用しうる。さらに他の保護コロイドや乳化剤
、例えばセルロース誘導体(カルボキシメチルセルロー
ス、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロースな
ト)、ポリアクリル酸誘導体、(無水)マレイン酸−ビ
ニルエーテル共重合体、(無水)マレイン酸−酢酸ビニ
ル共重合体、酢酸ビニル−(メタ)アリルスルホン酸(
塩)共重合体ケン化物なども適宜併用できる。その他通
常の乳化重合で用いられる種々の添加剤、調整剤なども
適宜使用される。
重合は水媒体中に上記AA化PVA 、触媒を溶解し、
不飽和上ツマ−を一括仕込み、あるいは連続仕込みしな
がら温度60〜90℃で行われる。得られるエマルシコ
ンはそのままあるいは適宜濃度調整を行う。本発明で使
用するエマルジョンの固形分含量はその用途によって変
動するので“−概には規定でき々いが通常50〜60重
量%の範囲が適当である。
該エマルジョンにβ−ジケトン類、β−ケト酸エステル
類、マロン酸類、酸性亜硫酸塩類の少なくとも一種を配
合する。かかる配合によシ装置安定性が著しく向上する
ことは前に述べた通りであるが、一方、かかる薬剤の存
在により本来酢酸ビニル系樹脂エマルシコンが有してい
るすぐれた性能、例えば凍結融解安定性や耐水性等の性
能が損われることはない。
β−ジケトン類としてはアセチルアセトン、ベンゾイル
アセトン、ジベンゾイルメタン等が挙げられ、これらは
多価金襖とのキレートを形成していても良い。
β−ケト酸エステル類としてはアセト酢酸アルキルエス
テル、フロピオニル酢酸アルキルエステル、ベンゾイル
酢酸アルキルエステル及ヒこれらの金属キレート等が例
示される。
マロン酸類と・してはマロン酸、マロン酸アルカリ塩、
マロン酸アルカリ土類塩、マロン酸アルキルエステル、
酸性亜硫酸垣類としては酸性亜硫酸ナトリウム、酸性亜
硫酸カリタム、酸性亜硫酸アンモニクム等がそれぞれ挙
げられる。
かかる薬剤の配合量は酢酸ビニル系樹脂に対して0.0
01〜50重量%が実用的である。あまシに多量の薬剤
の添加はエマルジョンの耐水性を低下させる。かかる薬
剤の添加時期は特に制限はなく任意の時点で可能であり
、エマルジョンの調製中例えば乳化重合時、あるいはエ
マルジョン製造後のいずれでも良いが、通常は後実施例 かくして得られるエマルジョン組成物は長期にわたって
放置しても増粘、ゲル化等の恐れは全くなく極めて放置
安定性にすぐれており、そのままあるいは必要に応じて
更に可塑剤、高沸点溶剤等の造膜助剤、クレー、炭酸カ
ルシウム、カオリン、珪藻土等の体質顔料、酸化チタン
等の有色顔料、防腐剤、防虫剤、防錆剤、消泡剤、小麦
粉・木粉等の増量剤等を適宜配合して使用され得る。
特に高度の耐水性が要求される場合には架橋剤が併用さ
れる。架橋剤はエマルジョン中に添加する電液型あるい
は使用時に架橋剤を添加したり後処理に用いたりする二
液型のいずれでも使用出来るが、エマルジョンの安定性
の面からは二液型が実用的である。−液型の場合、ポッ
トライフを長くするために架橋剤の官能基即ちAA化P
VAのアセトアセチル基と反応して耐水性を付与する官
能基を一時的にブロックしておくと有利である。例えば
アルデヒド類を架橋剤として電液型に用いる時はアルデ
ヒド基をβ−ジケトン、β−ケト酸エステル、マロン酸
類、酸性亜硫酸塩等の本発明で使用する薬剤と同一の化
合物でブロック化しておくとポットライフは長い上、使
用時の乾燥あるいは熱処理によって該ブロック化剤が容
易に離脱しアルデヒド基とアセトアセチル基の反応によ
り耐水強度が発揮される。架橋剤としては、ホルムアル
デヒド、アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブ
チルアルデヒド、などのモノアルデヒド類、グリオキザ
ール、マロンジアルデヒド、スクシンジアルデヒド、グ
ルタルジアルデヒド、マレインジアルデヒド、7タルア
ルデヒド、などのジアルデヒド類、アルキル化メチロー
ル尿素、アルキル化メチロールメラミン、アセトグアナ
ミン、ベンゾグアナミンとホルムアルデヒドトノ縮金物
、などのアミノ−ホルムアルデヒド樹脂、さらにナトリ
ウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、アルミニ
ウム、などのアルカリ金属又はアルカリ土類金属の塩及
びその酸化物があげられる。又増粘等を目的として水溶
性高分子物質を添加することも可能である。その添加量
は通常エマルジョンに対して固形分換算で5〜500%
の範囲が適当である。かかる水溶性高分子物質としては
PVA5PVA誘導体、AA化PVA。
テン粉、CMC% ?: )’ロキシメチルセルロース
、ヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、カ
ゼイン等が挙げられ、これらは水溶液状あるいは粉末状
のまま等任意の形態で混合し得るO 本発明において得られるエマルジョン組成物は耐水段ボ
ール、合板などはもとより、紙、木材、プラスチックス
、繊維などの接着剤、バインダー、コーティング剤、あ
るいは繊維加工剤。
塗料、セメント混和剤、成型用素材として最適である。
次に実施例によって本発明を具体的に説明する。尚例中
「部」とあるのは「重量部」を表わす。
実例1 平均重合度1400、平均ケン化度99モル%のPVA
をアセトアセチル化して得られたAA化度8モル%のA
A化PVAを用いて以下の如くしてエマルジョンを得た
撹拌機、還流冷却器、滴下ロート、温度計を備えたセパ
ラブルフラスコに水165部、上記AA化PVA 12
部及び酢酸ビニル七ツマー12部を仕込み、撹拌しなが
らフラスコ内の温度を60℃に上げた。その間窒素ガス
でフラスコ内を置換しながら過硫酸カリウム0.24部
、酢酸ナトリクム0.06部を添加して重合を開始した
。初期重合を60分間行ない、残りの酢酸ビニルモノマ
ー108部を6時間かけて滴下し全七ツマ−を仕込み7
0℃で1時間熟成した後、冷却してポリ酢酸ビニルエマ
ルジョンを得た。該エマルジョンに酢酸ビニル樹脂に対
し0.25重量%の酸性亜硫酸ナトリウムを添加して組
成物を調製した。この組成物の放置安定性を測定した。
その結果を表に示す。尚、対照例として酸性亜硫酸ナト
リウムの使用を省略した場合につぃても安定性を測定し
た。
実例2〜6 実例1の酸性亜硫酸塩に代えて、アセチルアセトン(実
例2)、アセト酢酸メチル(実例3)、マロン酸(実例
4)、マロン酸メチル(実例5)。
酸性並値1酸カリクム(実例6)をそれぞれ添加した以
外は実例1に準じて実験を行った。その結果を表に示す
実例7 実施例1で用いたポリ酢酸ビニルエマルジョンのかわり
にエチレン含有量27モル%のエチレン−酢酸ビニル共
重合体エマルジョンを用いた以外は同例と同様にして実
験を行い、性能評価を行った。結果を表に示す。(@し
AA化度12モル%、平均重合度500のAA化PVA
を使用した。) 実例8 実施例1で用いたポリ酢酸ビニルエマルジョンのかわり
に酢酸ビニル含有量90モル%の酢酸ビニル−アクリル
酸ブチル共重合体エマルジョンを用いた以外は同例と同
様にして実験を行い、性能評価を行った。結果を表に示
す。
厳 エマルジョン中の酢酸ビニル系樹脂に対する重量%
秦※室温で放置し、B型粘度計(30℃、10rpm)
で粘度(ポイズ)を測定。
但し実例2は重合開始時にアセチルアセトンを添加した

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. アセトアセチル化ポリビニルアルコールを保護コロイド
    とする酢酸ビニル系樹脂エマルジョンにβ−ジグトン類
    、β−ケト酸エステル類、マロン酸類、酸性亜硫酸塩類
    の少なくとも一種を配合してなるエマルジョン組成物。
JP20156482A 1982-11-16 1982-11-16 エマルジヨン組成物 Granted JPS5991124A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20156482A JPS5991124A (ja) 1982-11-16 1982-11-16 エマルジヨン組成物

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JP20156482A JPS5991124A (ja) 1982-11-16 1982-11-16 エマルジヨン組成物

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Publication Number Publication Date
JPS5991124A true JPS5991124A (ja) 1984-05-25
JPH0350772B2 JPH0350772B2 (ja) 1991-08-02

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ID=16443140

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JP20156482A Granted JPS5991124A (ja) 1982-11-16 1982-11-16 エマルジヨン組成物

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01229085A (ja) * 1988-03-09 1989-09-12 Sekisui Chem Co Ltd 木質板用接着剤
US7662447B2 (en) 2003-12-26 2010-02-16 Nitto Denko Corporation Adhesive for polarizing plate, polarizing plate, method for producing same, optical film and image display

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58201837A (ja) * 1982-05-19 1983-11-24 Hoechst Gosei Kk ポリ酢酸ビニル系エマルジヨンの安定化方法

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