JPS598922B2 - 温度補償用磁器誘電体組成物 - Google Patents
温度補償用磁器誘電体組成物Info
- Publication number
- JPS598922B2 JPS598922B2 JP51144453A JP14445376A JPS598922B2 JP S598922 B2 JPS598922 B2 JP S598922B2 JP 51144453 A JP51144453 A JP 51144453A JP 14445376 A JP14445376 A JP 14445376A JP S598922 B2 JPS598922 B2 JP S598922B2
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- Japan
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- temperature compensation
- parts
- dielectric composition
- porcelain
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- Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、温度係数が−700〜1500PPMの値を
有し、且つ誘電率が高く高周波における損失角が小さい
温度補償用磁器誘電体組成物に関する。
有し、且つ誘電率が高く高周波における損失角が小さい
温度補償用磁器誘電体組成物に関する。
従来、温度補償用磁器誘電体組成物として、MgTiO
3、CaTi03、TiO2等が使用されているが、こ
れらは温度係数が小さくなると高い誘電率が得られず、
損失角も悪化する欠点を有していた。
3、CaTi03、TiO2等が使用されているが、こ
れらは温度係数が小さくなると高い誘電率が得られず、
損失角も悪化する欠点を有していた。
なお、CaTi03は誘電率160、温度係数−160
OPPMであシ、SrTiO3は誘電率360、温度係
数−4500PPMの特性を有し、これらの改良として
、Bi2O3あるいはBi2O3とTiO2を同時に添
加して温度係数を小さくする方法等もあるが、これらは
高周波の損失角が大きく、特性的にも不安定であつた。
本発明はかかる欠点を除去するもので、SrTiO3が
10重量%以上60重量%未満、CaTi03が40重
量%を超え90重量%以下の基本組成100重量部に対
し、原子番号57〜71の希土類元素酸化物を0−15
重量部(但し0を含まず)添加し、更に、Bi2O3、
Aを2O、Fe2O3、TiO2、SiO2、MnO2
、COO、V2O5のうち2種以上を複合して0〜5重
量部(但し0を含まず)添加する温度補償用誘電体組成
物に係わるものである。
OPPMであシ、SrTiO3は誘電率360、温度係
数−4500PPMの特性を有し、これらの改良として
、Bi2O3あるいはBi2O3とTiO2を同時に添
加して温度係数を小さくする方法等もあるが、これらは
高周波の損失角が大きく、特性的にも不安定であつた。
本発明はかかる欠点を除去するもので、SrTiO3が
10重量%以上60重量%未満、CaTi03が40重
量%を超え90重量%以下の基本組成100重量部に対
し、原子番号57〜71の希土類元素酸化物を0−15
重量部(但し0を含まず)添加し、更に、Bi2O3、
Aを2O、Fe2O3、TiO2、SiO2、MnO2
、COO、V2O5のうち2種以上を複合して0〜5重
量部(但し0を含まず)添加する温度補償用誘電体組成
物に係わるものである。
以下、本発明につき実施例をあげ具体的に詳述する。
市販のsrco3とTiO2を等モルに配合し、工10
0〜1200℃×2Hの仮焼成及び微粉砕を行ない、S
rTiO3、CaTi03を作成する。
0〜1200℃×2Hの仮焼成及び微粉砕を行ない、S
rTiO3、CaTi03を作成する。
次にこれらの原料を、第1表に示す成分割合となる様調
合し、ウレタン内張、ポットミルを用いて湿式混合を行
ない水分を蒸発させた後、バインダーとしてPVA(ポ
リビニールアルコール)の水溶液を添加し、乾燥後、直
径工0慕麗、厚さ2mmの円板を約1〜2を/dの圧力
で加圧成形し、1200〜1400℃×3Hで本焼成を
行なつた。得られた磁器素体に銀電極を焼付けて児成体
とし、電気特性を測定し、第2表の結果を得た。表中、
試料屋1〜4の結果より、基本成分のSrTiO3が6
0重量%以上になると、温度係数が−1500PPM/
Cを越え、また試料黒23〜26の結果よシCaTiO
,が90重量%を越えると誘電率が180沫満となシ、
目的とする高誘電率が得られないため、SrTiO3は
10重量%以上60重量%未満、CaTiO3は40重
量%を超え90重量%以下に成分を限定し、更に試料X
Al2,l7卦よび21の結果よシ、希土類酸化物の量
が基本組成に対して15重量部を越えると誘電率が低下
し、誘電体損が増加するとともに、容量の経時変化量が
増加するため、添加量はO〜15重量部(但しOを含ま
ず)に限定する。
合し、ウレタン内張、ポットミルを用いて湿式混合を行
ない水分を蒸発させた後、バインダーとしてPVA(ポ
リビニールアルコール)の水溶液を添加し、乾燥後、直
径工0慕麗、厚さ2mmの円板を約1〜2を/dの圧力
で加圧成形し、1200〜1400℃×3Hで本焼成を
行なつた。得られた磁器素体に銀電極を焼付けて児成体
とし、電気特性を測定し、第2表の結果を得た。表中、
試料屋1〜4の結果より、基本成分のSrTiO3が6
0重量%以上になると、温度係数が−1500PPM/
Cを越え、また試料黒23〜26の結果よシCaTiO
,が90重量%を越えると誘電率が180沫満となシ、
目的とする高誘電率が得られないため、SrTiO3は
10重量%以上60重量%未満、CaTiO3は40重
量%を超え90重量%以下に成分を限定し、更に試料X
Al2,l7卦よび21の結果よシ、希土類酸化物の量
が基本組成に対して15重量部を越えると誘電率が低下
し、誘電体損が増加するとともに、容量の経時変化量が
増加するため、添加量はO〜15重量部(但しOを含ま
ず)に限定する。
な卦、表中に示した希土類酸化物以外にPr6O!!●
FU2O3−Tb4O7PDy2O3PHO2O3t
Er2O3?Tm2O39Lu2O3等についても実験
を行ない、同様の結果を得ている。更に試料屋8卦よび
14の結果より、他の酸化物が基本組成に対して5重量
部を越えると誘電率が大幅に低下し、誘電体損が増加す
るとともに焼結性が悪くなり、強度が低下するため、添
加量は0〜5重量部(但しOを含まず)に限定する。な
卦試料屋4,10および19の結果よう他の酸化物を単
独で添加するだけでは特性の向上が充分に行なわれず、
誘電率が低く誘電体損が大きい等の欠点を有するため、
これらは2種以上を複合して添加する。また希土類酸化
物と他の酸化物を複合して添加する本発明の磁器誘電体
組成物は薄型磁器の製造時に於ても基板のそシが極めて
小さく、非常に加工性の優れた磁器が得られる。以上詳
述した如く、本発明によれば誘電率が高く、温度係数が
小さく、且つ誘電体損失が小さく加工性の良好な誘電体
磁器組成物を提供するものである。
FU2O3−Tb4O7PDy2O3PHO2O3t
Er2O3?Tm2O39Lu2O3等についても実験
を行ない、同様の結果を得ている。更に試料屋8卦よび
14の結果より、他の酸化物が基本組成に対して5重量
部を越えると誘電率が大幅に低下し、誘電体損が増加す
るとともに焼結性が悪くなり、強度が低下するため、添
加量は0〜5重量部(但しOを含まず)に限定する。な
卦試料屋4,10および19の結果よう他の酸化物を単
独で添加するだけでは特性の向上が充分に行なわれず、
誘電率が低く誘電体損が大きい等の欠点を有するため、
これらは2種以上を複合して添加する。また希土類酸化
物と他の酸化物を複合して添加する本発明の磁器誘電体
組成物は薄型磁器の製造時に於ても基板のそシが極めて
小さく、非常に加工性の優れた磁器が得られる。以上詳
述した如く、本発明によれば誘電率が高く、温度係数が
小さく、且つ誘電体損失が小さく加工性の良好な誘電体
磁器組成物を提供するものである。
Claims (1)
- 1 SrTiO_2が10重量%以上60重量%未満、
CaTiO_3が40重量%を超え90重量%以下の基
本組成100重量部に対し、原子番号57〜71の希土
類元素酸化物を0〜15重量部(但し0を含まず)添加
し、更にBi_2O_3、Al_2O_3、Fe_2O
_3、TiO_2、SiO_2、MnO_2、CoO、
V_2O_5のうち2種以上を複合して0〜5重量部(
但し0を含まず)添加してなる温度補償用磁器誘電体組
成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51144453A JPS598922B2 (ja) | 1976-11-30 | 1976-11-30 | 温度補償用磁器誘電体組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51144453A JPS598922B2 (ja) | 1976-11-30 | 1976-11-30 | 温度補償用磁器誘電体組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5368899A JPS5368899A (en) | 1978-06-19 |
JPS598922B2 true JPS598922B2 (ja) | 1984-02-28 |
Family
ID=15362586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51144453A Expired JPS598922B2 (ja) | 1976-11-30 | 1976-11-30 | 温度補償用磁器誘電体組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598922B2 (ja) |
Families Citing this family (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3563610D1 (de) * | 1984-03-30 | 1988-08-11 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Voltage-dependent non-linear resistance ceramic composition |
JPS62295304A (ja) * | 1986-06-14 | 1987-12-22 | 株式会社村田製作所 | 誘電体磁器組成物 |
US4889837A (en) * | 1986-09-02 | 1989-12-26 | Tdk Corporation | Semiconductive ceramic composition |
US4780435A (en) * | 1987-04-15 | 1988-10-25 | Tam, Ceramics, Inc. | Dielectric ceramic compositions with linear temperature coefficient characteristics and low dissipation factors |
JP4654478B2 (ja) * | 1999-01-14 | 2011-03-23 | Tdk株式会社 | 誘電体組成物およびこれを用いたセラミックコンデンサ |
US6627570B2 (en) | 2000-02-09 | 2003-09-30 | Tdk Corporation | Dielectric ceramic composition, electronic device, and method of producing the same |
JP4899342B2 (ja) * | 2005-05-23 | 2012-03-21 | Tdk株式会社 | セラミック電子部品およびその製造方法 |
-
1976
- 1976-11-30 JP JP51144453A patent/JPS598922B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5368899A (en) | 1978-06-19 |
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