JPS5987195A - 感熱記録材料 - Google Patents

感熱記録材料

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JPS5987195A
JPS5987195A JP57197376A JP19737682A JPS5987195A JP S5987195 A JPS5987195 A JP S5987195A JP 57197376 A JP57197376 A JP 57197376A JP 19737682 A JP19737682 A JP 19737682A JP S5987195 A JPS5987195 A JP S5987195A
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Hideki Takematsu
竹松 秀記
Masao Fukagawa
正夫 深川
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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MOROHOSHI INK KK
Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03CPHOTOSENSITIVE MATERIALS FOR PHOTOGRAPHIC PURPOSES; PHOTOGRAPHIC PROCESSES, e.g. CINE, X-RAY, COLOUR, STEREO-PHOTOGRAPHIC PROCESSES; AUXILIARY PROCESSES IN PHOTOGRAPHY
    • G03C1/00Photosensitive materials
    • G03C1/52Compositions containing diazo compounds as photosensitive substances
    • G03C1/60Compositions containing diazo compounds as photosensitive substances with macromolecular additives

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  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Heat Sensitive Colour Forming Recording (AREA)
  • Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 従来、感熱記録材料として紙やプラスチックフィルムの
基材上に、ジアゾ化合物、カップリング剤を結合材樹脂
中に分散させてなる感剤層、加熱によりアルカリ性を示
すか若しくはアルカリ性物質を放出する塩基剤を結合材
樹脂中に分散させてなる塩基剤層、及び上φ層をj仰次
積層してなるものは既に知られている。上記の従来の感
熱記録材料は通常、熱印字後、光定着する記録方式に用
いられておシ、記録が容易である上、記録装置も簡便な
ため広く使用されている。
従来の感熱記録材料の最表層には上記のごとく上塗層が
設けられているが、上塗層は下層の塩基剤層を構成する
結合材樹脂との接着性を考えて選択された結合材樹脂に
、必要により離型剤若しくは滑剤を添加し、溶剤若しく
は希釈剤と共に混練して作成した上塗層形成用塗料を用
いて設けられる。このような上塗層を設ける目的は、(
イ)熱印字の際のスティッキング防止、(ロ)光定着に
よシ発生する窒素ガスに起因する気泡発生の抑制、(ハ
)湿気等の環境からの遮断等であるが、上記の上塗層形
成用塗料に用いる結合材樹脂に上記(イ)ないしくノ→
のごとき性質をすべて兼ね備えさせるのは困難であわ、
特に(イ)及び(ロ)を同時に茜足させるのは困難であ
る。
本発明者は上記した従来の欠点に鑑みて研究の結果、ス
ティッキング防止の機能を付与した上塗層と塩基剤層と
の中間にその他の機能を付与した下塗層を介することに
より、上記従来の欠点がいずれも解消されることを見い
出して本発明に到達したものである。
即ち本発明は下記(alないしくd)の各層、即ち。
(a)ジアゾ化合物及びカップリング剤とが結合材樹脂
中に分散されている感剤層 (l〕)熱分解性アルカリ発生剤が結合材樹脂中に分散
されている塩基剤層 樹脂、メラミン樹脂、ポリアミド樹脂、若しくはポリ酢
酸ビニル樹脂から選ばれた合成樹脂からなる下塗層 (d)滑剤及び離型剤が分散されている合成樹脂から々
る上塗層 が基材上に順次積層しであることを特徴とする感熱記録
材料をその主旨とするものである。
以下、本発明について詳細に説明する。
第1図は本発明の感熱記録材科人の一実施例の断面図で
あり、基材1上に感剤層2、塩基剤層3、下塗層4、上
塗層5が順次積層しである。
基材1としては、通常の感熱記録材料の基材として使用
するものであればいずれでもよいが、例えば上質紙、中
質紙、アート紙、コート紙及びゲント紙の紙類や、ポリ
エステル、ポリエチレン、ポリプロピレン及びトリアセ
テ−1・の各種合成樹脂のフィルムが使用できる。
感剤層2は、ジアゾ化合物、カップリング剤を結合材樹
脂中に分散させてなるものである。
上記においてジアゾ化合物としては2例えば、特公昭5
5−4.9730号公報に記載しであるものを用いるこ
とができる。
カップリング剤としては一般式 で表わされるものを例示できる。但し、上記においてR
’ 、 R2,R’ 、 R5は水素、アルキル基、ア
リール基、アルコキシ基、スルホン酸若しくはスルホン
酸ナトリウム基、アルキルアミノ基、アリールアミノ基
、アミノ基、カルボン酸基、カルボン酸エステル基、又
は/Xロゲンであり。
R4はアルキル基、アリール基、若しくは複素環であり
、R6はスルホン酸若しくはスルホン酸ナトリウム基又
はカルボキシル基であシ、R7,及びr・8はR’ 、
 R2,R’  若しくはR5と同様のもの及びヒドロ
キシル基でありXはハロゲン、mは1〜3の整数、nは
1若し2くは2である。上記のうち(A、)及び(Bl
に属するカップリング剤は青色若しくは赤色系の染料を
与えるものであシ、(C)に属するものは茶色若しくは
青色系の染料を与えるものであり、(DJ及び(Elに
属するものは赤色若L <は黄色系の染料を与えるもの
であシ、これらの他、次式 で表わされるようなものも使用できる。
具体的にはレゾルシン及びその誘導体である4−ベンゾ
イルレゾルシン、2−メチルレゾルシノール、5−メチ
ルレゾルシノール、ジレゾルシノール及びジレゾルシノ
ールサルファイド。
ソロログリシン、ピラゾロン類である1−フェニル−3
−メチル−5−ピラゾロン、4,47−ビス(1−フェ
ニル−3−メチル−5−ピラゾロン)、1−(4’−ス
ルホフェニル)−3−メチル−5−ピラゾロン、ナフト
ール類としては、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−2
/−エトキシアニリド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ
酸−2’ 、 5’−ジメトキシアニリド、2−ヒドロ
キシ−3−ナフトエ酸−2′−メトキン−5−ニトロア
ニリド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸−2−メチル
−4−”ロロアニリド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ
酸−モルホリノプロピオアミド、2−ヒドロキシ−3−
ナフトエ酸エタノールアミド、ジヒドロキシナフタリン
、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸ナフトアミド、1゜
8−ジヒドロキンナフタリン−3(または4)−スルホ
ン酸ナトリウム、1−ヒドロキシ−8−ペンゾイルアミ
ノナフタリン−3−スルホン酸ナトリウム、1−ヒドロ
キシ−8−フェニルアミノナフタリン−4−スルホン酸
ナトリウム、1−ヒドロキシ−8−メチルアミノナフタ
リン−5−スルホン酸ナトリウム、1−ヒドロキンナフ
タリン−4−スルホン酸ナトリウム、2゜8−ジヒドロ
キシナフタリン−6−スルホン酸ナトリウム。
酸性のカップリング剤としては、2−ヒドロキシ−3−
ナフトエ酸、2−ヒドロギン−6−ナフトエ酸、2−ヒ
ドロキシ−1−ナフトエ酸、2.6−ジヒドロキシ安息
香酸、2,4−ジヒドロキシ安息香酸、3,5−ジヒド
ロキシ安息香酸、2,4.6−)ジヒドロキシ安息香酸
及びシアノ酢酸、そのほか、m−ヒドロキシフェニル尿
素、N、N−エチレンビスアセトアセトアミド、2,6
−シヒドロキンアセトフエノン、アセトアセトアニリド
、2,4.6−)リヒドロキン了セトフェノン、N−ベ
ンジルアセトアセトアミド、カテコール、アセト酢酸ベ
ンズアミド、あるいはまた、2,4−ジヒドロキシ安息
香酸エタノールアミド53,5−ジヒドロキシ安息香酸
エタノールアミドなども使用できる。
カップリング剤としてはその構造中にカップリング位置
とともに、カルボン酸金属塩の形の基を有する化合物も
使用できる。具体例を挙げると、2−ヒドロキシ−1−
ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−3−fフトエ酸、2−ヒ
ドロキシ−4−ナフトエ酸、2−ヒドロキシ−6−ナフ
トエ酸、2.3−(または2.4−.2.5−52.6
−13,4−53.5−)ジヒドロキシ安息香酸、2,
3.4−(または2,4.6−13.4.5−))ジヒ
ドロキシ安息香酸、2−ヒドロキシアントラセン−3−
カルボン酸、3−ヒドロキシベンゾフラン−2−カルボ
ン酸、2−ヒドロキシカルバゾール−3−カルボン酸5
2−ヒドロキシ−α−ベンゾカルバゾール−3−カルボ
ン酸、1−(4’−スルホフェニル)−3−カルボキシ
−5−ピラゾロン、4,4′−メチレンビス−(3−ヒ
ドロキシ−2−ナフトエ酸)−2−(まだは3−14−
)アセトアセトアミノ安息香酸、3−(またけ4−15
−16−)アセトアセトアミノサリチル酸、5.5’−
カルポキンアセトアセトベンジジドのような芳香族化合
物の金属塩である。
塩を形成する金属としては、リチウム、ナトリウム、カ
リウム、カルシウム、マグネシウム、ストロンチウム、
バリウム、アルミニウム、クロム、マンガン、鉄、コバ
ルト、ニッケル、銅、亜鉛またはカドミウム安ど、1価
または多価の原子価をもつものから任意に選べる。
構造中にカップリング位置とともに、カルボン酸金属塩
の形の基を有する化合物として列挙[7た各化合物のう
ち、特に好ましいものは2−ヒドロキシ−1−ナフトエ
酸、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸、2,4−ジヒド
ロキシ安息!2.4−アセトアセトアミノ安息香酸、ま
たは4−アセトアセトアミノサリチル酸の、カルシウA
、亜鉛、ストロンチウム、マンガンマタはカドミウムの
塩である。
結合材樹脂の条件としては、(イ)ジアゾ化合物の溶剤
である水、メタノール若しくはエタノールに溶解するこ
と、(ロ)熱印字の際にジアゾ化合物の発色反応が容易
な程度に軟化ないし溶融することが挙げられる。以上の
条件に合致するものとしてはポリビニルアルコール、ポ
リビニルブチラール、ポリビニルアセタール、ポリビニ
ルホルマール、エポキシ、ポリアクリル酸、ポリメタク
リル酸、ポリメタクリル酸エステル、ポリアクリル酸塩
、ポリアミド、ポリ塩化ビニル、ポリ酢酸ビニル、環化
ビニル/酢酸ビニル共和合体、酢酸セルロース、酢酪酸
セルロース、メラミン、ポリビニルピロリドン、ゼラチ
ン。
カゼイン等の合成若しくは天然の樹脂を皐げることがで
きる。結合材として、更に酸性残基を有するものを用い
ると、ジアゾ化合物の安定化及び定着時の光分解速度促
進の点でより好ましく、このようなものとしてはスチレ
ン/マレイン酸共重合体、イソブチレン/マレイン酸共
重合体、塩化ビニル−酢酸ビニルーマレイン酸三元共重
合樹脂を用いるとよい。
」−記したジアゾ化合物、カップリング剤、結合材樹脂
は、Il(に18斉1]若L <は希釈剤と共に?捏練
して感剤層形成用φ科とする。上記にゴdけるジアゾ化
合物とカップリング剤の配合比ば1105〜115であ
り、より好ましくは1/3〜1/2である。又、ジアゾ
化合物と結合材樹脂の配合比は1/1〜1./20. 
より好ましくは1/3〜1/10である。感剤形成用塗
料中にはジアゾ化合物の保存安定性の向上及び定着操作
における光分解速度の向上の意味で酸性の安定剤を加え
ることが望ましく、1価ないし2価以上の脂肪酸、具体
的にはクエン酸、シュウ酸、マロン酸、リンゴ酸、アジ
ピン酸、マレイン酸等を挙げることができる。
以上のようにして調製した感剤層形成用塗料を基材の表
面に公知の塗布方法、例えばグラビアコート、ロールコ
ート、エアーナイフコート、キスコート、スプレーコー
ト、かけ流しコート、ディップコート、スピンナーコー
ト、ホイーラーコート、刷毛塗り、シルクスクリーンに
よるベタコー)、 ワ(ヤーバーコート、フローコート
、グラビア印刷、グラビアオフセット印刷、平版オフセ
ット印刷、ダイリソ印刷、凸版印刷、凹版印刷、ジェッ
トプリント、シルクスクリーン印刷、静電印刷により塗
布し、厚みが2〜5μm 程度に々るようにして感熱記
録層を形成する。
次に塩基剤層3は有機若しくは無機の加熱によりアルカ
リ性を示すか若しくは熱分解l〜てアルカリを発生する
、熱分解性アルカリ発生剤を結合材樹脂中に分散させて
なる。熱分解性若しくは熱溶解性アルカリ発生剤として
は有機系の尿素、チオ尿素、アミノピリジン、イミダゾ
ール、フェニルイミダゾール、グアニジン、ジフェニル
グアニジン、ジーo−) !Iルグアニジン及びその誘
導体や、無機系のNH4HCO,、NH4H21)04
、(NH4)2HPO4、(NH4) 、 I)04、
Na HNH4PO、等を挙げることができる。
上記のようガ熱分解性アルカリ発生剤は感剤層を形成す
るのと同様にして結合材樹脂、溶剤若しくは希釈剤中に
分散して塩基剤層形成用塗料とし、公知の塗布方法や印
刷方法により感熱記録層2上に塩基剤層3を形成する。
上記において熱分解性アルカリ発生剤/結合材樹脂の比
は1 / 0.5〜115、好ましくは1 / 0.5
〜1/2程度である。塩基剤層の厚みとしては1〜2μ
mである。なお、上記塩基剤層形成用塗料中で熱分解型
アルカリ発生剤が溶解していると塩基剤層3形成時に下
層の感材層2に浸透して発色する恐れが大きく、分散型
であることが望ましい。
次に下塗層4について説明すると、下塗層4を設ける目
的は、■塩基剤層3と後述する上塗層5との密着力アッ
プ、■熱印字により発生する窒素ガスに起因する気泡発
生の物理的抑制、■後述する上塗層5を通して空気中よ
シ侵入する湿気や酸、アルカリ成分等の遮断、■塩基剤
層4の表面の平滑化及び■サーマルヘッド圧着時の密着
性向上のだめの弾性付与である。
上記の目的で設ける下塗層4は例えば、スチレン/マレ
イン酸共重合樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリア
クリル酸樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、メラミン
樹脂、ポリアミド(ナイロン)樹脂若しくはポリビニル
アセタール樹脂・ポリビニルアブタール樹脂等のポリビ
ニルアセタール系樹脂を結合材樹脂とし、好ましくは柔
軟性を有し、透気度が小さく、被膜形成能の高い樹脂と
してポリビニルアルコール樹脂、ポリアミド樹脂、ポリ
酢酸ビニル樹脂を結合材樹脂として用いることが望まし
い。
これらの結合材樹脂を溶解する溶剤としては、下塗層4
の下層の塩基剤を溶解しないものを選択し使用して、以
上の結合材樹脂、溶剤、更に希釈剤等を適宜に配合して
混練し下塗層形成用塗料とした後、公知の塗布・印刷方
法により膜厚05〜2μmになるよう形成する。
上塗層5は下層の感材層2や塩基剤層3を保獲し、熱印
字の際に発色成分や結合材樹脂が熱ヘッドに付着する、
いわゆるスティッキングを防止するために設けるもので
ある。上塗層4としては熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂に
滑剤および離型剤を配合してなる塗料組成物を用いて公
知の塗布方法により形成することができ、かかる塗料組
成物はエチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセル
ロース、セルロース7セ7−トプロピオ不−ト、ニトロ
セルロース、酢酸セルロース等のセ/l/ 17一ス銹
導体、ポリスチレン、ポリαメチルスチレン安どのスチ
レン樹脂及びスチレン共重合樹脂、ポリメタクリル酸メ
チル、ポリメタクリル酸エチル、ポリアクリル酸エチル
5ポリアクリル酸ブチルなどのアクリル又はメタクリル
樹脂の単独又は共重合樹脂、ロジン、ロジン変性マレイ
ン酸樹脂、ロジン変性フェノール樹脂、重合ロジンなど
のロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル樹脂、クマロン
樹脂、ビニルトルエン樹脂、塩化ビニル樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリウレタン樹脂、ブチラール樹脂、ポリア
ミド樹脂、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合樹脂、環化ゴ
ム、塩化ゴム等のうちから選択したベヒクルの1種又は
2種以上と更に滑剤及び離型剤を配合し、溶剤及び希釈
剤を添加し混練して調製することができる。ザーマルヘ
ッドとしてドツトライン型感熱プリンターは熱印字の際
に圧力がかかり、感熱記録材料とザーマルヘノドとが強
く摩擦するので、滑剤および離型剤の使用が効果的とな
る。
滑剤として役立つものは、金属石けんすなわちラウリン
酸やステアリン酸のような脂肪酸の金属塩が代表的であ
るが、そのほかにも次のような物質がある。
有機スズ脂肪酸塩たとえばジブチル−スズ−ジラウレー
ト、ジブチルースズージノニレート、脂肪酸アミドたと
えばステアリルアミド、パルミチルアミド、オレイルア
ミド、ビス脂肪酸アミド、 高級ケトンたとえばステアロン、 高級アルコールとその誘導体たとえばミIJスチルアル
コール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、ポ
リエチレングリコール、ポリ1グリセロール、 炭化水素類たとえば流動パラフィン、パラフィンワック
ス、マイクロワックス、低重合度のポリエチレン、なら
びに、 天然ワックスたとえばカルナウバロウ、カンデリラロウ
、密ロウ、鯨ロウ、イボタロウ、モンタンロウ。
又、離型剤とは、一般にゴムやプラスチック加工に際し
て型部れを改善する目的で使用されているものを指す。
多種類の物質が離型剤として役立つが、主がものを挙げ
れば、 鉱油たとえば石油エーテル、 植物油たとえばオリーブ油やヒマシ油、ワセリンあるい
はラノリン、 脂肪酸とくに炭素数11〜24のアルカン酸まだはアル
ケン酸、およびそのエステルとくに炭素数6〜24のア
ルキルまたはアルケニルとのエステル、 亜リン酸エステルとくにフェニルまたはアルキル(炭素
数8〜13)のエステル、 グリセリン−ソルビタン縮合物の脂肪酸エステル、 アルケノイル(炭素数7〜21)アミノ酸エステル、 フルオロカーボンおよびテフロン、ならびにシリコーン などでおる。
上記の上塗層5の厚みは0,5〜2μmである。
本発明の感熱記録材料Aは基本的には以上の構成を有し
ているが、更に基月1と感剤層2との間に密着力を向上
する目的でプライマ一層6を積層してもよい。第2図に
プライマ一層6を設けた感熱記録材料Bの断面図を示す
プライマ一層6は、基材1と感材層2の材料を考慮して
選択された合成樹脂を適宜な溶剤で溶解した溶液型、若
しくは水性エマルジョン型の塗料を用いて形成すること
ができ、塗膜厚みは1〜3μmである。溶液型のものと
しては、ポリエステル、ポリアクリル酸エステル、塩ビ
/酢ビ共重合体、ポリビニルブチラール、酢酪酸セルロ
ース等の熱plq性樹脂を溶剤を用いて溶解したものを
挙げることができる。上記の熱可塑性樹脂はエマルジョ
ンや水溶液として使用することもできる。水溶液のもの
としてはポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン
、ホリアクリル酸等の合成樹脂を用いたものや、ゼラチ
ン、カゼイン等の天然樹脂を用いたものを挙げることが
できる。
本発明の感熱記録材料を用いて記録を行なうには熱ペン
や熱ヘッドを用いてまず熱印字し、しかる後、ジアゾコ
ピー・機の紫外線灯等の紫外光源を用いて全面照射し定
着すればよい。
以上の本発明の感熱記録材料は、従来の一層の下塗層を
有するものにくらべて、下塗層と上塗層の2層からなる
保護層を有しているので、保護層の密着力がすぐれてお
り、下塗層で一旦下層の凹凸をならしてから上塗層を形
成しであるので表面の平滑性がすぐれておシ、このこと
はスティッキングの防止上有利である。又、下塗層と上
塗層の樹脂の選択により、熱印字の際の気泡発生を物理
的に抑制できる。更に可塑剤を含有するポリ塩化ビニル
樹脂シート等と触れさせても可塑剤の移行をなくすこと
ができ、使用する発色系とも相撲って一旦発色した後の
消色が無く、又、可塑剤浸透による染料の溶解移動を防
止することもできる。
実施例1 下記の様に基材及び各層形成用塗料を準備した。
基材 乳白色ポリエステルフィルム (東し製、ルミラーX−24,厚み 1o o ttm
 )下塗層形成用塗料 上記のポリエステルフィルムの表面に、まずプライマ一
層形成用塗料を用い、グラビアコート法により乾燥後の
膜厚1μmのプライマ一層を形成し、ブライマ一層上に
感剤層形成用塗料を用い、ロールコート法により乾燥後
の膜厚3μmの感剤層を形成し、感剤層上に塩基剤層形
成用塗料を用い、ロッドコート法により乾燥後の膜厚1
μmの塩基剤層を形成した。更に塩基剤層の表面に下塗
層形成用塗料を用い、グラビアコート法により乾燥後の
膜厚が1μmになるよう下塗層を形成し、形成された下
塗層の表面に上塗層形成用塗料を用いてグラビアコート
法により乾燥後の膜厚が11tmになるよう上塗層を形
成(7た。
比較例1 上記実施例1と同様の材料を用い、下塗層及び上塗層を
除いた他は実施例1と同様にして行なった。
比較例2 上記実施例1と同様に、但し、下塗層のみを除いて行な
った。
実施例2 下記の様に基材及び各層形成用塗料を準備した。
基材 乳白色ポリエステルフィルム (東し製、ルミラー X−24、厚み188 ttm 
)感剤層形成用塗料 上記の基材にまず、プライマ一層形成用塗料を用いロッ
ドコート法にて乾燥時膜厚1μmのプライマ一層を形成
し、以下順次、感剤層形成用塗料を用いロールコート法
にて乾燥時膜厚2μmの感剤層、塩基剤層形成用塗料を
用いロールコート法にて乾燥時Ilψ厚1μmの塩基剤
層、下塗層形成用塗料を用いグラビアコート法にて乾燥
時膜厚3μmの下塗層、及び、実施例1で用いたのと同
じ上塗層形成用[有]料を用いてグラビアコート法によ
り乾燥時膜厚1μmnの上塗層の各層を形成した。
以上の実施例1、比較例1及び比較例2、並びに実施例
2で得られた感熱記録シートの評価結果を次表に示す。
表中、温湿度保存性は40°C190多R1−1の条件
下で保存し、かぶり濃度が0.5を越えろ時間を指す。
次表により上塗層を設けることによυスグイッキング、
ヘッドかす付着が改善され、更に上塗層と下塗層とを併
用することによシ接着性及び温湿度保存性、平滑性が改
善されることがわかる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の感熱記録材料の一実施例を示す断面図
であり、第2図は本発明の感熱記録材料の他の実施例を
示す断面図である。 1・・・・・・・・・基 材 2・・・・・・・・・感剤層 3・・・・・・・・・塩基剤層 4・・・・・・・・・下塗層 5・・・・・・・・・上塗層 6・・・・・・・・・ブライマ一層 牙1図 才2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材上に下記(alないしくd)の各層を順次積
    層したことを特徴とする感熱記録材料。 (alジアゾ化合物及びカップリング剤とが結合材樹脂
    中に分散されている感剤層 fbl熱分解性アルカリ発生剤が結合材樹脂中に分散さ
    れている塩基剤層 (C)スチレン/マレイン酸共重合樹脂、ポリビ脂、ポ
    リアミド樹脂、ポリビニルアセタール糸樹脂若しくはポ
    リ酢酸ビニル樹脂から選ばれた合成樹脂からなる下塗層 (d)消削及びpjlj Q剤が分散されている合成樹
    脂からなる上塗層。
  2. (2)基材と感拐層との間にブライマ一層が積層しであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の感
    熱記録材料。
JP57197376A 1982-11-10 1982-11-10 感熱記録材料 Granted JPS5987195A (ja)

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JP57197376A JPS5987195A (ja) 1982-11-10 1982-11-10 感熱記録材料

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JP57197376A JPS5987195A (ja) 1982-11-10 1982-11-10 感熱記録材料

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JPS5987195A true JPS5987195A (ja) 1984-05-19
JPH0257795B2 JPH0257795B2 (ja) 1990-12-05

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JP57197376A Granted JPS5987195A (ja) 1982-11-10 1982-11-10 感熱記録材料

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JP (1) JPS5987195A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6360786A (ja) * 1986-09-01 1988-03-16 Tomoegawa Paper Co Ltd 感熱記録材料およびその製造方法
WO2015036808A1 (en) * 2013-09-16 2015-03-19 Any Biztonsági Nyomda Nyrt Security carrier for thermal printing

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WO2015036808A1 (en) * 2013-09-16 2015-03-19 Any Biztonsági Nyomda Nyrt Security carrier for thermal printing

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Publication number Publication date
JPH0257795B2 (ja) 1990-12-05

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