JPS59834Y2 - Fmステレオ放送のマルチプレツクス復調回路 - Google Patents

Fmステレオ放送のマルチプレツクス復調回路

Info

Publication number
JPS59834Y2
JPS59834Y2 JP7231580U JP7231580U JPS59834Y2 JP S59834 Y2 JPS59834 Y2 JP S59834Y2 JP 7231580 U JP7231580 U JP 7231580U JP 7231580 U JP7231580 U JP 7231580U JP S59834 Y2 JPS59834 Y2 JP S59834Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
composite signal
circuit
khz
square wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP7231580U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS56174250U (ja
Inventor
昭男 藤原
Original Assignee
日本ビクター株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 日本ビクター株式会社 filed Critical 日本ビクター株式会社
Priority to JP7231580U priority Critical patent/JPS59834Y2/ja
Publication of JPS56174250U publication Critical patent/JPS56174250U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS59834Y2 publication Critical patent/JPS59834Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Noise Elimination (AREA)
  • Stereo-Broadcasting Methods (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はFMステレオ放送のマルチプレックス復調回路
に係り、19kHzパイロット信号が除去されたコンポ
ジット信号をサンプルスイッチングして復調するに際し
、サンプルスイッチングのための方形波を通常は極めて
テ゛ニーティサイクルが小なるものとし、コンポジット
信号帯域より高い信号混入時にのみ対称方形波とするこ
とにより、分離度(セパレーション)を低下させること
なくビート妨害を防止しえることにより高品位の復調信
号を得ることのできるFMステレオ放送のマルチプレッ
クス復調回路を提供することを目的とする。
FMステレオ放送のマルチプレックス復調回路のうちス
イッチング方式は、周知のように19 kHzパイロッ
ト信号が除去されたコンポジット信号を2つのゲートに
供給し、これを38 kHzの繰り返し周波数であり、
かつ、互いに逆相関係の対称方形波である2つのサンプ
リング信号で交互にオン、オフして38 kHzでサン
プルスイッチングすることにより、左チャンネル信号と
右チャンネル信号とを復調する方式である。
ここで、上記コンポジット信号は、左チャンネル信号り
と右チャンネル信号Rとの直接波和信号である主チヤン
ネル信号(帯域50Hz〜15kHz)と、左チャンネ
ル信号りと右チャンネル信号Rとの差信号(L−R)で
38kHzの搬送波を搬送波抑圧振幅変調して得た副チ
ャンネル信号(帯域23 kHz〜53 kHz)と、
復調のために用いる19 kHzのパイロット信号との
周波数分割多重信号であり、上記のスイッチング方式マ
ルチプレックス復調回路には19kHzパイロット信号
のみが除去されたコンポジット信号が供給されることは
周知の通りである。
しかして、従来上記のスイッチング方式マルチプレック
ス復調回路では、スイッチング流通角を大きくとってい
る(πラジアン)ため、ステレオ分離度が悪く、特に低
域及び高域のそれが悪化していた。
本考案は上記の諸欠点を除去したものであり、以下図面
と共にその一実施例につき説明する。
第1図は本考案になるFMステレオ放送のマルチプレッ
クス復調回路の一実施例の回路系統図を示す。
同図中、入力端子1にはFMステレオチューすで選択受
信され、がっ、FM復調された所望放送局のコンポジッ
ト信号が入来する。
このコンポジット信号は緩衝増幅器2の反転入力端子に
供給される一方、帯域フィルタ3に供給され、ここで1
9kH,zのパイロツ1へ信号のみが分離抽出されて緩
衝増幅器2の非反転入力端子に供給される。
これにより、緩衝増幅器2は入力コンポジッI・信号中
よりパイロット信号が相殺除去されてなるコンポジット
信号を出力し、後述するサンプルホールド回路13内の
サンプルスイッチング回路14に供給する。
一方、入力端子1に入来したコンポジット信号はサンプ
リングパルス幅切換回路4の一部分を構成する高域フィ
ルタ(フィルタ回路)5に供給され、ここで後述する如
<56kHz以上の周波数成分が濾波される。
また帯域フィルタ3により取り出された19 kHzの
パイロット信号は、フェーズ・ロックド・ループ(以下
PLLと記す)6に供給され、ここでパイロット信号に
同期した繰り返し周波数38kHzの方形波が生成され
る。
この方形波は次段のPLL 7に供給され、ここで更に
2逓倍されて繰り返し周波数76kHzの方形波とされ
る。
上記PLL 6は、また第2図Aに示す対称方形波(す
なわちテ゛ニーティ・サイクル1:1の方形波)aをA
ND回路11の一方の入力端子に供給し、かつ、対称方
形波aとは逆相関係にある同図Bに示す対称方形波すを
AND回路12の一方の入力端子に供給する。
上記のPLL 7より取り出された第2図Cに示す繰り
返し周波数76kHzの対称方形波Cはパイロット信号
と同期しており、第1図の単安定マルチバイブレータ8
に印加され、その立下りでこれをトリガーする。
この単安定マルチバイブレータ8はサンプルスイッチン
グ回路14に供給されるサンプルパルスのパルス幅を決
定する回路で、上記のトリガーにより第2図りに示す如
く極めて短かい一定時間口−レベルとなり、その後バイ
レベルに復帰する方形波dを出力する。
ここで、サンプリングパルスのパルス幅は狭い程ステレ
オ分離度が向上するのでできるだけ狭い方が良いが、サ
ンプルスイッチング回路14の応答特性により狭くする
ことには限度がある。
そのため、本実施例ではサンプルスイッチング回路14
の応答特性を勘案してできるだけステレオ分離度を向上
しうる狭いパルス幅のサンプリングパルスの一例として
デユーティ・サイクル1:20の方形波を生成する(後
述する第2図F、Gに示す方形波f9g参照)が、この
サンプリングパルスのサンプル期間と単安定マルチバイ
ブレータ8の出力方形波のローレベル期間とは等しい。
単安定マルチバイブレーク8の出力方形波dは2人力N
AND回路10の一方の入力端子に供給される。
このNA、ND回路10の他方の入力端子にはスイッチ
回路9よりバイレベル又はローレベルの信号が供給され
る。
ここで、スイッチ回路9は前記高域フィルタ5が入力端
子1のコンポジット信号中には本来含まれていない56
kHz以上の周波数成分を濾波しない通常の受信時には
バイレベルの信号を出力し、他方、56 kHz以上の
周波数成分が高域フィルタ5により濾波されたときは高
域フィルタ5の出力によってローレベルの信号を出力す
るよう構成されている。
従って、上記の通常の受信時にはNAND回路10は第
2図Eに示す如く、単安定マルチバイブレータ8の出力
方形波dとは逆位相関係にある繰り返し周波数76kH
zの方形波eを出力し、AND回路11及び12の各他
方の入力端子に供給する。
これにより、AND回路11は第2図Fに示す如く、繰
り返し周波数が38 kHzでテ゛ニーティサイクル1
:20の方形波fをサンプリングパルスとしてサンプル
スイッチング回路14に供給し、またこれと同時にAN
D回路12は第2図Gに示す如く、繰り返し周波数が3
8kHzで方形波fとは半周期位相の異なるテ゛ニーテ
ィサイクル1:20の方形波gをサンプルスイッチング
回路14に供給する。
従って、サンプルスイッチング回路は14は方形波f9
gにより交互にコンポジット信号を38 kHzでサン
プリングされた信号をホールドコンデンサ15L 、
15Rに交互に出力する。
これにより、ホールドコンテ゛ンサ15、−には左チャ
ンネル信号がホールドされ、かつ、その左チャンネル信
号は緩衝増幅器16.7を通して加算器18Lの反転入
力端子及び高域フィルタ19t、に夫々供給される。
一方これと同時に、ホールドコンテ゛ンサ15Rには右
チャンネル信号がホールドされ、かつ、その右チャンネ
ル信号は緩衝増幅器16Rを通して加算器18Hの反転
入力端子及び高域フィルタ19Rに夫々供給される。
上記の加算器1811,18R及び高域フィルタ19L
19Rは量子化雑音除去回路17を構成しており、減衰
量が急峻で、がっ、位相特性が平坦な高域フィルタ19
.、19Rにより20 kl(z以上の高周波成分を濾
波して加算器18L 、 18Hの非反転入力端子に印
加することにより、加算器181−.18Rにおいて3
8kHzの量子化雑音を含む20 kHz以上の高周波
不要成分を相殺除去する。
これにより、加算器18L、 18Rより量子化雑音を
含む20 kHz以上の高周波不要成分の除去された左
チャンネル信号、右チャンネル信号が出力端子20L
、20Rより出力される。
第1図より明らかなように復調された信号伝送路にはフ
ィルタ回路を設けず、復調された信号伝送路より分岐し
た一部の復調された信号中より20kHz以上の不要周
波数成分を高域フィルタ19 t、、 19Rで取り出
した後相殺除去する構成としているから、歪の生じるこ
とのない量子化雑音除去動作を行ない得る。
以上よす、56kHz以上の周波数成分が入力コンポジ
ツ)・信号に混入していない通常の受信時には、極めて
狭いパルス幅のサンプリングパルスを用いてサンプルス
イッチング動作を行なわしめるようにしているので、全
帯域に亙り良好なステレオ分離度を得ることができ、か
つ、歪の発生なく量子化雑音等を除去できるので高品位
な左、右のチャンネル信号を復調出力できる。
ところで、コンポジット信号は前記したように50止〜
53 kHzの周波数帯域を占有しているが、67kH
zを周波数変調したSCA放送(帯域67±7 kHz
)が存在する場合、あるいは53kHzを越える高周波
数成分が何らかの原因で入力端子1をコンポジット信号
に混入した場合は、これと前記サンプリングパルスf9
gの第2次高調波76 kHzとのビート成分が可聴周
波数帯域に入ることとなり雑音として再生されてしまう
から、このビート成分の発生を防止しなければならない
しかして、このビート成分の発生を防止するためには、
38kHzのサンプ1ングパルス(方形波)のテ゛ニー
ティサイクルを、偶数次高調波の生じない値、すなわち
1 : 1(50%)に選定すればよい(1:1以外で
は偶数次、奇数次高調波が夫々発生する。
)。そこで、本実施例は上記の点に鑑み、入力端子1に
入来したコンポジット信号に一例として53km以上の
高周波数成分が含まれていた場合は、高域フィルタ5の
出力によりスイッチ回路9の出力をローレベルとしてN
AND回路10の出力を常時バイレベルとし、これによ
り、PLL6よりの互いに逆位相関係にある繰り返し周
波数38 kHzの対称方形波a、l)をそのままAN
D回路11.12を通してサンプリングパルスとしてサ
ンプルスイッチング回路14に供給する。
従って、前記したビート成分の発生を防止でき、位相特
性の悪化によるステレオ分離度の低下も防ぐことができ
る。
なお、高域フィルタ5の遮断周波数は56 kHzとし
たが、これに限ることはなく、要はコンポジット信号の
周波数帯域よりも高域周波数であってSCA放送信号の
周波数帯域よりも低域周波数(すなわちコンポジット信
号の副チャンネル信号の最大偏移周波数とSCA放送信
号の最大偏移周波数との間の周波数)であれは゛よい。
上述の如く、本考案になるFMステレオ放送のマルチプ
レックス復調回路は、コンボフッ1一部号の周波数帯域
の外側の所定周波数以上の高域周波数成分が上記コンポ
ジット信号に含まれているか否かをフィルタ回路により
検出し、上記高域周波数成分がコンポジット信号に含ま
れていないときはサンプリング信号として対称方形波よ
りもサンプリング期間がはるかに短かい非対称方形波を
発生して復調を行ない、上記高域周波数成分がコンポジ
ット信号に含まれているときには上記サンプリング信号
として対称方形波を発生して復調を行なうよう構成した
ため、上記高域周波数成分がコンポジット信号に含まれ
ていない通常の場合は全帯域に互って良好なステレオ分
離度を得ることができ、また上記高域周波数成分がコン
ポジット信号に含まれているときにはサンプリング信号
の高調波と上記高域周波数成分とのビートの発生を防止
でき、位相特性の悪化によるステレオ分離度の低下を防
止できる等の数々の特長を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案回路の一実施例を示す回路系統図、第2
図A−Gは夫々第1図の各部の動作説明用信号波形図で
ある。 1・・・・・・コンポジット信号入力端子、2・・・・
・・パイロット信号除去兼緩衝増幅器、3・・・・・・
パイロット信号濾波用帯域フィルタ、4・・・・・・サ
ンプリングパルス幅切換回路、5・・・・・・不要高域
周波数成分濾波用高域フィルタ、6,7・・・・・・フ
ェーズ・ロックド・ループ(PLL)、8・・・・・・
単安定マルチバイブレーク、13・・・・・・サンプル
ホールド回路、14・・・・・・サンブルスイツチング
回路、17・・・・・・量子化雑音除去回路、19+−
。 19R・・・・・・高域フィルタ、20.−・・・・・
・左チヤンネル信号出力端子、20R・・・・・・右チ
ヤンネル信号出力端子。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. FMステレオ放送のコンポジット信号を所定の繰り返し
    周波数であり、がっ、互いに逆相関係にある2つのサン
    プリング信号でサンプリングして左チャンネル信号と右
    チャンネル信号を交互に出力させるスイッチング方式の
    マルチプレックス復調回路において、上記コンポジット
    信号の周波数帯域の外側の所定周波数以上の高域周波数
    成分が該コンポジット信号に含まれているか否かをフィ
    ルタ回路により検出し、該高域周波数成分が該コンポジ
    ット信号に含まれていないときは上記サンプリング信号
    として対称方形波よりもサンプリング期間がはるかに短
    かい非対称方形波を発生して復調を行ない、該高域周波
    数成分が該コンポジット信号に含まれているときには上
    記サンプリング信号として対称方形波を発生して復調を
    行なうよう構成したFMステレオ放送のマルチプレック
    ス復調回路。
JP7231580U 1980-05-26 1980-05-26 Fmステレオ放送のマルチプレツクス復調回路 Expired JPS59834Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7231580U JPS59834Y2 (ja) 1980-05-26 1980-05-26 Fmステレオ放送のマルチプレツクス復調回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7231580U JPS59834Y2 (ja) 1980-05-26 1980-05-26 Fmステレオ放送のマルチプレツクス復調回路

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56174250U JPS56174250U (ja) 1981-12-23
JPS59834Y2 true JPS59834Y2 (ja) 1984-01-11

Family

ID=29435599

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7231580U Expired JPS59834Y2 (ja) 1980-05-26 1980-05-26 Fmステレオ放送のマルチプレツクス復調回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59834Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS56174250U (ja) 1981-12-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0252452B1 (en) Separation of L+R from L-R in BTSC system
JPS6221461B2 (ja)
JP3699492B2 (ja) デジタルステレオ復号回路
JPS59834Y2 (ja) Fmステレオ放送のマルチプレツクス復調回路
US4164624A (en) Demodulation circuits of FM stereophonic receivers
JPS5853805B2 (ja) パイロット信号の除去装置
JPS6322098B2 (ja)
JPS589615B2 (ja) Fm ステレオフクチヨウホウシキ
JP2673299B2 (ja) Fm多重放送受信装置
JPS6141321Y2 (ja)
JPS6238362Y2 (ja)
JPS6313619B2 (ja)
JPH0331294B2 (ja)
JP2777717B2 (ja) Fm放送受信装置
JP2572973B2 (ja) Fmステレオの雑音低減回路
JPH01288124A (ja) Fmステレオ放送受信装置
JPH0352063Y2 (ja)
JPH02121426A (ja) Fmステレオ復調回路
JPH0520022Y2 (ja)
JPS5823981B2 (ja) Fmステレオ受信機の妨害パルス抑圧装置
JP2742685B2 (ja) Fm多重信号の受信装置
JPH055702Y2 (ja)
JPH0418263Y2 (ja)
JPS63164633A (ja) Fmマルチパス歪低減装置
JPH01318331A (ja) Fmステレオ受信装置