JPS598073Y2 - 内燃機関の防音ケ−ス - Google Patents
内燃機関の防音ケ−スInfo
- Publication number
- JPS598073Y2 JPS598073Y2 JP1974152043U JP15204374U JPS598073Y2 JP S598073 Y2 JPS598073 Y2 JP S598073Y2 JP 1974152043 U JP1974152043 U JP 1974152043U JP 15204374 U JP15204374 U JP 15204374U JP S598073 Y2 JPS598073 Y2 JP S598073Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- engine
- radiator
- cooling
- internal combustion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はラジエー夕を有する水冷式内燃機関に適用され
る防音ケースに関するものである。
る防音ケースに関するものである。
第1図は機関本体1とラジエータ2とを冷却水管16お
よび17で連結した水冷式内燃機関Eを公知の防音ケー
ス4で囲繞した場合を示しているが、この種の防音ケー
スでは冷却風量を十分に確保するため空気取入口5およ
び空気排出口6の開口面積を十分にとる必要がある。
よび17で連結した水冷式内燃機関Eを公知の防音ケー
ス4で囲繞した場合を示しているが、この種の防音ケー
スでは冷却風量を十分に確保するため空気取入口5およ
び空気排出口6の開口面積を十分にとる必要がある。
しかしながら、防音ケースにおいて大面積の開口部を設
けるとそこから機関運転音が漏洩し防音効果が大きく減
殺されるという問題がある。
けるとそこから機関運転音が漏洩し防音効果が大きく減
殺されるという問題がある。
又、防音ケース内部を、機関本体とラジエー夕の間で区
画してそれぞれを別々の空気流によって冷却するように
した防音ケースも知られている(実公昭49−4465
9号公報)が、この公知例ではそれぞれの冷却空気流を
生戒するためにそれぞれ別個のファンを使用しているた
め、構造上冷却空気通路を形戒する通路壁が複数個必要
であるうえ、機関室からの騒音の洩れを防止する空気通
路壁も大きくしかもその空気出口も大きなものとなって
いる。
画してそれぞれを別々の空気流によって冷却するように
した防音ケースも知られている(実公昭49−4465
9号公報)が、この公知例ではそれぞれの冷却空気流を
生戒するためにそれぞれ別個のファンを使用しているた
め、構造上冷却空気通路を形戒する通路壁が複数個必要
であるうえ、機関室からの騒音の洩れを防止する空気通
路壁も大きくしかもその空気出口も大きなものとなって
いる。
然るに、騒音源を密閉囲繞する防音ケースに貫通穴を設
ける場合は、その穴開口面積が比較的小さい状態から比
例的に増大するときに、質量法則で知られるように、僅
かな穴開口面積の増大によって遮音効果が急激に低下す
る。
ける場合は、その穴開口面積が比較的小さい状態から比
例的に増大するときに、質量法則で知られるように、僅
かな穴開口面積の増大によって遮音効果が急激に低下す
る。
上記公知例では、この面からも機関騒音の低減に限界が
ある。
ある。
本考案は従来の防音ケースにおける上述の如き問題を解
決する目的としてなされたものである。
決する目的としてなされたものである。
以下添付の第2図ないし第5図を参照して本考案の実施
例にかかる内燃機関の防音ケースを説明する。
例にかかる内燃機関の防音ケースを説明する。
第2図および第3図に示す実施例では防音ケース4の内
部を仕切板10によって機関本体1とラジエータ2の間
で区画して主通風ダクト11と機械室12を構或してい
る。
部を仕切板10によって機関本体1とラジエータ2の間
で区画して主通風ダクト11と機械室12を構或してい
る。
即ち、第2図の実施例では防音ケース4の天板21と仕
切板10の上板26の間に主通風ダクト11を形或して
いる。
切板10の上板26の間に主通風ダクト11を形或して
いる。
仕切板10の前板27は機関本体1とラジエータ2の間
、さらに詳しくは機関本体1と冷却ファン3の間に区画
している。
、さらに詳しくは機関本体1と冷却ファン3の間に区画
している。
仕切板の前板24にはファン軸3aを通すための穴15
および機械室12を換気するための換気出口穴14が形
威されている。
および機械室12を換気するための換気出口穴14が形
威されている。
これに対して防音ケース4の後板23には換気入口穴1
3, 13・・・・・・が設けられている。
3, 13・・・・・・が設けられている。
第2図において内燃機関Eの本体1とラジェータ2とは
冷却水管16および17によって連絡されている。
冷却水管16および17によって連絡されている。
また内燃機関Eは出力軸8を介して発電等の作業機械7
を駆動する。
を駆動する。
第2図の実施例の場合は主冷却用の空気Waは主冷却空
気人口5から防音ケース4内に吸入され、主通風ダクト
11を通ってラジェータ2を冷却した後空気排気口6か
ら排出される。
気人口5から防音ケース4内に吸入され、主通風ダクト
11を通ってラジェータ2を冷却した後空気排気口6か
ら排出される。
これに対して換気用空気wbは防音ケース後板23に形
威された換気入口穴13, 13・・・・・・を通って
機械室12内に流入し仕切板前板27の換気出口穴14
がら流出する。
威された換気入口穴13, 13・・・・・・を通って
機械室12内に流入し仕切板前板27の換気出口穴14
がら流出する。
第3図の実施例では防音ケース4の側板25(第4図参
照)と仕切板10の側板28との間に主通風ダクト11
を形或している。
照)と仕切板10の側板28との間に主通風ダクト11
を形或している。
この実施例においても機関本体1とラジエータ2の間に
仕切板前板27によって区画されており、該仕切板前板
27には換気出口穴24が形威されている。
仕切板前板27によって区画されており、該仕切板前板
27には換気出口穴24が形威されている。
第3図および第4図において符号13は換気入口穴、1
5はファン軸挿通穴、18および19は冷却水管16.
17のための挿通穴である。
5はファン軸挿通穴、18および19は冷却水管16.
17のための挿通穴である。
第3図の実施例の場合においても、防音ケース4内は仕
切板10によって主通風ダクト11部分と機械室12部
分に区画され、ラジエータ冷却用の空気Waは主通風ダ
クト11を通り、機械室換気用の空気wbは換気入口穴
から機械室12内に流入し、換気出口穴14から流出す
る。
切板10によって主通風ダクト11部分と機械室12部
分に区画され、ラジエータ冷却用の空気Waは主通風ダ
クト11を通り、機械室換気用の空気wbは換気入口穴
から機械室12内に流入し、換気出口穴14から流出す
る。
第5図は主通風ダクトを設けない場合の実施例を示して
おり、ラジエータ2への主冷却空気Waはラジエータ2
のすぐ後方の主冷却空気人口5から取入れられる。
おり、ラジエータ2への主冷却空気Waはラジエータ2
のすぐ後方の主冷却空気人口5から取入れられる。
この実施例の場合も内燃機関Eの本体1とラジエータ2
との間には仕切板10が配置されており、機械室12内
の換気は防音ケース後板23の換気人口穴13および仕
切板10の換気出口穴14を通しておこなわれる。
との間には仕切板10が配置されており、機械室12内
の換気は防音ケース後板23の換気人口穴13および仕
切板10の換気出口穴14を通しておこなわれる。
以上のように、本考案の内燃機関の防音ケースは、水冷
式内燃機関Eの機関本体1を少なくとも収容する機関室
12の横側方に配設されたラジ工一夕2と前記機関体1
との間に、前記機関室12の外部に開口する主冷却空気
人口5がらラジェータ2冷却用空気Waを取入れる如く
する冷却ファン3を、そのファン軸3aが機関本体1か
らラジエータ2側面に向けて突出する如く配設したもの
において、 前記機関室12と前記空気Waの通路11との間を仕切
板10により仕切るようにするとともに該仕切板10の
前記冷却ファン3側の側面には、前記機関室12に流入
した換気人口穴13がらの空気Wbを前記冷却ファン3
によって前記通路11側に誘引流出せしめる如く換気出
口穴14を、その開口が前記主冷却空気人口5より小さ
く且つ前記冷却ファン3の反ラジエー夕側の側面より上
流側の前記通路11部分の空気Waに晒されるように貫
設したことを特徴とする内燃機関の防音ケースであるか
ら、次のような作用および効果を奏する。
式内燃機関Eの機関本体1を少なくとも収容する機関室
12の横側方に配設されたラジ工一夕2と前記機関体1
との間に、前記機関室12の外部に開口する主冷却空気
人口5がらラジェータ2冷却用空気Waを取入れる如く
する冷却ファン3を、そのファン軸3aが機関本体1か
らラジエータ2側面に向けて突出する如く配設したもの
において、 前記機関室12と前記空気Waの通路11との間を仕切
板10により仕切るようにするとともに該仕切板10の
前記冷却ファン3側の側面には、前記機関室12に流入
した換気人口穴13がらの空気Wbを前記冷却ファン3
によって前記通路11側に誘引流出せしめる如く換気出
口穴14を、その開口が前記主冷却空気人口5より小さ
く且つ前記冷却ファン3の反ラジエー夕側の側面より上
流側の前記通路11部分の空気Waに晒されるように貫
設したことを特徴とする内燃機関の防音ケースであるか
ら、次のような作用および効果を奏する。
即ち、これらの各実施例において、換気用空気wbの風
量はラジエータ冷却空気Waの風量の約6%程度でよい
ため、換気用入口穴13または出口穴14の開口面積は
主冷却空気人口5および空気排出口6の開口面積よりも
大幅に小さくすることができ、該換気用入口穴13およ
び出口穴14がら漏洩する機関運転音は従来のものに比
較して可及的に小さくすることができる。
量はラジエータ冷却空気Waの風量の約6%程度でよい
ため、換気用入口穴13または出口穴14の開口面積は
主冷却空気人口5および空気排出口6の開口面積よりも
大幅に小さくすることができ、該換気用入口穴13およ
び出口穴14がら漏洩する機関運転音は従来のものに比
較して可及的に小さくすることができる。
したがって主冷却空気人口5および空気排出口6の開口
面積を決定するに際しては機関から運転音の漏洩という
要素を質量法則に照らしてほとんど考慮する必要がなく
、十分大きな開口面積とすることができる。
面積を決定するに際しては機関から運転音の漏洩という
要素を質量法則に照らしてほとんど考慮する必要がなく
、十分大きな開口面積とすることができる。
また、ラジエータ2に対しては主冷却空気人口5から直
接取入れられる多量の冷たい空気Waと換気出口穴14
から流出する換気入口穴13からの空気wbとの合流空
気を供給することができるのでラジエータ2の容量およ
び冷却ファン3の送風能力を防音ケースのない場合とほ
とんど同様にすることができ、ラジエータの容量および
冷却ファンの能力を特に大きくする必要がない。
接取入れられる多量の冷たい空気Waと換気出口穴14
から流出する換気入口穴13からの空気wbとの合流空
気を供給することができるのでラジエータ2の容量およ
び冷却ファン3の送風能力を防音ケースのない場合とほ
とんど同様にすることができ、ラジエータの容量および
冷却ファンの能力を特に大きくする必要がない。
さらにまた、機関室は、ラジエータ冷却用の空気通路と
十分に仕切られた状態において、冷却ファンの負圧発生
部分に換気入口穴からの空気が誘引流出せしめられるこ
とから、水冷式内燃機関の防音効果と冷却効果を同時に
向上せしめることができ、その実用的価値は顕著である
。
十分に仕切られた状態において、冷却ファンの負圧発生
部分に換気入口穴からの空気が誘引流出せしめられるこ
とから、水冷式内燃機関の防音効果と冷却効果を同時に
向上せしめることができ、その実用的価値は顕著である
。
第1図は従来の内燃機関用防音ケースの断面図、第2図
および第3図はそれぞれ本考案の実施例にかかる防音ケ
ースの断面図、第4図は第3図の防音ケースにおけるA
−A断面の斜視図、第5図は本考案の他の実施例にかか
る防音ケースの断面図である。 1・・・・・・機関本体、2・・・・・・ラジエー夕、
3・・・・・・冷却ファン、4・・・・・・防音ケース
、5・・・・・・主冷却空気入口、6・・・・・・空気
排出口、10・・・・・・仕切板、11・・・主通風ダ
クト、12・・・・・・機械室、13・・・・・・換気
入口穴、14・・・・・・換気出口穴。
および第3図はそれぞれ本考案の実施例にかかる防音ケ
ースの断面図、第4図は第3図の防音ケースにおけるA
−A断面の斜視図、第5図は本考案の他の実施例にかか
る防音ケースの断面図である。 1・・・・・・機関本体、2・・・・・・ラジエー夕、
3・・・・・・冷却ファン、4・・・・・・防音ケース
、5・・・・・・主冷却空気入口、6・・・・・・空気
排出口、10・・・・・・仕切板、11・・・主通風ダ
クト、12・・・・・・機械室、13・・・・・・換気
入口穴、14・・・・・・換気出口穴。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 水冷式内燃機関Eの機関本体1を少なくとも収容する機
関室12の横側方に配設されたラジエータ2と前記機関
本体1との間に、前記機関室12の外部に開口する主冷
却空気人口5がらラジェータ2冷却用の空気Waを取入
れる如くする冷却ファン3を、そのファン軸3aが機関
本体1がらラジエータ2側面に向けて突出する如く配設
したものにおいて、 前記機関室12と前記空気Waの通路11との間を仕切
板10により仕切るようにするとともに該仕切板10の
前記冷却ファン3側の側面には、前記機関室12に流入
した換気入口穴13からの空気Wbを前記冷却ファン3
によって前記通路11側に誘引流出せしめる如くする換
気出口穴14を、その開口が前記主冷却空気人口5より
小さく且つ前記冷却ファン3の反ラジエータ側の側面よ
り上流側の前記通路11部分の空気Waに晒されるよう
に貫設したことを特徴とする内燃機関の防音ケース。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1974152043U JPS598073Y2 (ja) | 1974-12-14 | 1974-12-14 | 内燃機関の防音ケ−ス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1974152043U JPS598073Y2 (ja) | 1974-12-14 | 1974-12-14 | 内燃機関の防音ケ−ス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5177436U JPS5177436U (ja) | 1976-06-18 |
JPS598073Y2 true JPS598073Y2 (ja) | 1984-03-12 |
Family
ID=28443625
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1974152043U Expired JPS598073Y2 (ja) | 1974-12-14 | 1974-12-14 | 内燃機関の防音ケ−ス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS598073Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2622285B2 (ja) * | 1989-03-17 | 1997-06-18 | ヤンマーディーゼル株式会社 | 建設車両の防音構造 |
JP4224172B2 (ja) * | 1999-07-13 | 2009-02-12 | ヤンマー株式会社 | トラクタの密閉型エンジン室低騒音化構造 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4944659U (ja) * | 1972-07-19 | 1974-04-19 | ||
JPS5347160U (ja) * | 1976-09-25 | 1978-04-21 |
-
1974
- 1974-12-14 JP JP1974152043U patent/JPS598073Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4944659U (ja) * | 1972-07-19 | 1974-04-19 | ||
JPS5347160U (ja) * | 1976-09-25 | 1978-04-21 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5177436U (ja) | 1976-06-18 |
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