JPS5980485A - 液晶組成物 - Google Patents

液晶組成物

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JPS5980485A
JPS5980485A JP19128282A JP19128282A JPS5980485A JP S5980485 A JPS5980485 A JP S5980485A JP 19128282 A JP19128282 A JP 19128282A JP 19128282 A JP19128282 A JP 19128282A JP S5980485 A JPS5980485 A JP S5980485A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal composition
trans
alkylcyclohexylmethyl
cyano
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JP19128282A
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JPS6215117B2 (ja
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Kenichi Nakagawa
謙一 中川
Fumiaki Funada
船田 文明
Masataka Matsuura
松浦 昌孝
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Sharp Corp
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は液晶組成物に関し、特に液晶材料に添加した場
合に正の誘電異方性をもたらす新規な化合物に関するも
のである。
〈従来技術〉 液晶物質の光学的異方性と誘電異方性(Δε)を利用す
ることにより電気光学的表示装置を構成することができ
る。この表示装置に用いられる液晶組成物には、水分、
熱、空気、光等に対する化学的安定性が要求されること
に加えて、次のような物性的特性が要求される。
(+)  室温を含む広い温度範囲で液晶相を示すこと
(2)  速い応答特性を得るために粘度が低いこと。
(3)  駆動回路との整合性が良いこと。すなわち電
気光学的特性曲線における閾電圧と該特性曲線の急峻度
が駆動条件に整合すること。
(4)光学的異方性Δηが素子構成技術および光学的効
果の要請にかなった値であること。
上述の要求を満足する単一の液晶物質は知られておらず
、現状では数種の化合物を混合することにより実用上の
目的を達している。
上記i+)乃至(4)のうち、特に(3)の要求につい
て次に説明する。一般にΔEが正の液晶組成物を用いる
電界効果型液晶表示装置の閾値電圧は組成物のΔεの平
方根に反比例することが知られている。
また、組成物全体のΔeは、Δεが正の液晶成分におけ
るΔεの大きさと添加量によって決定される。従って、
Δεが正の液晶成分は液晶表示装置の閾値電圧を制御す
る上で重要な成分となる。このような液晶成分もまた化
学的に安定であるだけでなく、その他の物性的特性を略
々満足したものであることが実用上必要となる。
〈発明の目的・構成〉 本発明は液晶に課せられた上記諸要求を満足させた新規
有用な液晶組成物を提供することを目的とするものであ
る。
本発明に係る液晶添加用化合物は、一般式%式%[11 トランス配置をとっている。)で表わされるトランス−
4−アルキルシクロヘキシルメチル4−シアノフェニル
エーテル類であり、これを単体又は複数種組み合わせて
液晶材料に添加して液晶組成物を構成する。Xが水素原
子であるトランス−4−アルキルシクロヘキシルメチル
4−シアノフェニルエーテルは、+10程度のΔεを有
する液晶性化合物であり、室温付近でネマティック相を
示す。この化合物の大きな特徴は、他の液晶化合物との
相溶性に優れている点であり、既知の液晶化合物例えば
エステル類、シッフ塩基類、ビフェニル類、フェニルシ
クロヘキサン類等と良く混和して、Δεが正の組成物を
構成することができる。
Xがフッ素、塩素または臭素のハロゲン原子であるトラ
ンス−4−アルキルシクロヘキシルメチル4−シアノ−
3−ハロゲノフェニルエーテルは、上述のXが水素原子
である化合物より更に大きな正のΔεを有する化合物で
ある。これらの化合物のネマティック−等方性液体間の
転移温度は低く室温で液晶相を示さないが、他の液晶と
混合して用いる限り大きな欠点とはならない。
これらの化合物はいずれも有機合成化学の標準的な手法
で合成することができる。その最終段階この反応におい
ては、反応溶媒としてジメチルスルホキシド、ジメチル
ホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メチルピロ
リドンなどの非プロトン性極性溶媒を用いるのが良く、
縮合試剤としてはアルカリ金属の炭酸塩、酢酸塩を用い
るのが良い。反応温度を80℃から100℃に制御すれ
ば、1時間乃至2時間で反応を完結することができる。
実施例 実施例 1 トランス−4−プロピル−1−ブロモメチルシクロヘキ
サン1.28y(5,6ミリモル)、4−シ、アノフェ
ノール0.48F(4,0ミリモル)及び炭酸カリウム
0.69y(5,0ミリモル)をDMF25 d中90
℃で2時間加熱攪拌する。反応混合物を150+++t
’の氷水中に注ぎ、50 mlのクロロホルムで3回抽
出し、クロロホルム層を50 meの水で2回洗浄する
。硫酸す) リウムで乾燥した後、溶媒を留去し、ヘキ
サンとエーテルの9:I混合溶媒を溶出液としてシリカ
ゲルの液体クロマトグラフによってトランス−4−プロ
ピルシクロヘキシルメチル4−シアノフェニルエーテル
0.82 y (収率80%)を得る。更に、95%エ
タノールより再結晶して融点61.0℃、清澄点358
℃の純品を得る。
第1図は60MH2’HNMRを示す。芳香族プロトン
はパラ2置換ベンゼンであることを示し、化学シフトδ
3.80ppmの二重線は分子中央のメチレン基のプロ
トンによる信号である。δ0.6〜2.0の多重線の積
分値はプロトン17箇に相当し、プロピルシクロヘキシ
ル基にあたる。
第2図は赤外線吸収スペクトルを示す。2220(F’
にシアン基の特異吸収が現われている。マススペクトル
ではmee257に親ピークが観測され組成式C17H
23NOと矛盾しない。
実施例 2 トランス−4−プロピル−1−ブロモメチルシクロヘキ
サン0.82y(1,5ミリモル)、市販の4−シアノ
−3−クロロフェノール0.154y(1,0ミリモル
)および炭酸カリウムo、+ 6y(1,2ミリモル)
を25 lleのジメチルホルムアミド中、90℃で1
時間攪拌する。実施例1と同様の処理をして、o、2g
y(収率83%)のトランス−4−プロピルシクロヘキ
シルメチル4−シアノ−3−クロロフェニルエーテルヲ
得ル。融点ハ40.0℃であった。
第3図に60MH2’HNMRを示す。芳香族プロトン
のカップリングパターンはABC型で結合定数はJオル
ト−8,8H2,Jメタ−2,4H2であるから、1,
3.4−三置換ベンゼンであることを示している。
第4図にIRスペクトルを示す。マススペクトルではm
/e29+に親ピークが現れており、組成式C17H2
2NOCj! と矛盾しない。またm/e291ことか
ら塩素原子1箇を含有する分子であることを示している
。この化合物は液晶相を示さないが、他の液晶との混合
物の清澄点から、その仮想清澄点は−30,5℃と計算
される。
実施例 3 4−プロピルフェニル 4−ヘキサノイルオキシベンゾ
エート 5596 4−へブチルフェニル 4−ヘキサノイルオキシベンゾ
エート 4596 から成る組成物は融点20℃、清澄点56℃の共融混合
物で、Δεは−0,5である。以下この組成物を母体液
晶と称する。
実施例1で合成したトランス−4−プロピルシクロヘキ
シルメチル4−シアノフェニルエーテル3096を母体
液晶に混合した。このものは清澄点44℃のネマチック
液晶であり、ねじれたネマティック(TN)型のセルに
封入して、その閾値電圧、飽和電圧を測定した所、各々
1.90Vと266vであった。Δεは+4.4である
実施例 4 実施例2で合成したトランス−4−プロピルシクロヘキ
シルメチル3−クロロ−4−シアノフェニルエーテルを
母体液晶に20%混和した。
このものは清澄点36℃のネマティック液晶であり、T
Nセルに封入して、その閾値電圧、飽和電圧を測定した
所、各々1.65Vと2.13Vであった。実施例3に
おける添加量よりも少ない添加量でより低い閾値電圧を
示すことから、本実施例に係る成分の効果が認められる
上記各実施例で得られた化合物を構成要素とする液晶組
成物を作製することにより、化学的に安定で表示装置と
して必要な物性的諸要求を満たすことのできる液晶材料
が得られる。
〈発明の効果〉 本発明によれば、新規な化合物を利用することにより電
気光学的特性の良好な液晶材料を得ることができ、表示
動作の安定な制御性のよい液晶衣示装置が確立される。
【図面の簡単な説明】
!11Nはトランス−4−プロピルシクロヘキシルメチ
ル4−シアノフェニルエーテルの60MH2’HNMR
(溶媒CDC43、内部基準TMS)スペクトル図であ
る。 第2図はIRスペクトル図である。 第3図はトランス−4−プロピルシクロヘキシルメチル
3−クロロ−4−シアノフェニルエーテルのNMRスペ
クトル図である。 第4図はIRスペクトル図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.一般式(但し、R は炭素数1〜10のアルキル基、Xは水素またはハロゲ
    ン原子を表わし、シクロヘキサン環上の置換基はトラン
    ス配置をとっている。)で表わされるトランス−4−ア
    ルキルシクロヘキシルメチル4−シアノ−フェニルエー
    テル類ヲ有して成る液晶組成物。   ゛ 2、  Xが水素原子である特許請求の範囲第1項記載
    の液晶組成物。 3 Xがふっ素原子である特許請求の範囲第1項記載の
    液晶組成物。 4、  Xが塩素原子である特許請求の範囲第1項記′
    載の液晶組成物。 5 Xが臭素原子である特許請求の範囲第1項記載の液
    晶組成物。
JP19128282A 1982-10-29 1982-10-29 液晶組成物 Granted JPS5980485A (ja)

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US4710315A (en) * 1984-04-16 1987-12-01 Merck Patent Gesellschaft Mit Beschrankter Haftung Anisotropic compounds and liquid crystal mixtures therewith
KR20200012908A (ko) 2017-05-25 2020-02-05 데이진 프론티아 가부시키가이샤 다층 구조 패브릭 및 섬유 제품

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