JPS598047B2 - 磁性材料の湿式成形法および装置 - Google Patents
磁性材料の湿式成形法および装置Info
- Publication number
- JPS598047B2 JPS598047B2 JP51031328A JP3132876A JPS598047B2 JP S598047 B2 JPS598047 B2 JP S598047B2 JP 51031328 A JP51031328 A JP 51031328A JP 3132876 A JP3132876 A JP 3132876A JP S598047 B2 JPS598047 B2 JP S598047B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- molding
- magnetic material
- punch
- lower punch
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- Expired
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- Magnetic Ceramics (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、例えばフェライト磁石材料の懸濁液からフェ
ライト磁石の成形品を得るための成形方法およびその装
置の改良に関するものである。
ライト磁石の成形品を得るための成形方法およびその装
置の改良に関するものである。
従来、成形用空間にフェライト磁石材料懸濁液を供給し
た後、成形用空間内容積を減少することにより、成形用
空間形成壁の局部あるいは全面より、液体を濾過し成形
体を得る場合の装置としては、次のようなものが使用さ
れてきた。ダイス型に設けた成形用窪みの上端を濾過孔
を全面に有する上パンチにより、閉塞し、下端を濾過孔
を全面に有するか、又は全く有しない下パンチにより閉
塞して成形用空間を形成し、この成形用空間にフェライ
ト磁石材料懸濁液を供給した後、上パンチダイス型に対
して下パンチを相対的に近づけて、成形用空間内容積を
減少せしめ圧密濾過により、フェライト磁石成形体を得
る。しかしながら、この従来方法では、成形体の形状に
応じた濾過が行なわれないので、成形体密度が不均衡と
なり、焼成時に内部応力を大きくする。
た後、成形用空間内容積を減少することにより、成形用
空間形成壁の局部あるいは全面より、液体を濾過し成形
体を得る場合の装置としては、次のようなものが使用さ
れてきた。ダイス型に設けた成形用窪みの上端を濾過孔
を全面に有する上パンチにより、閉塞し、下端を濾過孔
を全面に有するか、又は全く有しない下パンチにより閉
塞して成形用空間を形成し、この成形用空間にフェライ
ト磁石材料懸濁液を供給した後、上パンチダイス型に対
して下パンチを相対的に近づけて、成形用空間内容積を
減少せしめ圧密濾過により、フェライト磁石成形体を得
る。しかしながら、この従来方法では、成形体の形状に
応じた濾過が行なわれないので、成形体密度が不均衡と
なり、焼成時に内部応力を大きくする。
このため亀裂のない焼成品を得ることが困難であつた。
又密度分布の不均衡は、最終製品としての永久磁石の磁
気特性の不均一をもたらし、回転機用永久磁石として、
使用した場合、磁気騒音の原因となつていた〇本発明は
、上記の如き従来技術の問題点を解決し、密度分布の均
一な成形体を得るための磁性材料の湿式成形方法および
その装置を提供することをその目的とするものである。
又密度分布の不均衡は、最終製品としての永久磁石の磁
気特性の不均一をもたらし、回転機用永久磁石として、
使用した場合、磁気騒音の原因となつていた〇本発明は
、上記の如き従来技術の問題点を解決し、密度分布の均
一な成形体を得るための磁性材料の湿式成形方法および
その装置を提供することをその目的とするものである。
本発明の主旨は、ダイス型の成形用窪みの上端面と下端
面とをそれぞれ上パンチ、下パンチで閉塞して形成する
成形用空間部に磁性材料懸濁液を供給した後、該磁化コ
イルに通電し磁界中にて成形用空間部の内容積を減少さ
せることにより、磁性材料を圧密ろ過成形するに際して
、上パンチのほぼ全面および下パンチ側の局部から脱水
することを特徴とする磁性材料の湿式成形方法であり上
パンチ、下パンチを強磁性材料または下パンチを非磁性
材料からなる材料にて構成した上記湿式成形装置である
。
面とをそれぞれ上パンチ、下パンチで閉塞して形成する
成形用空間部に磁性材料懸濁液を供給した後、該磁化コ
イルに通電し磁界中にて成形用空間部の内容積を減少さ
せることにより、磁性材料を圧密ろ過成形するに際して
、上パンチのほぼ全面および下パンチ側の局部から脱水
することを特徴とする磁性材料の湿式成形方法であり上
パンチ、下パンチを強磁性材料または下パンチを非磁性
材料からなる材料にて構成した上記湿式成形装置である
。
以下本発明の実施例を図面によつて説明する。
第１図は、本発明の実施例の縦断面図である。１は、上
パンチ３を駆動するための上部油圧シリンダーである。
パンチ３を駆動するための上部油圧シリンダーである。
１３はダイス型であり、下部油圧シリンダー１９により
、上下方向に駆動される。
、上下方向に駆動される。
ダイス型の外周には磁場コイル８を設置し、磁性陶磁器
材料粉末を成形する際に配向可能とする。１４は下パン
チでダイス型１３に設けた成形用窪み１０ａに挿入され
、上パンチ３、ダイス型１３と共に成形用空間１０を形
成する。
材料粉末を成形する際に配向可能とする。１４は下パン
チでダイス型１３に設けた成形用窪み１０ａに挿入され
、上パンチ３、ダイス型１３と共に成形用空間１０を形
成する。
尚、ダイス型は非磁性材料または、ほとんど強磁性とな
り得ない材料で、上パンチは成形用空間形成面の全面を
強磁性材料で、また下パンチは成形用空間形成面を強磁
性材料と非磁性材料または、ほとんど強磁性となり得な
い材料にてそれぞれ構成する。以下成形作用について説
明すると、磁石材料懸濁液をこの成形用空間１０に充填
した後下パンチ１４を上パンチ３に対して、相対的に上
昇せしめ、９の位置まで相対的に変位せしめる。１１は
、多孔性物質であり、スポンジチタンを用いてある。
り得ない材料で、上パンチは成形用空間形成面の全面を
強磁性材料で、また下パンチは成形用空間形成面を強磁
性材料と非磁性材料または、ほとんど強磁性となり得な
い材料にてそれぞれ構成する。以下成形作用について説
明すると、磁石材料懸濁液をこの成形用空間１０に充填
した後下パンチ１４を上パンチ３に対して、相対的に上
昇せしめ、９の位置まで相対的に変位せしめる。１１は
、多孔性物質であり、スポンジチタンを用いてある。
成形用空間１０の内容積を減少せしめるにつれて、ダイ
ス型３上面上の濾過体７および多孔性物質１１を通して
液体が上パンチ濾過孔６および下パンチ濾過孔１２から
成形用空間外に排除される。第３図は、別の形状の成形
体を得る装置に関する実施例の一部縦断面図である。
ス型３上面上の濾過体７および多孔性物質１１を通して
液体が上パンチ濾過孔６および下パンチ濾過孔１２から
成形用空間外に排除される。第３図は、別の形状の成形
体を得る装置に関する実施例の一部縦断面図である。
従来、濾過孔は、下パンチの上面の全面に設けられたた
め、成形品の上下方向の厚い所と薄い所に密度不均一を
生じ、かつ成形体端部において、成形磁場の乱れを生じ
るために、第２図、第４図に示した如き、ワレ、カケを
有する焼成品しか得られなかつた。
め、成形品の上下方向の厚い所と薄い所に密度不均一を
生じ、かつ成形体端部において、成形磁場の乱れを生じ
るために、第２図、第４図に示した如き、ワレ、カケを
有する焼成品しか得られなかつた。
本発明によれば、上下方向の厚さを考慮し、局部的に配
向磁場の乱れる端部において、下パンチに多孔質物体１
１を装着して、圧密濾過するので、均一密度の成形体が
得られるものである。
向磁場の乱れる端部において、下パンチに多孔質物体１
１を装着して、圧密濾過するので、均一密度の成形体が
得られるものである。
第１図、第３図は、実施例の縦断面図、第２図第４図は
不良品の一例を示す断面図である。 ３・・・・・・上パンチ、１３・・・・・・ダイス型、
１４・・・・・・下パンチ。
不良品の一例を示す断面図である。 ３・・・・・・上パンチ、１３・・・・・・ダイス型、
１４・・・・・・下パンチ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ダイス型の成形用窪みの上端面と下端面とを、それ
ぞれ上パンチ、下パンチで閉塞して形成する成形用空間
部に磁性材料懸濁液を供給した後、磁化コイルに通電し
磁界中にて成形用空間部の内容積を減少させることによ
り、磁性材料を圧密濾過成形するに際して、上パンチ側
のほぼ全面および、下パンチ側の局部から脱水すること
を特徴とする磁性材料の湿式成形法。 ２ ダイス型の成形用窪みの上端面と下端面とを、それ
ぞれ上パンチ、下パンチで閉塞して形成する成形用空間
部に磁性材料懸濁液を供給した後、該ダイス型外周に設
置した磁化コイルに通電しつつ、成形用空間部の内容積
を減少させることにより、磁性材料を圧密濾過成形する
プレス装置において、上パンチの成形用空間形成面のほ
ぼ全面に、又、下パンチの成形用空間形成面の局部にそ
れぞれ濾過孔を分布させたことを特徴とする磁性材料の
湿式成形装置。 ３ 上パンチには上パンチの成形用空間形成面の全面と
下パンチには下パンチの成形用空間形成面の全面とをそ
れぞれ強磁性材料にて構成したことを特徴とする特許請
求の範囲第２項記載の磁性材料の湿式成形装置。 ４ 上パンチには下パンチの成形用空間成形面の全面を
強磁性材料にて構成するとともに、下パンチには下パン
チの成形用空間形成面を強磁性材料と非磁性材料または
、ほとんど強磁性となり得ない材料にて構成したことを
特徴とする特許請求の範囲第２項記載の磁性材料の湿式
成形装置。 ５ ダイス型が非磁性材料から構成したことを特徴とす
る特許請求の範囲第２項からなる磁性材料の湿式成形装
置。 ６ ダイス型がほとんど強磁性となり得ない材料から構
成したことを特徴とする特許請求の範囲第２項からなる
磁性材料の湿式成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51031328A JPS598047B2 (ja) | 1976-03-24 | 1976-03-24 | 磁性材料の湿式成形法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51031328A JPS598047B2 (ja) | 1976-03-24 | 1976-03-24 | 磁性材料の湿式成形法および装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS52115399A JPS52115399A (en) | 1977-09-27 |
| JPS598047B2 true JPS598047B2 (ja) | 1984-02-22 |
Family
ID=12328185
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51031328A Expired JPS598047B2 (ja) | 1976-03-24 | 1976-03-24 | 磁性材料の湿式成形法および装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS598047B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01134113A (ja) * | 1987-11-18 | 1989-05-26 | Sanyo Electric Co Ltd | ガス燃焼装置 |
| JPH01296010A (ja) * | 1988-02-10 | 1989-11-29 | Rinnai Corp | 燃焼制御装置 |
| DE4428693C2 (de) * | 1993-08-12 | 1999-05-12 | Hitachi Metals Ltd | Verfahren zum Herstellen eines Ferritmagnets |
-
1976
- 1976-03-24 JP JP51031328A patent/JPS598047B2/ja not_active Expired
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01134113A (ja) * | 1987-11-18 | 1989-05-26 | Sanyo Electric Co Ltd | ガス燃焼装置 |
| JPH01296010A (ja) * | 1988-02-10 | 1989-11-29 | Rinnai Corp | 燃焼制御装置 |
| DE4428693C2 (de) * | 1993-08-12 | 1999-05-12 | Hitachi Metals Ltd | Verfahren zum Herstellen eines Ferritmagnets |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS52115399A (en) | 1977-09-27 |
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