JPS6345286Y2 - - Google Patents

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JPS6345286Y2
JPS6345286Y2 JP1984154520U JP15452084U JPS6345286Y2 JP S6345286 Y2 JPS6345286 Y2 JP S6345286Y2 JP 1984154520 U JP1984154520 U JP 1984154520U JP 15452084 U JP15452084 U JP 15452084U JP S6345286 Y2 JPS6345286 Y2 JP S6345286Y2
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water
die
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drainage
molded body
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JP1984154520U
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JPS6169238U (ja
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  • Magnetic Ceramics (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Hard Magnetic Materials (AREA)
  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ハードフエライト材料、ソフトフ
エライト材料等のスラリー化した磁性材料粉末を
濾過圧縮してリング状、円板状、あるいは角形状
成型体に成型する湿式成型装置の改良に係り、特
に、成型空間に充填したスラリー状磁性材料粉末
中に含まれる水分を均一に除去して、成型体密度
の均一化、成型体あるいは焼結体のひび、割れの
ない、またそり歪みのないすぐれた磁気特性を有
する成型体を得る湿式成型装置に係る。 背景技術 従来の湿式成型装置は、例えばリング状成型体
用のダイスフロートの場合、ダイス,コア及び上
下パンチにより成型される成型空間内に、スラリ
ー状磁性材料粉末を充填し、成型装置の上側シリ
ンダの加圧力により、上パンチ、抜水板及びダイ
スは一体になつて下降し、スラリー状磁性材料粉
末中に含まれる水分は、濾過布、抜水板を介して
外部へ抜水され、所定の成型圧縮が行なわれる。 ところが、従来装置の抜水板は、抜水用の小孔
が抜水板全面にほぼ均一に設けてあり、例えば抜
水用小孔の一部に目詰り等を生じると、抜水板よ
りの抜水状況は、リング状成型体の中心付近と内
外周部付近とにおいて不均一となり、特に、成型
時に磁性材料粉末に磁場を印加して成型する磁場
中成型の場合は、リング状成型体の中心部付近と
内外周部付近の抜水の不均一に起因して密度差を
生じ、成型体にひび、割れが発生したり、あるい
は焼結体にそり状変形を生じて、所要寸法に研摩
加工する際の製品歩留の低下を招来し、さらにひ
び、割れを発生して不良品となる等の問題があつ
た。 考案の目的 この考案は、上述した湿式成型装置の問題点を
解決するもので、湿式成型時の成型体の各部位に
おける抜水が均一になる湿式成型装置を目的とし
ており、均一抜水により成型体内に密度差を解消
し、成型時のひび,割れ及び焼結時のそり状変
形,ひび,割れを防止した湿式成型装置を目的と
している。 考案の開示 この考案は、湿式成型時の成型体の各部位にお
ける均一抜水を目的に種々検討の結果、従来の抜
水板全面に等間隔で均一に設けた抜水孔に変え
て、抜水板の特定位置及び幅で、所定寸法の抜水
孔を配列することにより、均一抜水でき、均一密
度の成型体が得られることを知見したものであ
る。 すなわち、この考案はダイス内の成型空間にス
ラリー状磁性材料粉末を充填し、該磁性材料粉末
と上パンチ間に介在させる濾過布と抜水板より抜
水し、該磁性材料粉末を圧縮成型する湿式成型装
置において、ダイスの成型空間より外側部位に対
向している抜水板面に、該成型空間の横断面外周
形と相似形でかつ同心状に、幅0.1d〜1.0dの範囲
内に、抜水孔を配列したことを特徴とする湿式成
型装置である。 リング状成型体及び円板状成型体の場合; d=D/2 角形状成型体の場合; d=L/2 (D:ダイス内径、L:ダイス内一辺長さ この考案において、抜水孔は、ダイスの成型空
間の横断面外形と相似形で、かつダイスの成型空
間より外側に位置する抜水板に、同心状に、例え
ば、等間隔で配置するもので、抜水板に穿孔する
個所は、抜水孔の加工精度や抜水能力、孔加工コ
ストを考慮すると、抜水板の成型空間側端部から
1〜30mm好ましく、さらには3〜10mm範囲が望ま
しく、成型空間の形状や寸法、濾過布の材質や厚
み等に応じて適宜選定するとよい。 また、抜水板に配列する抜水孔の分布幅範囲と
しては、0.1d〜1.0dが好ましい、すなわち、上記
dの10%未満であると、抜水効率が低下して成型
能率の低下を招来し、ひび,割れ防止効果が低下
するため好ましくなく、d幅を越えると、孔加工
に多大の工数を要し、コスト高並びに気孔率が増
大し、多数個取り成型が困難となり、工業生産上
好ましくないため、0.1d〜1.0dとし、さらに、望
ましくは、0.2d〜0.4dである。 また抜水孔の内径は、1mm未満では穿孔加工に
多大の工数を要し、コスト高を招くので好ましく
なく、4mmを越えると、抜水板の機械的強度が低
下するため、1mm〜4mmとするのが好ましい。 また、抜水孔の入り口部、すなわち、濾過布と
接触する部分に、例えば、円錘状、円柱状、角柱
状、さらに成型空間横断面と相似形の溝部からな
る水留め用の空間部を形成することにより、抜水
効果を向上させることが可能である。 濾過布材質には、この考案では、抜水が垂直方
向でなく水平方向に行なわれるため、繊維方向及
び繊維や糸等の太さ、経糸及び緯糸の配置や織方
等を水平方向の抜水に適した構成とするのが望ま
しく、ナイロン、テトロン、アクリル、合成繊
維、ウール、絹、フエルト、あるいは金属や金属
繊維等の材質より適宜選定すればよい。 また、濾過布は、1枚または複数枚より構成
し、合成繊維や天燃繊維等の場合、圧縮成型時に
0.3mm〜3.0mmの厚みを有することが望ましく、0.3
mm未満であると、抜水孔がダイスの成型空間外側
に配置されるため、抜水効率が著しく低下すると
ともに、濾過布自体があなあき等の損傷する恐れ
があり、3.0mmを越えると、抜水板とダイス間と
の空隙が大きくなりすぎ、磁気分布が不均一とな
るだけでなく、スラリー状磁性材料粉末が洩れて
成型体にかえり等を生じる恐れがある。さらに
は、1,0mm〜2.0mmが最も望ましい。また、金
属や金属繊維等の場合、圧縮成型時に、0.05mm〜
1.0mmの厚みを有することが望ましく、ネットを
構成する場合は0.06mm〜0.1mmが好ましい。 考案の効果 特定範囲内すなわち、ダイスの成型空間より外
側部位に対向する位置に設けた抜水板の抜水孔よ
り、抜水されるため、成型体内の水分が均一に抜
水され、密度差が解消されて、成型時のひび,割
れの発生が防止でき、また、成形後の焼結時のそ
り歪みの発生も防止でき、製品の外観及び歩留の
向上に極めて有効である。また、抜水板の抜水孔
が特定範囲のみ穿孔され、孔数が少なく抜水板の
コスト低減に有効であると共に、焼結体に抜水孔
跡がなくなり、表面加工工数が減少し、加工品質
向上と加工コスト低減効果があり、また、磁場分
布も均一になる効果があり、成型能率向上と焼結
体品質向上に有効である。 図面に基づく考案の説明 第1図はこの考案による湿式成型装置の縦断説
明図ある。 基台1上に載置した中空円筒体の下側パンチ2
の外周に、ダイス3が配置され、下側パンチ2の
中空部に挿入するコア4とダイス3の上端面に、
濾過布9が載置され、さらにその上面にこの考案
による抜水板5が載置されて上記のダイス3と一
対に上下動可能となり、下側パンチ2上端面と上
側パンチ6間にダイス3とコア4とで成型空間を
形成し、上下方向に配置される一対のシリンダー
7,7で加圧移動する構成である。 また、ダイス3の外周部には、成型空間に磁場
を生成させる電磁コイル8が巻着されている。 抜水板5には、ダイスの成型空間端面より外側
へ1mm〜30mmの位置に対向する範囲内で同心円状
に、内径2mmの抜水孔11が等間隔で配列されて
いる。 以上の構成からなる湿式成型装置において、ダ
イス3内の成型空間内にスラリー状磁性材料粉末
10を充填し、上側シリンダ7を作動し、電磁コ
イル8により磁場を印加しながら、ダイス3、上
側パンチ6、コア4を下降させて圧縮成型する。 圧縮成型時、スラリー状磁性材料粉末に含まれ
る水分は、濾過布9を介して、上記した特定範囲
内に設けた抜水孔11より、抜水されるため、成
型体内の水分が均一に抜水され、密度差が解消さ
れて、成型時のひび,割れの発生が防止でき、ま
た、成型後の焼結時のそり歪の発生も防止でき、
製品の外観及び歩留の向上に極めて有効である。 実施例 上述した第1図の湿式成型装置を使用し、
SrO10%、Fe2O390%、組成の水分40%含有のス
ラリ状磁性材料粉末を、10kOeの磁場中で、圧縮
比2、加圧力0.5t/cm2で、磁場中成型し、成型
時、厚み2mmの濾過布を使用し、ダイスの成型空
間端面より外側へ2〜7mmの範囲内の位置に対設
した内径2.0mmの抜水孔を等間隔で、円形に2列、
合計で100個を配列した抜水板により、抜水し、
外径60mm×内径20mm×高さ10mm寸法の成型体を、
100個成型し、3日の自然乾燥後、1210℃,1.5時
間の条件で焼結した。 100個の成型体の外観状況及び焼結後のそり歪、
外観状況、磁気特性を測定し、測定結果を第1表
に示す。 また、比較のため、内径2.0mmの抜水孔を抜水板
全面に等間隔で配例した従来の抜水板を使用する
以外は、上記実施例と同一原料及び条件で磁場中
成型,焼結した100個の成型体の外観状況及び焼
結後のそり歪、外観状況、磁気特性を測定し、測
定結果を第1表に合せて示す。 なお、第1表において、焼結体の片面そり歪
は、定盤上に載置した焼結体面の隙間を隙間ゲー
ジにて測定した。また、磁気特性は平均値を示
す。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案による湿式成型装置の縦断説
明図である。 1…基台、2…下側パンチ、3…ダイス、4…
コア、5…抜水板、6…上側パンチ、7…シリン
ダ、8…電磁コイル、9…濾過布、10…スラリ
ー状原料紛末、11…抜水孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ダイス内の成型空間にスラリー状磁性材料粉末
    を充填し、該磁性材料粉末と上パンチ間に介在さ
    せる濾過布と抜水板より抜水し、該磁性材料粉末
    を圧縮成型する湿式成型装置において、 ダイスの成型空間より外側部位に対向している
    抜水板面に、該成型空間の横断面外周形と相似形
    でかつ同心状に、幅0.1d〜1.0dの範囲内に、抜水
    孔を配列したことを特徴とする湿式成型装置。 リング状成型体及び円板状成型体の場合; d=D/2 角形状成型体の場合; d=L/2 (D:ダイス内径、L:ダイス内一辺長さ)。
JP1984154520U 1984-10-13 1984-10-13 Expired JPS6345286Y2 (ja)

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JPS6169238U JPS6169238U (ja) 1986-05-12
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102962879A (zh) * 2012-11-22 2013-03-13 海宁联丰磁业股份有限公司 锰锌铁氧体磁芯成型工艺

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52119612A (en) * 1976-04-02 1977-10-07 Hitachi Metals Ltd Method and apparatus for producing products from ceramic materials

Family Cites Families (1)

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JPS5710809Y2 (ja) * 1978-06-07 1982-03-03

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JPS6169238U (ja) 1986-05-12

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