JPH01134113A - ガス燃焼装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明は、ガス瞬間給湯器等のガス燃焼装置に関する。

（ロ）従来の技術 例えば特公昭６２−２６４８号公報には、バーナと、燃
焼室に燃焼用空気を供給する送風機とを備え、燃焼用空
気を必要最小限のみ送風するように送風ファンを制御し
て高効率で燃焼運転を行う燃焼装置が開示されている。

（八）発明が解決しようとする問題点 上記従来の技術の燃焼装置において、バーナの点火時、
例えば着火音を小さくするために、ガス燃料供給量と燃
焼用空気供給量とを通常の燃焼時と同じ比率で減少させ
た場合には、バーナへの燃焼用空気供給量が多く、複数
のバーナ間の火移り不良や、着火不良が生ずる虞れがあ
った。

本発明は、バーナの点火時の火移り不良や着火不良を防
止して、バーナの点火を確実にすることを目的とする。

（ニ）問題点を解決するための手段 本発明は点火時ガスバーナ（１）乃至（５）に供給され
る燃焼用空気、及びガス燃料の供給量を通常時よりも少
なくしたガス燃焼装置において、点火時の空燃比を１よ
り大きくする燃焼制御回路（１５）を備えたものである
。

（＊）作用 点火時は、燃焼用空気の量をガス燃料の量より少なくし
、空燃比を１より大きくする。このため、バーナ（１）
乃至（５）に流れる燃焼用空気の風速が遅くなり、バー
ナ（１）乃至（５）から吐出したガス燃料が横方向へ広
がり、バーナ（１）乃至（５）の火移りが確実に行われ
る。

（へ）実施例 以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。

第１図及び第２図において、（１）乃至（５）はそれぞ
れガス瞬間給湯器等の燃焼部（Ａ）に複数本間隔を存し
て設けられたブンゼンバーナ等の第１乃至第５ガスバー
ナ（以下バーナという）、（６）はそれぞれのバーナ（
１）乃至（５）へのガス燃料供給量を制御するガス圧比
例弁、（６ａ）はガス遮断弁である。又、（７）は第２
バーナ（２）の近くに設けられ点火回路（７Ａ）が接続
された点火器、（８）は第３バーナ（３）に臨んで設け
られた炎検知器、（１０）は炎検知器（８）が接続され
た炎検知回路である。（１１）は各バーナ（１）乃至（
５）へ燃焼用空気を供給するための送風機であり、（１
２〉は送風モータ、（１３）は送風ファンである。（１
５）は燃焼制御回路であり、この燃焼制御回路（１５）
から送風機（１１）、ガス圧比例弁〈６）、ガス遮断弁
（６ａ）　、及び点火回路（７Ａ）へ送風量制御信号、
ガス供給量制御信号、開閉信号、及び点火信号等がそれ
ぞれ出力される。又、炎検知信号が炎検知回路（１０）
から燃焼制御回路（１５）へ出力される。尚、第２図の
（ＩＩＡ）は送風機（１１）の吐出口であり、シャッタ
ー（図示せず）を備えている。

以下、上記給湯器の動作を第３図のフローチャートに基
づいて説明する。給湯開始に伴う第１乃至第５バーナ（
１）乃至（５）の点火時には、まず、点火信号が燃焼制
御回路（１５）から点火回路（７Ａ）へ出力され、点火
器（７）が点火動作を開始する。又、運転信号、及び送
風量制御信号が燃焼制御回路（１５）から送風機（１１
）へ出力され、送風機（１１）が運転を開始すると共に
シャッターが動作して吐出口＜ＩＩＡ）の開口面積が狭
くなり、通常の燃焼時より少ない燃焼用空気が燃焼部（
Ａ）に送られる。さらに開信号、及びガス供給量制御信
号が燃焼制御回路（１５）からガス遮断弁（６ａ）、及
びガス圧比例弁（６）へ出力され、通常の燃焼時より少
ないガス燃料が第１乃至第５バーナ＜１〉乃至（５）へ
供給される。このとき、燃焼部（Ａ）へ供給される燃焼
用空気はガス燃料より例えば３０％少なくなり、空燃比
が通常より高い略１．４になる。又、燃焼用空気の供給
量が大幅に減少するため、第１乃至第５バーナ（１）乃
至（５〉の間を流れる燃焼用空気の風速が遅くなり、そ
れぞれのバーナから吐出したガス燃料は横方向へ広がる
。

上記のように燃焼用空気、及びガス燃料の供給が始まる
と、点火器（７）の火花により第２バーナ（２）が着火
する。そして、第２バーナ（２）の炎が第１バーナ（１
）及び第３バーナ（３）から吐出したガス燃料に移り、
各バーナが着火する。又、第３バーナ（３）の炎が第４
バーナ（４）、及び第５バーナ（５）へ移り、第１、第
３バーナ（１）　、　（３）の着火と略同時に第４、第
５バーナ（４）　、　（５）が着火する。又、第３バー
ナ（３）が着火すると炎検知器（８）が炎を検知し、炎
検知回路（１０）が燃焼制御回路（１５）へ炎検知信号
を出力する。ここで、第３バーナ（３）に着火せずに点
火タイム（例えば５秒）が経過した場合には、燃焼用空
気、及びガス燃料の供給が停止する。炎検知信号により
燃焼制御回路（１５）が動作し、通常燃焼時の送風量制
御信号、及びガス供給量制御信号を送風機（１１）、及
びガス圧比例弁（６）へ出力する。そして、送風機（１
１）のシャッター（１１ａ）が動作して給気口（ＩＩＡ
）の開口面積が広くなり、燃焼用空気供給量が増え、通
常の燃焼用空気が燃焼部（Ａ）に送られる。又、ガス圧
比例弁（６）が動作して開き、ガス燃料供給量が増え、
通常の量のガス燃料が第１乃至第５バーナ（１）乃至（
５）へ供給される。そして、第１乃至第５バーナ〈１）
乃至（５）が通常の燃焼を始める。

その後、使用者が給湯を停止すると、それに伴い燃焼制
御回路（１５）が動作し、送風機（１１）、及びガス遮
断弁（６ａ）へ停止信号、及び閉信号が出力され、送風
機〈１１）が運転を停止すると共に、ガス遮断弁（６ａ
）が閉じ、第１乃至第５バーナ（１）乃至（５）の燃焼
が停止する。

以上、実施例によれば、第１乃至第５バーナ（１）乃至
（５）の点火動作の際、それぞれのバーナへ供給される
ガス燃料の量が点火レベルまで減少移せられると共に、
燃焼用空気の量がガス燃料の量より減少し、空燃比が１
より大きくなり、この結果、それぞれのバーナから吐出
したガス燃料の濃度が濃くなると共に、それぞれのバー
ナの間を流れる燃焼用空気の風速が遅くなり、それぞれ
のバーナから吐出したガス燃料が横方向へ広がるため、
着火した第２バーナ（２）から第１バーナ（１）、及び
第３乃至第５バーナ（３）乃至（５）への火移りが確実
に行われ、点火器（７）から離れたバーナを確実に点火
させることができる。

尚、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、５
木より多い又は少ない複数本のバーナを有した燃焼機、
又は複数のバーナヘッドを有した１個のバーナを有する
燃焼機においても、上記実施例のように点火時、燃焼用
空気の供給量をガス燃料の供給量より少なくし、空燃比
を１より大きくすると共に、バーナの周囲を流れる燃焼
用空気の風速を遅くすることにより、バーナ又はバーナ
ヘッド間の火移りを良くシ、バーナを確実に点火させる
ことができる。又、この場合には点火器（７）、及び炎
検知器（８）はそれぞれ別のバーナの近くに設ければ良
い。

（ト）発明の効果 本発明は以上のように構成されたガス燃焼装置であり、
ガスバーナの点火時、燃焼制御回路の動作によりガス燃
料の供給量を減少させると共に、ガス燃料に対する燃焼
用空気の供給量を減少させ、空燃比を１より大きくシ、
この結果ガスバーナの周囲を流れる燃焼用空気の風速が
遅くなるため、バーナの火移りを良くすることができ、
バーナを確実に点火させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は本発明の一実施例を示したものであ
り、第１図はガス燃焼制御装置のブロック図、第２図は
ガスバーナの概略上面図、第３図はガスバーナ点火時の
フローチャートである。 （１〉乃至（５）・・・第１乃至第５ガスバーナ、　（
７）・・・点火器、　（１１）・・・送風機、　（１５
）・・・燃焼制御回路。 寓　１ｒ！ｆ！Ｉ 買２！ １Ａ 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、点火時にガスバーナに供給される燃焼用空気、及び
   ガス燃料の供給量を通常時よりも少なくしたガス燃焼装
   置において、点火時の空燃比を１より大きくする燃焼制
   御回路を備えたことを特徴とするガス燃焼装置。