JPS597988B2 - 現金支払デ−タ処理方式 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は現金支払ゼータ処理方式にかんするもので、
たとえは給与を銀行に振込まれる人がカードを利用して
、その人か勤務する場所（以下事業所と言う）で、現金
の支払いを受けるようにできる現金支払ゼータ処理方式
にかんするものである。

給与を銀行に振込むようにすれは、企業にとつては現金
の取扱いに要する多くの事務量を省くことができ、銀行
からみれは顧客の増大、預金額の増大が期待できるので
有益である。

また、給与の支払いを受ける人（以下社員等と記す）に
とつても不要不急の現金を銀行に預ける手間が省かれ、
振込み先の銀行と、継続的な取引を維持することによつ
て信用を形成することができるようになる。それゆえ、
給与の自動振込みか増加しているが、社員等かいつたん
現金を必要とすれは、振込先の銀行まで行かなけれはな
らなくなる。そのため、・給与の自動振込みは、上述の
ような利点かありながら、社員等に受入れられない一面
がある。これを解消するためには事業所に現金支込機を
設置すればよいか、単独の企業あるいは単独の銀行でこ
れらの現金支払機を維持運営することは不経済となる。
また、社員等の住居の違いから、振込先銀行を選択でき
るようにする必要があることから、単独の銀行が事業所
の現金支払機を管理することには支障かある。それゆえ
、この発明の目的は複数の企業および複数の銀行か協同
して現金支払機を維持運営できるようにすることにある
。

この発明においては、事業所に設置される複数の現金支
払機がセンタに設けられた中央処理装置で集中して制御
される。

これらの現金支払機に挿人されるカードには、カードの
所有者を特定するコードたとえば社員コード等に加えて
銀行コードを記録しておく。中央処理装置は複数の現金
支払機について取引がなされる都度、取引データ記憶エ
リアに銀行コードを含む取引データを記録していく。そ
して、現金放出機の故障によつて、現金が放出されない
とき、取消データ記憶エリアにそのときの取引を特定す
る特定データか記憶される〇取消データ記憶エリアに記
録される取引データは特定データ記憶エリアに記録され
るもののうち一部、例えば処理するごとに連続番号とし
て付され Ｚる処理番号、あるいは社員等コードのみで
もよい〇この発明によれば、銀行ごとの記憶ユニツトに
取引データが記録され、この記憶ユニツトは取りはずし
て運ぶことか可能であるので、事業所に設置された現金
支払機を銀行のオンラインシステム 二と結合すること
なく、複数の企業が任意の複数の銀行に給与を振込むよ
うにしても社員等かそれぞれの事業所において現金を受
けとることが、できる０また、この発明によれは、現金
放出機の故障に （よつて現金か支払われなかつたとき
、取引データ記憶エリア内のすでに記録したデータを消
去することをせずに、前述のように取消データ記憶エリ
アに取引を特定する特定データを記憶するので（記憶装
置としてたとえば磁気デイスクを用いた ５ときなど、
磁気デイスクを逆転して）記録を消すという時間をとる
処理をしなくてすみ、データ処理か容易になる。

さらに、この発明によれば、取引データ記憶エリア内の
取引データを銀行ごとの記憶ユニツトに ４記録する際
、取消データ記憶エリアを参照して同じ取引を示す特定
データが取消しのために記録されていないかどうかをチ
エツクし、取消しのための特定データが取消データ記憶
エリアに記録されていない取引の取引データのみを記憶
ユニツトに記録するので、銀行でのデータ処理か簡単に
なる。

以下、図示する実施例を参照しながらこの発明を詳細に
説明する。第１図に現金支払機が符号１，２，３を付さ
れたプロツクとして示され、中央処理装置が４として示
される０現金支払機１，２，３は事業所Ａ，Ｂ，Ｃ（こ
の場合事業所と企業とが対応するものとして説明する）
のそれぞれに設置され、中央処理装置４は事務センタと
称される中央制御所に設置される。現金支払機１，２，
３は周知のカードリーダ５、顧客操作用キー６、現金放
出機７、演算装置８などを含むものであつて、第１図の
プロツク１，２，３の内側にこれらが同一符号として示
されている。これらの現金支払機はモデム９、通信制御
装置１０を介して、中央処理装置４とデータを交信する
。中央処理装置４は演算処理装置１１、磁気デイスタ装
置１２、磁気テープ装置１３を含む。

磁気デイスク装置１３には第５図に示すように加盟企業
コード、加盟銀行コードが記録されたエリアおよび第６
図に１２０として示す取消データが記録された取消デー
タ記録エリアがある。一方、社員等が所有するカード１
４の磁気ストライプ１５には、第４図に示すように、次
のデータが磁気記録される。１６゜暗証番号 １７゜銀行番号 １８゜口座番号 １９゜社員コード ２０゜企業コード ４０゜支払可能残 このように形成されたカード１４が社員等によつて企業
Ａの現金支払機１のカードリーダ５に提示されると現金
支払機１は作動する。

カードの挿入が、第２図にステツプ１として示される。
力ードが挿人されると現金支払機１はカードに記録され
たデータ１６，１７，１８，１９，２０，４０を読取り
、図示しない現金支払機１の記憶装置にストアする。こ
れが、第２図にステツブ２として示される。社員等はキ
ー６を操作して暗証番号をステツプ３で、ステツブ４で
同じくキー６を操作して支払いを受けようとする金額を
人力する。

この後、ステツプ５で現金支払機１は、キー入力された
暗証番号および金額を記憶装置にストアされたカードデ
ータとともに、モデム９を介して中央処理装置４へ送出
する。

中央処理装置４へ送出されたこれらのデータは、通信制
御装置１０で並列信号に変換されたあと、一時的に記憶
され、その後ステツプ６で演算処理装置１１によつて読
出される。

演算処理装置１１は、ステツプｒで磁気デイスク装置１
２から加盟企業コードおよび加盟銀行コードを読出し、
力ードから読取られた企業コード、銀行番号がこれらに
該当するかどうかを識別する。該当しないとき、［加盟
カードでない」という信号が通信制御装置１０を介して
、現金支払機１１１１１のモデム９へ送出され、演算装
置８へ入力される。演算装置８はこの信号を受けると、
第２図のステツプ２５として示すようにカードリーダ５
を駆動して、ステツプ２６でカードを社員等に返却する
。ステツプｒで、該当するものであると識別されると、
カードから読取られた暗証番号と、キー人力された暗証
番号との対応がステツプ８で検査される。

その結果、対応しないとき、［暗証番号が不一致である
０」という信号が演算装置８へ入力される。この後、許
可回数、例えは３回まで暗証番号の入力を許可してもよ
いが、暗証番号が対応しないとき、演算装置８はステツ
プ２５の処理に移る。ステツプ８で、暗証番号が対応す
るものであると判定されると、演算処理装置１１は、社
員等によつてキーインされた支払要求額か支払可能残額
の範囲内であるか否かをステツプ９で判定し、範囲内で
あるとき、ステツブ１０で磁気テープ１３０の取引デー
タ記録エリアに、処理番号とカードから読取つた企業コ
ード、社員コード、銀行番号、口座番号と、支払金額そ
の他を記録し、ステツプ１１で現金支払機１に放出指令
信号を送出する。

ステツプ１０で範囲内でないと判定されると、この判定
結果か現金支払機１に送出されて、現金支払機１はその
後ステツブ２５の処理に移る。このとき、銀行コードが
“イ１であつたとしておく。現金支払機１は、放出指令
信号を受けると、ステツプ１２で取引データを伝票に印
字し、ステツプ１３でカードに新たな最新使用日および
支払可能残を更新記録する。

そして、ステツブ１４で現金をストアする。紙幣が正し
くストアされると、ステツプ１５の後ステツプ１６に移
り、カードか返却される。

ステツプ１７で社員等力幼−ド１４を抜取ると、ステツ
プ１８で現金および伝票が放出される。ステツプ１４に
おいて、紙幣を繰出す機構、搬送機構に故障が生じると
、正しく現金か支払われない。この時点で磁気テーブ１
３０の取引データ記憶エリアには、すでに取引データが
記録されている。そこで、ステツプ１５で紙幣が正しく
ストアされていないど判定されると、ステツプ１９で現
金支払機１より、中央処理装置４へデータが転送される
。

このデータは、取引データの全部でなくてもよいｏ中央
処理装置４はこのデータをステツブ２０で受信した後ス
トアすると、ステツプ２１で磁気デイスク１２０の取消
データ記憶エリアにこのデータをストアする〇現金支払
機１はステツプ２２で、更新記録された最新使用日、支
払可能残を修正する。

よつて、ステツプ１３でカードに更新記録されたデータ
は、使用前のデータに復旧する。ステツプ２３でカード
が返却され、ステツプ２４でカードか抜取られると、こ
の場合における動作は終了する。２として示される現金
支払機は企業Ｂの事業所に設置されるので、現金支払機
２に提示されるカードには、通常企業コードＢが記され
ている。

現金支払機１が作動した後、銀行コード゛ロ７を記入さ
れたカードが提示されることによつて、現金支払機２が
作動して、現金が支払われたとすると、磁気テープ１３
０には、第６図の第２欄に示す取引データが記録される
。その後、再び現金支払機１か作動して、銀行コード６
二７が記録されたカードで、取引かなされると第６図の
第３欄に示す取引データカ鴇〔される０その後、現金支
払機３に銀行コード“口”を付されたカード１４か挿入
されて稼動中に、現金か正しくストアされなかつたとき
、前述したステツプ１０で磁気テープ１３０の第４欄に
第６図に示す取引データが記録されるが、磁気デイスク
の取消データ記憶エリア１２０にもステツプ２１で第６
図に示す取引データと同じ内容の取消データが記録され
る。

一日の営業時間が終了すると、磁気テープ１３０の取引
データ記録エリアにストアされた取引データは、演算処
理装置１１によつて、磁気テープ記録装置２１を介して
磁気テープ３１，３２，３３，３４に銀行ごとに記録さ
れるｏこの処理手順を第３図を参照しながら説明する。

第３図Ａは）４台の磁気テープ記録装置２１，２２，２
３，２４が設置された場合、第３図Ｂは１台の磁気テー
プ記録装置２１のみが設置された場合における処理手順
を示している〇磁気デイスク１２０の取消データ記録エ
リアに記録されたデータは、磁気テープ１３０から磁気
テープ３１，３２，３３，３４へ記録しなおすにあたつ
て、処理しやすいように、適当なメモリに転送しておく
とよい。

取消データ記録エリアの記憶媒体として磁気テーブを用
いた場合、なおそのようにすることが適切である〇演算
処理装置の第３図にＡとして示すプログラムのステツプ
１において、まず取引データのアドレスＤｉが″０″に
セツトされる。

第２ステツプで、アドレスＤｉが６１″にセツトされ、
第３ステツプで第６図に示す磁気テープ１３０の第１欄
上の取引データが読出される。その後ステツプ４で取消
データ記憶エリアに該当するものでないかどうかを判定
し、該当しないときステツプ５で銀行コード６イ１か読
出されて、銀行６イ１に対応する磁気テープ記録装置２
１にこの取引データが転送され、ステツプ６で磁気テー
プ３１に記録される。

この処理が磁気テープ１３０に記録された全ての取引デ
ータについて実行され、磁気テーブ１３０の１番地のデ
ータは磁気テープ３１の１番地へ、以下次のとおり転送
記録される。磁気テープ１３０の１香地→磁気テープ３
１の１番地磁気テープ１３０の２番地→磁気テープ３２
の１番地磁気テープ１３０の３番地→磁気テープ３４の
１番地磁気テープ１３０の第４欄に示すデータは、取消
データ記憶エリア１２０の第１欄の取消データ（特定デ
ータ）と一致することか、ステツプ４で判定されて磁気
テープ３２には記録されない。

この判定は１処理番号かともに″４″であり一致するこ
とによつて識別される。取消データ記憶エリア１２０を
設け、銀行ごとの磁気テープ３１，３２，３３，３４へ
の編集の際処置することは、この実施例において特記す
べきことである。この後、磁気テープ１３０の第５欄、
第６欄の取引データは、次のように転送記録される〇磁
気テープ１３０の５番地→磁気テーブ３２の２番地磁気
テープ１３０の６番地→磁気テープ３３の１番地第４図
Ｂは、磁気テープ記録装置２１が１個だけ設けられてい
るシステムについての処理を示している。

このとき、第１ステツプで、係員によつて銀行Ｂｉに対
応するテープ、銀行６イ゛であれば磁気テープ３１がセ
ツトされる。第２，３，４，６ステツプは第４図Ａで示
した第１，２，３，４ステツブとそれぞれ同一の処理か
なされる。第５ステツプでは、読出されたデータが銀行
Ｂｌを示すものであるかどうかを判定し、Ｂ１であれば
第７ステツプで磁気テープに記録し、Ｂｉでなければ次
のアドレス６２１か指定される。Ｂｉについて、終了す
ると、係員によつてテープが交換され、銀行６口゛に対
応するテープ３２がセツトされ、同一の処理が繰返えさ
れる。これを銀行１二”に対応するテープ３４について
まで行なう。第４図Ｂに示す処理によれば、Ａに対した
処理に比べて時間を要するか、第６図に示したデータの
編集を１個の磁気テープ装置で実現できる。上述のよう
にして作成された磁気テープ３１，３２，３３，３４を
銀行イ，口，ハ，二にそれぞれ発送し、銀行の電子計算
機システムにセツトし、社員等の口座より支払額を減じ
る〇銀行の社員等の口座には、企業より振込まれた給与
の碩力堵已録してあるので、上述した現金支払システム
と、銀行の戚子計算機システムとを前記磁気テープ３１
，３２，３３，３４で結合することにより、給与を自動
振込しても事業所内で現金・の支払いを受けることかで
きる。

なお、上述の実施例において、支払可能残額は磁気デイ
スク装置に記録しているか、カードに記録するようにし
てもよい。

又、同一の建物に複数の企業か向居している場合、単一
の現金支払機を共用することも可能である。

給与を振込む振込銀行ごとに磁気テープ３１，３２，３
３，３４を設けないで、元請銀行ごとに設け、これらの
銀行のオンラインシステムにおいて振込銀行別の処理を
するようにしてもよい〇

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示すプロツク図、第２図は
第１図で示した現金支払機および演算処理装置１１にお
ける処理手順を示す図面、第３図は銀行ごとの磁気テー
プを編集するための演算処理装置１１における処理手順
を示す図面、第４図は磁気カードのデータフオーマツト
を例示する図面、第５図は磁気デイスクのデータフオー
マツトを例示する図面、第６図は磁気テープ３１，３２
，３３，３４への編集を説明するための図面である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 異なる銀行から発行されたカードによつてアクセス
   される複数の現金支払機からのデータを集中して収集す
   る中央処理装置をセンタに配置し、前記カードには所有
   者を特定する個人コードと前記所有者が取引している銀
   行名を示す銀行コードとを記録しておき、前記センタに
   は取引データを記録する取引データ記憶エリアと取消デ
   ータを記録する取消データ記憶エリアとを有する記憶装
   置を設け、前記現金支払機がアクセスされることによつ
   て中央処理装置と現金支払機との間でデータの交信を開
   始し、前記現金支払機によつて支払われた支払金額、カ
   ードから読取られた個人コードおよび銀行コード等の取
   引データをセンタ取引データ記憶エリアに中央処理装置
   により順次記録する一方、前記現金支払機が動作中に故
   障して現金を支払わなかつたときその時の取引を特定す
   る特定データをセンタの取消データ記憶エリアに記録し
   、前記取消データ記憶エリアに該当する前記特定データ
   がないとき前記取引データ記憶エリアに記録されている
   取引データを銀行ごとに設けられた記憶ユニットに前記
   銀行コードにもとづいて銀行別に記録するようにしたこ
   とを特徴とする現金支払データ処理方式。 ２ 前記記憶ユニットとして磁気テープを用いたことを
   特徴とする特許請求の範囲第１項記載の現金支払データ
   処理方式。