JPS597864B2 - ロツクアツプ式自動変速機 - Google Patents

ロツクアツプ式自動変速機

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JPS597864B2
JPS597864B2 JP10914180A JP10914180A JPS597864B2 JP S597864 B2 JPS597864 B2 JP S597864B2 JP 10914180 A JP10914180 A JP 10914180A JP 10914180 A JP10914180 A JP 10914180A JP S597864 B2 JPS597864 B2 JP S597864B2
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佳郎 守本
「ひで」夫 浜田
正明 二木
直 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はロックアップ式自動変速機、特にその直結クラ
ッチ付トルクコンバータをロックアップ状態にするか、
コンバータ状態にするかの制御を司どるロックアップ制
御装置に関するものである。
自動変速機は一般に、エンジンからのトルクを増大する
目的からトルクコンバータを動力伝達系に具える。
そして、通常のトルクコンバータはエンジン駆動される
ポンプインペラでトルクコンバータ内の作動油を廻し、
この作動油によりステータによる反力下でタービンラン
ナをトルク増大させつつ回転させる(所謂コンバータ状
態)ものである。
従って、トルクコンバータは作動中ポンプインペラとタ
ービンランナとの間でスリップを避けられず、トルクコ
ンバータを動力伝達系に具える自動変速機は、操作が容
易な反面、動力伝速効率が悪いことから燃費が悪い欠点
を持つ。
これがため従来から、エンジンのトルク変動が問題とな
らない比較的高車速域で、ポンプインペラにタービンラ
ンナを直結し(ロックアップ状態)、これにより両者間
のスリップをなくす、所謂直結クラッチ付トルクコンバ
ータ(ロックアップトルクコンバータとも言う)が提案
され、この種トルクコンバータを動力伝速系に具えたロ
ックアップ式自動変速機が一部の車両に実用されている
ところで、ロックアップ式自動変速機は通常、各変速位
置毎に車速か設定車速(ロックアップ車速)になる時、
上記型式のトルクコンバータの車結クラッチを作動させ
てロックアップ状態を得るよう構成し、そのロックアッ
プ領域は例えば第3図に示す如くに設定する。
この図は前進3速の自動変速機のシフトパターンを示し
、図中V1,v2,■3が夫々第1速、第2速、第3速
時のロックアップ車速、A,B,Cが夫々第1速、第2
速、第3速用のロックアップ領域である。
そして、一旦ロックアップ状態になった後、車速の低下
によりロックアップを解除し、コンバータ状態にするに
当っては、当該ロックアップの解除をロックアップ車速
■1,■2,■3と同じ車速で行なうと、これら車速近
辺での走行中状態変化が繰返されて所謂ハンチングを生
ずるため、ロックアップの解除は、ロックアップ車速■
1,■2,■3に対し低速側に若干のヒステリシスを持
つ一定の車速■1′,■2′,■3′で、これを行なう
よう構成するのが普通である。
しかし、従来はロックアップ解除車速■1′,■2′,
■3′がロックアップ車速■1,v2,■3よりヒステ
リシス分だけ低い一定値に固定するのが普通であったた
め、以下に説明する不具合を兎れない。
この説明に当っては第2図を参照するが、この第2図は
第3速でのコーステイング(惰性)走行時における車速
とエンジン回転数との関係を示し、この図においてaは
ロックアップ状態での特性、bはアクセルペダルを踏込
んだパワーオン時におけるコンバータ状態での特性、C
はアクセルペダルを踏込まないパワーオフ時におけるコ
ンバーク状態での特性である。
なお、■3,■3′は夫々前記したロックアップ車速及
びロックアップ解除車速を示す。
又、電子制御式燃料噴射エンジンは、コーステイング走
行時エンジンの燃焼が不要なことからエンジンの比較的
高回転域で燃料噴射を中断(フユーエルカット)シて燃
費の向上を図り、エンジンの再燃焼が不能となるエンジ
ン回転数の若干手前から燃料を再噴射してエンジンが再
燃焼不能になる(エンストする)ことのないようにする
のが普通であり、燃料を再噴射する時のエンジン回転数
は例えば第2図にN1で示す如きである。
.第2図から明らかなように、従来通り一定の車速■3
′でロックアップ状態を解除すると、パワーオン時は車
速とエンジン回転数との関係が点d−e−fの如くに変
化し、前述したポンプインペラとタービンランナとの間
のスリップに相当する分、ロックアップ状態に比して同
一車速に対しエンジン回転数は高くなっている。
一方、パワーオフ時は車速とエンジン回転数との関係が
点d−g−h−iの如く前記スリップ分だけロックアッ
プ状態に比して同一車速に対しエンジン回転数は低くな
って、車速■F2までしかフユーエルカットが行なわれ
得す、フユーエルカットによる燃費向上効果を大きくし
得ない。
又、従来のようにロックアップ解除車速を前記V3/の
如く一定にしたのでは、ロックアップの解除がアクセク
ペダルを釈放したパワーオフ時におけるコーステイング
走行状態では早きに過ぎ、要求通りのエンジンブレーキ
が得られず、危険でもある。
本発明は、パワーオフ状態のコーステイング走行では、
エンジンのトルク変動が問題になることはなく、ロック
アップ状態をできるだけ低速まで保っていても、エンジ
ンのトルク変動により車体が振動するような不具合を生
じないとの観点から、この走行時はロックアップ解除車
速を従来のロックアップ解除車速■3′から例えはロッ
クアップ時の特性aと燃料の再噴射を行なうエンジン回
転数N1との交点Jに対応する車速■F3まで低下させ
るロックアップ制御態様を実行可能なロックアップ式自
動変速機を開発し、もって従来の問題解決を実現しよう
とするものである。
以下、図示の実施例により本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明の上記技術思想を前進3速の自動変速機
に用いる電子制御式ロツクアップ制御装置に適用した例
であるーこの図中1はl−2シフトスイッチ、2は2−
3シフトスイッチ、3はロックアツプソレノイドを夫々
示す。
両シフトスイッチ1,2は夫々例えば自動変速機の変速
制御を司どるI−2シフト弁及び2−3シフト弁に組込
んで構成し、これら対応するシフト弁がダウンシフト位
置の時オン、アップシフト位置の時オフになるものとす
る。
従って、シフトスイッチ1,2は各変速位置において次
表で示すオン、オフ状態となる。
?、両シフトスイッチ1,2は夫々抵抗4,5を介して
電源十Vに接続し、これらスイッチ1,2がオフの時1
−2シフト信号S1が電源+■からの電圧によりHレベ
ルになると共に2−2シフト信号823が電源+■から
の電圧によりHレパルになり、スイッチ1,2がオンの
時これらスイッチを経て電源十Vがアースされるためl
−2シフト信号S1がLレベルになると共に2−3シフ
ト信号823がLレベルになるものとする。
従って、■−2シフト信号812及び2−3シフト信号
S23は夫々各変速位置で次表に示すレベルとなる。
?、ロックアツプソレノイド3はその一端をトランジス
タ6のコレクターエミツタ通路を経てアースすると共に
、他端を電源+■に接続し、トランジスタ6の導通で電
源+Vにより附勢される時トルクコンバータをロックア
ップ状態となし、トランジスタ6の非導通で滅勢される
時トルクコンバータをコンバーク状態になし得る通常の
ものとする。
前記両シフト信号S12,S23は夫々ギオ位置判定回
路7に入力され、この回路はこれらシフト信号のレベル
の前記第2表に示す組合せから現在のギヤ位置(変速位
置)を判別する。
即ち、ギヤ位置判定回路7は、両シフト信号S1,S2
3が共にLレベルとなる第1速時、対応するゲートから
Hレベルの1速信号S1を出力すると共に、他のゲート
の出力信号レベルをLとなし、シフト信号S12のみが
Hレベルとなる第2速時、対応するゲートからHレベル
の2速信号S2を出力すると共に、他のゲートの出力信
号レベルをLとなし、又シフト信号S23もHレベルと
なる第3速時、対応するゲートからHレベルの3速信号
S3を出力すると共に、他のゲートの出力信号レベルを
Lレベルとなすよう機能する。
8は車速センサで、車速に比例した電圧Vinを出力し
、その出力端子を抵抗9〜12を介してアースする。
これら抵抗9〜12は夫々抵抗値R1,R2 , R3
t R4を持つ分圧抵抗で、抵抗9,10間の車速比
較回路13の入力端子に接続する。
従って、抵抗9,10間に分圧されて生じた電圧Vxは
車速比較回路13へ入力されることとなる。
又、抵抗10,11間はトランジスタ14のコレクター
エミツタ通路を経てアースし、抵抗11.12間はトラ
ンジスタ15のコレクターエミツタ通路を経てアースす
る。
トランジスタ14の導通時上記電圧Vxは抵抗9,10
のみによって決まり、この時の電圧Vx1は次式で表わ
される。
又、トランジスタ14が非導通で、トランジスタ15が
導通する時、上記電圧Vxは抵抗9〜11により決まり
、この時の電圧Vx2は次式で表わされる。
更に、トランジスタ14.15が共に非導通にされる時
、上記電圧Vxは抵抗9〜12によって決まり、この時
の電圧V x 3は次式で表わされる。
?お、抵抗9〜12の抵抗値R1〜R4は、上記Vxl
が実車速に対応した電圧となり、Vx2 Vx’1が前
記ヒステリシス分の車速差(各変速位置とも同じで第3
図中のV1 V1’=V2 V2’=Vs Vs’
)に対応した値となり、更にVx3−Vx1が第2図中
の車速差V3 VF3となるよう決定する。
車速比較回路13は第3図につき前述した第1速用ロツ
クアップ車速■1、第2速用ロツクアップ車速■2及び
第3速用ロツクアップ車速■3を記憶されており、入力
信号Vxをこれらロックアップ車速と比較する。
そして、車速比較回路13はVx≧■1の時ゲートaよ
り、Vx≧V2の時ゲート『からも、又Vx≧■3の時
ゲート7からもHレベル信号を出力する。
ANDゲート16はHレベルの1速信号S1とHレベル
のVx≧V1信号とのANDをとり、ORゲート19に
Hレベル信号を出力し、ANDゲ゛一ト17はHレベル
の2速信号S2とHレベルのVx≧V2信号とのAND
をとり、ORゲート19にHレベル信号を出力し、又A
NDゲート18はHレベルの2速信号とHレベルのVx
≧■3信号とのANDをとり、ORゲート19にHレベ
ル信号を出力する。
ORゲ゛一ト19はANDゲート16〜18のうち1つ
からでもHレベル信号を受けると、Hレベルのロックア
ップ許可信号SLを出力する。
前記シフト信号S1,S23は夫々l−2変速検知回路
20及び2−3変速検知回路21にも入力される。
変速検知回路20はシフト信号S12の立上がりと立下
がりを検出するエツジトリガ回路を具え、該シフト信号
のレベル変化時、つまり1←2変速時に一定パルス幅(
変速時間相当)の正極性パルス信号を出力し、それ以外
で常時Lレベル信号を出力し続けるものとする。
又、2−3変速検知回路21もシフト信号S23の立上
がりと立下がりを検出するエツジトリガ回路を具え、該
シフト信号のレベル変化時、つまり2←3変速時に一定
パルス幅(変速時間相当)の正極性パルス信号を出力し
、それ以外で常時Lレベル信号を出力し続けるものとす
る。
回路20又は21からの正極性パルス信号はNORゲー
ト22により反転されて負極性パルス信号となり、その
パルス幅相当時間はANDゲート23からのLレベル出
力信号によりトランジスタ6を非導通にしておき、結果
として変速中はロックアツプソレノイド3の減勢により
トルクコンバータをロックアップ状態にせず、変速ショ
ックが生ずるのを防止できる。
そして、変速時以外の定常走行では、回路20及び21
からの継続的なLレベル信号によりNORゲート22に
Hレベル信号を出力させ、これをANDゲート23に供
給して、ロックアップ許可信号SLの後述する如くに変
化するレベルに応じ、ロックアツプソレノイド3のオン
、オフ制御を後述の如くに行なうことができる。
トランジスタ14のベースをANDゲート24の出力端
子に接続し、該ANDゲート24の2人力に夫々ロック
アップ許可信号SLのNOTゲート25による反転信号
と、パワーオフ検出手段26からのパワーオフ信号SI
とを供給する。
′パワーオフ検出手段26は、例えばアクセルペダルに
応動し、これを釈放している時閉じ、踏込む時開くアク
セルスイッチとし、このスイッチの一端をアースすると
共に他端を電源+Vに抵抗27を介して接続する。
アクセルペダルを釈放したパワーオフ時パワーオフ検出
手段26は閉じており、電源+■が抵抗27及び手段2
6を介してアースされるためパワーオフ信号SIはLレ
ベルとなり、逆にアクセルペダルを踏込んだパワーオン
時はパワーオフ検出手段26の開によりパワーオフ信号
S0は電源+VによりHレベルにされる。
更に、パワーオフ検出千段26はトランジスタ15のベ
ースにも接続し、パワーオフ信号S0のレベルに応じこ
のトランジスタをオン、オフし得るようにする。
次に、ロックアップの制御態様を説明する。
今ロックアップ許可信号SLがLレベルにあってAND
ゲ゛一ト23の出力レベルをLレベルとし、トランジス
タ6の非導通によりロックアツプソレノイド3を滅勢し
たコンバーク状態での走行中を想定すると、上記Lレベ
ルのロックアップ許可信号SLはNOTゲート25によ
り反転され、HレベルとなってANDゲート24に供給
されている。
ここで、アクセルペダルを踏込んだパワーオン状態での
通常走行中は、パワーオフ信号S0がHレベルとなって
おり、この信号もANDゲート24に入力される。
従って、ANDゲート24はHレベル信号を出力してト
ランジスタ14を導通し、その結果車速比較回路13の
入力電圧Vxが前記Vx1となって前述した通り実車速
に対応した値となっている。
かくて、車速比較回路13は実車速信号Vx1を各変速
位置のロックアップ車速■1,■2,V3と比較し、車
速がこれらロックアップ車速を越える時順次HレベルV
x 1≧Vl , Vxl≧v2,Vxl≧Va信号
ヲ対応ケh a , b , c ..t:リANDゲ
ート16〜18に供給する。
従って、ANDゲート16〜18はこれらHレベル信号
と、キヤ位置判定回路7からの選択的なHレベルの1速
、2速信号とのANDをとり、ANDゲート16は第3
図の第l速用ロツクアップ領域AでHレベルの信号を、
又ANDゲート17は第2速用ロツクアップ領域BでH
レベルの信号を、更にANDゲート18は第3速用ロツ
クアップ領域CでHレベルの信号を夫々出力する。
これらのHレベル信号を受けてORゲート19は第3図
に示すいずれかのロックアップ領域A,B又はCにおい
てHレベルのロックアンプ許可信号SLをANDゲート
23に供給し、このANDゲートは、NORゲート22
の出力が変速中以外前述した通りHレベルであることか
ら、Hレベル信号の出力によりトランジスタ6を導通し
てロックアツプソレノイド3を附勢し、トルクコンバー
タを第3図のロックアップ領域A,B ,Cにおいて要
求通りロックアップ状態にすることができる。
ところで、このように一旦ロックアップ状態になると、
ロックアップ許可信号SLがLレベルからHレベルに切
換わるため、そしてこの信号がNOTゲート25により
Lレベルに反転されて?NDゲート24に供給されるこ
とから、ANDゲ゛一ト24はLレベル信号を出力する
ようになってトランジスタ14を非導通にする。
この時、アクセルペダルを踏込んだパワーオン状態での
通常走行中は、パワーオフ信号SがHレベルとなってト
ランジスタ15を導通せしめ、その結果車速比較回路1
3の入力電圧Vxが前記Vx2となって抵抗11の抵抗
値(R3)増加分だけ(前述した処から明らかなように
ロックアップ車速V1,■2,■3に対するロックアッ
プ解除車速V1′,■2′,■3′のヒステリシス分だ
け)高い値となる。
かくて、車速比較回路13は、このように実車速より高
くされた車速信号Vx2を前記したと同様ロツクアップ
車速V1,■2,V3と比較するようになり、結果とし
て各ゲートatbt石から、ロックアップ許可信号SL
をHレベルに保つ(ロックアップ状態を保持しておく)
基となるHレベル信号をロックアップ車速より低い車速
(第3図の■1′,■2′,■3′)まで出力し続け、
この間ロックアップ状態を継続させてこれらロックアッ
プ解除車速■1′,■2′,■3′に所定通りのヒステ
リシスを設定することができる。
車速が各変速位置で夫々のロックアップ解除車速V1′
,■2′,■3′以下になると、ANDゲート16〜1
8は、これに応じて車速比較回路13の各ゲ゛一トa,
b,cから出力される信号レベルがLになることから、
Lレベル信号を出力することになり、このLレベル信号
によりORゲート19を介してロックアップ許可信号S
LをLレベルとなす。
従って、トルクコンバータのロックアップ状態は各変速
位置で車速が車速■1′,■2′,■3′に低下する時
要求通り解除され、コンバータ状態を得ることができる
しかし、かかるロックアップの解除に当って、アクセル
ペダルを釈放したパワーオフ状態でのコーステイング走
行中は、これを検出してアクセルスイッチ26が閉じ、
パワーオフ信号SがLレベルになるため、トランジスタ
14のみならず、トランジスタ15も非導通にされてい
る。
これがため、車速比較回路13の入力電圧Vxは前記V
x 3となって、抵抗12の抵抗値R4が更に加算さ
れたことにより、その分更に高い値となる。
かくて、車速比較回路13は、このように一層高くされ
た車速信号Vx3を前記したと同様ロックアップ車速■
1,V2,v3と比較するようになり、例えば第3速で
ロックアップ状態が解除される場合について説明すると
、ロックアップ解除車速は、Vx3 − Vx1を前述
した通り第2図中の車速差N3−VF3となるよう設定
してあるため、通常のロックアップ解除車速■3′より
更に低い車速■F3となる。
そして、この時のロックアップ解除車速VF3′を第2
図に示すようにロックアップ時の特性aと燃料の再噴射
を行なうべきエンジン回転数N1 との交点Jに対応す
る車速とすれば、アクセルペダルを釈放したパワーオフ
時にロックアップ状態を燃料再噴射時点のぎりぎりまで
継続することができ、フユーエルカット時間をパワーオ
フ状態のコーステイング走行中も長くし得て燃費の向上
を図り得る。
なお、かかるコーステイング走行中は、このようにロッ
クアップ解除車速を通常のロックアップ解除車■3′よ
り低速側に変更してロックアップ状態を低車速まで速っ
ていても、エンジントルク変動が車体を振動させるよう
な走行状態でないため、エンジンのトルク変動が問題に
なることはない。
かくして、本発明のロックアップ式自動変速機は例えば
上述の構成により、パワーオフ状態でのコーステイング
走行中におけるロックアップ解除車速を通常のロックア
ップ解除車速より低速側へ変更し得るようにしたから、
上述したようにこの走行中ロツクアツプ状態を例えばフ
ユーエルカットが行なわれている限界まで継続して、フ
ユーエルカット装置付電子制御燃料噴射エンジン搭載車
の燃費を向上させることができると共に、コーステイン
グ走行中におけるエンジンブレーキの効きを確実なもの
とすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明自動変速機のロックアップ制御装置を示
す電子回路図、第2図は第3速でのコーステイング走行
時における車速とエンジン回転数との関係線図、第3図
は通常のロックアップ車速及びロックアップ解除車速を
例示するシフトパターン図である。 1・・・・・・l−2シフトスイッチ、2・・・・・・
2−3シフトスイッチ、3・・・・・・ロックアツプソ
レノイド、6・・・・・・トランジスタ、7・・・・・
・ギヤ位置判定回路、8・・・・・・車速センサ、9〜
12・・・・・・分圧抵抗、13・・・・・・連速比較
回路、14.15・・・・・・トランジスタ、16,1
8・・・・・・ANDゲート、19・・・・・・ORゲ
ート、20・・・・・・l−2変速検知回路、21・・
・・・・2−3変速検知回路、22・・・・・・NOR
ゲート、23・・・・・・ANDゲ゛一ト、 24・・
・・・・ANDゲ゛一ト、 25・・・・・・NOTゲ
ート、26・・・・・・パワーオフ検出手段、27・・
・・・・抵抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 車速かロックアップ車速を越える時直結クラッチ付
    トルクコンバータをロックアップ状態にし得るロックア
    ップ式自動変速機において、エンジンのパワーオフ運転
    を検出するパワーオフ検出手段を設け、エンジンがパワ
    ーオフ運転を行なっている間は前記パワーオフ検出手段
    からの信号に基づき、直結クラッチ付トルクコンバータ
    の前記ロックアップ状態が解除される時のロックアップ
    解除車速を、エンジンがパワーオン状態で運転されてい
    る間におけるロックアップ解除車速より低速側に変更し
    得るよう構成したことを特徴とする田ンクアツプ式自動
    変速機。
JP10914180A 1980-08-11 1980-08-11 ロツクアツプ式自動変速機 Expired JPS597864B2 (ja)

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JP10914180A JPS597864B2 (ja) 1980-08-11 1980-08-11 ロツクアツプ式自動変速機

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JPS5737153A JPS5737153A (en) 1982-03-01
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JPH0730840B2 (ja) * 1982-10-21 1995-04-10 マツダ株式会社 ロックアップ付自動変速機
JPS59137658A (ja) * 1983-01-27 1984-08-07 Mazda Motor Corp 自動変速機のロツクアツプ制御装置

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