JPS5978192A - 7−オキサビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−5−エン誘導体の製法 - Google Patents

7−オキサビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−5−エン誘導体の製法

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JPS5978192A
JPS5978192A JP58176109A JP17610983A JPS5978192A JP S5978192 A JPS5978192 A JP S5978192A JP 58176109 A JP58176109 A JP 58176109A JP 17610983 A JP17610983 A JP 17610983A JP S5978192 A JPS5978192 A JP S5978192A
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JP
Japan
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furan
oxabicyclo
reaction
lewis acid
mol
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JP58176109A
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アルフオンス・ラントシヤイト
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Stockhausen GmbH and Co KG
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Chemische Fabrik Stockhausen GmbH
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D493/00Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
    • C07D493/02Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D493/08Bridged systems

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、7−オキサビシクロ[2、2、13へブタ
−5−エン誘導体の製法に関するものである。
ディールス・アルダ−反応により、α、β−不飽和酸エ
ステルをフラン類と反応させて7−オキサビシクロ[2
,2,1]へブタ−5−エン誘導体変換することは既に
知られている。
(反応) すべてのディールス・アルダ−反応と同様に、二1m*
’*’L”7:::0’:):::’<> tニー%:
、、、flS;O″°゛°゛現在まで、反応速度が極め
て遅いことによる反応時間の長さが欠点とされている。
フランとアクリル酸エチルとの反応は、変換が21%に
達するまでに数凋間を要する(クンストマン等、ジャー
ナル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイアテイ
第82巻第4119頁、1962年)。同様な条件下で
、フランとアクリル酸メチルの反応は変換率僅か18%
である(ケレット等、ジャーナル・オブ・オーガニック
・ケミストリー第33巻第4303頁、1968年)。
反応時間を数時間)こ短縮することは、圧力を15キロ
バールに増すという工業的に高価な手段によって達成す
ることができる(ダウベン、クラベンホット、ジャーナ
ル・オブ・ジ・アメリカン・ケミカル・ソサイアテイ第
98巻第1992頁、1976年)。エステルの代りに
アクリロイルクロライドのような反応性の高いジェノフ
ィルを用いると、反応時間を数日に減少させることがで
きる。この場、 合、フランのディールス・アルダ−付
加物は高収率で得られる。他方、2−メチルフランをジ
エンとして用いると、下記のように対応する付加置換反
応が起る(エゲルテ等、ペテロサイクルズ第4巻第19
−22頁、1967年)。
したがって、この発明の目的は、フラン類とアクリル酸
エステルの付加物を、高収率で、かつ短かい反応時間で
製造する方法を提供するにある。
極めて驚くべきことに、アクリル酸エステルとフラン類
から7−オキサビシクロ〔2,2,1〕へブタ−5−エ
ン誘導体を生成する変換は、反応を触媒量のルイス酸の
存在下に行なうと、数分間で行なイつれることが判明し
た。これは、ルイス酸が付加置換反応を促進することが
周知であること(ダンロップ、ピータース「ザ・フラツ
グ」、ラインホルト働ハフリッシング・カンパニー、ニ
ューヨーク、1953年)を考えると、特に驚くべきこ
とである。
この発明によると、フラン(必要に応じて置換フラン)
と、アクリル酸と伏素原子1−22個を有するアルコー
ルのエステルが、触媒量のルイス酸の存在下に、7−オ
キサビシクロ[2、2、1]へブタ−5−エンに変換さ
れる。
変換は室温またはそれ以下で完結する。低温は平衝を生
成物側へ移動させる。変換は通常0−40°C1好まし
くは15−25°Cの温度範囲で行なわれる。
触媒としては、AlCl3、Tic、g4.5nC14
、F e Cl 3およびBF3・0(C2H5)2の
ような周知のルイス酸は何れも使用できる。AlCl3
の使用が特に好ましい。エステル成分としては、アクリ
ル酸メチルが好ましく、フラン成分としてはフランが好
ましい。変換を実施するには、ルイス酸をα・β−不飽
和エステルに溶解し、フランを冷却下に滴下するのが好
適である。ディールス・アルダ−付加物は自発的に形成
される。発熱反応が鎮静したとき、ルイス酸を水で分解
後有機層を分離し、最初に未反応のフランとび、β−不
飽和エステルが蒸留される。得られる粗生成物は、大計
仕込みのものを注意深く制御した条件下で、好ましくは
例えば薄膜蒸留装置を用いて連続的に、また好ましくは
真空で、蒸留して始めて得られ、そうしないと出発成分
への分解(逆ディールス・アルダ−反応)が起る。
反応生成物は、種々の合成、例えば第1級または第2級
アミンによる変換および生成物の熱分解による高純度N
−置換アクリルアミドの製造における中間体として有用
である。
以下、この発明を実施例により説明するが、これらは実
施例としての意味のみを有する。
実施例1 アクリル酸エチル100g(1モル)にAlCl34.
511 (0,0,33モル)を加え、攪拌して溶解す
る。次いで、フラン68g(1モル)を、20ないし2
5°Cに冷却しながら滴下する。1時間後、発熱反応が
終り、25°Cで1時間攪拌し、水30gを加える。有
機層を分離する。まず、未変換のフランとアクリル酸エ
ステルを10トルの圧で留去する。2−メトキシカルボ
ニル−7−オキサビシクロ(2,2,1〕ヘプタ−5−
エンは、60°Cで沸騰し、67.2g(理論値の40
%)の収量で得られる。IR,NMRおよびCHの分析
結果から構造が確認される。
実施例2゜ アクリル酸メチル43fl(0,5モル)を用意し、コ
FLニAlc、e32.3 fl (0,016モル)
を加え、攪拌して溶解する。20−25°Cにおいて、
2.5−ジメチルフラン48g(0,5モル) %滴下
し、弱い発熱反応が終るまで温度を20°Cに保ち、攪
拌をさらに1時間続ける。水20ダを加え、有機層を分
離し、未変換の2,5−ジメチルフランとアクリル酸メ
チルを10トルの圧で留去する。2−メトキシカルボニ
ル−7−オキサビシクロ[2,2゜1〕へブタ−5−エ
ンは、40°Cで沸騰し、27.3g(理論値の30%
)の1■量で得られる。IR。
NMRおよびCHの分析結果から構造が確認される。
実施例3゜ アクリル酸メチル1290y(15モル)を用意し、こ
れにAPJCI367.5 fl (0,5モル)を加
え、攪拌して溶解する。20ないし25°Cにおいて、
フラン1050105O,4モル)を冷却Fに滴下する
。発熱反応が終るまで温度を20°Cに保ち、攪拌を2
0°Cでさらに1時間、次いで10°Cで3時間続ける
。水300yを加え、有機層を分離し、未変換のフラン
とアクリル酸メチルを圧力10トル、浴温60°Cでロ
ータリーエバーボレーターを用いて留去する。最後に、
真空をlトルまで下げ、さらに揮発性物質を除去する。
粗生成物を1トルの真空下、サーモスタットで温度を9
5°Cに制御しながら薄層蒸発器に通す。蒸留温度は約
70°Cである。2−メトキシカルボニル−7−オキサ
ビシクロ[2,2,1]へブタ−5−エンは10106
O理論値の45.9%)の収率で得られる。IR,NM
RおよびCI(の分析結果から構造が確認される。
実施例4゜ アクリル酸ブチル641(0,5モル)にS ” C#
 43.3g(0,013モル)を加え、攪拌して溶解
する。20−25°Cにおいて、フラン34y(0,5
モル)を滴下する。1時間後に発熱反応が終り、その後
攪拌を25°Cで1時間続け、水30gを加える。有機
層を分離する。まず未変換のフランを10トルの圧で留
去し、次いで残留物を0.02)ルの圧で蒸留する。2
−ブトキシカルボニル−7−オキサビシクロ(2,2,
1)へブタ−5−エンは65°Cで沸騰し、34.39
 (理論値の35%)の収量で得られる。I R,NM
RおよびCHの分析結果から構造が確認される。
実施例5゜ アクリル酸ドデシル120g(0,5モル)にTiC,
g42.5 y r O,013モル)を加え、攪拌し
て溶解する。20−25°Cに冷却しながら、7ラン3
41i’(0,5モル)を滴下する。1時間後に発熱反
応が終り、攪拌を25°Cで1時間続け、水30gを加
える。有機層を分離し、未変換のフランとアクリル酸ド
デシルを1トルの圧で留去する。2−ドデシルオキシカ
ルボニル−7−オキサビシクロ[2,2,1]へブタ−
5−エンは、69.31!(理論値の45%)の収けで
得られる。IR,NMλおよびCI(の分析結果から構
造が確認される。
特許出願人 ヘーミシエ・ファブリーク・ストックハウ
ゼン・ゲゼルシャフ!・・ミツト・ベシュレンクテル・
ハフランク

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 fil  アクリル酸と次素原子1−22個を有するア
    ルコールとのエステルを、所望により置換されていても
    よいフランと、触媒量のルイス酸の存在下に反応させる
    ことからなる、7−オキサビシクロ〔2・2.11へブ
    タ−5−エン誘導体の製法。 (2)フランが置換されたものである、特許請求の範囲
    第1項記載の製法。 (3)反応を0ないし40″C(好ましくは15ないし
    25°C)の温度で実施する、特許請求の範囲第1項記
    載の製法。 (4)温度が15ないし25℃である、特許請求の範囲
    第3項記載の製法。 (5)ルイス酸がk(IcII3、T I C(14、
    S n C(14、FeCl1  またはBF3・0(
    C2H5)2から選ばれたものである、特許請求の範囲
    第1項記載の製法。 (6)  エステルがアクリル酸メチルエステルである
    、特許請求の範囲第1項記載の製法。 (7)反応にフランを特徴する特許請求の範囲第2項記
    載の製法。 (8)ルイス酸の分解と未反応原料の分離後に、粗生成
    物を制御された条件下に蒸留して採取することからなる
    、特許請求の範囲第1項記載の製法。 (9)  粗生成物を特徴とする特許請求の範囲第8項
    記載の製法。
JP58176109A 1982-09-24 1983-09-22 7−オキサビシクロ〔2,2,1〕ヘプタ−5−エン誘導体の製法 Granted JPS5978192A (ja)

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DE19823235399 DE3235399A1 (de) 1982-09-24 1982-09-24 Verfahren zur herstellung von 7-oxabicyclo(2,2,1)hept-5-en-derivaten
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EP (1) EP0104583B1 (ja)
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JP2012087077A (ja) * 2010-10-18 2012-05-10 Toyohashi Univ Of Technology 光学活性シクロヘキセン誘導体の製造方法、光学活性シクロヘキセン誘導体、並びにそれを用いた光学活性シクロヘキサジエン誘導体の製造方法及び光学活性シクロヘキサジエン誘導体

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DE3235399C2 (ja) 1988-10-06
ATE46165T1 (de) 1989-09-15
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