JPS5978189A - ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン−5−カルボン酸誘導体 - Google Patents

ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン−5−カルボン酸誘導体

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JPS5978189A
JPS5978189A JP18844382A JP18844382A JPS5978189A JP S5978189 A JPS5978189 A JP S5978189A JP 18844382 A JP18844382 A JP 18844382A JP 18844382 A JP18844382 A JP 18844382A JP S5978189 A JPS5978189 A JP S5978189A
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compound
general formula
reaction
acid
quinoline
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Application number
JP18844382A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ishikawa
廣 石川
Tetsuyuki Uno
哲之 宇野
Hisashi Miyamoto
寿 宮本
Kazuyuki Nakagawa
量之 中川
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Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規などロロ[3,2,1−ij]キノリン−
5−カルボン酸誘導体に関する。
本発明のピロロ[3,2,1−ij]キノリン−5−カ
ルボン酸誘導体は、文献未載の新規化合物であって、下
記一般式(1)で表わされる化合物及びその塩である。
[R’は低級アルキル基を、R2は水素原子、低級アル
キル基又は低級アルカノイル基を、R3は低級アルキル
基を、Xはハロゲン原子を、nは1又は2を示す。] 本発明のピロロ[3,2,1−iJ]キノリン−5−カ
ルボン酸誘導体は、広くグラム陽性菌及びグラム陰性菌
に対し優れた抗菌活性を発揮すると共に低毒性で且つ副
作用が極めて弱いという特徴を有しており、人、動物、
魚類等の各種菌に起因する疾病の治療薬として有用であ
り、また医療用器具等の外用殺菌剤及び消毒剤としても
有用である。特に本発明の化合物はグラム陽性菌、ブド
ウ糖非発酵菌、結核菌に対して極めて強い抗菌活性を発
揮し、またペニシリン、セファロスポリン等の抗生物質
の耐性菌に対しても優れた抗菌活性を発揮する特徴を有
するものである。更に本発明の化合物は、吸収性に優れ
ており、また代謝を受けにくく、尿中排泄量が良好であ
るため、特に尿路感染症の抗菌剤として有用である。
上記一般式(1)においてR1、R2、R3及びXで示
される各基は、より具体的にはそれぞれ次の通りである
低級アルキル基・・・・メチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ヘ
キシル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝状アルキル基 低級アルカノイル基・・・・ホルミル、アセチル、プル
ピオニル、ブチリル、イソブチリル、バレリル、ヘキサ
ノイル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分校状アルカノイ
ル基 ハロゲン原子・・・・弗素、塩素、臭素及び沃素原子 上記一般式(1)で表わされる化合物は種々の方法によ
り製造されるが、その好ましい一例を挙げれば例えば下
記の方法により製造される。
反応行程式−1 (2) [R’はハロゲン原子、低級アルカンスルホニルオキシ
基、アリールスルホニルオキシ基又はアリールアルカン
スルホニルオキシ基を示す。。R1、R2、R3、X及
びnは前記に同じ。]出発原料として用いられる一般式
(2)の化合物及び一般式(3)の化合物はいずれも公
知の化合物である。一般式(2)において、R4で示さ
れるハロゲン原子としては具体的には弗素、塩素、臭素
、沃素原子を例示でき、低級アルカンスルホニルオキシ
基としては具体的にはメタンスルホニルオキシ、エタン
スルホニルオキシ、プロパンスルホニルオキシ、イソプ
ロパンスルホニルオキシ、ブタンスルホニルオキシ、t
ert−ブタンスルホニルオキシ、ペンタンスルホニル
オキシ、ヘキサンスルホニルオキシ基等を例示でき、ま
たアリールスルホニルオキシ基としては具体的にはフェ
ニルスルホニルオキシ、4−メチルフェニルスルホニル
オキシ、2−メチルフェニルスルホニルオキシ、4−ニ
トロフェニルスルホニルオキシ、4−メトキシフェニル
スルホニルオキシ、3−クロルフェニルスルホニルオキ
シ、α−ナフチルスルホニル5− オキシ基等の置換又は未置換のアリールスルホニルオキ
シ基を例示でき、またアラルキルスルホニルオキシ基と
しては具体的にはベンジルスルホニルオキシ、2−フェ
ニルエチルスルホニルオキシ、4−フェニルブチルスル
ホニルオキシ、4−メチルベンジルスルホニルオキシ、
2−メチルベンジルスルホニルオキシ、4−ニトロベン
ジルスルホニルオキシ、4−メトキシベンジルスルホニ
ルオキシ、3−クロロベンジルスルホニルオキシ、α−
ナフチルメチルスルホニルオキシ基等の置換又は未置換
のアラルキルスルホニルオキシ基等を例示できる。
一般式(2)の化合物と一般式(3)の化合物との反応
において、両者の使用割合としては、特に限定がなく広
い範囲内から適宜選択できるが、通常前者に対して後者
を少くとも等モル程度、好ましくは等モル−5倍モル程
度使用するのがよい。
該反応は不活性溶媒中で行なわれる。斯かる溶媒として
は具体的には水、メタノール、エタノール、イソプロパ
ツール、ブタノール、アミルアルコ一一〇− ル、イソアミルアルコール等のアルコール類、ベンゼン
、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジグライム等のエーテル類、
ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド、ヘキサ
メチルリン酸トリアミド等を例示できる。これらのうち
ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びヘキ
サメチルリン酸トリアミドが好ましい。該反応は脱酸剤
の存在下に行なってもよい。斯かる脱酸剤としては具体
的には炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム等の無機炭酸塩類、ピリジン、
キノリン、トリエチルアミン等の第3級アミン類等を例
示できる。該反応は通常1〜20気圧、好ましくは1〜
10気圧の圧力下、100〜200℃程度、好ましくは
100〜200℃にて行なわれ、一般に1〜20時間程
度で反応は終了する。斯くして一般式(1)で表わされ
る本発明の化合物が製造される。
[式中R5及びR8はそれぞれ低級アルキル基を示す。
R1、R2、R3、X及びnは前記に同じ。] 出発原料として用いられる一般式(4)の化合物は、後
記反応行程式−4に示す方法に従い製造される。また一
般式(5)の化合物は公知の化合物である。
一般式(4)の化合物と一般式(5)の化合物との反応
は、無溶媒又はメタノール、エタノール、イソプロパツ
ール、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、ヘキサリン酸トリアミド等の溶媒中、
好ましくは無溶媒で行なわれる。一般式(4)の化合物
に対する一般式(5)の化合物の使用割合は、通常等モ
ル以上あればよく、無溶媒下での反応では好ましくは等
モル量、溶媒下での反応では好ましくは1.1〜1.5
倍モル量とするのがよい。該反応の反応温度としては特
に制限されないが、通常室温〜150℃程度、好ましく
は100〜130℃程度にて反応が好適に進行し、一般
に0.5〜6時間−〇− 程度で反応は完結する。斯くして一般式(6)の化合物
が容易に収得される。
斯くして得られる一般式(6)の化合物の環化反応は従
来公知の各種環化反応に応じて準じて行ない得る。例え
ば加熱による方法、オキシ塩化リン、五塩化リン、三塩
化リン、チオニルクロライド、濃硫酸、ポリリン酸等の
酸性物質を用いる環化法等を例示できる。加熱による環
化法を採用する場合、高清点炭化水素類及び高沸点エー
テル類例えばテトラリン、ジフェニルエーテル、ジエチ
レングリコールジメチルエーテル等の溶媒を用い、通常
100〜250℃、好ましくは150〜200℃の加熱
条件を採用できる。また酸性物質を用いる酸化法を採用
する場合、これを一般式(6)の化合物に対して通常等
モル量〜大過剰量、好ましくは10〜20倍量用い、通
常100〜150℃で0.5〜6時間程度反応させれば
よい。
斯くして一般式(7)の化合物が収得される。
上記環化反応により得られる一般式(7)の化合物の加
水分解反応は、常法に従い、例えば水酸10− 化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化バリウム等の塩
基性化合物、硫酸、塩酸、硝酸等の鉱酸、酢酸、芳香族
スルホン酸等の有機酸等の慣用の触媒の存在下に行なわ
れる。該反応は一般には水、メタノール、エタノール、
イソプロパツール、アセトン、メチルエチルケトン、ジ
オキサン、エチレングリコール、酢酸等の通常の溶媒中
で実施される。該反応の反応温度としては特に制限され
ないが、通常室温〜200℃程度、好ましくは50〜1
50℃程度にて反応が好適に進行する。斯くして一般式
(1)の化合物が容易に収得される。
[式中R7、R11及びR9はそれぞれ低級アルキル基
を示す。R’、R2、R3、X及びnは前記に同じ。] 出発原料として用いられる一般式(9)の化合物は公知
の化合物である。
一般式(4)の化合物と一般式(8)の化合物との反応
は、無溶媒下又は適当な溶媒中にて行なわれる。溶媒と
しては例えばメタノール、エタノール、イソプロパツー
ル等のアルコール類、ベンゼン、トルエン等の芳香族炭
化水素類、アセトニトリル、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルスルホキシド、ヘキサメチルリン酸トリアミド等
を挙げることができる。該反応を無溶媒下で行なうのが
好適である。一般式(4)の化合物と一般式(8)の化
合物との使用割合としては、特に限定がなく広い範囲内
から適宜選択できるが、通常前者に対して後者を少くと
も等モル程度、好ましくは等モル−1,5倍モル使用す
るのがよい。該反応の反応温度としては特に制限されな
いが、通常室温〜150℃程度、好ましくは60〜12
0℃程度に13− て反応が好適に進行し、一般に0.5〜6時間程度で反
応は完結する。斯くして一般式(9)の化合物が収得さ
れる。
斯くして得られる一般式(9)の化合物の環化は、上記
一般式(6)の化合物の環化と同様の反応条件下に行な
えばよい。このようにして一般式〈1)の化合物が容易
に収得される。
反応行程式−4 4 (4) [式中R′、R2、R3、R4、X及びnは前記に同じ
。] 出発原料として用いられる一般式(10)の化合物及び
一般式(3)の化合物は、いずれも公知の化合物である
。また一般式(10)の化合物と14− 一般式(3)の化合物との反応は、前記一般式(2)の
化合物と一般式(3)の化合物との反応と同様の反応条
件下に行なえばよい。
また一般式(1)で表わされる本発明の化合物において
、R2が水素原子を示す化合物は、対応するR2が低級
アルカノイル基を示す化合物を加水分解することによっ
ても製造される。この際の加水分解の条件は、前記一般
式(7)の化合物の加水分解の条件と同様でよい。
本発明の一般式(1)で表わされる化合物は、医薬的に
許容される酸又は塩基性化合物を作用させることにより
容易に塩を形成させることができる。該酸としては、例
えば塩酸、硫酸、リン酸、臭化水素酸等の無機酸、シュ
ウ酸、マレイン酸、フマール酸、リンゴ酸、酒石酸、ク
エン酸、安息香酸等の有機酸を挙げることができ、また
塩基性化合物としては、例えば水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム、水酸化カルシウム、炭酸ナトリウム、炭酸
水素カリウム等を挙げることができる。
斯くして得られる本発明の化合物は、通常の分離手段に
より容易に単離精製することができる。
該分離手段としては、例えば溶媒抽出法、希釈法、再結
晶法、カラムクロマトグラフィー、プレパラテイブ薄層
クロマトグラフィー等を挙げることができる。
斯くして製造される一般式(1)で表わされる本発明の
化合物のうち、R1で示される低級アルキル基としては
メチル基、エチル基が好ましく、最も好ましくはメチル
基である。またXで示されるハロゲン原子としては塩素
原子及び弗素原子が好ましく、最も好ましくは弗素原子
である。またXの置換位置としては9位が好ましい。
本発明化合物は、通常一般的な医薬製剤の形態で用いら
れる。製剤は通常使用される充填剤、増量剤、結合剤、
付湿剤、崩壊剤、表面活性剤、滑沢剤等の希釈剤あるい
は賦形剤を用いてlll製される。この医薬製剤として
は各種の形態が治療目的に応じて選択でき、その代表的
なものとして錠剤、火剤、散剤、液剤、懸濁剤、乳剤、
顆粒剤、カプセル剤、坐剤、注射剤(液剤、懸濁剤等)
、軟膏剤等が挙げられる。錠剤の形態に成形するに際し
ては、担体としてこの分野で公知のものを広く使用でき
、例えば乳糖、白糖、塩化ナトリウム、ブドウ糖、尿素
、デンプン、炭酸カルシウム、カオリン、結晶セルロー
ス、ケイ酸等の賦形剤、水、エタノール、プロパツール
、単シロップ、ブドウ糖液、デンプン液、ゼラチン溶液
、カルボキシメチルセルロース、セラック、メチルセル
ロース、リン酸カリウム、ポリビニルピロリドン等の結
合剤、乾燥デンプン、アルギン酸ナトリウム、カンテン
末、ラミナラン末、炭酸水素ナトリウム、炭酸カルシウ
ム、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル類、
ラウリル硫酸ナトリウム、ステアリン酸モノグリセリド
、デンプン、乳糖等の崩壊剤、白糖、ステアリン、カカ
オバター、水素添加油等の崩壊抑制剤、第4級アンモニ
ウム塩基、ラウリル硫酸ナトリウム等の吸収促進剤、グ
リセリン、デンプン等の保湿剤、デンプン、乳糖、カオ
リン、ベントナイト、コロイド状ケイ酸等の吸着剤、精
製タルク、ステアリン酸塩、ホウ酸末、17− ポリエチレングリコール等の滑沢剤等が例示できる。さ
らに錠剤は必要に応じ通常の剤皮を施した錠剤、例えば
糖衣錠、ゼラチン被包錠、腸溶被錠、フィルムコーティ
ング錠あるいは二重錠、多隔錠とすることができる。火
剤の形態に成形するに際しては、担体として従来公知の
ものを広く使用でき、例えばブドウ糖、乳糖、デンプン
、カカオ脂、硬化植物油、カオリン、タルク等の賦形剤
、アラビアゴム末、トラガント末、ゼラチン、エタノー
ル等の結合剤、ラミナランカンテン等の崩壊剤等が例示
できる。坐剤の形態に成形するに際しては、担体として
従来公知のものを広く使用でき、例えばポリエチレング
リコール、カカオ脂、高級アルコール、高級アルコール
のエステル類、ゼラチン、半合成グリセライド等を挙げ
ることができる。注射剤として調製される場合には、液
剤及び懸濁剤は殺菌され、かつ血液と等張であるのが好
ましく、これら液剤、乳剤及び懸濁剤の形態に成形する
に際しては、希釈剤としてこの分野において慣用されて
いるものをすべて使用でき、例えば水、エチ18− ルアルコール、プロピレングリコール、エトキシ化イソ
ステアリルアルコール、ポリオキシ化イソステアリルア
ルコール、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステ
ル類等を挙げることができる。
なお、この場合等偏性の溶液を調製するに充分な量の食
塩、ブドウ糖あるいはグリセリンを医薬製剤中に含有せ
しめてもよく、また通常の溶解補助剤、m衝剤、無痛化
剤等を添加してもよい。更に必要に応じて着色剤、保存
剤、香料、風味剤、甘味剤等や他の医薬品を医薬製剤中
に含有せしめてもよい。ペースト、クリーム及びゲルの
形態に成形するに際しては、希釈剤としてこの分野で従
来公知のものを広く使用でき、例えば白色ワセリン、パ
ラフィン、グリセリン、セルロース誘導体、ポリエチレ
ングリコール、シリコン、ベントナイト等を例示できる
本発明の医薬製剤中に含有されるべき一般式(1)の化
合物の量としては、特に限定されず広範囲に適宜選択さ
れるが、通常医薬製剤中1〜70重量%である。
上記医薬製剤の投与方法は特に制限はなく、各種製剤形
態、患者の年齢、性別その他の条件、患者の程度等に応
じた方法で投与される。例えば錠剤、乳剤、液剤、懸濁
剤、乳剤、顆粒剤及びカプセル剤の場合には経口投与さ
れる。また注射剤の場合には単独であるいはブドウ糖、
アミノ酸等の通常の補液と混合して静脈内投与され、更
には必要に応じて単独で筋肉内、皮肉、皮下もしくは腹
腔内投与される。半開の場合には直胆内投与される。
上記医薬製剤の投与量は用法、患者の年齢、性別その他
の条件、疾患の程度等により適宜選択されるが、通常有
効成分である一般式(1)の化合物の量が1日当り体1
1ka当り約0.2〜100IQ程度とするのがよく、
該製剤を3〜4回に分けて投与すればよい。
以下に実施例、抗菌試験結果及び製剤例を掲げる。
実施例1 8.9−ジフルオロ−2−メチル−1,2−ジヒドロ−
6−オキツーピロロ[3,2,1−1j]キノリン−5
−カルボン酸1.7gにN−メチルピロリドン501を
加え、さらに3−(N−アセチルメチルアミノ)ピロリ
ドン1.80を添加し、油浴上110℃で2時間反応す
る。反応後、溶媒を減圧留去する。残渣に酢酸エチルを
加えて結晶化する。結晶を濾取し、酢酸にて再結晶する
ことにより9−(3−アセチルメチルアミノ−1−ピロ
リジニル)−8−フルオロ−2−メチル−1,2−ジヒ
ドロ−〇−オキソーピロロ[3,2,1−iJ]キノリ
ン−5−カルボン酸2.1gを得る。
白色稜状晶、 融点300℃以上 元素分析値(C2゜82204 N3 Fとして)C(
%)  H(%)  N(%) 計算値  62,01   5,72  10.85分
析値  61.87   5.78  10.92実施
例2 9−(3−アセチルメチルアミノ−1−ピロリジニル)
−8−フルオロ−2−メチル−1゜21− 2−ジヒドロ−6−オキツーピロロ[3,2゜1−ij
]キノリン−5−カルボンW11.5(]に110%水
酸化ナトリウム水溶液15を加えて6時間加熱還流する
。冷却後、均一溶液を酢酸にてpH7,8に調整する。
析出する結晶を濾取し、再び10%水酸化ナトリウム水
溶液でpH11とした後、酢酸にてDH7,8に調整す
る。得られる結晶を濾過、水洗、乾燥することにより微
黄色稜状晶の9−(3−メチルアミノ−1−ピロリジニ
ル〉−8−フルオロ−2−メチル−1,2−ジヒドロ−
6−オキツーピロロ[3,2,1−ij]キノリン−5
−カルボン酸1.19を得る。
融点234〜237℃ 元素分析値(C+ a H2o 03 Ns Fとして
)C(%) H(%)  N(%) 計算値  62,60   5.84  12.87分
析値  62,42   5.96  12.03実施
例3 8.9−ジフルオロ−2−メチル−1,2−22− ジヒドロ−6−オキツーピロロ[3,2,1−1j]キ
ノリン−5−カルボン酸3gにN−メチルピロリドン6
(lnlを加え、さらに3,4−ジ(N−7セチルメチ
ルアミノ)ピロリジン4.8gを添加し、油浴上110
℃で3時間反応する。反応後、溶媒を減圧留去する。残
渣に酢酸エチルを加えて結晶化する。結晶を濾取し、酢
酸にて再結晶することにより9− [3,4−ジ(アセ
チルメチルアミノ−1−ピロリジニル)]−]8−フル
オロー2−メチルー1,2ジヒドロ−6−オキツーピロ
ロ[3,2,1−iJ]キノリン−5−カルボン酸2.
8gを得る。
白色稜状晶、 融点300℃以上 元素分析値(C23H2705N4 Fとして)C(%
)  H(%) N(%) 計算値  60.25   5.94  12.22分
析値  60.03   5,83  12.35実施
例4 9−[3,4−ジ(アセチルメチルアミノ−1−ピロリ
ジニル)]−]8−フルオロー2−メチルー1.2ジヒ
ドロ−6−オキツーピロロ[3,2,1−ijコキノリ
ン−5−カルボン酸2gに10%水酸化ナトリウム水溶
液20m1を加えて6時間加熱還流する。冷却後、均一
溶液を酢酸にてpH8,0に調整する。析出する結晶を
濾取し、再び10%水酸化ナトリウム水溶液でpH11
とした後、酢酸にてpH8,0に調整する。得られる結
晶を濾過、水洗、乾燥することにより微黄色稜状晶の9
−[3,4−ジ(メチルアミノ−1−ピロリジニル’)
] −]8−フルオロー2−メチルー1.2ジヒドロ−
6−オキツーピロロ[3,2,1−ij]キノリン−5
−カルボン酸0.8(]を得る。
融点252〜255℃ 元素分析値(C+ e H2303NA Fとして)C
(%)  H(%)  N(%) 計算値  60.95   6.19  14.96分
析値  61,08   6.25  14,82坑菌
試験 下記に示す供試化合物についての種々の閑に対する抗菌
作用を調べるため、寒天希釈平板法により最少増殖阻止
濃度を求めた [CHEMOTHERAPY、且、1126〜1128
 (1974)参照]。得られる結果を第1表に示す。
尚各種筒はlX10B菌数/m1(0,D、660rA
u、0.07〜0.16)及び1×106菌数/1(1
00倍希釈)ニ調製した。
(供試歯) A・S、 aureus  FDA  209PB−8
,pyoaenes  I IQ  S−23C・E、
 coli  N IHJ  JC−2D−に、pne
umonlae  NCTC9632E・・−P、re
ttgeri  NIH96F・S、 5onnei 
 EW−33G・ S、typhi  NCTC839
3H−8,marcescens  I’FO1264
8I・P、aeruoinosa  ATCC1014
5J ・P 、 aerLI(linO8a  N C
T C10490K ・= P 、 aerugino
sa  E −225− (供試化合物) 1・・・実施例1の化合物 2・・・実施例2の化合物 3・・・実施例3の化合物 4・・・実施例4の化合物 26− 製剤例1 実施例1の化合物        200mΩブドウ糖
             250+n。
注射用蒸 水           適 量全  11
                   51注射用蒸
留水に実施例1の化合物及びブドウ糖を溶解させた後5
1のアンプルに注入し、窒素置換後121℃で15分間
加圧滅菌を行なって上記組成の注射剤を得る。
製剤例2 実施例2の化合物        100gアビセル(
商標名、旭化成(株)製)40CIコンスターチ   
        30゜ステアリン酸マグネシウム  
    2gTO−5(商標名、信越化学工業  10
g(株)製、ヒドロキシプロピル メチルセルロース) ポリエチレングリコール−60003!Itヒマシ油 
            40gメタノール     
       40a実施例2の化合物、アビセル、コ
ンスターチ及びステアリン酸マグネシウムを取り混合研
磨後糖衣R10mmのキネで打錠する。得られた錠剤を
TC−5、ポリエチレングリコール−6000,ヒマシ
油及びメタノールからなるフィルムコーティング剤で被
覆を行ない上記組成のフィルムコーティング錠を製造す
る。
製剤例3 実施例3の化合物          2g精製ラノリ
ン            5gサラシミツロウ   
        5g白色ワセリン         
   88(1全  量              
  100gサラシミツロウを加温して液状となし、次
いで実施例3の化合物、精製ラノリン及び白色ワセリン
を加え、液状となるまで加温後、固化し始めるまで撹拌
して、上記組成の軟膏剤を得る。
(以  上  )

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ■ 一般式 [RIは低級アルキル基を、R2は水素原子、低級アル
    キル基又は低級アルカノイル基を、R3は低級アルキル
    基を、Xはハロゲン原子を、nは1又は2を示す。コ で表わされるとロロ[3,2,1−ij]キノリン−5
    −カルボン酸誘導体及びその塩。
JP18844382A 1982-10-26 1982-10-26 ピロロ〔3,2,1−ij〕キノリン−5−カルボン酸誘導体 Pending JPS5978189A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61126082A (ja) * 1984-11-22 1986-06-13 Dainippon Pharmaceut Co Ltd アミノピロリジン誘導体、そのエステルおよびその塩
US5185337A (en) * 1989-03-29 1993-02-09 Otsuka Pharmaceutical Co., Ltd. Pyrroloquinoline derivatives and pharmaceutical compositions for antimicrobial use

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3144455A1 (de) * 1980-11-10 1982-06-24 Otsuka Pharmaceutical Co. Ltd., Tokyo Benzoheterozyklische verbindungen, verfahren zu deren herstellung und bakteriostatische mittel, welche diese enthalten

Patent Citations (1)

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