JPS5976354A - 遮音、吸音建築法及び石コウパネル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は遮音、吸音建築法及びそれに用いる特殊石コウ
；くネルを音楽練習室、録音スタジオ、オーディオ試聴
室など音楽、音響に関する部屋の間仕切り壁や天井面に
使用することを目的として開発したものである。

これらの部屋には、■部屋間の遮音を確保すること、■
室内の吸音を適度に制御すること、等が要求されるが、
このパネルを用いて建築することは両者に対して有効で
ある。

パネルは厚さ例えば１２智の石コウボードをオ１図及び
オ２図に示すような三角形状に成形したものであり、こ
れを組合せて壁面や天井面を構成するものである。

そして、その組合せ方法は使用目的に応じて数種類の例
が考えられる。例えばオ３図のように組合せだ場合には
遮音用間仕切りとなり、オ４図は木造住宅等の外壁遮音
構造に、オ５図は吸音パネル等を加えた遮音、吸音パネ
ル壁である。

従来比較的大きな遮音（透過損失）、性能を要求される
場合は面密度が大きく、しかも緻密な材料を使用レンる
。またオ８図に示すように振動絶縁されたパネルを独立
に支持することによっても比較的高い透過損失を得るこ
とが出来るため乾式工法の場合数多く採用されている。

しかし、オ８図のような構造を施工するには両｛ｆｌｌ
＋のパネル面に対して間柱を独立に設け、しかも音の僑
が出来ないように絶縁しなければならない。このために
パネル間の距離が一般的に大きく必要であり壁厚も大き
くなる。

このことは．｛３合住宅やホテルなどの間仕切り壁に用
いた場合、床の有効面積を小さくするため好ましくない
ということになる。

更に、この間仕切り壁に吸音内装を施す場合、新だにＦ
地を作る必要があり壁厚は一層厚いものとなってし１う
。

これら従来のｑ法に比べ本発明の特殊石コウパネルは、
パネル自イ本が自立するものでありパネル上下の取イ１
け用部材以外に間柱などの下地を必要としない。またオ
３図のように約１０ＷＭの間隔をとってパネルが２ＭＫ
建込まれているため独立支持と同じ効果を得ることが出
来る。

まだ牙５図に示すように背後に空気層を持つ吸音パネル
（グラスウール、岩綿吸音板など）と直接取付けること
が可能である。

従って、本発明によれば従来の槽法Ｋ比べて次のような
メリットが挙げられる。

■パネル自体が自立することが出来るため少ない工程（
少ない職種）で施工できる。

■間仕切り用遮音壁として用いた場合、従来より薄い壁
厚ですむ。

■遮音特性、吸音特性などの性能実現が確実である。

■木造住′宅の外壁に組皐入れることにより大きな遮音
性能が得られる。

本発明の三角形状を有する特殊石コウパネルの構成とそ
の作用を説明する。

三角形状の特殊石コウパネルは例えば厚さ１２ｃｒｎの
石コウボード（オ１図）を底辺４００鴫、斜辺２２１、
頂部１３０度の三角形Ｋ組みたてたものが基本プランと
なっている。頂部部分には吸音パネルを取付ける場合の
下地（オ２図■）が入っており、残る２つの折り角には
破壊を保膿するための塩ビ製の保藤棒（オ２図＠）が入
っているＯｚｊｅｌ’ｌ’！’與体ρ強度！桿詩〆，ｘ
ｉだＷぱ一閾界ヂ界ｓ，ｙｅｙ〆２〆ｐ芯〆／Ｘ〆ｉｆ
）１７空隙には低音域での共鳴透過を防ぐためグラスウ
ール：３２Ｋｙ／ｍ”（オ２図Ｏ）を充填している。

パネルの取付けは現ｊ７％にて墨出しを行った後、天井
かよび床に取付け用部材をビス止めする。

この上に本発明の三角形の特外石コウノくネルを挟み込
んで固定しジョイント部分をコーキングあるいは遮音テ
ープ等にてシールする。

シールは必四に応じて１二Ｆの端部にも施す。

これら作僧後に厚さ９關の石コウボードを上貼りして仕
上げ面とする。

この本発明の三角形状の特殊石コウパネルは原則として
任意の高さ、任意の幅で切断することがＩｉｆ能である
。これから展開して二、三種類のパネルで任意の大きさ
の壁の措成をすることが出来る。このことも、この特殊
石コウパネルの大きな特徴である。

この本発明の三角形状の特殊石コウパネルを遮音用間仕
切りとして使用する場合には、オ３図に示すような惜成
とするのが最も標準的である。

この場合の透過損失は、ｆ＝５ＱＱＨｚで４４ｄｌ３と
なシ厚さ１００ｍｓ程度のコンクリート壁と同等の性能
である。

非常に高度の遮音が要求される場合にはオ７図のように
固定側一次遮音層と、その遮音層と絶縁された二次遮音
層とで措成される浮借造が採用される。

このような構造に本発明の三角形状の特殊石フウパネル
を使用した場合には下地を必要としないため施工が非常
Ｋ楽であり、しかも浮き措造としての性能が良好である
。

浮き構造とする場合、まず構造体スラブ（オ７図）の上
にグラスウール又は防振ゴムにて支持した浮き床（オ７
図）を施工し、次に防振ゴムで支持された天井を天井用
特殊石コウパネルにて施工する。（オ７図）最後に浮き
床と天井用特殊石コウパネルで支持された壁面特殊石コ
ウパネルを取り付けることにより浮き樽造の部屋が作ら
れる。

この場合に一次遮音層と壁面特殊石コウパネルとの間に
はフレＩＪ二め用のＦ地材等は一切不必要．であり全く
独立に支持できるため、従来の構法（下地有）にくらべ
て理想的な浮き構造と々る。

吸音パネル（グラスウールパネル、岩綿吸音板）はオ５
図のように特殊石ゴウパネルの頂点部分に取付けられる
。一般に使用される吸音材料はその背後の空気層の厚さ
によって吸音率の周波数ｌ１か性が異なり、空気層が厚
くなる程低音域まで吸音率が大きくなる。

）ＦＱ明の三角形状の特殊石コウパネルに吸音パネルを
取付けたＪｖ）合にはＯ〜９５問まで連続的に変化する
空気Ｉ１｝が吸音材の背後につくられ比較的低音まで吸
音することが可能となる。

従来の工法によると遮音壁とは別に吸音壁用の下地を組
まなければ空気層を確保することが出来ないのＶＣ対し
て、本発明の三角形状の特殊石コウパネルを使用すれば
一切の下地なしで空気層を持った吸音壁が実現できる。

本発明によれば音響や音楽に関係する部屋を施工する場
合にぱｚ４％ｉＥｔ遮音と吸音の両方を一度に制御する
ことが可能となる。従来は各々別の壁面を組合せを作っ
て解決していた。今回開発された特殊石コウパネルの場
合は単一の部材で任意の大きさの壁面を構成することが
可能である。

しかも、このパネルは種々の組合せができ、従来取付支
持が大変であった浮き槽造の施工も比較的楽にできる。

また、在来工法の二重壁に比べて少い壁厚で同等の遮音
性能を得ることが可能である等の効果がある。

本発明の実施例を示すと石コウ板を折萌して三角形辺１
、２、３を有する三角形状の特殊石コウパネルをオ２図
に示すように形成し、該特殊石コウパネルを，ｆ３図に
示すように特殊石コウパネルを並べて形成された四部に
他方の特殊石コウパネルの凸部を間隙４をあけて間仕切
シ壁やオ４図に！示す木造住宅の外壁遮音壁や凸部をそ
れぞれ外側にして遮音パネル壁及び天井等を建築する。

【図面の簡単な説明】

オ１図は本発明の石コウ板の平面図、オ２図は同上を三
角形状にしたパネルの平面図、オ３図、オ４図、オ５図
、オＧ図、オ７図は本発明建築１ｆμの平面図、オ８図
は本発明の縦１所面図、ｐｆ’９１’；″ＩＦｉ従来の
パネルによる壁の平面図である。 ■、２、３はｊ＋＋ｉ殊石コウパネルの三辺、４は間隙
。 −２９６−

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）石コウ板を三角形に形成し、該三角形状の特殊石
   コウパネルの凹部に他の三角形状の特殊石コウパネルの
   凸部を間隙を設けて対向せしめ間柱を用いず薄厚みの遮
   音、吸音用の間仕切り、壁、天井等一と建築することを
   特徴とする、遮音、吸音建築法。
2. （２）石コウ板を二等辺三角形あるいは不等辺三角形に
   形成し、間仕切り、壁、天井等を構成する特殊石コウパ
   ネルを構成したことを特徴とする、遮音、吸音建築用の
   石コウパネル。