JPS597621Y2 - スプライン継手構造 - Google Patents

スプライン継手構造

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Publication number
JPS597621Y2
JPS597621Y2 JP6978278U JP6978278U JPS597621Y2 JP S597621 Y2 JPS597621 Y2 JP S597621Y2 JP 6978278 U JP6978278 U JP 6978278U JP 6978278 U JP6978278 U JP 6978278U JP S597621 Y2 JPS597621 Y2 JP S597621Y2
Authority
JP
Japan
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radius
spline
press
joint structure
trough
Prior art date
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Expired
Application number
JP6978278U
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English (en)
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JPS54172145U (ja
Inventor
賢治 村田
Original Assignee
トヨタ自動車株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by トヨタ自動車株式会社 filed Critical トヨタ自動車株式会社
Priority to JP6978278U priority Critical patent/JPS597621Y2/ja
Publication of JPS54172145U publication Critical patent/JPS54172145U/ja
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  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 要旨の解説 この考案は自動車のトランスミッションハブ等の継手に
用いられ、外側内スプラインと内側外スプラインとの嵌
合が圧入方式をとるスプライン継手構造に関する考案で
あり、特に、圧入歯数を減少させて嵌合させたスプライ
ン継手構造に係る考案である。
従来技術 従来、例えば、自動車のトランスミッション系のハブの
アウトプットシャフト等の動力伝達継手等においては多
くのスプライン継手が採用されているが、該スプライン
継手の圧入嵌合方式には第la,lb図に示す様に外側
内スプライン1の谷部2,2・・・の同一谷部の半径R
1に対して内側外スプライン3の歯4,4・・・の同一
山部の半径R2をR1〈R2とし、また、外側内スプラ
イン1の谷部の半径r1と内側外スプライン3の山部の
半径r2をr2<r1の関係にして圧入嵌合する方法が
ある。
従来技術の問題点 而して、該圧入嵌合方式においては山部4,4・・・の
谷部、2,2・・・に対する圧入のため圧入荷重が大き
く、組付時等には嵌合がし難い難点があった。
これに対処するにはスプラインの圧大長を短かくするか
、圧入代を小さくする2通りの圧人荷重抑制手段が考え
られるが、前者の手段では継手強度が低下する欠点があ
り、設計上制約を受け、また、後者の手段では嵌合公差
幅を小さく管理する等加工工作上限度がある不利点があ
った。
考案の目的 この考案の目的は上述従来技術に基づく圧人嵌合方式の
スプライン継手の問題点を解決すべき技術的課題し、継
手強度を低下させることなく、圧入荷重の軽減を図るこ
とにより組付性を良くするようにし機械産業における動
力伝達利用分野に益する優れたスプライン継手構造を提
供せんとするものである。
考案の構或 上述目的に沿い先述実用新案登録請求の範囲を要旨とす
るこの考案の構戊は前述問題点を解決するため内側外ス
プラインの谷部の半径を外側内スプラインの山部の半径
より小さくして圧入嵌合するに際し、外側内スプライン
谷部の周方向均一間隔配設された谷部の半径を、他の谷
部の半径より大きく形威し、該他の谷部の半径と上記谷
部の半径との間に内側外スプライン山部の半径値をとる
ことにより圧入歯数を実質削除減少し、該減少歯数に比
例して圧入荷重を減少させて嵌合させスプライン強度を
落すことなく従来通りの加工で低圧人荷重で嵌合するこ
とを可能にした技術的手段を講じたものである。
実施例 次にこの考案の実施例を第2図以下の図面に基づいて説
明すれば以下の通りである。
第2,3図に示す組合せの実施例において、外側内スプ
ライン5の谷部61, 62, 63, 64・・・は
該谷部61, 63が小さい半径R3を有し、又、他の
谷部62, 64は該谷部61,63に比しΔRだけ増
径された大きい半径R4を有しており、したがって、そ
れら半径の配列は周方向R3,R4,R3,R4・・・
と反復パターン裡に加工或形されている。
一方、内側外スプライン7の山部81, 82, 83
,84・・・は該外側内スプライン5の谷部61, 6
2, 63,64・・・に対応するようにされ、その同
一山部の半径R5は該谷部61, 62, 63, 6
4・・・の小さい半径を有する谷部の半径R3より大き
く、増径された大きい方の谷部の半径R4よりは小さい
半径を有し、すなわち、R3〈R5〈R4の範囲に適宜
設定されて形或され、又、圧入加工として外側内スプラ
イン5の山部の半径r3より内側外スプライン7の谷部
の半径r5が設定量だけ小さいr5<r3の関係に或形
加工されている。
したがって、当該実施例において圧入嵌合すると外側内
スプライン5の谷部61,63・・・の小さい谷部の半
径R3に対して内側外スプライン7の山部81, 83
・・・のみが1つ置きに圧入保合され、該谷部62,
64・・・に対する山部82, 84・・・は間隙を有
し圧入係合はない。
そのため、対応スプラインの溝歯数をNとすれば、圧入
歯数はN/2となり、結果的に圧入荷重は半減すること
になる。
他の実施例 また、第3,4図に示す組合せにおいては外側内スプラ
イン5′の谷部61’, 62’, 63’, 64’
・・・の配列を小さな半径R′3を有する谷部61′と
それに対してΔR′だけ大きく増径された大きな半径R
4′を有する谷部62’, 63’の2つが相隣って設
けられた3ブロックの谷部を1ユニットとして反復パタ
ーンにした加工態様であり、r5<r3′、および、R
3′〈R5〈R4′の加工条件とすれば、内側外スプラ
イン7の圧入山部は81, 84・・・と3歯に1歯で
あり、上記谷部61’, 64’・・・に圧入嵌合され
、他の谷部62′,63′・・・に対する谷部82,
83・・・は圧人されず逃がし量の間隙を介在されてい
る。
そのため、当該実施例においては圧入山部数は全山部数
Nの1/3になり、したがって、前述施例の様に圧入荷
重は1/3に減少する。
尚、上述実施例において、R3〈R5≦R4、又、R3
′〈R5≦R4′の加工設計にすることも可能であるが
、増径された谷部62, 64, 62’, 63’・
・・に圧入作用が働くために圧入荷重はそれに相当して
若干増加する。
別の実施例 尚、この考案の実施態様は上述各実施例に限るものでな
いことは勿論であり、たとえば、谷部の半径の小さい方
と増径された大きい方のグループパターン反復は種々の
態様が採用可能である。
考案の効果 上述の如くこの考案によれば、外側内スプラインと内側
外スプラインとの圧入嵌合方式による継手構造において
、外側内スプラインの谷部のうち周方向均一間隔配設さ
れた谷部の半径を他の谷部の半径よりも大きく形威し、
一方、内側外スプラインの山部の半径を上記外側内スプ
ラインの谷部と他の谷部の半径との間の半径値にして形
或したことにより、少くともスプライン歯数を何ら減少
させることなく圧入歯数を実質的に少くして圧入荷重を
大幅に削減することが出来、スプライン強度も維持出来
、組付も容易に行える効果がある。
而して、上述圧大のメリットに加えて、歯幅を減少させ
る必要もなく、外側内スプラインの大なる半径を有する
谷部の半径と小なる半径を有する谷部の半径との公差は
大きくても支障がなく加工形或上も特別の配慮の必要が
なく、従来のスプライン加工技術がほとんど利用出来る
メリットがある。
また、圧入山部の方を全周的に均一間隔に配設すること
により外側内スプラインと内側外スプラインの同心性も
極めて精度良く保たれる利点もある。
さらにまた、前述圧入山部の実質減少に伴なう外側内ス
プラインの谷部の半径の逃がし量は実質的に圧入代程度
で良く、したがって、焼歪等への悪影響の恐れも発生し
ない副次的効果も奏それる。
【図面の簡単な説明】
第13,lb図は従来技術に基づく圧入嵌合外側内スプ
ライン、および、内側外スプラインの部分断面図、第2
図以下はこの考案の実施例を示すものであり、第2図は
外側内スプラインの1実施例の部分断面図、第3図は内
側外スプラインの部分断面図、第4図は外側内スプライ
ンの他の実施例の部分断面図である。 5,5′・・・・・・外側内スプライン、7・・・・・
・内側外スプライン、r5・・・・・・(谷部の)半径
、r3,r3′・・・・・・(山部の)半径、62,
64, 62’, 63’・・・・・・谷部、61,
63,61’, 64’・・・・・・他の谷部、R5・
・・・・・(内側外スプラインの山部の)半径、R4・
・・・・・(外側内スプラインの谷部の)半径、R3,
R3′・・・・・・(他の谷部の)半径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 外側内スプラインと内側外スプラインの嵌合を圧入嵌合
    とするスプライン継手構造において、上記内側外スプラ
    インの谷部の半径が上記外側内スプラインの山部の半径
    より小径にされ、又上記外側内スプラインの谷部のうち
    の周方向均一間隔配設された谷部の半径が他の谷部の半
    径より大きく形威され、一方上記内側外スプラインの山
    部の半径は上記外側内スプラインの上記谷部の半径と該
    他の谷部の半径との間の半径値で形或されていることを
    特徴とするスプライン継手構造。
JP6978278U 1978-05-25 1978-05-25 スプライン継手構造 Expired JPS597621Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6978278U JPS597621Y2 (ja) 1978-05-25 1978-05-25 スプライン継手構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6978278U JPS597621Y2 (ja) 1978-05-25 1978-05-25 スプライン継手構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54172145U JPS54172145U (ja) 1979-12-05
JPS597621Y2 true JPS597621Y2 (ja) 1984-03-08

Family

ID=28978942

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6978278U Expired JPS597621Y2 (ja) 1978-05-25 1978-05-25 スプライン継手構造

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0432499Y2 (ja) * 1984-11-29 1992-08-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS54172145U (ja) 1979-12-05

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