JPS597484B2 - 廃水処理における凝集方法 - Google Patents
廃水処理における凝集方法Info
- Publication number
- JPS597484B2 JPS597484B2 JP4528079A JP4528079A JPS597484B2 JP S597484 B2 JPS597484 B2 JP S597484B2 JP 4528079 A JP4528079 A JP 4528079A JP 4528079 A JP4528079 A JP 4528079A JP S597484 B2 JPS597484 B2 JP S597484B2
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- Japan
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- wastewater
- treatment
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- stannic chloride
- wastewater treatment
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- Separation Of Suspended Particles By Flocculating Agents (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
廃水処理は、廃水中に含有される汚濁物質を凝集させ、
沈澱若し《は浮上させて分離することを基本とし、前記
汚濁物質の凝集を効率よく安定して行なうのが廃水処理
を能率よく遂行する上においての要諦となっている。
沈澱若し《は浮上させて分離することを基本とし、前記
汚濁物質の凝集を効率よく安定して行なうのが廃水処理
を能率よく遂行する上においての要諦となっている。
一般に前記廃水の凝集処理には、アルミニウム、鉄、カ
ルシウム、チタン、亜鉛の金属化合物を凝集剤として使
用され、とりわけ水可溶性アルミニウム塩が性能、価格
の点において優れたものとして多用されてきた。
ルシウム、チタン、亜鉛の金属化合物を凝集剤として使
用され、とりわけ水可溶性アルミニウム塩が性能、価格
の点において優れたものとして多用されてきた。
しかしながら前記アルミニウム塩は安定なコロイド状物
質、例えばエマルジョン油の凝集は殆んどできず、例え
ば防錆油が1.2〜1.3f/t含まれた廃水に水可溶
性アルミニウム塩をアルミニウムとして防錆油の0.5
5倍の重量割合で添加し、30分以上攪拌しても殆んど
凝集することがない。
質、例えばエマルジョン油の凝集は殆んどできず、例え
ば防錆油が1.2〜1.3f/t含まれた廃水に水可溶
性アルミニウム塩をアルミニウムとして防錆油の0.5
5倍の重量割合で添加し、30分以上攪拌しても殆んど
凝集することがない。
従来このようなエマルジョン油の如き安定なコロイド分
散廃水の処理に際しては、連続廃水の場合、一応の凝集
処理を行ってある程度除去し、除去できない大部分は主
として活性炭等による吸着処理によって除去されており
、イニシャルコスト、ランニングコスト共に高価になる
。
散廃水の処理に際しては、連続廃水の場合、一応の凝集
処理を行ってある程度除去し、除去できない大部分は主
として活性炭等による吸着処理によって除去されており
、イニシャルコスト、ランニングコスト共に高価になる
。
なお非連続廃水は通常高濃度であるが、比較的少量であ
るから、焼却処理やアルミ電解処理によっているが、敢
えて凝集処理をする場合、多量のアルミニウムまたは鉄
化合物を添加して行なうが、この結果処理スラツジが膨
大な量となシ、脱水処理費、処分費が増大することとな
り、凝集薬品費は安価でも、全体の処理費は安価とはい
い難い。
るから、焼却処理やアルミ電解処理によっているが、敢
えて凝集処理をする場合、多量のアルミニウムまたは鉄
化合物を添加して行なうが、この結果処理スラツジが膨
大な量となシ、脱水処理費、処分費が増大することとな
り、凝集薬品費は安価でも、全体の処理費は安価とはい
い難い。
本発明者は前記廃水の凝集処理剤について研究の結果、
塩化第二錫(SnC74・5H20)が優れた凝集効果
を有し、従来のアルミニウム塩に対比して遥かに少量の
使用量で2倍以上の凝集速度を有し、非連続廃水の凝集
処理にも優れた効果を発揮し、スラツジ生成量も従来の
凝集剤を使用した場合に比して1/2〜1/5 と大幅
に低減できることを発見した。
塩化第二錫(SnC74・5H20)が優れた凝集効果
を有し、従来のアルミニウム塩に対比して遥かに少量の
使用量で2倍以上の凝集速度を有し、非連続廃水の凝集
処理にも優れた効果を発揮し、スラツジ生成量も従来の
凝集剤を使用した場合に比して1/2〜1/5 と大幅
に低減できることを発見した。
本発明はこのような知見に基いて提案されたものであっ
て、含油廃水に塩化第二錫水溶液を添加することを特徴
とする廃水処理における凝集方法に係るものである。
て、含油廃水に塩化第二錫水溶液を添加することを特徴
とする廃水処理における凝集方法に係るものである。
本発明においては前記したように含油廃水に塩化第二錫
溶液を添加することにより、従来の水可溶性アルミニウ
ム塩溶液を使用した場合に比して、少量の凝集剤で遥か
に迅速に効率的な廃水の凝集処理を行なうことができ、
またスラツジ生成量も大幅に低減して、凝集剤自体が比
較的高価であるにもかかわらず脱水処理費、処分費を節
減し、全体の廃水処理費を節減しうるものである。
溶液を添加することにより、従来の水可溶性アルミニウ
ム塩溶液を使用した場合に比して、少量の凝集剤で遥か
に迅速に効率的な廃水の凝集処理を行なうことができ、
またスラツジ生成量も大幅に低減して、凝集剤自体が比
較的高価であるにもかかわらず脱水処理費、処分費を節
減し、全体の廃水処理費を節減しうるものである。
なお塩化第二錫は高価であるため、廃水の凝集処理時、
必要最少限の量を添加し、不足分を可水溶性アルミニウ
ム遠で補足することが望ましく、このように凝集工程を
塩化第二錫による一次処理と、可水溶性アルミニウム塩
による二次処理とに分けることによって、経済的効果を
挙げることができる。
必要最少限の量を添加し、不足分を可水溶性アルミニウ
ム遠で補足することが望ましく、このように凝集工程を
塩化第二錫による一次処理と、可水溶性アルミニウム塩
による二次処理とに分けることによって、経済的効果を
挙げることができる。
また本発明の方法は非連続廃水の処理にも適用され、こ
の際も一次処理と二次処理とに分けて処理するものであ
る。
の際も一次処理と二次処理とに分けて処理するものであ
る。
また高分子凝集剤を併用することによって塩化第二錫の
使用量を節減しうるものである。
使用量を節減しうるものである。
以下本発明の実施例を挙げる。
実施例 1
廃水中の油分、1.2〜1.3むlに、0.2汐tの錫
を有する塩化第二錫水溶液を添加して攪拌したところ、
1〜3分経過後、廃水が透明になった。
を有する塩化第二錫水溶液を添加して攪拌したところ、
1〜3分経過後、廃水が透明になった。
このとき塩化第二錫溶液の添加された廃水のpHを3.
0〜6.0に調整することが好ましい。
0〜6.0に調整することが好ましい。
塩化第二錫による廃水の凝集は、pH 2.0〜11.
0で生起するが、pH7.0以上では凝集体の大きさが
小さく、沈澱物として除去し難い。
0で生起するが、pH7.0以上では凝集体の大きさが
小さく、沈澱物として除去し難い。
実施例 2
油分1.2〜1.35?/Aを含有する廃水に、0.1
f/tの錫を有する塩化第二錫溶液を添加して廃水をp
H3.0〜6.0に調整してこれを攪拌し、1〜3分経
過後凝集を生起せしめ、次いで0.1?/Aのアルミニ
ウムを有するアルミニウム塩溶液を添加して廃水のpH
を6.0〜8.0となして攪拌すると油分が凝集した。
f/tの錫を有する塩化第二錫溶液を添加して廃水をp
H3.0〜6.0に調整してこれを攪拌し、1〜3分経
過後凝集を生起せしめ、次いで0.1?/Aのアルミニ
ウムを有するアルミニウム塩溶液を添加して廃水のpH
を6.0〜8.0となして攪拌すると油分が凝集した。
実施例 3
油分(ノルマルヘキサン抽出物質)0.1〜0.2?/
tA界面活性剤0.4〜0.51?/tを有する廃水に
0.04〜0.0 5 f/tの錫を有する塩化第二錫
溶液を添加して攪拌すると、1〜3分経過後油分が凝集
した。
tA界面活性剤0.4〜0.51?/tを有する廃水に
0.04〜0.0 5 f/tの錫を有する塩化第二錫
溶液を添加して攪拌すると、1〜3分経過後油分が凝集
した。
以上の実施例から明らかなように、塩化第二錫は優れた
凝集効果を有し、少量の使用量で凝集速度が従来の金属
塩凝集剤を使用した場合に比して著しく短縮され、また
廃水に対する添加量は錫として要凝集物質に対し0.0
1〜0.50倍量でよい。
凝集効果を有し、少量の使用量で凝集速度が従来の金属
塩凝集剤を使用した場合に比して著しく短縮され、また
廃水に対する添加量は錫として要凝集物質に対し0.0
1〜0.50倍量でよい。
また実施例2の方法によれば、アルミニウム塩水溶液を
併用することにより、錫量を節減し、コストを低減しう
るものである。
併用することにより、錫量を節減し、コストを低減しう
るものである。
更に前記各実施例において高分子凝集剤を添加すると、
塩化第二錫の使用量を少なくしても凝集効果が得られる
ものである。
塩化第二錫の使用量を少なくしても凝集効果が得られる
ものである。
更にまた、前記各実施例は非連続流水の実験であるが、
連続流水では5〜20分の反応時間で凝集が終了するも
のと考えられる。
連続流水では5〜20分の反応時間で凝集が終了するも
のと考えられる。
Claims (1)
- 1 含油廃水に塩化第二錫水溶液を添加することを特徴
とする廃水処理における凝集方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4528079A JPS597484B2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | 廃水処理における凝集方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4528079A JPS597484B2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | 廃水処理における凝集方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55137011A JPS55137011A (en) | 1980-10-25 |
JPS597484B2 true JPS597484B2 (ja) | 1984-02-18 |
Family
ID=12714888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4528079A Expired JPS597484B2 (ja) | 1979-04-16 | 1979-04-16 | 廃水処理における凝集方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS597484B2 (ja) |
-
1979
- 1979-04-16 JP JP4528079A patent/JPS597484B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55137011A (en) | 1980-10-25 |
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