JPS60238193A - 含油廃水の処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は含油廃水のｉ埋方法に関し、特にノニオン性界
面活性剤を乳化剤として用いた乳化油を含む廃水の処理
方法に関する。

製鉄所、自動車工場１石油化学工場などから排出される
廃水にはエマルジョン型あるいは溶液型の油を含む廃水
が多い。従来、この含油廃水の処理にを１主としてポリ
塩化アルミニウムや硫酸アルミニウムなどの無機凝集剤
が使用されてきた。しかし、無機凝集剤では油分の除去
が困難で多量に使用しなければならなかった。特にノニ
オン性界面活性剤を乳化剤として用いた乳化油を含む廃
水の処理にはほとんど効果がなかった。無機凝集剤の使
用量が多くなるほど。

スラッジ発生量も多くなり、スラッジ処分の効率化が阻
害され、また処分コストも高くなる。

他方、ノニオン性界面活性剤を乳化剤として用いた乳化
油を含む廃水の処理方法として、無機凝集剤とリグニン
スルホン酸塩とを併用する方法（特公昭５２−７８６５
号公報）がある。

この方法によれば、無機凝集剤単独使用に比べ、油分を
効果的に除去することができる。しかし、依然として多
量の無機凝集剤を必要としなければならず、スラッジ処
分の効率化や処分コストの問題は解決されていない。

本発明の目的は、含油廃水、特に処理が困難であったノ
ニオン性界面活性剤を含む含油廃水に対し、少ない薬品
の使用量で十分な処理水質が得られ、スラッジ発生量の
低減が図れる含油廃水の処理方法を提供することにある
。

本発明者らは、含油廃水に対し、リグニンスルホン酸塩
と無機凝集剤にさらにカチオン性高分子凝集剤を併用し
て添加することによって、無機凝集剤の使用量及びスラ
ッジ発生量が大巾に低減できることを見い出し本発明を
完成した。

使用するリグニンスルホン酸塩としてはナトリウム塩、
カリウム塩などが挙げられ、無機凝集剤としては塩化カ
ルシウム、水酸化カルシウム、塩化マグネシウム、ポリ
塩化アルミニウム、硫酸アルミニウム、硫酸第二鉄、硫
酸マグネシウム、塩化第二鉄、ポＩＪ　（ｉ酸鉄などが
挙げられる。

カチオン性高分子凝集剤としてはポリエチレンイミン、
ポリジアリルジメチルアンモニウム塩、エピクロルヒド
リン−アミン縮金物、ジシアンジアミド−ホルマリン縮
合物、アルキレンポリアミン−アルキレンシバライド縮
合物などが挙げられる。

リグニンスルホン酸塩と無機凝集剤の使用割合は１ニア
ないし２：１程度である。カチオン性高分子凝集剤の使
用割合は無機凝集剤の１００部に対して１〜１１０重量
部である。

リグニンスルホン酸塩、無機凝集剤及びカチオン性高分
子凝集剤を含油廃水に添加するとこれらの反応によりフ
ロックが生成する。油分はこのフロックに極めてよく吸
着される。また乳化油を含む廃水の場合、このフロック
による乳化の破壊と油分の吸着が行われる。薬剤の添加
１＠序は特に限定されるものではないが、最初にリグニ
ンスルホン酸塩、次にカチオン性高分子凝集剤、最後に
無機凝集剤とするのが好まし℃・。

このような油分を吸着したフロックを含む水は次に濾過
、遠心分離などの機械的分離、沈降または浮上などの重
力的分離等によって清澄な水と汚泥とに分離される。な
お、上記薬剤の使用によって本発明の目的は達成される
力（、高分子凝集剤を極めて少量添加すればフロック＆
１大きく且つ強固になるので高分子凝集剤を併用すると
よい。

本発明によれば、含油廃水、特に処理カー困難であった
ノニオン性界面活性剤を含む含油廃水を極めて効率よく
処理できる。中でも無機凝集剤及びスラッジ発生量か大
巾に低減でき工業上有利に実施できる。また、本発明で
【ま従来法よりも使用すべき薬剤の種類は多（・もσ）
の、相乗効果により薬剤の少ない総使用量で十分な処理
水質を得ることができる。

天施例 ｒ、Ｌ−ｉｋＮｋ譜ｈ％ｊＭＦＩＥ　Ｆｌ　４８　Ｋ　
−８３２１０ｐｐｌｎ　。

油分８７ｐｐｍ、ノニオン界面活性剤１０　ｐｐｒｎで
ある含油廃水５００属に対して、リグニンスルホン酸ソ
ーダ（以下ＬＳ−Ｎａ　と（ツ）とボ１ノ塩化アルミニ
ウム（以下ＰＡＣと（・う）の両者ならびにＬＳ−Ｎａ
、ＰＡＣ及び７Ｊ５リジア１ノルジメチルアンモニウム
クロライド（以下ＰＤＡＣという）の三者を添加してジ
ャーテストン行った。次にその４００耐をカラム式浮上
装置に移し、高分子凝集剤２ｐｐｍを加え撹拌棒で緩や
かに攪拌した後、空気を溶解した加圧水１−１−０Ｏを
注入してフロックＹ浮上分離した。結果を次表と図に示
した。凝集試験は薬剤添加後ｐｌ（６に調整して行った
。なお、図には表に示した値のみならず、　Ａ　Ｉ−煮
５の各々の系においてＰＡＣの添加に乞変えた場合につ
いてもプロットした。

以下余白 この結果から、濁度１０度前後、油分５　Ｐｐｆｆ’程
度の処理水を得るのに従来法（盃４）ではＰＡＣを８０
０ｐｐｍｅしたのに対して、本発明方法（５５）ではＰ
ＡＣの所要量は半分ですむことが判る。その上、スラッ
ジの発生量も約５０％低減することができた。

【図面の簡単な説明】

図は実施例におけるＰＡＣの各重加骨での除濁効果をグ
ラフ化したものである。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、含油廃水に、リグニンスルホン酸塩、無機凝集剤及
   びカチオン性高分子凝集剤を添加することを特徴とする
   含油廃水の処理方法８２、含油廃水はノニオン性界面活
   性剤を含むものである特許請求の範囲第１項記載の方法
   、３、無機凝集剤はポリ塩化アルミニウム、値酸アルミ
   ニウム、塩化第二鉄から選ばれる少なくとも一種である
   特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の方法。 ４、　カチオン性高分子凝集剤はポリエチレンイミン、
   ポリジアリル−ジメチルアンモニウム塩、エピクロルヒ
   ドリン−アミンｍ会物、ジシアンジアミドーホルマリン
   組合物、アルキレンポリアミン−アルキレンシバライド
   縮会物から選ばれる少なくとも一種である特許請求の範
   囲第１項乃至第３項のいずｎかに記載の方法。